【一覧表&例文】面接で長所/短所の答え方に困らないための徹底ガイド

2024/03/21
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就活で伝える短所
長所の例文
短所の例文
目次
1.
なぜ面接で長所と短所を聞かれるのか?
2.
【一覧表】長所と短所の言い換え|MBTI別
3.
【例文】面接での長所と短所の答え方5選
4.
長所と短所を見つける方法
5.
企業が求める長所ランキングTOP10
6.
面接で長所を伝えるときの注意点3選
7.
‌面接で短所を伝えるときの注意点3選
8.
自分の長所をより魅力的に伝えるコツ4選
9.
自分の短所に説得力をもたせるコツ4選
10.
おわりに
面接などで必ずといって良いほど聞かれる長所と短所ですが、答え方に困ったことがある人はいませんか?

本記事では、面接官に好印象を持ってもらえる長所と短所の答え方のポイントを解説します。また、長所や短所一覧や例文もたくさん紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ面接で長所と短所を聞かれるのか?

そもそも、なぜ企業は面接で「長所・短所」について聞いてくるのでしょうか?
企業が質問してくる意図を理解しておくことで、答え方が変わってきます。

企業が面接で長所・短所を聞く意図は、以下の2点です。

・企業にマッチしている人物かを判断したいから
・自分のことを客観視できているか確認したいから

以下でそれぞれ具体的に解説していきます!

企業にマッチしている人物かを判断したいから

企業の採用担当者は、みなさんが求める人物像に合うのか否かを確かめながら面接を進めます

例えば、営業職では「プレゼン力や傾聴力」、コンサルタントには「論理的思考力」など、仕事で必要になる能力があるのかを見極めているのです。

仕事の現場で活躍するイメージがわかなければ、選考を突破する確立は格段に下がってしまいます。その学生が持つ適性と仕事の内容が異なると、ミスマッチによる早期退職や、思うような成果を出せないといった結果を招いてしまうためです。

企業で任せる仕事と学生の性質が合致するかという視点を持ちながら、面接が行われていることを意識してください。

自分のことを客観視できているか確認したいから

人は誰でも、長所・短所を持っているものです。

その中で、自分自身をきちんと振り返り、客観視して理解できている人は「長所を伸ばしながら、短所の克服もしようと努力することができる人」と判断されます

社会に出れば、自分で成長することが求められるため、自分のことを客観視できることが重要なのです。

【一覧表】長所と短所の言い換え|MBTI別

長所と短所は対立しているようで、実は「表裏一体」の関係性にあります。例えば「真面目で優等生」といった長所がある場合は、逆に「頑固で負けず嫌い」といった短所を持っている可能性も高いです。

自分の特性の良い面と悪い面、という表裏一体で長所と短所を面接官に説明すると、「どういう人物か」の印象を濃くつけることができます。

そこで、ここでは長所と短所の言い換え一覧表をMBTI別にご紹介します。「どのMBTIだか分からない/忘れてしまった」という方は、就活の自己分析に役立ちますので、以下のリンクから受けてみてください。

