質問80選|座談会で好印象を残す質問例と知っておくべき就活マナー

2024/09/30
座談会
企業研究のやり方
目次
1.
座談会とは
2.
企業が座談会を開催する3つの目的
3.
座談会で質問をするメリット
4.
座談会で質問をする時の基本的なルール・マナー
5.
【ジャンル別】企業の座談会でするべき質問集80選
6.
座談会の質問や態度で好印象を残す方法‌
7.
座談会前に準備すること
8.
まとめ
企業が説明会の後のイベントとして開催する座談会。
座談会とは、学生と社員がコミュニケーションをとれる場で、学生が社員に対して質問をすることができます。
この座談会は一見企業のちょっとしたイベントのようですが、内定に繋がる貴重な時間です。
本記事では、そんな貴重な時間を無駄にしないため企業の座談会について、好印象を残す質問例やNG質問、就活の基本的なマナーを解説していきます。

この記事でわかること
・座談会とは何か、目的
・座談会での基本的なマナー
・座談会で印象を残すための質問例一覧
・座談会の参加や質問が出来なかった時の対処法

座談会とは

座談会は、就活生が実際に働く社員と交流できる機会です。
若手社員から管理職に就く年次の高い社員まで様々な年齢層の社員の話を聞くことができます。
説明会や面接と比較すると、カジュアルな雰囲気で企業と双方向のコミュニケーションを取ることができます。

座談会は「説明会のあとに行う座談会」「会社説明会と合わせて行う座談会」「選考途中で行う座談会」の3つの形式で行われることが多いです。

ほとんどの企業が説明会のあとに座談会を行っており、説明会に参加することで座談会にも参加できることが多いです。

説明会やインターンとの違い

「企業説明会」は、その名の通り企業が学生に、その企業が何をしているのか、何に貢献しているかなど企業について知ってもらうことが目的です。
「インターンシップ」は、学生が就業前に企業で「就業体験」を通して、適性を図ったり業務に対するイメージとのギャップをなくすことを目的としています。

また、説明会は、新卒担当の社員の方が登壇することが多いのですが、座談会では、実際に現場で働いている方が登壇してくれることが多いです。

株式会社ウィビットの参加した就活イベントに関する調査では、満足度の高い就活イベントは「企業のインターン」と答える人が多く、その中でも満足度の高いコンテンツとして、「先輩社員との座談会」が最も高い割合を占めています。
インターンシップにおける満足度の高いコンテンツ

‌座談会は、学生と社員の交流会のような目的で、実施する企業が多いため、働く環境や実際に働いていて感じることなどについてのリアルな情報を聞くことができます。
他の就活イベントに比べて、座談会はリラックスして参加できるイベントですが、決して気を抜いていい時間ではありません。

‌選考へ影響する場合もある

座談会はフランクな雰囲気で行われることが多く、学生と社員が比較的近い距離感で話せるため、学生の普段の姿を見やすく、その姿を選考の評価要素にする企業も多いです。

座談会の場で沢山質問をして、企業理解に努める学生は「入社志望度の高い学生だ」という好印象を残せるでしょう。

企業が座談会を開催する3つの目的

‌企業がわざわざ社員の時間を割いて、説明会やインターンとは別に座談会を開く目的は以下の3つです。

▼座談会を開催する3つの目的
‌①企業の魅力をアピールしたい
‌②社員と交流をさせることでミスマッチを減らしたい
‌③学生の人柄が知りたい

‌①企業の魅力をアピールしたい

会社説明会やインターンでは内容にもよりますが、企業の表面的な魅力しかアピールできないことが多いです。

座談会は、社員との交流を通じて
・社風
・社員の特徴
・社員が所属する部署の具体的な業務内容
・ワークライフバランス
など、会社説明会では伝えづらい魅力をアピールできます。

