【ES例文あり】長所で「協調性」を伝えるときのポイント

2019/02/21
就活で伝える長所
長所の例文
テストセンター
目次
1.
多くの企業に求められる協調性
2.
‌企業が評価する長所はどんなもの?
3.
‌‌‌協調性があることを伝えるES例文
4.
‌「協調性」という言葉は使うべきではない?
5.
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多くの企業に求められる協調性

‌企業が求める人物像として頻繁に挙げられる協調性。「新卒採用に関するアンケート調査」によると、企業の47.0%が協調性を重視しているというデータも出ています。
出典:経団連「2017 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」(2018年3月28日参照)

‌‌就活生からの人気も上々。エントリーシートや面接で協調性があることをアピールする人は少なくありません。

‌この記事では、長所として協調性があることを伝えるときのポイントを説明します。人気のある長所ですが、伝え方次第で大きく印象が変わるので、注意が必要です。

‌長所はみなさんの選考を突破する上で極めて重要なもの。ぜひ要点を押さえて、自分の長所を伝えるときに役立ててください。

企業が評価する長所はどんなもの?

評価してもらえる長所を考えるためには、そもそも企業がどんな基準で長所を評価しているのか知らなければなりません。企業が評価する長所。それはずばり、企業で働くことになったときに強みになる長所です。

‌‌みなさんが持つ資質が長所になるか否かは、その資質が発揮される場面によって変化します。例えば、「笑顔が良い」という資質を持っていたときに、人と打ち解ける場面では、長所として生きるでしょう。

‌一方で、効率よく仕事をこなすことが求められる場面ではどうでしょうか。笑顔が良いことが長所として発揮されるとは考えにくいです。

企業に伝える長所を考えるときは、企業で仕事をするという場面を想定し、そこで発揮される長所は何かを考えなければなりません。協調性があることをアピールするときも、それがどう仕事で発揮されるかを意識するようにしましょう。

‌協調性があることを伝えるES例文

仕事で生かせる強みを伝える重要性が分かったところで、協調性があることを伝える長所のポイントを説明に入ります。まずは以下の例文を御覧ください。

‌私の長所は、自分が求められている役割を自発的に考え、行動に移せるところです。(①)

学生時代はオーガニックの健康食品を販売している会社で販売員のアルバイトをしていました。健康食品は種類とそれぞれの効能が多岐に渡り、商品知識を正確に把握することが困難です。接客の際にきちんとした説明ができない販売員が多く、本来お買上げいただけたかもしれないお客様に十分な説明ができないことが課題でした。
私はその会社で長く働き商品知識はあったので、それを問題の解決に役立てたいと考えました。商品の知識を分かりやすく網羅的にノートにまとめ、他の従業員が参照できるようプリントアウトしました。また、随時商品情報の上手な伝え方を共有しました。その結果、昨年度の同じ月と比較して、お店全体の売り上げを12%伸ばすことに貢献できました。(②)

社会に出た後も、自分が担える役割は何か考え、積極的に行動したいと考えています。(③)


‌長所を伝えるときは例文のように、3部構成にするのがおすすめです。

‌①私の長所は○○です。

長所を伝えるときに限らず、物事を伝えるときには結論を先に持ってくることが重要です。具体的な説明をだらだらとしてしまうと、結局何が言いたいのか分からず、コミュニケーション能力が疑われてしまいます。

‌「私の長所は○○です。」と先に伝えれば、その後に具体的なエピソードの話をしても問題ありません。いかにして協調性が発揮されたのか説明しているのだと理解してもらえるでしょう。

‌②長所が発揮されたエピソード

‌最初に自分の長所を端的に述べたら、自分の長所が発揮されたエピソードを伝えます。エピソードを伝えるときに大切なのは、自分がどんなことを考えて行動したのかが伝わること。以下の4点を押さえて説明すると、みなさんの思考のプロセスが伝わりやすくなるはずです。

‌・長所が発揮された場面(オーガニック健康食品のアルバイト)
‌・当時抱えていた課題(販売員の知識不足)
‌・自分の取った行動(商品情報を整理したノートの作成等)
‌・自分の行動によってもたらされた結果(売上が12%UP)

‌③長所をどう生かすか

企業が評価する長所は、仕事の現場で発揮できるもの。自分の経験で培った長所がどう生かせるのかを伝えられれば、みなさんの活躍するイメージを想起しやすくなるはずです。

この構成は、どんな長所を伝えるときにも活用できます。みなさんが自分の長所を伝えるときも、この流れに沿って説明できるよう考えてみてください。

‌「協調性」という言葉は使うべきではない?

協調性という言葉を使うか迷っている学生の図協調性を長所として伝えるときの例文を紹介してきましたが、最も注目して欲しいところは、「協調性」というワードを一度も使っていないことです。これには2つの意図があります。

‌(1)他の就活生の長所に埋もれないようにすること

‌1つは、協調性があるという長所を他の就活生も伝えること。面接官は、数十人、数百人単位で就活生から長所を聞くことになります。

‌公平に判断しようとしても、何度も何度も「私の長所は協調性があるところです。」と聞かされたら、「またか。。」という印象を持たれる恐れがあります。他の就活生の長所に埋もれないように工夫して伝える必要があるのです。

‌(2)活躍するイメージを想起しやすくなること

もう1つは、長所から活躍するイメージを想起してもらいやすくなることです。

‌「協調性」は抽象的な言葉であるため、ぼんやりとした印象になってしまいがち。それを、「自分が求められている役割を自発的に考え、行動に移せる」のように、具体的にすることで、仕事をする上で何が強みになるのかが理解しやすくなります。どんな伝え方をすれば自分の長所が伝わりやすくなるのか、今一度考えてみましょう。

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