分析家タイプ|長所&短所一覧表

論理的に分析することを重視し、効率的に行動することが得意な分析家タイプ。

ここでは、「建築家(INTJ)」「論理学者(INTP)」「指揮官(ENTJ)」「討論者(ENTP)」の長所と短所の言い換え一覧表をそれぞれご紹介していきます。

‌建築家(INTJ)の長所と短所

建築家タイプの特徴‌自分で色々なことを理解・発見することを好む傾向があると言われる建築家タイプ。そんな建築家(INTJ)の長所と短所一覧表はこちらです。

◎長所
努力家
問題解決能力が高い
物事を客観的に判断できる
知的好奇心が旺盛
計画的に行動できる

◎短所
完璧主義すぎる
個人主義になりがち
相手の気持ちを汲み取るのが苦手
ストレスをためやすい
損得勘定が強い

論理学者(INTP)の長所と短所

論理学者タイプの特徴
‌想像力が豊かで頭の回転が速い、好奇心が旺盛な論理学者タイプ。そんな論理学者(INTP)の長所と短所一覧表はこちらです。

◎長所
想像力が豊かで柔軟性がある
知的好奇心が旺盛
頭の回転が早く、独自の解決策を見つけ出せる
冷静な判断力がある
緻密な作業が得意

◎短所
すぐに飽きやすい
自信を失いやすい
ルールに縛られるのが苦手
個人主義になりがち
考えすぎて、決断に時間がかかる

指揮官(ENTJ)の長所と短所

指揮官タイプの特徴‌持ち前の外向性で周囲を巻き込みながら、確固たる意思で目標達成まで向かっていくことができる指揮官タイプ。そんな指揮官(ENTJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
リーダーシップがある
計画が得意で実行力がある
目的意識が強い
自分に自信がある
戦略的思考力がある

◎短所
他者に厳しい
ドライな性格である
批判的である
威圧的な態度になりやすい
感情的なのが苦手

討論者(ENTP)の長所と短所

討論者タイプの特徴
‌頭の回転が速い上に好奇心が旺盛で、大胆な気質の持ち主である討論者タイプ。そんな討論者(ENTP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
柔軟な発想力がある
頭の回転が早く、周囲を説得するのが得意
探究心が旺盛
困難を楽しめる
芯が強い

◎短所
自分勝手になりがち
反抗的な気質がある
大雑把になりやすい
ストレスに敏感
ルールをきちんと守れない

外交官タイプ|長所&短所一覧表

他者との関係性に重きを置いており、非常に利他的で共感能力の高い外交官タイプ。

ここでは、「提唱者(INFJ)」「仲介者(INFP)」「主人公(ENFJ)」「広報運動家(ENFP)」の長所と短所の言い換え一覧表をそれぞれご紹介していきます。

提唱者(INFJ)の長所と短所

提唱者タイプの特徴‌強い信念を持った理想主義者であり、高い目標を達成しようと努力することができる野心家な提唱者タイプ。そんな提唱者(INFJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
思いやりがある
正義感・責任感が強い
洞察力がある
努力家
判断力が高い

◎短所
物事を後ろ向きに考えがち
引っ込み思案
繊細で心が折れやすい
頑固になりがち
他者を優先しすぎる

仲介者(INFP)の長所と短所

仲介者タイプの特徴
独創的かつ想像力が豊かで、クリエイティビティに長けている仲介者タイプ。そんな仲介者(INFP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
共感力が高く、他者を思いやれる
傾聴力に長けている
クリエイティブなことが得意
何事にも前向きにチャレンジできる
自分の信念に誠実

◎短所
周りからの影響を受けやすい
必要以上に自分のことを責めてしまいがち
後先考えずに行動しがち
飽きっぽい
八方美人になってしまう

主人公(ENFJ)の長所と短所

主人公タイプの特徴‌社交的で共感力に優れており、リーダーシップがある主人公タイプ。そんな主人公(ENFJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
誠実で思いやりがある
積極性、行動力がある
洞察力が高く、人の感情やニーズを汲み取れる
リーダーシップがある
自己主張ができる

◎短所
自己中心的になる場合がある
理想が高すぎる
他者の反応や評価を過度に意識しすぎる
仕切りたがり
抱え込みがちで、自分に負担をかけすぎる

広報運動家(ENFP)の長所と短所

広報運動家タイプの特徴‌明るく楽観的で、人との調和を重視する傾向にある広報運動家タイプ。そんな広報運動家(ENFP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
フレンドリーで協調性がある
観察力がある
想像力や好奇心が旺盛
ポジティブ思考で明るい
ストレス耐久がある

◎短所
飽きっぽい
計画性がない
楽観的で鈍感になりやすい
1人で作業することが苦手
頼みを断れない

番人タイプ|長所&短所一覧表

伝統やルール、秩序を守ることを重視し、安定や調和を求める傾向にある番人タイプ。

ここでは、「管理官(ISTJ)」「擁護者(ISFJ)」「幹部(ESTJ)」「領事官(ESFJ)」の長所と短所の言い換え一覧表をそれぞれご紹介していきます。

管理官(ISTJ)の長所と短所

管理官タイプの特徴‌強い自制心を持ち、目標に向かって最後までやり遂げる力を持っている管理官タイプ。そんな管理官(ISTJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
自己マネジメント能力が高い
目標達成力がある
義務感が強い
計画性がある
真面目で努力家

