通過率を最大限高める履歴書の書き方(インターン編)

2019/02/08
履歴書の書き方
書類選考
目次
1.
インターン選考の第一関門、履歴書
2.
‌履歴書を書く上での基本ルール
3.
‌履歴書の基本項目の書き方とポイント
4.
書いた履歴書は時間を空けて見直そう
5.
履歴書でインターンの選考を有利に

インターン選考の第一関門、履歴書

先輩の就職活動の本格化。夏に始まるインターン。

‌選考の対策方法が分からず困っている3年生は多いのではないでしょうか?この記事では、インターンの選考に必要になる履歴書の書き方について説明します。インターンの面接では、提出した履歴書を元に行われるため、適当に書いてしまうと当日非常に困ります。逆に、丁寧に自信を持って書いた履歴書は面接の受け答えをスムーズにしてくれるもの。ぜひポイントを押さえて、インターンの選考を突破してください。

‌履歴書を書く上での基本ルール

まずは、履歴書を書く上で守らなければならないルールを紹介します。このルールは、インターンの履歴書に限らずどんな履歴書にも共通して言えることなので、ぜひこれを機に覚えてください。

‌必ずボールペンで記入すること

‌履歴書に限らず、重要な書類はボールペンで書くもの。鉛筆やシャープペンシルといった筆記用具は、第三者が勝手に内容を変えてしまうことができます。

‌そんなことをされるケースはほぼないのですが、履歴書は内容を変えられてしまう状態であってはならないほど大事な書類なのです。従って、ボールペンとは言っても消せるボールペンはNG。インターンの履歴書も例に漏れず、消すことができないボールペンで書くようにしてください。

‌丁寧な字を心がけること

‌「綺麗な」字を書くことが得意な人もいればそうではない人もいるでしょう。しかし、字を「丁寧に」書くことは誰にでもできます。たとえ綺麗な字ではなくても丁寧に書いているかどうかは読み手となる採用担当者に伝わります。

‌インターンをたくさん受ける人は、その分履歴書もたくさん書かなければならないでしょう。正直1枚1枚をパパっと終わらせたくなるところ。これをグッとこらえて丁寧な字を書くようにしましょう。

‌貼り付ける写真はきちんとした格好のものを選ぶこと

インターンの履歴書とはいえ、写真の印象は重要。アルバイトの履歴書とは異なります。だらしのない服装やボサボサの髪の写真は、第一印象が悪くするもの。

‌インターンの履歴書には、リクルートスーツを着用し、髪型を整えた状態で撮った写真を貼るようにしましょう。また、少し値が張るものの、写真館で写真を撮るのがおすすめ。駅前の証明写真機で撮るよりも明るい印象になりますし、データをもらうことで焼き増しができます。

‌就職活動の本選考では、インターンよりもたくさんの履歴書を出すこともあるため、結果的にデータをもらっていたほうが安くなることもあるでしょう。

‌「です・ます」か「だ・である」一方に統一すること

‌日本語には、「だ・である」と「です・ます」の2つの文体があります。インターンの履歴書を書くにあたってはどちらの文体を用いても問題ありません。ただし、同じ履歴書のなかで2つの文体両方を使うのはNG

‌項目ごとに文体を使い分けるのも適切ではありません。履歴書全体でどちらの文体を用いるか決めて、一方に統一して書くようにしてください

‌履歴書の基本項目の書き方とポイント

履歴書の書き方を説明していますここからは、履歴書の基本項目ごとに、書く際のポイントを解説します。

‌学歴・職歴‌

‌履歴書の左ページに該当する学歴・職歴。まだ社会人として働いたことがないので、学歴のみの記入になります。最初は中学校の卒業から書くのが一般的。「高校」ではなく「高等学校」といったように、正式名で記入するようにしましょう。また、最終学歴の書き方にも注意が必要。まだ卒業が確定しているわけではないので、「卒業見込」というかたちで締めるようにしてください。

免許・資格

履歴書の免許・資格欄で気をつけるべき点は2点です。1つは、取得した時系列に並べること。必ず取得した年が古い順に並べるようにしてください。もう1つは、取得している資格を正式名で表記すること。「漢検」や「英検」ではなく、「日本漢字能力検定」や「実用英語技能検定」といったように正しい名前で書くようにしてください。

‌志望動機

履歴書の志望動機で最も大切なのは説得力。なぜそのインターンに行きたいのか、納得感のある動機を書く必要があります。
‌説得力の志望動機を書くのに欠かせないのは、インターンについての情報収集です。

