【就活】短所でマイペースを伝えるには?ポイントや使える例文を紹介

2023/06/19
就活で伝える短所
短所の例文
目次
1.
「あなたの短所は何ですか?」
2.
‌企業が短所を聞く意図
3.
短所を伝える時にやってはいけないこと
4.
短所「マイペース」に面接官が抱く印象は?
5.
‌短所としてマイペースを伝える時の注意点
6.
‌短所「マイペース」を伝える時には
7.
‌【実例】短所「マイペース」をうまく伝えよう
8.
OB訪問で自身の短所の伝え方を知ろう!

「あなたの短所は何ですか?」

面接で短所を聞かれた時、「私の短所はマイペースなことです。」と答える人もいるのではないでしょうか。

しかし、「面接でマイペースだと言ってしまっていいのだろうか」「悪い印象を与えてしまっていないか」など不安に感じる人もいるでしょう。

この記事では、そういった悩みを持つ人に向けて、「マイペース」を効果的に伝えるための方法について解説します。

‌▼関連記事【例文付き】面接対策はもう安心!就活で役立つ「短所」一覧!

‌企業が短所を聞く意図

‌企業はどのような意図で短所について質問してくるのでしょうか。基本的には、以下の2つです。

①企業とのミスマッチがないか確かめるため
②自己理解の深さを確かめるため

この2つのポイントについて、それぞれ具体的に解説していきます。

(1)企業とのミスマッチがないか確かめるため

1つはみなさんと企業にミスマッチがないかを確かめるためです。

企業が学生の合否を決める際の重要な判断軸の1つに、自社の業務内容にフィットしているか否かがあります。短所を知り、自社の業務内容が向いているか否かを判断するのです。
‌例えば、とある企業で営業職の募集をしていたとしましょう。
営業職の募集であるのに関わらず、人付き合いが苦手なことが短所だった場合は、おそらく仕事にフィットしないと判断されるはずです。
‌企業は短所を把握することで、自社の業務がみなさんに合うものなのか判断しています。短所を伝えるときは、そのことを考慮した上で伝えるものを検討する必要がありそうです。

‌(2)自己理解の深さを確かめるため

もう1つは、自己理解の深さを確かめるためです。
‌自己理解がしっかりとできている人は、自分の短所は何で、どのような場面で出てしまうのかを的確に説明できます。これは働く上でなくてはならない能力です。

そのため、自己分析と自己理解を徹底して行い、自身の短所について簡潔に相手に答えられるようにしましょう。

短所を伝える時にやってはいけないこと

やってはいけないことを表す画像
短所を伝える時にやってはいけないことについて解説していきます。

(1)「短所はありません」と伝える

自身の短所について伝えることに抵抗がある人が「短所はありません。」と言ってしまいがちです。

しかし、自己理解が浅いだけでなく、自身の短所に対して改善をしようと心掛けてない人だと思われてしまいかねません。会社側も短所の数などで落とそうとしているわけではないので、自身の短所については相手に伝わるように伝えることを心掛けましょう。

(2)他人に言われたと伝える

自身の短所について、友人や両親に協力をしてもらって考えたという学生も多いかと思います。その分には問題ありませんが「○○から言われたので〜」と伝えてしまうと、結局自身の短所について理解していないと思われてしまうのです。

また、全て他人任せという印象を与えてしまいます。自身の短所を探すために、誰かに相談するなど他人を頼ることは問題ありませんが、わざわざ面接官に伝える必要はありません。あくまで、「自分自身で自覚している」というスタンスで回答してください。

短所「マイペース」に面接官が抱く印象は?

ここまで、面接官が短所を聞く意図や、短所を伝える時の注意点について簡単に解説してきました。

ここでは、「私の短所はマイペースです」と言う人に対して、面接官側が抱くイメージについて解説します。

‌①時間にルーズ 

まず1つ目は、「時間にルーズな人」だという印象です。

自分の軸で生活しているというイメージがあるため、会議の時間に間に合わないなど、社会人として致命的であるという印象を持たれかねません。

②協調性がない

協調性がない」ということは、「自分勝手な人」だとも言い換えることができます

ビジネスにおいては、会社内外問わず様々な関係者の方と共に仕事をする場合が多いです。そういった場面に置いて、独りよがりな人は悪印象を与えかねません。

他にも、以下のような懸念を持たれかねません。

‌短所としてマイペースを伝える時の注意点

面接で短所の伝え方に迷っている様子を表す
それでは、短所としてマイペースと伝える時にはどのように伝えると良いのでしょうか?

ここでは、短所をマイペースと伝えても、良い印象を持ってもらうためのポイントを紹介します。以下の4つのポイントを意識しましょう。
‌以下で1つずつ具体的に解説します。

‌①明らかに仕事に支障が出そうなエピソードは避ける

マイペースを裏付けるエピソードを話すことは重要ですが、明らかに仕事に支障が出そうな
以下の例文をご覧ください。

私の短所はマイペースなところです。
‌学生時代、テニスサークルに所属していたのですが、マイペースな性格なため、練習にしばしば遅れてしまっていました。メンバーに迷惑をかけてしまうこともあるので、注意しようと考えているところです。
‌上の例文は、「マイペース=時間にルーズ」といった内容になっています。
社会に出てから時間を守れないのは致命的です。