◎短所
柔軟性が低い
チームプレイが苦手
環境の変化に弱い
思い切った行動ができない
こだわりが強い

擁護者(ISFJ)の長所と短所

擁護者タイプの特徴
繊細で思いやり深く、協調性に優れている傾向のある擁護者タイプ。そんな擁護者(ISFJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
協調性があり、人付き合いが得意
忍耐力がある
勤勉な努力家
分析能力が高い
実行力がある

◎短所
周囲に合わせすぎ、嫌なことでも断れない
積極性が低い
頑張りすぎてしまう
変化に弱い
自分の気持ちをため込みやすい

幹部(ESTJ)の長所と短所

幹部タイプの特徴‌伝統や秩序を大事にし、正義感が強く、人をまとめる能力がある幹部タイプ。そんな幹部(ESTJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
真面目でストイック
リーダーシップがある
社交的で責任感が強い
計画性や論理的思考力がある
目標達成力がある

◎短所
頑固で融通が効かない
自分にも他者にも厳しい完璧主義者
保守的になりがち
他者の気持ちに鈍感
威圧感がある

領事官(ESFJ)の長所と短所

領事館タイプの特徴‌他者とのコミュニケーションが得意で、グループにおいてムードメーカー的な役割を担うことが多い領事官タイプ。そんな領事官(ESFJ)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
平和主義なムードメーカー
周りをサポートするのが得意
秩序を大事にする
気配りが得意
計画性がある

◎短所
想定外の事柄への対応力が低い
周りからの評価に敏感になりがち
断ることが苦手
行動に移すのが苦手
他者に干渉しすぎる

探検家タイプ|長所&短所一覧表

“現在”をどう生きるかに重きを置き、直感や感覚を頼りに新しい経験を求める傾向にある探検家タイプ。

ここでは、「巨匠(ISTP)」「冒険家(ISFP)」「起業家(ESTP)」「エンターテイナー(ESFP)」の長所と短所の言い換え一覧表をそれぞれご紹介していきます。

巨匠(ISTP)の長所と短所

巨匠タイプの特徴‌シャイだけど友好的で、落ち着いているけど好奇心旺盛、といった側面を持っている巨匠タイプ。そんな巨匠(ISTP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
好奇心旺盛で職人気質がある
慎重に物事を考えられる
分析や効率化が得意
問題解決能力が高い
機転が効く柔軟性がある

◎短所
頑固で内向的
緊張しやすい
用心深すぎる
厳格なルールや期限が苦手
感情的な交流が苦手

冒険家(ISFP)の長所と短所

冒険家タイプの特徴
探究心が旺盛で平和主義な一方、規則やルールなど管理の厳しい環境が苦手な冒険家タイプ。そんな冒険家(ISFP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
ものごとを深く探究するのが好き
様々な状況や環境に適応する柔軟性がある
独自の視点で自由な発想ができる
相手の考えを尊重し、調和を大事にする
新しいことに気軽にチャレンジできる

◎短所
計画を立てて実行することが苦手
自由を制限されることが苦手
マイペースすぎる
ルールや制約にストレスを感じやすい
対立やストレスから逃避する傾向がある

起業家(ESTP)の長所と短所

起業家タイプの特徴‌エネルギッシュな行動力があり、逆境にも強い特質をもつ起業家タイプ。そんな起業家(ESTP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
ポジティブで逆境に強い
物怖じせずにチャレンジする行動力がある
周囲をインスパイアしたり説得するのが得意
冷静で合理的な判断ができる
些細な変化に気づく洞察力がある

◎短所
規則やルールの整った環境が苦手
計画性をもって物事に取り組むことが苦手
落ち着きがなく、注意散漫になりがち
目の前のことにしか興味がない
地道な努力が苦手

エンターテイナー(ESFP)の長所と短所

エンターテイナータイプの特徴‌新しいもの好きで美的感覚に優れ、社交的で陽気なエンターテイナータイプ。そんなエンターテイナー(ESFP)の長所と短所の一覧はこちらです。

