
【質問45選】座談会で好印象を残す質問と知っておくべきマナー
2023/10/30
目次
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企業が開催する「座談会」とは?

座談会とは、学生と社員がコミュニケーションをとれる場で、学生が社員に対して質問をすることができます。
この座談会は一見企業のちょっとしたイベントのようですが、内定に繋がる貴重な時間です。
本記事では、そんな貴重な時間を無駄にしないため企業の座談会について網羅的に解説します!
この記事でわかること
・座談会とは何か、目的
・座談会での基本的なマナー
・座談会で印象を残すための質問例一覧
・座談会の参加や質問が出来なかった時の対処法
説明会やインターンとの違い
「企業説明会」は、その名の通り企業が学生に、その企業が何をしているのか、何に貢献しているかなど企業について知ってもらうことが目的です。
「インターンシップ」は、学生が就業前に企業で「就業体験」を通して、適性を図ったり業務に対するイメージとのギャップをなくすことを目的としています。
また、説明会は、新卒担当の社員の方が登壇することが多いのですが、座談会では、実際に現場で働いている方が登壇してくれることが多いです。
株式会社ウィビットの参加した就活イベントに関する調査では、満足度の高い就活イベントは「企業のインターン」と答える人が多く、その中でも満足度の高いコンテンツとして、「先輩社員との座談会」が最も高い割合を占めています。
【参考】Wivid Career Design LABO【大学生の本音調査 vol.13】就活生が選ぶ理想的な就活イベントとは?PR TIMES
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座談会は、学生と社員の交流会のような目的で、実施する企業が多いため、働く環境や実際に働いていて感じることなどについてのリアルな情報を聞くことができます。
他の就活イベントに比べて、座談会はリラックスして参加できるイベントですが、決して気を抜いていい時間ではありません。
選考へ影響する場合もある
座談会はフランクな雰囲気で行われることが多く、学生と社員が比較的近い距離感で話せるため、学生の普段の姿を見やすく、その姿を選考の評価要素にする企業も多いです。
座談会の場で沢山質問をして、企業理解に努める学生は「入社志望度の高い学生だ」という好印象を残せるでしょう。
企業が座談会を開催する3つの目的

①企業の魅力をアピールしたい
会社説明会やインターンでは内容にもよりますが、企業の表面的な魅力しかアピールできないことが多いです。
座談会は、社員との交流を通じて
・社風
・社員の特徴
・社員が所属する部署の具体的な業務内容
・ワークライフバランス
など、会社説明会では伝えづらい魅力をアピールできます。
②社員と交流をさせることでミスマッチを減らしたい
企業は1つの組織なので、人間関係の構築が必要です。
少し前のデータですが、平成29年度(2017年)の内閣府の調査によれば、初職の離職理由で様々な理由がある中「人間関係がよくなかったため」が23.7%で2番目に多いという結果でした。
これだけ働く中で人間関係は大きく影響しているのです。
社員との交流を通じて、学生にどんな特徴や雰囲気を持った社員がいるのかを知ってもらうことで、ミスマッチの防止を図っています。
③学生の人柄が知りたい
会社説明会やその後の選考で、学生は緊張でなかなか自分をさらけ出すことができません。
本記事の冒頭でも説明しましたが、座談会は会社説明会やインターンとは異なりフランクな場で行われることから、学生の人柄が見えやすいです。
座談会で質問をする時の基本的なマナー

そのため、悪い印象を与えないように、座談会における基本的なマナーを抑えておくことは大変必要になります。
是非、参加する前に準備としてご覧になってください!
是非、参加する前に準備としてご覧になってください!
①調べた上でわからないことを質問する
社員座談会は忙しい社員の時間を割いて設けられた機会です。
そのため、その座談会でしか聞けないような、質問をしましょう。
企業サイトや、説明会資料に書いてあるような以下の質問は避けてください。
企業サイトや、説明会資料に書いてあるような以下の質問は避けてください。
・企業理念やビジョン、求める人物像などHPに書いてあること
・福利厚生
・売上傾向
・離職率
・有給取得率
・平均年収
など
ただし、HPを読み込んだものの理解できない、具体的なことを知りたいなどの場合は、積極的に質問していきましょう。
この後、座談会でするべき質問をまとめて紹介していきます!
②社員の年次や部署に合った内容にする
座談会に参加している社員や役員も、全ての部署や役職者の仕事内容は把握していません。
そのため、その社員が所属する部署や年次以外の質問は避けましょう。
きっと「座談会に参加したのに興味がある部署の社員が参加していない」ということもあるかと思います。
そんな時は
・社員や人事部に軽く聞いてみるか繋げてもらう
・OBOG訪問をする
などして対処しましょう。
③プライベートに踏み込んだ質問は避ける
社員座談会でプライベートに関する質問はしないようにしましょう。
ワークライフバランスに関する「普段休みの日は何されていますか?」「有給は消化できていますか?」などの質問は問題ありません。
ただ「彼女はいますか?」「休みの日のスケジュールを教えてください」など、相手が不快になったり、今後の就活に必要がなさそうな質問は避けてください。
【種類別】企業の座談会でするべき質問集

