
使い回しても選考通過するエントリーシートの特徴|書き方を解説
2025/01/31
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「エントリーシートを使い回したいけれど、選考に影響が出るのではないか…」と心配な方もいるでしょう。
この記事ではそのような悩みを抱える方に向けて、そもそもエントリーシートは使いまわしていいのかどうか、使い回しOKなエントリーシートの書き方について解説します。
ぜひ最後まで読んで効率的にエントリーシートを使いまわす方法を習得しましょう!
ぜひ最後まで読んで効率的にエントリーシートを使いまわす方法を習得しましょう!
エントリーシートは使いまわしていいのか?
エントリーシートを使いまわしていいのかどうか不安になる方は多いでしょう。結論から言えば、使いまわしてよい部分と書き換える部分をうまく区別すればエントリーシートは使いまわしても問題ありません。
使いまわしてよい項目とNGな項目は以下の通りです。
▼使いまわしOK
・応募先の求める人物像に合った自己PR、ガクチカ
▼使いまわしNG
・応募先の求める人物像と異なる自己PR、ガクチカ
・志望動機
・他人のES
それぞれ解説していきます。
自己PRやガクチカは基本使いまわしてもよい
自己PRやガクチカのエントリーシートは、基本的に使いまわしても問題ありません。自己PRは自分の強みやアピールポイントを伝えるものなので、しっかり作り上げた内容であれば企業ごとに使いまわしができます。
ガクチカも自分がどのような挑戦をしてどう成長したかを伝えるもので、どの企業でも評価される資質は基本的に同じです。
ただし企業によって評価されやすい性質には差があり、使いまわすには自分のアピールする人柄が企業の求める人物像と一致していなければなりません。たとえばチャレンジ精神を重視する企業に慎重さをアピールする自己PRを提出してしまうと、採用担当者にミスマッチだと判定される可能性が高いからです。
そのため使いまわすときには、自分が志望する会社の求める人物像を調べて、自己PRやガクチカが企業の求める人物像から大きくそれていないかどうかを必ず確認しましょう。
志望動機は使いまわしNG
ある企業に提出した志望動機を別の企業の志望動機としてそのまま使いまわすことはNGです。
企業は学生の志望動機を見て「自社への熱意があるかどうか」を確認しています。どの企業にも使えるような具体的な記述のない志望動機を書いてしまうと、採用担当者に熱意を伝えることができません。
そのため志望動機は「その企業でなければならない理由」が伝わるような、言い換えれば使いまわしができず1社にしか使えないような内容を書きましょう。
とはいえ志望動機を企業ごとに一から作成するのは骨の折れる作業です。本記事では上手に利用する方法を解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
他人のESは使いまわしNG
友達や先輩のES、ネット上で拾った他人のESの使い回しは避けましょう。
テンプレートの文章を見抜くシステムを導入している企業があり、選考時に使いまわしがバレてしまうリスクがあります。また、ESの内容を面接で深掘りされたときにうまく答えられない可能性が高いです。
このように他人のESを使いまわすことはリスクが高いため、自力でエントリーシートを作成するようにしましょう。
使いまわせるESの書き方
ここでは選考に通過する質を保ちながら、使いまわせるESの書き方をご紹介します。ESを使いまわしたい人は下記のポイントを必ずおさえるようにしましょう。
▼使いまわせるESの書き方
①企業ごとに「求める人物像」を調べる
②フレームワークに沿ってエントリーシートを書く
③聞かれたことに答える
それぞれ解説していきます!