②社員と交流をさせることでミスマッチを減らしたい

企業は1つの組織なので、人間関係の構築が必要です。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、社会人1〜3年目で、過去3年以内に自己都合で退職をしたことがある人の退職理由は以下のようになりました。
新卒3年以内の人に聞く退職理由

「人間関係が良くない、合わない」や「上司と合わない」といった人間関係に関しての退職理由が合わせて29%です。

実際に社員交流をすることで、学生にどんな特徴や雰囲気を持った社員がいるのかを知ってもらうことができ、ミスマッチを防止しています。

③学生の人柄が知りたい

会社説明会やその後の選考で、学生は緊張でなかなか自分をさらけ出すことができません。
本記事の冒頭でも説明しましたが、座談会は会社説明会やインターンとは異なりフランクな場で行われることから、学生の人柄が見えやすいです。

座談会で質問をするメリット

座談会では、先輩社員に質問をするタイミングが設けられます。

座談会で質問をすることで、就活においてどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

▼座談会で質問をするメリット
①企業の求める人物像が具体的に分かる
②社員の本音に触れられる
③採用担当者に覚えてもらえる

以下で詳しく解説していきます。

①企業の求める人物像が具体的に分かる

実際に働いている社員の話を聞くことで、企業の求める人物像を具体的に知ることができます。

インターネットで調べることができる情報は、企業からの一方通行になってしまいます。
座談会では、求める人物像や働き方について等、分からない部分をより深く質問することができるため、文章だけではイメージできなかった部分まで、具体的にイメージできるようになるでしょう。

②社員の本音に触れられる

面接や説明会と比較すると、和やかな雰囲気で進むことが多いため、聞きたいことが聞きやすい雰囲気であると言えます。

社員の方のお話も、形式的ではないため、本音を聞きやすいです。

先輩社員の入社を決めた理由や入社後のギャップについて聞いておくと、自分の就職活動をより有意義に伝えることができるでしょう。

③採用担当者に覚えてもらえる

座談会に参加する社員は選考に関与している場合もあります。
そのため、座談会で好印象だと、選考に際して一歩リードした状態になれる可能性があります。

マナーを守って積極的にコミュニケーションを取ることで、採用担当者に覚えてもらいましょう。

座談会で質問をする時の基本的なルール・マナー

‌座談会は良くも悪くも印象を残しやすい場です。
そのため、悪い印象を与えないように、座談会における基本的なルール・マナーを抑えておくことは大変必要になります。
‌是非、参加する前に準備としてご覧になってください!

▼基本的なルール・マナー
①決まった質問の流れを守る
②自分ばかり発言をしない
③オープンクエスチョンを意識する
④調べた上でわからないことを質問する
⑤社員の年次や部署に合った内容にする
⑥プライベートに踏み込んだ質問は避ける

以下で詳しく解説していきます。
①決まった質問の流れを守る
座談会の形式にもよりますが、一般的には以下のような流れで質問を行います。

▼質問の流れ
①挙手する
②挨拶・お礼を述べる
③学校名・氏名を述べる
④質問をする
⑤回答をもらったら、再度お礼を述べる

▼例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
〇〇大学の△△△△と申します。

~~に関して、〇〇さんにご質問がございます。
(質問をする〜回答をもらう)

ご教示いただきありがとうございました。

質問は皆に聞こえるよう、大きな声ではきはきと伝えましょう。
回答内容に関して分からないことがあれば、追加の質問をしても問題ありません。

➁自分ばかり発言をしない

座談会の時間は限られているので、他の学生も質問ができるよう、配慮しましょう。
1人でたくさんの質問をしたり、先輩社員と二人で長々と話したり等はマナー違反です。

質問をする際は、結論を先に述べ、その後簡潔に説明することが重要です。

たくさん質問したいことがある場合は、質問リストを作成し、優先順位を決めておくことをおすすめします。

➂オープンクエスチョンを意識する

座談会での質問は、回答の制限がない、相手が自由に答えることができる質問を行いましょう。

座談会は説明会や選考と比較して、和やかな雰囲気で進むことが多いです。

だからこそ、「はい・いいえ」でこたえられるような質問ではなく、オープンクエスチョンをすることで、たくさんの情報を引き出すことができるでしょう。

これにより、他の学生も関連した質問がしやすくなり、活発的に対話することができます。

➃調べた上でわからないことを質問する

社員座談会は忙しい社員の時間を割いて設けられた機会です。
そのため、その座談会でしか聞けないような、質問をしましょう。
‌企業サイトや、説明会資料に書いてあるような以下の質問は避けてください。