◎長所
協調性が高くチームワークが得意
常に前向きで好奇心が旺盛
観察力があり、他者の感情に敏感
柔軟で適応力が高い
クリエイティブでユニークな発想がある

◎短所
目先の楽しさ優先で、義務や役割を忘れてしまいがち
長期的な計画や目標が苦手
他者からの批判や否定的な意見に傷つきやすい
飽きっぽい
集中力が長続きしない

【例文】面接での長所と短所の答え方5選

ここからは、長所と短所を面接で聞かれた時の答え方の例文を、5つの特徴のペアでご紹介していきます。

▼紹介する特徴5選
①真面目
 ┗長所:真面目、短所:融通が効かない
②向上心が強い
 ┗長所:向上心が強い、短所:負けず嫌いすぎる
③傾聴力がある
 ┗長所:傾聴力がある、短所:優柔不断
④リーダーシップ
 ┗長所:リーダーシップがある、短所:我が強い
⑤計画性がある
 ┗長所:計画性がある、短所:心配性・慎重

例文①真面目

「長所:真面目、短所:融通が効かない」として答える時の例文をご紹介します。

長所:真面目

私の強みは、「結果にこだわり、ひたむきに努力を継続して行えること」です。(強み)
‌アルバイトで塾の講師として働いていたときにこの強みを発揮しました。その当時、私が任されたクラスは一番学力が低いクラスでした。宿題を出しても誰一人こなさず成績も一向に上がらないという課題がありました。演習量が原因だと踏んだ私は、そこから授業設計の改善に尽力。スタンダードになっていた一方的に講義をするスタイルを変更し、何度も演習を挟み込む形式にしました。当初塾長からは「勝手に変えられては困る」という意見や、乗り気でない生徒の声もありました。そこで授業外での面談や日々の会話を徹底することで生徒から信頼を獲得し、生徒の士気も向上。その結果、校舎内模試で上位クラスの偏差値を抜くことができ、「結果」で塾長を説得することに成功しました。(強みを発揮した経験)
‌このように「目標達成のために努力を絶やさぬ姿勢」は、ノルマ達成が困難であり誰もが諦めてしまうような場面でも、折れずに取り組み続けられることに繋がると考えています。(強みの生かし方)

短所:融通が効かない

私の短所は「融通が効かない」という点です。(弱み)

サークルで代表を任された際に、「自分達の代をもっと盛り上げていこう!」と張り切っていました。いろいろなイベントを企画し、部費などの経理や代表会を含め多くのことをしてまいりました。いい代表になるべく頑張ってきたつもりです。

真面目さが私の長所であると思っていたため、最後まで全力でみんなとやることに重点を置いていたのですが、「みんなの意見ももっと聞いてくれ」というような意見が陰でちらつき始めてしまいました。(弱みが現れた経験)

それからは、各担当制で分担し、責任感のある友人としっかり議論しながら進めていくとともに、アンケートなどを実施し、やりたいイベントなどの声を募ることに意識を向けた結果、出席率が上がり、みんな楽しそうにサークルにきてくれました。(改善の方法や目的)

例文②向上心が強い

「長所:向上心が強い、短所:負けず嫌いすぎる」として答える時の例文をご紹介します。

長所:向上心が強い

私は、目的達成の障害になっている要因を突き止め、その解消のために愚直に行動できる人間です。(強み)
‌学生時代に、所属していた体育会野球部の活動でこの強みを発揮しました。当時は、出来る限りの練習をしているにも関わらず、戦績が芳しくないという課題がありました。他の部員が「とにかく練習するのみ」というスタンスで練習に取り組む中、私は対戦するチームの強みや弱みの分析が足りていな事が原因だと仮定し、他チームの試合映像を自ら録画しに行き、各選手の打席を分析しました。その結果、敵チームの特徴を数値で判断することに成功しました。このデータを基に試合での戦略を立案し、選手からコーチに転向することでチームに貢献した結果、リーグ優勝を果たすことを達成しました。(強みを発揮した経験)
‌このように「問題解決のため他の人よりも愚直に行動できる力」で、貴社のコンサルティング営業に生かせると考えています。顧客の課題を多角的に分析し、より本質をついた提案ができるよう日々考えけられると自負しているからです。強みの生かし方)