という方も多いのではないでしょうか?
内定獲得を狙う中で、絶対に外せない座談会でするべき質問を内容別にまとめたので、是非参考にしてみてください!
事業・業務内容に関する質問
・競合他社と比較した御社の強みを教えていただきたいです。
・御社の製品(orサービス)の開発に至った経緯を教えていただきたいです。
・○○さんの所属する営業部では主に○○をするとHPで拝見しましたが、実際にはどんなことをやっているのか、具体的な業務について教えてください。
・日々の業務を進めるうえで、特に気を付けていることはありますか。
・1日のスケジュール、もしくは仕事の流れについて教えてください。
事業・業務内容に関する質問するメリット
事業・業務内容に関するイメージと現実のギャップを知ることができます。
例えば「広告代理店」と聞くと、メディアと深く関わり仕事をするイメージが強いですが、実際は、数ある仕事の一部に過ぎず、地味なリサーチや打ち合わせも多くあります。
業界・企業へのイメージと実際の業務内容や、1日の仕事の流れを聞くことで、ギャップを防げます。
社風に関する質問
・○○さんは御社がどのような社風や雰囲気があると感じていますか?
・普段上司の方や部署の方とは、どのようなコミュニケーションをされていますか?
・社員同士の交流は多い方ですか?
・御社はどのような人柄を持つ人が多いですか?
社風に関する質問をするメリット
社風とは、企業独自の文化や価値観、雰囲気を指します。
この社風が自分に合わないと感じれば、周囲と協力して頑張り続けることは厳しいでしょう。
そういったミスマッチを防ぐために、社風に関する質問は有効です。
人物像に関する質問
・どのような強みやスキルを持った人が活躍されていると感じますか?
・学生時代の経験を仕事に活かせたことがあれば教えていただきたいです。
・これまでの経験で仕事に活かせたことがあれば教えていただきたいです。
人物像に関する質問をするメリット
求める人物像など、企業HPに掲載されていますが抽象的な内容なことが多いです。
例えば「行動力のある人」だとしても、どこで行動力を発揮する人なのかが、いまいちわかりませんよね。
この解釈の違いで、自分は行動力をアピールしてるつもりでも相手には伝わっていないということがあるかもしれません。
具体的かつ、正しい人物像を聞くために有効です。
就活に関する質問
・○○様が御社を志望された理由や入社の決め手となったことがあればお伺いしたいです。
⇒志望動機で悩んでいる時に有効
・○○様の企業選びの軸とされていたことをお聞きしたいです。
・他社の選考と比較をして、御社の選考で印象的だった点はありますか?
⇒選考対策で何をしていいかわからない時に有効
・ガクチカなどではどんなことを話されていましたか?
⇒自分のガクチカに自信がない時に有効
就活に関する質問をするメリット
当然登壇されている社員も、就活を経て入社をされています。そのため、経験者の一人として参考になるでしょう。
社員の年次・役職に関する質問
若手社員と管理職社員に分けて、それぞれご紹介します!
<若手社員向け>
・学生の時に、御社に入社するために行った対策があれば教えていただきたいです。
・OB・OG訪問は何人におこないましたか?
・新入社員の内から活躍するために気を付けるべきことがあれば教えてください。
・○○様が新入社員の時から成長したと感じられていることがあれば教えていただきたいです。
<管理職社員向け>
・新入社員にはどのようなことを期待しますか?
・こてまでのキャリアを教えてください。
・マネジメントをする上で大変なことはありますか?
・結果を残している部下の特徴
社員の年次・役職に関する質問をするメリット
年次が異なれば、経験した仕事内容も新入社員を見る目も異なります。
そのため、社員の年次、また役職者であれば、そこに合った質問をすることで、その立場独自の視点で回答を得られるでしょう。
職種別の質問
<営業職>
・顧客との交渉するうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