・企業理念やビジョン、求める人物像などHPに書いてあること
・福利厚生
・売上傾向
・離職率
・有給取得率
・平均年収
など
ただし、HPを読み込んだものの理解できない、具体的なことを知りたいなどの場合は、積極的に質問していきましょう。
この後、座談会でするべき質問をまとめて紹介していきます!

➄社員の年次や部署に合った内容にする

座談会に参加している社員や役員も、全ての部署や役職者の仕事内容は把握していません。
そのため、その社員が所属する部署や年次以外の質問は避けましょう。

きっと「座談会に参加したのに興味がある部署の社員が参加していない」ということもあるかと思います。
そんな時は
・社員や人事部に軽く聞いてみるか繋げてもらう
・OBOG訪問をする
などして対処しましょう。

⑥プライベートに踏み込んだ質問は避ける

社員座談会でプライベートに関する質問はしないようにしましょう。
ワークライフバランスに関する「普段休みの日は何されていますか?」「有給は消化できていますか?」などの質問は問題ありません。

ただ「彼女はいますか?」「休みの日のスケジュールを教えてください」など、相手が不快になったり、今後の就活に必要がなさそうな質問は避けてください。

【ジャンル別】企業の座談会でするべき質問集80選

‌「座談会で質問したいけど、思いつかない!」
という方も多いのではないでしょうか?
内定獲得を狙う中で、絶対に外せない座談会でするべき質問を内容別にまとめたので、是非参考にしてみてください!

事業・業務内容に関する質問

・競合他社と比較した御社の強みを教えていただきたいです。
・御社の製品(orサービス)の開発に至った経緯を教えていただきたいです。
・○○さんの所属する営業部では主に○○をするとHPで拝見しましたが、実際にはどんなことをやっているのか、具体的な業務について教えてください。
・日々の業務を進めるうえで、特に気を付けていることはありますか。
・1日のスケジュール、もしくは仕事の流れについて教えてください。

社風に関する質問

・○○さんは御社がどのような社風や雰囲気があると感じていますか?
・普段上司の方や部署の方とは、どのようなコミュニケーションをされていますか?
・社員同士の交流は多い方ですか?
・御社はどのような人柄を持つ人が多いですか?

人物像に関する質問

・どのような強みやスキルを持った人が活躍されていると感じますか?
・学生時代の経験を仕事に活かせたことがあれば教えていただきたいです。
・これまでの経験で仕事に活かせたことがあれば教えていただきたいです。

就活に関する質問

・○○様が御社を志望された理由や入社の決め手となったことがあればお伺いしたいです。
⇒志望動機で悩んでいる時に有効
・○○様の企業選びの軸とされていたことをお聞きしたいです。
・他社の選考と比較をして、御社の選考で印象的だった点はありますか?
⇒選考対策で何をしていいかわからない時に有効
・ガクチカなどではどんなことを話されていましたか?
⇒自分のガクチカに自信がない時に有効

社員の年次・役職に関する質問

若手社員、中堅社員、管理職社員に分けて、それぞれご紹介します!