短所:負けず嫌いすぎる

私の短所は負けず嫌いすぎるところです。弱み)

勝負意識が強く、何事においても負けたと感じた時はモチベーションが下がり、その相手のことを嫌ってしまうことまでありました。しかし、勝負のようなものは日常茶飯事であり、毎回負けたと感じて相手を嫌っていては人間関係がうまく作れないという問題に直面しました。(弱みが現れた経験)

なんでそこまで相手を嫌ってしまうほど勝負にこだわるのだろうと考えた結果、自分に矢印が向いていないという原因に気づきました。「自分は頑張ったのに負けた」と自分に甘えていたのです。そこから私は負けない努力はもちろんすると同時に、自分の何がいけなかったのかという反省や改善の時間を多く設けることにしました。(改善の方法や目的)

例文③傾聴力がある

「長所:傾聴力がある、短所:優柔不断」として答える時の例文をご紹介します。

長所:傾聴力がある

私の長所は「相手の真意を汲み取る傾聴力」です。(強み)

大学ではサッカー部の主将として部員50名の声に耳を傾けてきました。選手それぞれの不安やチームへの不満を「1on1面談」によって汲み取り、チームの方針や練習内容の改善に活かしました。結果、チームの一体感を高め、最後の大会で関東大会準優勝を果たしました。(強みを発揮した経験)
‌この傾聴力は御社の保険の営業職に活きると考えています。お客さんそれぞれの人生設計に寄り添い、将来への不安を安心に変えられるよう、傾聴力という強みを活かしていきたいです。(強みの生かし方)

短所:優柔不断

私の短所は「周囲の意見を求めすぎるあまり、意思決定力が弱い」点です。(弱み)

‌サッカー部での関東大会決勝の選手起用で、選手の思いや周囲の助言を大事にするあまり、自分の本心とは違う意思決定をし、その選択が裏目に出て、敗北を喫しました。(弱みが現れた経験)

このことから、自分の考えを貫き、意思決定に自信と責任を持つことの大切さを学びました。現在は、就活において、様々な社会人のアドバイスを仰ぎながらも、自分の軸を持って判断するよう心がけています。(改善の方法や目的)

例文④リーダーシップ

「長所:リーダーシップがある、短所:我が強い」として答える時の例文をご紹介します。

長所:リーダーシップがある

私の長所は、「チームをまとめ、目標に向けて引っ張るリーダーシップがある」点です。(強み)

大学時代には、文化祭企画・運営サークルの宣伝代表を務めました。文化祭の参加者数を増やすために、SNSを活用した宣伝活動を実施しました。週に1度、チーム会議を開催してモチベーションの維持を図るとともに、スプレッドシートでチームメンバーのタスクの管理を徹底しました。その結果、メンバー全員が仕事を全うし、コロナ前の1.5倍もの参加者を獲得することができました。(強みを発揮した経験)

この強みを活かして、プロジェクトを任せていただけた際には、目標をぶらさない責任感を持ちながら、メンバーと協力して様々なことを成し遂げていきたいと思っています。(強みの生かし方)

短所:我が強い

私の短所は、「自分の考えや意見を常に持っているため、自分の意見を押し通そうとしてしまう傾向がある」点です。(弱み)

大学時代に所属していたゼミで、ゼミ発表に向けて論文作成を進めていました。自分の考えに固執し、メンバーの意見をあまり聞き入れず、雰囲気が悪くなってしまった時期がありました。納期にはぎりぎり間に合ったものの、メンバーのやる気を削いでしまったこと、雰囲気を悪くしてしまったことを反省しています。(弱みが現れた経験)

このことから、この性格が原因で周囲に迷惑をかけてしまうことを学びました。現在は、ゼミや長期インターンなど多様なコミュニティで活動していますが、自分の意見をしっかりと持ちながらも、周囲の意見を尊重し、話し合うことを心がけています。(改善の方法や目的)

例文⑤計画性がある

「長所:計画性がある、短所:心配性・慎重」として答える時の例文をご紹介します。

長所:計画性がある

私の長所は、「計画を綿密に立て、トラブルなく物事を成功させる用意周到さ」です。(強み)