・商品(サービス)の良さをアピールするために、心掛けていることはありますか?
・対企業への営業課、対個人への営業で、それぞれどのような対応力が必要になりますか?
【おすすめ記事】【徹底解説】営業職はきつい?種類や仕事内容、メリット3選を紹介
<企画職>
・他部署との調整のうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
・ニーズを汲み取って形にするには相当な労力がいると思います。どのようなスキルや強みがあれば達成できるのかご教示いただきたいです。
・ニーズを汲み取るうえで注意していることがあれば教えていただきたいです。
<事務系職種>
・細かい気配りが重要だと存じますが、普段どんなことに気を配ろうと意識されていますか?
・作業手順に加え、社員の特徴など覚えることが多いと思いますが、それをこなすコツがあれば教えていただきたいです。
・ルーティンワークがメインと考えていますが、集中力を保つ工夫などされていれば教えていただきたいです。
職種別の質問をするメリット
先述した通り、いくら社員でも会社全体でどのような仕事をしているかまではわかりません。
ただ、所属している部署の仕事については理解しているはずなので、ぜひ登壇社員の所属部署に関する質問をしてみましょう。
特に就活生向けに開催している座談会では、新入社員が配属されやすい部署の社員や新卒で入社した社員が登壇するケースが多いです。
自分が入社した時に参考になる話を沢山聞けるでしょう。
【業界別】志望企業の座談会でするべき質問12選
ここでは、業界ならではの質問を用意しました。
ほとんどの学生の皆さんは、同じ業界の中の企業を中心に就活をしていると思います。
以下の質問をして、同じ業界でもそれぞれの企業で得られる情報に違いがあるかもしれません。ぜひ質問をして、比較をしてみて、自分にあった企業を見つけてみてください。
【IT業界編】
・御社の〇〇アプリの開発に興味があります。入社してどれぐらいの時期から携わることができますか?
・IT技術は日進月歩で変化していくと思いますが、キャッチアップするために気を付けていることがあれば教えていただきたいです。
・ITの知識や技術の他に今の学生に求めている大切なものはありますか?
IT業界のトレンドや詳しい職種について、詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてください。
【不動産業界編】
・御社の〇〇の地域を手掛けるに当たって印象に残っているエピソードを教えてください。
・入社するまでに学んでおくべき不動産に関する知識や資格はありますか?
・地方と都市部の2極化について、私は・・・と思うのですが、〇〇さんはどう思いますか?
不動産業界志望の学生は、下記の記事もぜひチェックしてみてください。
【食品業界編】
・他社の食品メーカーと比べて、御社の方が優れている点をお伺いしたいです。
・今後の食品業界の将来性について、〇〇さん自身のお考えをお聞きしたいです。
・20代で活躍されている御社の営業マンの事例を教えてください。
食品業界の理解を深めたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。
【コンサル業界編】
・御社が考える成長するコンサルの特徴はありますか?
・御社が手掛けている案件の中で、最も難しいと感じた案件は何ですか?
・御社に入社して、〇〇のスキルを身につけることができると考えています。その点について、どうお考えでしょうか?
コンサルの仕事の内容については、下記の記事をチェックしてみてください。
座談会で質問ができなかったらOB・OG訪問
「座談会で聞きたかった質問ができなかった」「座談会後に質問がでてきた」そんな時は、OBOG訪問をおすすめします。
OB・OG訪問では
・社員と1対1で話す
・質問に限らず就活の相談
ができます。「OBOG訪問は少し手間がかかるしな、、」と考えている人も多いのではないでしょうか?