<若手社員向け>

・学生の時に、御社に入社するために行った対策があれば教えていただきたいです。
・OB・OG訪問は何人におこないましたか?
・新入社員の内から活躍するために気を付けるべきことがあれば教えてください。
・○○様が新入社員の時から成長したと感じられていることがあれば教えていただきたいです。
・入社してからの経験で特に印象に残っている瞬間や成果のエピソードはありますか?
・仕事の中でストレスを感じることがある場合、どのように対処していますか?
・将来のキャリアや成長に向けて、どのような目標をもっていますか?
・新入社員の時に直面した困難な状況はどのように乗り越えましたか?

〈中堅社員向け〉

・仕事における役割や責任において、どのようなスキルや能力を特に重視していますか?
・御社の成長や成功に貢献するために重要視するリーダーシップのスタイルや特徴は何ですか?
・企業のバリューを具現化するために、日々の業務にどのような心掛けを持っていますか?
・プロジェクトをリードした経験があれば、その中で特に重要だと感じたリーダーシップスキルを教えてください。
・御社が採用する新入社員に対して、特に重要だと思う特性や能力は何ですか?

‌<管理職社員向け>

・新入社員にはどのようなことを期待しますか?
・これまでのキャリアを教えてください。
・マネジメントをする上で大変なことはありますか?
・結果を残している部下の特徴はなんですか?
・チームメンバーに対して、どのようなサポートや育成プランを立てていますか?
・自社の文化や風土において改善したいと考える点があれば教えてください。
・御社のビジネス戦略に対して、具体的にどのような役割を果たしていますか?

職種別の質問

営業職、企画職、事務系職種、IT・エンジニア職に分けてご紹介します。

<営業職>

・顧客との交渉するうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
・商品(サービス)の良さをアピールするために、心掛けていることはありますか?
・対企業への営業課、対個人への営業で、それぞれどのような対応力が必要になりますか?
・顧客との関係構築において、特に重要だと感じるコミュニケーションスキルやアプローチは何ですか?
・難しい商談やクレーム対応に直面した際、どのようにして解決策を見つけましたか?
・競合他社との差別化を図るために、営業プレゼンテーションや提案書において工夫している点は何ですか?
・営業プロセスにおいて、特に重要だと感じるタイムマネジメントや優先順位付けの方法は何ですか?

<企画職>

・他部署との調整のうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
・ニーズを汲み取って形にするには相当な労力がいると思います。どのようなスキルや強みがあれば達成できるのかご教示いただきたいです。
・ニーズを汲み取るうえで注意していることがあれば教えていただきたいです。
・企画立案において、御社の競合他社との差別化を図るために工夫している点は何ですか?
・企画立案やプロジェクト進行において、特に難しかった課題や障害にどのように対処しましたか?
・企画系の職種としてのキャリアパスや成長に向けて、新たな目標や展望がありますか?

<事務系職種>

・細かい気配りが重要だと存じますが、普段どんなことに気を配ろうと意識されていますか?
・作業手順に加え、社員の特徴など覚えることが多いと思いますが、それをこなすコツがあれば教えていただきたいです。
・ルーティンワークがメインと考えていますが、集中力を保つ工夫などされていれば教えていただきたいです。
・自己成長やスキルアップに取り組んでいることがありますか?具体的な取り組みは何ですか?
・事務管理系の職種としてのキャリアパスや成長に向けて、新たな目標や展望がありますか?
・チームや部署の効率的な運営や組織を円滑にするために心がけていることはありますか?

〈IT・エンジニア職〉

・難しい技術的な問題に直面した際、どのようにして解決策を見つけましたか?
・ソフトウェアやシステムの開発において、特に重要だと感じる工程やステップは何ですか?
・チームと協力してプロジェクトを進める際、特に重要だと思うコミュニケーションスキルは何ですか?
・自己成長やスキルアップに取り組むためにどのような学習や研修を行っていますか?
・プロジェクトの成功に向けて、どのようなリスクマネジメントのアプローチを取っていますか?
・チーム内で知識共有を強化するためにどのような取り組みを行っていますか?