大学2年生の時、所属していたサークルで合宿企画の担当になりました。事前に複数の候補地を挙げ、予算やスケジュール、サークル員の希望を考慮し、企画担当5名で何度も会議を開き検討しました。また、下見の機会を設け、本番の流れをシミュレーションするとともに、起こりうる問題とそれに対する解決策も考えておきました。その結果、スムーズに合宿を終えることができ、サークル員から満足の声をもらうことができました。(強みを発揮した経験)

御社で働くことができた暁には、この長所を生かして、会議やプレゼンの前には様々な視点から客観視し、入念な準備をして臨みたいと思います。(生かし方)

短所:心配性・慎重

私の短所は、「慎重すぎて何事をするにおいてもあらゆることを心配し、時間がかかってしまう」点だと自覚しています。(弱み)

大学で所属しているゼミで、昨年研究発表を行いました。6人1チームで論文発表に向けて活動していたのですが、あらゆる面からの反論や懸念を述べてしまい、準備を滞らせてしまいました。その結果、結論にうまく着地させることができず、論文完成が資料提出締め切り間際になってしまい、チームメンバーに迷惑をかけてしまいました。(弱みが現れた経験)

このことから、心配性すぎるがゆえに、周囲の人に迷惑をかけてしまうことがあるということを実感しました。現在は、自身の用意周到さを大切にしつつも、常にゴールから逆算して考えること、やるべきことを可視化し、行動するようにしています。(改善の方法や目的)

長所と短所を見つける方法

「自己分析で沼にはまる」というような表現があるほど、自己分析は一朝一夕で終わるようなものではありません。

「長所と短所」も同様に過去の経験を思い返したり、周囲の人に聞いたりして作り上げていくものです。ではどのような方法で作り上げていくことができるのでしょうか。
‌ここでは、「どのようにして長所と短所を見つければいいのかわからない」という方に向けて長所と短所を見つけるための3つの方法をご紹介します。

方法①友達・家族に自分はどんな人か聞く

「何かに熱中している私」
「すごく落ち込んで何もやる気が出ない時の私」

そんな風にいろいろな私を知っている家族や友人はぜひ活用していきましょう。

そういった人たちに、私ってどんな人なの?と聞くのはとても有効であり信憑性も高い手法で「他己分析」と呼ばれています
全てを知っているような家族・友人の助けは「長所や短所」に限らずとても力になるでしょう。自分では気づくことができなかった新しい自分を見つけることができるかもしれませんね!

方法②今までの経験から思い返してみる

過去にあった自分の経験から考えていく方法もとても有効です。

何か熱中したことや興奮した出来事、成功体験や失敗体験など多くの体験をしてきた私たちには、多くの経験が蓄積されています。

「なんで成功することができたんだろう?」
「なんで失敗しちゃったんだろう。」

といった疑問に紐付けて「長所や短所」を導き出すことができるでしょう!

方法③OB・OG訪問を行う

「長所と短所」を見つけていくにあたって「OB・OG訪問」を行うのはとても有効な手段です!

「OB・OG訪問」では、自分の長所や短所を見つけるだけではなく、自分が考えている業界の方とお話をすることで、

「私がその業界にマッチしているのか」
「私の長所はどうやって活かす事ができるのか」

といった視点からアドバイスをもらうことができたりもします!
‌【参考】【就活】OBとOGとは?訪問の基本やおすすめアプリを紹介!

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企業が求める長所ランキングTOP10

面接では、「自分が企業が求める人材である」ということをアピールすることが肝心です。

以下は、企業が選考する過程で重視しているポイントと、学生が実際にアピールしているポイントのアンケート結果です。
企業が選考過程で重視する長所TOP10‌【参考】ダイヤモンド就活ナビ2025『2024卒採用・就職活動の総括』
‌社員は企業という集団に属するもの。そのため「対人コミュニケーション力」や「協調性」が上位にラインクインしています。

組織や集団において成果を出した経験などを長所としてアピールできたら評価が高まりそうですね。

他にも「行動力の高さ」「向上心」「粘り強さ」など、長所としてアピールしやすい項目もランクインしています。ぜひこちらのランキングを参考にして、面接で言う長所と短所を考えてみてください。