Matcher(マッチャー)は所属大学・学部・学年に関係なくOB・OG訪問が可能です。友達と一緒にOB・OG訪問を依頼することもできます。また自分で直接申請をし、メッセンジャーからやりとりができるので手間がかかりません。
是非、気になる企業のOB・OG訪問をMatcherでやってみてください!
社会人に会いに行く(無料)【簡単】座談会の質問や態度で好印象を残す方法

ただ、好印象を残すことができれば、採用担当者に覚えてもらうことができ、選考で評価してもらえる可能性も高いです。
実際に、企業からの内定報告の電話の際に半年以上も前に参加した座談会での態度を高く評価してもらったという事例があります。
是非、座談会で好印象を残せるように工夫できることは積極的に行いましょう!
①質問する時に質問の意図も説明する
どんなに質問数が多くても、質問する背景が不明瞭であれば答える側の気分も良くないでしょう。
なぜこの質問をするのか、質問する意図を提示した上で質問することで、相手も答える価値を見出しやすくなります。
実はただ質問だけをする学生は多いので、意図について説明しながら質問できると印象は残りやすいです。
【質問例】
私はこれまで大学の教授や部活動などでコミュニケーション力が高いことについて褒められることが多く、長所として自負しております。このコミュニケーション力は御社の営業職の仕事のなかでどんな時に活かせますか?
②話しやすい雰囲気をつくる
説明会やインターンよりもフランクな雰囲気で行われる座談会とはいえ、就活生が集まっているため静かな雰囲気になりがちです。
「誰かが質問しないと始まらない」状況を打破するために、
・就活生の中で一番初めに話す
・登壇社員の話に対してリアクションをとる
・笑顔で話すことを意識する
などしてみましょう。
こういった気遣える力は社会人になってからも高く評価されるので、良い印象を残せます。
③メモをとる
座談会でメモを取ることは、集中していることや、相手の話を聞き取る姿勢をアピールできるため、良い印象を持たれることに繋がります。
そもそも就活生が座談会で質問する背景には、選考の際に役立つ情報がほしいことを登壇社員もわかっています。
メモをしない学生は、「選考に参加する気はないのか」「企業に興味はないのか」と思われてしまい、あまり良い印象は持たれないでしょう。
メモを取る際に注意してほしい場面は、オンライン座談会の時です。オンライン上で座談会が開催される場合、メモをPCで取る方がいるかもしれません。
PCで取ることに問題はありませんが、目線がカメラから離れることがあるため、メモを取っていることが分かりにくく印象が悪いと感じる社員の方もいるでしょう。
そのため、なるべく紙でメモを取るようにしましょう。「紙だとメモが取りづらいからPCが良い」という方は、質問の際に予めPCでメモを取っていることを伝えてみると安心ですね。
座談会前に準備すること
最後に座談会前に準備することで重要な企業研究のやり方についてお話しします。
①企業ホームページを読み込む
まず、企業研究をする上でやるべきことは、企業のホームページを読み込むことです。
基本的な企業概要から目を通して、事業内容や経営理念を理解します。
その後、最新情報や将来性についてチェックします。読みながら、疑問点や気になる点が出てきたら、メモをしておきましょう。
座談会では、上記で情報収集した内容の確認や気になる点を聞くことをおすすめします。
座談会の参加前は企業研究をしっかりと行うことが大切です。是非時間をかけて企業研究をしましょう。
②OB・OG訪問

ある程度知識を持った上で参加することで、より深い質問ができます。
企業研究の方法は様々ですが、おすすめの方法としてはOB・OG訪問です。OB・OG訪問は、企業説明会とは異なり1対1のため
・リアルな声を聞ける
・周囲の就活生が気にならない
・採用担当者からの評価が気にならない
など、質問がしやすい環境です。
また、就業経験のない学生が企業研究を行うと、集中を切らしてしまう傾向にあります。会話形式で行うことで、より集中力を保ちながら企業研究を行えるでしょう。
是非OB・OG訪問をやってみてください!
OB・OG訪問はMatcher(マッチャー)
OB・OG訪問はOB・OGが同じ大学の出身者でなければいけなかったり、キャリアセンターを通さなければいけなかったりと非常に手間がかかります。

Matcher(マッチャ―)とは所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
就職活動において、「近くに頼れる先輩がいない」「OB・OGの人にメールや電話をする勇気がない」「キャリアセンターに行くのが面倒だ」などの悩みはありませんか?
そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。
Matcherをオススメする5つの理由
・大手企業からベンチャー企業の社会人3.5万人が登録している!
・出身大学関係なく、OB・OG訪問できる!
・住んでいる地域に関係なく、オンラインでOB・OG訪問できる!
・ワンクリックで簡単にOB・OG訪問依頼できる!!
・あなたにマッチ度が高い企業のみから特別選考スカウトが届く!!
是非就活はMatcherを上手く利用して、就活の準備など進めてみてくださいね!
まとめ
座談会は、決して選考に関係ない場ではなく、質問内容や態度で、今後の選考につながる可能性があることをお分かりいただけたでしょうか。
以上、本記事の座談会で聞くべき質問を参考にして、自分の興味や関心に合わせて質問を作成してみましょう。