会社訪問のマナーを伝授|できる就活生と思わせるには?

2023/09/25
会社訪問
企業研究のやり方
就活のメールマナー
就活の服装
目次
1.
‌会社訪問とは?
2.
‌会社訪問の目的は?
3.
会社訪問のハードルが高い人はOBOG訪問をするのもおすすめ
4.
会社訪問の方法
5.
【会社訪問前】当日までに準備しておくべきこと
6.
【会社訪問当日】覚えておきたいマナーを解説‌‌
7.
‌【会社訪問後】お礼の連絡を忘れずに
8.
【ビジネスにも使える】日本特有の会社訪問マナーを紹介
9.
会社訪問をする際によくある疑問
10.
Matcherを使って就活を成功させよう!

‌会社訪問とは?

会社訪問のイメージ‌本選考の前に、企業が会社訪問の場をセッティングしてくれることがあります。会社訪問とは、実際にオフィスを訪れて、企業への理解を深める活動のことです。

多くの場合、インターンや会社説明会の一環で行われます。

‌興味がある会社が会社訪問を募集していたら、ぜひ足を運んでみると良いでしょう。
人事が案内してくれることが多く、良い印象を与えることができれば、その後の選考に良い影響を与えるでしょう。

同じ大学のOB・OGに会いたいと申し出れば、OB訪問の場もセッティングしてくれるかもしれません。

‌一方で、もし会社訪問で悪い印象を与えてしまったらどうでしょう?
OB・OGの紹介はおろか、要注意人物になってしまうかもしれません。

この記事では、このような事態を防ぐため、会社訪問で最低限守るべきマナーをまとめます。しっかりと守って、有意義な会社訪問にしてください。

‌会社訪問の目的は?

目的のイメージ‌会社訪問を実施することで、志望する企業の実際の様子を把握したり、働くイメージを作れたりします。

また、人によっては
「採用担当の方に顔を覚えてもらい、関心のある部署の社員につないでもらえた」
「選考の際に激励の言葉をもらって勇気が出た」
といった経験がある人もいるようです。

会社訪問をすることで、企業理解を深め、納得のいく入社先を見つけることができるでしょう。

【知っておきたい】支店訪問は選考に影響する?

会社訪問と似た概念として「支店訪問」があります。

支店訪問は選考や採用イベントの一環で行われるものです。

金融機関の支店訪問の場合、訪問した学生の発言・行動が評価されている可能性があります。

また、評価対象でなくても面接において「支店訪問はした?」と聞かれることもあるようです。

金融機関を志望する学生は、とくに会社訪問のマナーを理解しておきましょう。


会社訪問のハードルが高い人はOBOG訪問をするのもおすすめ

「いきなり会社を訪問するのはハードルが高い」という人は、まずOBOG訪問をしてみることをおすすめします。

気軽にOBOG訪問をしたい方にはMatcherがおすすめです。

Matcherとは、所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
就職活動において
「近くに頼れる先輩がいない」
‌「OB・OGの人にメールや電話をする勇気がない」
‌「キャリアセンターに行くのが面倒だ」
などの悩みはありませんか?

そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像

会社訪問の方法

アポイントのとり方のイメージ‌会社訪問の目的が分かったところで、会社訪問をする方法を解説します。

基本はナビサイトから応募する

会社説明会を通じて会社に訪問する際はナビサイトや、企業の採用ページからのエントリーが基本です。

志望する企業のHPやナビサイトを定期的に確認し、説明会の募集期間を逃さないようにしましょう。

アポイントはメールで

個人的に会社訪問をして、社員の方のお話を聞きたい場合はメールで依頼します。

企業に突然電話をかけて「会社訪問をさせてください」とお願いするのは避けましょう。

電話で連絡した際に、担当者が不在の可能性もありますし、その場で会社訪問の可否を判断するのは難しいためです。

基本はメールで依頼をし、緊急の連絡や、先方から電話がかかってきた場合にのみ電話を利用するのがベターです。

【会社訪問前】当日までに準備しておくべきこと

会社訪問当日までの5つのマナーの画像まずは、会社訪問で失礼がないように事前に準備すべきことを紹介します。

‌①会社訪問の日程の再確認

会社訪問の日程を確認し、遅刻をしないように準備しましょう。

‌会社訪問であってもなくても遅刻は絶対にしてはいけません。大学生も時間の意識がないわけではありませんが、社会人になると時間に対する意識がより一層シビアになります。
‌就職活動において、採用担当者は、みなさんに社会人としての素養があるかどうかを重視しています。遅刻は社会人としての素養を疑われる行為に他ならないので、絶対にしないよう気をつけましょう。

なお、交通機関の乱れなど、やむを得ない事情で遅刻する場合は、会社訪問を担当してくださる方にできるだけ早く遅れる旨とお詫びをお伝えすることが大切です。

‌②フォーマルな服装を用意する

会社訪問の際はスーツ等、フォーマルなものにしましょう。先にも述べたように、企業の人事はみなさん学生の社会人としての素養を見ています。会社訪問という場において、どのような判断を学生がするのか見ているのです。
ここで見られているのはカッコ良さや可愛らしさではなく、あくまでいち社会人としての礼儀なので、それが表現できる服装にしましょう。
会社訪問にふさわしい服装の詳細は、下記記事を参考にしてください。

会社訪問やOBOG訪問では、学生は、ある程度の会社の情報や業界知識を把握している前提で話が進められることがあります。

次のマナーでも触れますが、質問をする際に、企業や業界について知っておかないと、調べれば分かることを質問してしまうリスクもあります。
リスクを回避するためにも、以下の内容を調べて理解を深めておきましょう。
③業界・企業研究をしておくの画像

④質問を準備しておく

会社訪問を受け入れる企業から見れば、来てくれる学生はそれなりに志望度が高い学生として認識しています。
‌もし、それにも関わらず一切質問が出なかったらどうでしょうか?

会社に興味がないのかとがっかりされてしまうかもしれません。会社側の心象を悪くしてしまうだけでなく、せっかく生の話を聞けるチャンスを逃していることになります。
企業研究で分からなかったことや、純粋に疑問に思うことをざっくばらんに聞いてみましょう。みんなの前で聞くのが恥ずかしければ、会社訪問が終わった後に質問しに行くと良いでしょう。

会社訪問やOB訪問において有効な質問は、下記記事を参考にしてください。

‌⑤会社訪問の受付で横柄な態度はとらない

会社訪問で最初に話すのは受付の方だと思います。
会社訪問の相手ではないからといって、受付で横柄な態度をとってはいけません。

就活生の横柄な態度は、受付担当者を経由して人事担当者の耳に入ります。
もし、人事担当者の耳に入ってしまったら、みなさんがその会社の選考で通過できる可能性は限りなく下がってしまうでしょう。

会社訪問での受付の際は、

‌「本日10時より、〇〇さんに会社訪問のお約束をいただいております、△△と申します。お取り次ぎいただけますと幸いです。」
‌と、丁寧に取り次ぎをお願いしましょう。

【会社訪問当日】覚えておきたいマナーを解説‌‌

ここまで、会社訪問前日までにやっておくべきことをお伝えしました。
ここからは、会社訪問当日のマナーについて6つの段階に分けて紹介していきます。

 1|企業に到着したら

・5〜10分前には到着しておく
・身だしなみのチェックを忘れずに
・コートは事前に脱いでおく

2|受付

・受付や警備員の方に挨拶をする
・携帯電話は、電源OFFか、マナーモード(機内モード)にする

‌会社訪問で最初に話すのは受付の方だと思います。
会社訪問の相手ではないからといって、受付で横柄な態度をとってはいけません。
就活生の横柄な態度は、受付担当者を経由して人事担当者の耳に入ります。

