メールや電話で迷う、御社と貴社の違い

2024/04/10
就活のメールマナー
就活の電話マナー
就活のメールマナー
就活の電話マナー
目次
1.
就活における言葉のマナー
2.
御社は会社に対する敬語の「話し言葉」
3.
貴社は会社に対する敬語の「書き言葉」
4.
Matcherを利用して使い分けを覚えよう
5.
「御社」と「貴社」を言い間違えても不採用にはならない
6.
「御社」「貴社」と一緒に覚えておきたい注意点
7.
さいごに
8.
Matcherに登録して選考対策をしよう

就活における言葉のマナー

就職活動の際にみなさんが苦戦するもののひとつに敬語が挙げられるのではないでしょうか?普段使い慣れていないのに、いざ就職活動となって使う必要に迫られると、困ってしまうでしょう。

‌その最たる例が、「御社」と「貴社」の使い分けです。エントリーシートや面接をはじめ、採用担当の方にメールや電話をするときなど、御社と貴社のどちらを使ったらよいか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?

この記事では、就職活動で必ずと言っていいほど使う敬語、御社と貴社の使い分けについてご紹介します。ぜひマスターして、御社と貴社で迷うことがないようになってください。

御社は会社に対する敬語の「話し言葉」

御社が第一志望です!

会社に対する敬語として使われる「御社」。面接ではしばしば聞かれることがありますが、御社という敬語を使うのは直接話して伝えるときです。つまり、「御社」の利用シーンとしては、就活の面接やOB訪問、採用担当者との電話のように、実際に会話をするときになるということです。逆にエントリーシートや面接で、「御社」という言葉を書き記すことはありません。

「御社」の利用例

面接の場合

「御社を志望させていただいた理由は3つございます...」

電話の場合

「...承知致しました。では、3月4日10:00より、御社に伺います。何卒よろしくお願い申し上げます。」

貴社は会社に対する敬語の「書き言葉」

メールで使う言葉の選び方の画像‌「御社」は話し言葉で用いる敬語と説明しましたが、「貴社」はどういうシーンで使われる敬語なのでしょうか?

結論を言うと、貴社は書くときに使う敬語になります。具体的に言うと、ES(エントリーシート)や履歴書、メールでのやりとりは会社に対する敬語として、貴社を用いるということです。

「貴社」の利用例

ESの場合
「...これらの経験から培った強みを活かし、貴社で活躍したいと考えております。」

メールの場合
「....。ご面談の日程ですが、下記日程のどちらかで貴社に伺えればと存じます。」

‌御社と貴社の使い分けについて説明してきました。両者が持つ言葉の意味に違いはありませんが、その利用シーンが異なります。

‌面接・OB訪問のときは「御」を使い、エントリーシートなら「貴」を使うといったように、シーン別で覚えておくと分かりやすいかもしれません。

社会の一般常識の一つなので、これを機会に覚えてしまいましょう。
‌会社訪問メールの例文について興味ある方は下の方も参考にしてみてください。

‌【参考】会社訪問メールの例文3選!アポ、返信、お礼の書き方

Matcherを利用して使い分けを覚えよう

‌日常生活において「御社」と「貴社」を使う機会は少ないのかもしれません。

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「御社」と「貴社」を言い間違えても不採用にはならない

学生や社会経験が浅い人の場合、「御社」と「貴社」を言い間違えてしまうこともあるでしょう。

間違えてしまった場合に重要なのは、落ち着いて対処をすることです。

電話と面接、書類とメールによって対処法は異なるので、2つに分けてみていきましょう。

電話や面接は言い直しを

電話や面接においては「御社」が正しいです。

もし間違えて「貴社」と言ってしまった場合、落ち着いて「失礼しました」と断りを入れてから「御社」に言い直しましょう。

言い間違えただけで悪い評価になるのではなく、あくまで「入社への思い」、「経験やスキル」などが評価されます。

「御社」へ訂正後、自己アピールに集中していきましょう。

書類やメールは提出前に再確認を

書類やメールは電話や面接と異なり、事前に準備することができます。

事前に防げるはずだったミスをしてしまうのは注意力不足と判断されるかもしれません。

「御社」「貴社」の間違いや誤字脱字などに注意して再確認を行いましょう。

「御社」「貴社」と一緒に覚えておきたい注意点

ここからは「御社」「貴社」に代表されるような、就活で間違えやすい敬語の使い方についてご紹介していきます。

‌二重敬語には注意

面接時に「御社様」や書類に「貴社殿」は一見より相手に敬意を示そうとしていますが、実は社会人としてのマナーがないと思われてしまいます。

すでに「御」「貴」など相手を敬う言葉が入っているので、二重敬語になってしまうのです。

誤った使い方をしてしまうとマナーがないと思われるので気をつけましょう。

間違えやすい言葉

「御社」「貴社」と間違えられやすい「当社」「弊社」がありますが、使い方は全く違います。

御社 →相手の会社を指す(電話、面接)
貴社 →相手の会社を指す(書類、メール)
当社 →自分が働く会社を指す
弊社 →自社の立場を低くし、相手を立てる

就職、転職活動中は会社の社員ではないため、面接では当社や弊社を使うことはありません。

二重敬語と同じく使い方を間違えるとマイナスなイメージをもたれてしまうので気をつけましょう。

「御社」や「貴社」が通じない、 銀行・病院・省庁などに対する敬語

話し言葉は「御社」、書き言葉は「貴社」であると説明しましたが、実は全ての法人に対して使えるとは限りません。

‌代表的なものは銀行です。

銀行に対して「御社」や「貴社」を用いる学生さんが多くいらっしゃいますが、実は一般的な使い方ではありません。銀行に対する敬語は、「御行」や「貴行」を用います。

‌‌このように、どんな組織に対しても、「御社」や「貴社」が使えるわけではないので、選考を受ける組織ごとに使い分けるように心がけましょう。

以下に間違えやすいものをまとめます。

銀行⇒「御行」「貴行」
信用金庫⇒「御庫」「貴庫」
⇒「御省」「貴省」
⇒「御庁」「貴庁」
病院⇒「御院」「貴院」
学校(中学・高校など)⇒「御校」「貴校(大学の場合は貴学、学園の場合貴学園)」

さいごに

‌御社や貴社をはじめ、会社に対する敬語について理解することはできましたでしょうか?

敬語のマナーは就活にとどまらず、社会に出ても必ず必要になるもの。

ぜひ就活を良い機会と捉えて身につけてください。

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