面接で長所を伝えるときの注意点3選

面接で長所を伝える際、伝え方によってはあまり良い評価をもらえない可能性があります。
長所についての質問は、応募者の人柄を知り入社後の姿をイメージする上で、最も重要な質問です。
以下の3点には気を付けて、答えられるようにしましょう。

注意点①曖昧でイメージが持てない

長所として答えた回答が漠然としており、長所を発揮している様子がイメージできないことです。
先述した通り、企業は長所を聞くことで、
・入社後活躍できそうか
・会社とマッチしそうか
などを知ろうとしています。

そのため、長所はイメージしやすいように具体的に答えましょう。
例えば、長所は「ポジティブなところです」といっても、意味が広いので見方によっては、ただの楽観主義だと思われてしまう可能性もあります。
さすがに極端な例ですが、「ポジティブさがどんな所で活きたか」を一言にまとめてみるなど、具体化を意識してみてください。

注意点②話が長い

長所について話す際に、自分をアピールしたいがためについ話が長くなってしまいがちです。

ただ面接には時間に限りがあります。また、面接ではどれだけ簡潔にわかりやすく話せるかというコミュニケーション能力についても見ているため、長く話すのは評価されません。

長所を発揮したエピソードは1つに絞り、伝えたいことをまとめるなどして、できるだけ短めに話すことを意識しましょう。

より具体的なことについては、面接官が掘り下げた質問をしてくれるので、安心してください。

注意点③企業で活かせそうにない長所

先述した通り、面接官が長所を聞く意図は、長所が実際に働いた時に活きるのかなど企業との適正を図るためです。
そのため、企業で活かせなさそうな長所は面接では評価されません。
例えば、チームワーク力が必要とされる企業で、集中して黙々と課題に取り組める長所は、その企業で活躍できるイメージは湧かないですよね。

また、企業が求める人物像と長所がマッチしていたとしても、企業側に活躍できるイメージが持てなければ意味がありません。

例文や書き方でも紹介しましたが、長所が企業の働く中でどこに活かせそうかを探し、アピールしましょう。

‌面接で短所を伝えるときの注意点3選

‌短所を伝える時の注意点について、ご紹介します。
短所はマイナスなイメージを与える内容であるため、伝え方が重要です。
是非ご覧ください。

注意点①改善する姿勢が見えない

短所は誰にでもあるものですが、だからといって直す気がないと、成長意欲に欠けるという印象を与えてしまいます。
短所はあっても、それをどう改善しようと行動しているのか、話せるようにしておきましょう。

注意点②長所との繋がりがない

先述した通り、物事は表裏一体なので、当然長所と認識していても、短所と捉えられる部分はあります。
この繋がりがないと、自身について客観的に見られていないと判断されるでしょう。

本記事では、長所と短所の繋がりについてまとめてあるので、是非ご覧ください!

注意点③業務に支障が出るような短所

面接で聞かれたことに対して、応募先企業の業務に支障が出そうな短所は答えないようにしましょう。
例えば、面接で短所を聞かれた時、「仕事が雑です」「少しマイペースです」といった回答では、社会人としてのモラルが欠けていると思われても仕方ありません。

紹介した例文やポイントなどを参考に、短所の改善次第では企業で戦力になれそうな短所を選ぶ、探すようにしましょう。

自分の長所をより魅力的に伝えるコツ4選

長所を答える際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。面接官の印象に残る長所の答え方をマスターしましょう。

コツ①自分の言葉で表現する

あなたの長所について答える時、決してありきたりな模範解答ではいけません。
「自分の言葉」で「自分らしさ」を出すことを意識して語りましょう。
何度も言いますが、面接官は企業に適性があるかどうかを見ています。

あなたの人柄がしっかり見える解答でなければ、面接官の印象に残る可能性は比較的下がってしまうでしょう。

コツ②長所が発揮されたエピソードを話す

上記の話とも似ていますが、面接官に人柄をアピールしていくには「エピソードトーク」は必須です。

過去の経験から、自分の長所を見つけ出すことができたその長所は、あなたの最大の武器になります。

面接官も人間です。教科書通りの話より、その人個人の過去体験がイメージできるようなエピソードだと興味を抱いてくれる可能性がグッと高まります。

長所という武器を手にし、エピソードトークという戦法を理解したあなたなら必ず攻略することができるはずです!