このように、仕事として明らかにマイナスの印象となるエピソードは、なるべく避けるようにしましょう。

②改善策が短所を改善するのに有効なのか確認する

就活生が短所を伝えるときに起こりがちなのが、短所とそれを改善するための手段が一致していないというものです。以下の例文を見てみましょう。
「私の短所は、心配性なところです。この短所を改善するため、私はくよくよしないように気をつけています」
‌一見問題がなさそうに見えるかもしれませんが、くよくよしないためにどうするか具体的な対策が講じられていません。

これでは、根性論で短所を直すと言っているのと同じです。短所を解決する方法を伝えるときは、具体的なアクションにまで落とし込み、説明するようにしてください。

‌③長所として見られる部分を探してみる

長所として見られる部分を探し、最後に盛り込んでみるとポジティブで前向きな印象を与えることができます。

例えば、「マイペースで作業を進めるのに時間がかかる」は「慎重に物事を進められて、失敗を防ぐことができた」という長所として見られるのです。

誰にでも短所はあるものなので、悲観的に捉えてしまうと、自分に自信がないのではないかと思われてしまいます。そのため、長所として見られる部分を探して盛り込んでみてください。

ただし、長々と書いたり話したりすると、話がずれてしまうので、1、2行程度にしておきましょう。

④「マイペース」を伝えない方がいい仕事もある

マイペースがマイナスイメージに繋がる仕事もあるので、そういった仕事であえて「マイペース」を伝えないようにしましょう。

例えば、特に時間や規則に厳しい公務員、チームワークが重要視される医療系の職種や、管理を行う職種などです。

‌短所「マイペース」を伝える時には

面接で短所を話す就活生
先ほど、「マイペース」を伝える時の注意点を解説しました。ここでは、「マイペース」を効果的に伝える方法について紹介します。

言い換え表現を使う

「マイペース」という言葉の言い換えを探して伝えてみると、大きく印象は変わります。

言い換えのポイントは、マイペースだと感じたエピソードから探してみることです。例えば、エピソードが「ミスが怖く、ゆっくり行動していた」という場合は、「心配性で慎重に行動する時がある」と言い換えられます。

また、「1つのことに没頭してしまい、周りが見えなくなる時がある」という場合は、「1つの物事に集中しすぎてしまう時がある」と言い換えられるのです。

このようにマイペースと思ったエピソードから言い換えを探すことで、より具体的でわかりやすくなります。

以下で「マイペース」の言い換え例を紹介するので、ご自身のエピソードにマッチするものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

‌言い換え例

・落ち着いている
・ぶれない自分の軸を持っている
・目の前のことに集中できる
・おおらか、穏やか

構成を工夫する

短所を伝える際だけに限らず、話す構成を工夫することで、説得力のある回答をすることができます。
以下が構成例です。

(1)「私の短所は○○です」

まず最初に結論となる短所を伝えます。短所に限らず、就活で何かを伝えるときには結論を先に伝えることを意識するようにしましょう。
‌具体的なエピソードから話し始めてしまう人が多いのですが、聞き手に長ったらしい印象を与えかねません。

(2)短所が出た具体例

最初に短所を伝えたら、その短所が出た具体的な場面について説明します。
ただざっくばらんに説明しても分かりづらいので、以下の3点にまとめて伝えることをおすすめします。
‌・短所が出た場面
‌・自分が起こしてしまった言動
‌・それによって起こってしまった問題
‌・一連の経験から得た学び
‌特に重要なのは経験から得た学びです。これを伝えることで、同じことを起こさないというメッセージを感じ取ってもらえるはずです。

(3)短所を改善するためにしていること

短所の具体的なエピソードを説明したら、それを改善するために何をしているのかを伝えるようにしましょう。
具体的なアクションを示すことで、実際に改善しようとしている姿勢を伝えることができます。

‌【実例】短所「マイペース」をうまく伝えよう

ここまで様々な短所の伝え方を解説してきました。最後に、それをまとめた例文を紹介します。ぜひ参考にして、ご自身の選考対策に活用してください。

例①

私の短所は、「何事も自分のペースで進めてしまいがちなところ」だと自覚しております。

中学高校と部活動でキャプテンを務めてきましたが、チームの一体感が思うように出ず
全く勝てない時期が続きました。そこで振り返ってみたところ、周りの意見や反応を見ずに練習内容を一人で考え、押し付けてしまっていた自分のリーダーとしての姿勢が大きな原因だと気づきました。

それ以降、自分自身の考えを改め、定期的にミーティングを開いてメンバーの意見を取り入れるなどしました。その結果、チームの一体感が増し、地区大会優勝を成し遂げました。

御社に入社できた暁には、この学びを活かして、周りの人やチームメンバーとうまく連携をとり、チームの皆さんと足並みを揃えて仕事を進めて行きたいと思っています。

例②

私の短所は、「一つの物事に熱中しがちで、マルチタスクをこなすのが苦手なところ」だと自覚しています。

大学2年の頃、長期インターンに挑戦し、日々の業務にやりがいを感じながら全力投球していました。その結果、期末テストの勉強が手につかず、学科で下位を争う成績となってしまいました。

‌その反省を活かして、現在は毎朝to doリストを作成して、それに沿って作業をするようにしています。

OB訪問で自身の短所の伝え方を知ろう!

Matcherを紹介する画像

短所や短所としてマイペースを伝える時のポイントや注意点などについてご紹介をしてきました。短所を伝える際に重要なことは、読み手・聞き手に理解をしてもらい納得感を与えることです。

ただ自身の短所についてエピソードはあるものの言語化できなかったり、本当に伝わるのか心配になる学生も多いかと思います。そこで、おススメしたいのがMatcher。

Matcherを紹介する画像

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