業界別の質問

IT業界、不動産業界、食品業界、コンサル業界に分けてご紹介します。

‌〈IT業界〉

・御社の〇〇アプリの開発に興味があります。入社してどれぐらいの時期から携わることができますか?
・IT技術は日進月歩で変化していくと思いますが、キャッチアップするために気を付けていることがあれば教えていただきたいです。
・ITの知識や技術の他に今の学生に求めている大切なものはありますか?

〈不動産業界〉

・御社の〇〇の地域を手掛けるに当たって印象に残っているエピソードを教えてください。
・入社するまでに学んでおくべき不動産に関する知識や資格はありますか?
・地方と都市部の2極化について、私は・・・と思うのですが、〇〇さんはどう思いますか?

〈食品業界〉

・他社の食品メーカーと比べて、御社の方が優れている点をお伺いしたいです。
・今後の食品業界の将来性について、〇〇さん自身のお考えをお聞きしたいです。
・20代で活躍されている御社の営業マンの事例を教えてください。

〈コンサル業界〉

・御社が考える成長するコンサルの特徴はありますか?
・御社が手掛けている案件の中で、最も難しいと感じた案件は何ですか?
・御社に入社して、〇〇のスキルを身につけることができると考えています。その点について、どうお考えでしょうか?

聞くのに注意が必要な質問

座談会での質問では、聞き方に注意が必要な内容があります。
クッション言葉や前置き、遠回しな表現を使って、聞くようにしましょう。

▼座談会で注意が必要な質問
・残業について
・福利厚生について
・研修制度について
・仕事でつらいことについて

以下で詳しく説明していきます。

残業に関する質問

残業時間の少ない企業で働きたいと思う人も多いのではないでしょうか?
座談会で実際に働く社員の方の残業時間を目安としたいと考える人も多いでしょう。

しかし、あまり直接的に聞きすぎると、積極的に働こうという意識がないと判断されてしまうことがあります。

残業について質問をしたいときは以下の例を参考にしながら工夫してみてください。

▼質問例
・仕事に集中して取り組むためにワークライフバランスを重視したいと考えているのですが、御社では充実していますか?
・出社から退勤までの平均的な1日のスケジュールを教えてください。

福利厚生に関する質問

福利厚生が充実しているかも気になりますよね。
ただし、企業は事業内容や仕事に魅力を感じて入社してほしいと思っています。
福利厚生について直接的に質問をすると、悪印象を持たれてしまう可能性があります。

以下の例を参考に質問をしてみてください。

▼質問例
・もし、御社に入社させていただけたら、長く働かせていただきたいと考えているのですが、〇〇という制度はどのように活用されていますか?
・福利厚生が充実していると伺ったのですが、どのような制度をよく利用されていますか?

研修制度に関する質問

研修制度について質問をする際には、「会社に育ててもらう」という印象が伝わらないように工夫しましょう。
あくまでも「自分で成長する」意識を伝えることが大切です。

▼質問例
・少しでも早く貢献するため、スキルアップに力を入れたいのですが、〇〇という制度を活用されましたか?
・入社後すぐに活躍するkとを目指しており、研修制度を企業選びの軸としているのですが、どのような研修がありますか?

仕事つらいことに関する質問

働く上でネガティブな面も気になりますよね。
社員の方が実際どのような場面で仕事をつらいと思ったのか、聞きたい人も多いと思います。
ネガティブな意見を聞く時は、前向きな考えもいっしょに聞けるような質問をするように意識しましょう。

▼質問例
・仕事をするうえで苦労したこと、大変だったことは何ですか?また、どのような行動・工夫でその困難を乗り越えましたか?

座談会で質問ができなかったらOB・OG訪問

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座談会の質問や態度で好印象を残す方法‌

‌座談会での態度や参加に対する意欲が直接合否に関わる、優遇されるといったケースは少ないです。
ただ、好印象を残すことができれば、採用担当者に覚えてもらうことができ、選考で評価してもらえる可能性も高いです。

実際に、企業からの内定報告の電話の際に半年以上も前に参加した座談会での態度を高く評価してもらったという事例があります。
是非、座談会で好印象を残せるように工夫できることは積極的に行いましょう!