コツ③企業でどう活かすかのイメージが大切

面接官はあなたの人柄を見て、
「我が社でどのような働きをしてくれるか」
を見定めているのです。

従って、エピソードをあなたの言葉で伝えてあげる必要があります。

しかし、それだけでは足りません。
しっかりと企業で働き、採用して良かったと思わせるようなイメージを生み出すことが重要なのです。

だから企業研究は大切であり、自己分析も就活の上で必要不可欠であるのです。
企業側にぜひ採用したい!と思わせるような長所の伝え方を考えていきましょう!

コツ④社会人基礎力を意識した長所を設定する

みなさんは「社会人基礎力」をご存知ですか?

社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」
を意味し、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力から構成されています。
社会人基礎力
現在多くの企業が1つの指針として活用していると考えられるこの「社会人基礎力」は、周囲と差をつける大きな要因となりうるかもしれませんね。


自分の短所に説得力をもたせるコツ4選

今までは最大の武器となる「長所」の魅せ方について触れてきました。
ここからはマイナスイメージのある「短所」についてです。

大前提としてそこまで悲観的に捉える必要はありません!
その点を理解してこの先のポイントの解説をお読みください。

コツ①「素直に」を意識する

自分の短所を開き直って誇示している学生をみてあなたはどう思うでしょうか?
例えば同じ「マイペース」を短所としている学生がいます。

Aさん「私はマイペースなところがあります。周囲に迷惑をかけてしまって経験があるので、今では意識的に周囲が何をして欲しいのか改善を練っています」

Bさん「私はマイペースなところがあります。しかし、自分をしっかりと持っていて、やるべきことに集中することができるところはいいと思っております」

この2者を比較して、共に働きたいと思うのは前者ですね。

業界によってはBさんのような野心に溢れた学生がいいというケースもあるかもしれませんが、人柄を見る面接において素直さをアピールすることは大事な要素だと言えるでしょう

コツ②働く上で問題になるような回答は避ける

先ほど、「素直に」を意識すると述べましたが、仕事に悪影響を及ぼすような短所を話すことは避けましょう

例えば、「よく寝坊をしてしまうことです」「人に馴染めないんです」

といった組織に所属する上や仕事をする上で問題となりうるような回答。これらは避けるべきです。

あくまで企業で働く際のイメージや人柄を伝えていくのが重要なのです。

コツ③問題と改善策をわかりやすく

短所の質問では、企業であなたが働く際にどういったデメリットが生じてしまうのかが、この質問から容易にわかってしまいます。

そのため、短所であげた問題が「なぜ問題なのか」「どうやって改善をしようとしたのか」という部分をわかりやすく伝える必要があるのです。

特に後者である「どうやって改善をしようとしたのか」の方については、きちんと自己の課題を把握し、改善をしようと行動をしたという評価に直結するので、深く考える必要があります

短所のエピソードは一見マイナス印象を与える質問のように思いますが、伝え方次第では好印象を与えることができる質問となっているのです。

コツ④長所に繋がる点を意識する

短所を短所とだけ伝えてしまうのはもったいないです。

短所と長所は表裏一体の関係にあります。

例えば、「融通が効かない」という短所を抱えている人がいたとします。
しかし、裏を返して考えてみると「責任感がある」「最後までやり切る性格」といった長所が見えてきませんか?

長所に繋げるというのはそういう意味です。

短所を単に短所として伝えてしまうよりも、裏返すと長所が見えるような回答をすることができれば、さらなる面接官へのアピールができます

おわりに

今回は選考で必ず聞かれる、長所や短所の伝え方のポイントや注意点、例文についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

‌長所や短所は、人柄を評価する上で重要な要素になってくるので、しっかり準備しておくことが重要です。本記事で述べてきたことを参考に、ご自身を精一杯アピールしてください

‌自分で準備ができたら、本番前やESの提出前に人に話してみたり、面接前に練習してみてください。

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