‌インターンの募集ページはもちろんのこと、説明会への参加したり、先輩に昨年参加した人がいれば話を聞いたりすると良いでしょう。情報収集をするときに意識すべき観点は以下の4つ。

‌・インターンを開催する企業が所属する業界の特徴
・インターンを開催する企業の独自性
‌・インターン当日のプログラム
‌・そのプログラムで得られるであろう学び・経験
‌上記の4つの観点で情報収集をすると、自分がなぜインターンに参加したいのか整理することができるのでおすすめです。インターンの志望動機についての詳細は、下記記事を参考にしてください。
‌志望動機として書く内容が決まったら、それを履歴書に書いていきます。エントリーシートと異なり、履歴書の志望動機のスペースは決して広くありません。言いたいことをコンパクトな表現で分かりやすく伝えられるように心がけましょう。

‌自己PR

なぜ企業はみなさんの自己PRを知りたいと考えるのでしょうか?その理由は、みなさんがインターンに参加したときに、ひいては内定して企業に入社したときに活躍してくれるのか判断したいからです。新卒採用は中途採用と異なり、みなさんを前職の実績で判断することができません。そうなると、みなさんの今まで力を発揮したエピソードから、活躍してくれるか推察することになります。

‌では、インターンの履歴書では自己PRをどう書くべきなのか。ずばり、活躍するイメージが想起しやすいよう具体的な表現にすることがポイントです。理解しやすいよう、2つの自己PRの比較を紹介します。

‌A:「私は、諦めの悪い人間です。」
‌B:「私は、苦しい状況でも目標を達成する方法を考え続け、行動できる人間です。」

‌上記の2つの自己PR。どちらが良い自己PRであると感じますか?おそらく多くの人がBだと感じるのではないでしょうか?AとBは基本的に言っていることはほとんど変わりません。にも関わらず両者印象に違いが出るのは、活躍するイメージの想起のしやすさが異なるからです。「諦めが悪い」と言われただけでは、その強みがどこで生きるのかすぐには思いつきません。

‌一方、「苦しい状況でも目標を達成できる方法を考え続け、行動できる」とい表現された自己PRは、具体的に活躍してくれるイメージが容易にできます。例えば、「グループワークで時間ギリギリのなかで最後まで考えきってアウトプットが出せそう」といったかたちで想像することができるのです。

‌せっかく同じエピソードから履歴書の自己PRを作るなら、しっかり良さが伝わるものに。ぜひ表現方法を工夫してみてください。

長所・短所‌

履歴書の長所・短所の欄は本当に小さい。正直、どのような場面でどう長所が発揮され、短所が出てしまうのかをしっかりと説明するのは難しいでしょう。従って、自己PRと同様、一言で自分の長所や短所がイメージできるような表現を意識してください。

‌そして、気をつけなければならないポイントが1つ。それは、インターンの履歴書で問われる長所や短所の情報量が少なくても、面接ではしっかりと質問されることです。冒頭でも述べたように、インターンの面接は履歴書を元に行われます。履歴書に深く考えずに長所と短所を書いてしまうと後で困るので、最低限下記の4つは答えられるようにしましょう。

‌・自分の長所・短所は何か(具体的に)
‌・それはどんな場面で出るのか(エピソードを交えて説明できるように)
‌・長所・短所によって引き起こされた結果
‌・どう生かすか(長所)/どう改善するか(短所)

‌趣味・特技

多くの就活生が頭を悩ませる趣味・特技。無趣味なひとやこれと言った特技がない人は、何を書けば良いのか困ってしまうのではないでしょうか

‌正直なところ、趣味や特技と言えなくても、ある程度面接官と会話ができるものであれば問題ありません。例えば、テニスサークルに入っていれば、特技と呼べなくても「テニス」と書いて問題ないでしょう。そこから会話が広がって、自己PRに繋がることもあります。間違っても、趣味・特技の欄を空欄で出さないように。逆に、全く知見がないのに特技として書くのも控えましょう。

書いた履歴書は時間を空けて見直そう

インターンの履歴書を見直している様子インターンの選考時に提出する履歴書の書き方とポイントについて説明してきました。これらを元に履歴書を書いたら、必ず見直すようにしましょう。誤字・脱字がある可能性がありますし、そもそも論理が破綻しているということもしばしばあるからです。おすすめなのは日を1日空けて自分が書いた履歴書を見直すこと。一度頭がリセットされるので、先入観がない状態で自分の履歴書を読むことができます。

履歴書でインターンの選考を有利に

いかがでしたでしょうか?
‌冒頭でも述べたように、インターンの履歴書はその後の面接の流れを作る重要なものです。ぜひ押さえるべきポイントを理解して、インターンの選考に臨んでください。
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