▼好印象を残す方法
①質問する時に質問の意図も説明する
②話しやすい雰囲気をつくる
③メモをとる

以下で詳しく説明していきます。

①質問する時に質問の意図も説明する

どんなに質問数が多くても、質問する背景が不明瞭であれば答える側の気分も良くないでしょう。
なぜこの質問をするのか、質問する意図を提示した上で質問することで、相手も答える価値を見出しやすくなります。

実はただ質問だけをする学生は多いので、意図について説明しながら質問できると印象は残りやすいです。

▼質問例
私はこれまで大学の教授や部活動などでコミュニケーション力が高いことについて褒められることが多く、長所として自負しております。このコミュニケーション力は御社の営業職の仕事のなかでどんな時に活かせますか?

②話しやすい雰囲気をつくる

説明会やインターンよりもフランクな雰囲気で行われる座談会とはいえ、就活生が集まっているため静かな雰囲気になりがちです。

「誰かが質問しないと始まらない」状況を打破するために、
・就活生の中で一番初めに話す
・登壇社員の話に対してリアクションをとる
・笑顔で話すことを意識する
などしてみましょう。

こういった気遣える力は社会人になってからも高く評価されるので、良い印象を残せます。

③メモをとる

座談会でメモを取ることは、集中していることや、相手の話を聞き取る姿勢をアピールできるため、良い印象を持たれることに繋がります。

そもそも就活生が座談会で質問する背景には、選考の際に役立つ情報がほしいことを登壇社員もわかっています。
‌メモをしない学生は、「選考に参加する気はないのか」「企業に興味はないのか」と思われてしまい、あまり良い印象は持たれないでしょう。

メモを取る際に注意してほしい場面は、オンライン座談会の時です。
‌オンライン上で座談会が開催される場合、メモをPCで取る方がいるかもしれません。
‌PCで取ることに問題はありませんが、目線がカメラから離れることがあるため、メモを取っていることが分かりにくく印象が悪いと感じる社員の方もいるでしょう。

そのため、なるべく紙でメモを取るようにしましょう。「紙だとメモが取りづらいからPCが良い」という方は、質問の際に予めPCでメモを取っていることを伝えてみると安心ですね。

座談会前に準備すること

最後に座談会前に準備することで重要な企業研究のやり方についてお話しします。

①企業ホームページを読み込む

まず、企業研究をする上でやるべきことは、企業のホームページを読み込むことです。

基本的な企業概要から目を通して、事業内容や経営理念を理解します。
その後、最新情報や将来性についてチェックします。読みながら、疑問点や気になる点が出てきたら、メモをしておきましょう。

座談会では、上記で情報収集した内容の確認や気になる点を聞くことをおすすめします。
座談会の参加前は企業研究をしっかりと行うことが大切です。是非時間をかけて企業研究をしましょう。

②OB・OG訪問

‌座談会をより密度の濃い時間にするためには、企業に関する前提知識をある程度持った状態で参加することが重要です。
ある程度知識を持った上で参加することで、より深い質問ができます。

企業研究の方法は様々ですが、おすすめの方法としてはOB・OG訪問です。OB・OG訪問は、企業説明会とは異なり1対1のため
・リアルな声を聞ける
・周囲の就活生が気にならない
・採用担当者からの評価が気にならない
など、質問がしやすい環境です。

また、就業経験のない学生が企業研究を行うと、集中を切らしてしまう傾向にあります。
会話形式で行うことで、より集中力を保ちながら企業研究を行えるでしょう。

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まとめ

座談会は、決して選考に関係ない場ではなく、質問内容や態度で、今後の選考につながる可能性があることをお分かりいただけたでしょうか。

以上、本記事の座談会で聞くべき質問を参考にして、自分の興味や関心に合わせて質問を作成してみましょう。


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