会社訪問での受付の際は、
‌「本日10時より、〇〇さんに会社訪問のお約束をいただいております、△△と申します。お取り次ぎいただけますと幸いです。」
‌と、丁寧に取り次ぎをお願いしましょう。

受付や待合室、トイレでも、すれ違う社員の方に態度や振る舞いが見られています。気をつけましょう

3|控え室

・控え室に案内されてから、次の指示が出るまで待機しておく
・基本的に控え室を出入りするのはNG
・バッグは足元において、姿勢を正す
・呼ばれたら、「はい」と返事をして立ち上がる

‌4|入室

・ドアを軽く3回ノックする
・ドアの開け閉めは静かに行う
・面接官に向けてお辞儀と挨拶をする

上記のマナーと、キビキビとした動作と笑顔が、あなたの第一印象を決めます。

5|面談・面接

・「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言い着席をする
・背筋を伸ばす、椅子にもたれかけない
・相手の目をみて聞き、話す
・相槌や頷きを意識して行う
・言葉遣いに注意

6|退室

・面接・面談の終了後、「はい、ありがとうございました」とお礼を言い、立つ
・椅子の横に立ち、改めて面接のお礼と「よろしくお願いします」と伝える
・ドアのところで、「失礼いたします」と言い、ドアの開閉を丁寧に行い退室する

‌【会社訪問後】お礼の連絡を忘れずに

個人的にアポイントを取って実施した会社訪問については、必ず当日中にお礼のメールを送りましょう。
お礼メールも依頼時と同様にビジネスマナーを守った文章を心掛けましょう。

なお、説明会や、企業イベントの一環で会社訪問をした際は基本的にお礼メールは不要です。

【ビジネスにも使える】日本特有の会社訪問マナーを紹介

【上級者向け】日本特有の会社訪問マナーを紹介の画像
‌最後に、会社訪問のマナーで、学生の時から知っておいて損はない、上級者向けのマナーを紹介します。
社会人になってからも使える会社訪問のマナーなので、チェックしてみてください。‌

‌上着を脱ぐタイミング

上着は、オフィスに入る前に脱いでおきましょう。
上着は、裏地を表にして、二つ折りにして、片腕に掛けます
冬場は、マフラーや手袋も脱いでおき、鞄の中にしまっておきましょう。

会議室ではコートをカバンの上に置く

会議室などの面接を行う場所に案内されたら上着は、自分の鞄の上に置くことがベストです。

地面に直接置くことは避けましょう。机に置くこともNGです。
もし、「ハンガーを使っていいよ」と言われた場合は、お礼を言い、使わせてもらいましょう。

名刺を受け取った場合

ここでは、名刺を受け取った場合のマナーについて紹介します。
今後OBOG訪問で名刺をもらったり、役員面接で名刺をもらったりする場合があるので、名刺のマナーは、知っておいて損はないです。

1.まずは、両手で名刺を受け取ります。

お相手が立ったら必ず、立って名刺を受け取りましょう。
「ありがとうございます」と言い、笑顔で相手の顔を見ます。

2.部署名やお名前の読み方がわからない場合は

「なんとお読みすればよろしいでしょうか」と聞きましょう。

3.話の間はずっと机の上に置きます。

手帳やノートを机の上においている場合は、その上側(相手側)に置きます
数名の方からもらった場合は、相手のいる順番に合わせて名刺を机の上に並べます。

以上、上級者向けの企業訪問マナーを紹介しました。
今までの経験で、なかなか教えてもらうことがなかったマナーが多くあったと思います。
最初から全部のマナーができている学生はいません。

マナーだけに気を取られずに最低限のマナーを押さえて、ありのままの自分を表現してみると良いのかもしれません。
きっと面接官はあなたに良い印象を持ってくれるでしょう。

会社訪問のアポイントや会社訪問後のお礼のメールの方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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