①企業ごとに「求める人物像」を調べる
まず重要なのは、各企業が求める人物像を正確に把握することです。
▼求める人物像の調べ方
・企業のウェブサイトで「求める人物像」のページを確認する
・採用ページや特設サイトの募集要項を読み込む
・企業のSNSや経営陣のインタビューから価値観を読み取る
応募する企業の求める人物像を読み解き、選考で重視されそうな資質や能力を理解しましょう。
②フレームワークに沿ってエントリーシートを書く
自己PR・ガクチカ・志望動機にはいずれも共通するフレームワークがあります。
▼エントリーシートに共通するフレームワーク
1. 結論
2. 理由
3. 具体的なエピソード
4. 将来への展望
このフレームワークに沿って使いまわすところと企業ごとに修正するところを決めましょう。基本的に「3. 具体的なエピソード」は使いまわすことができます。
それぞれ具体的な方法を解説していきます。
1. 結論
まずは冒頭で何を伝えたいのかを一言で表現します。採用担当者に一瞬で要点が伝わるよう、簡潔でインパクトのある表現を心がけましょう。
結論部分は企業の求める人物像や就活の軸が同じであれば基本的に使い回し可能です。もし応募する企業間で求める人物像が異なる場合は、エピソードは変更せずに、結論部分のみを別の表現に言い換えることができないか確認しましょう。
たとえば、
「大学時代、野球部で控えメンバーのモチベーション不足が原因でチームの雰囲気が悪化していたときに、控えメンバー限定の練習試合を監督に提案し、採用された。その結果、チームの士気が向上し、シーズンの勝率を30%上げることができた。」
というエピソードからは
・組織の中で主体性を発揮できる力
・問題を早期に発見し、解決策を提案し実行する問題解決力
・チームの意識を変革し、目標に向かってメンバーをまとめるリーダーシップ
・相手の立場を理解し、効果的に自分の意見を伝えるコミュニケーション力
・従来の枠にとらわれず、最適な方法を柔軟に選択できる柔軟性
など様々な力を証明できます。
視点を変えて結論部分だけ変えることでエピソードを使いまわすことができるでしょう。
2. 理由
自分の価値観や経験を交えて、結論に至った理由を具体的に述べます。自己PR・ガクチカは使いまわしても問題ありませんが、志望動機は企業ごとに具体的な情報を入れた方が熱意が伝わりやすいです。
▼志望動機の書き換え例(千葉銀行を想定)
▼before
「大学で地域経済に関する研究を行い、地元の中小企業が抱える資金面での課題を知ったことで、地域密着型の金融サービスを行う貴行に興味を持ちました。」
▼after
「大学で地域経済に関する研究を行い、地元の中小企業が抱える資金面での課題を知りました。その中で、貴行が推進している『ちばぎんクラウドファンディング』や『地方創生プロジェクト』の取り組みを知り、地域密着型の金融サービスを通じて中小企業の成長を支援したいと考えるようになりました。」
このように、その企業の具体的にどの部分が自分の志望理由と重なっているのかを書くことがポイントです。
3. 具体的なエピソード
理由を裏付けるエピソードや実績を詳しく説明します。数字や具体的な行動を含めると説得力が高まります。エントリーシートのエピソード部分は使い回しても問題ありません。ただし就活の軸や「求める人物像」が大きく変わる場合には一から作り直しましょう。
4. 将来への展望
最後に、学んだことや得られたスキルをどのように将来に活かしたいか、特に志望企業でどのように貢献できるかを述べましょう。この部分では、自己PR・ガクチカ、志望動機のどちらも応募する企業ごとに具体的な情報を入れましょう。
▼自己PRの書き換え例(千葉銀行を想定)
▼before
「入社後は、地域の企業や住民と信頼関係を築きながら、課題解決に取り組み、地域経済の発展に寄与する金融サービスを提供していきたいです。」
▼after
「『DXにより銀行そのものを変革』する施策を行う貴行で、大学時代に参加したクラウドファンディングプロジェクトの経験を活かして、入社後にはDXによる地域の課題解決に取り組みたいです。」
▼志望動機の書き換え例(三菱UFJ銀行を想定)
▼before
「入社後は、貴行の幅広い金融サービスを通じて顧客の課題解決に貢献し、個人や企業の成長を支援したいです。貴行のネットワークと専門性を活かし、最適なソリューションを提供できる金融プロフェッショナルを目指します。」
▼after
「入社後は持続可能な社会を実現する金融の役割について学んだ大学時代の経験を活かして、貴行が注力されている『サステナブルファイナンス』に取り組み、環境配慮型の商品の販売を通じて社会貢献していきたいです。」
上の2つの例文は、「どの企業にも当てはまる抽象的な内容(before)」から「企業の近年の取り組みを追加した具体的な内容(after)」に書き換えています。
このように自分の過去の経験と応募する企業の具体的な情報を結びつけることで、説得力が上がります。そのため、エントリーシートを使いまわすときには必ず企業ごとに具体的な情報を追加して書き換えましょう!
③聞かれたことに答える
ESを使いまわすときにやりがちなミスは「質問の意図からズレた回答をすること」です。何千・何万というエントリーシートを見てきた採用担当者は質問の意図からズレている回答にすぐに違和感を抱きます。
エントリーシートを使いまわしていることがバレないとしても、質問の意図とは違う回答をしてしまうと論理的思考力が疑われてしまうため、求められている内容に的確に答えることが大切です。
設問の意図を理解し、それに沿った回答を心がけましょう!
文字数制限に注意しよう
エントリーシートは企業ごとに文字数制限が異なります。たとえば、500字の指定があるのに400文字のエントリーシートを使い回してしまうと、文字数の少なさから熱意が足りない印象を採用担当者に与えてしまいます。
悪印象を採用担当者に与えないためにも、エントリーシートを使いまわすときには文字数を必ず意識しましょう。
OB・OG訪問でエントリーシートを添削してもらおう
「エントリーシートの作り方がわからない・・・」「エントリーシートをさらに磨きたい・・・」
そのような悩みを抱えている方には、OB・OG訪問をしてエントリーシートを添削してもらうことをおすすめします!
OB・OG訪問をする際にぜひ利用していただきたいのが、Matcherです。
Matcherであれば、OB・OG訪問を進めながら、マッチ度の高い企業からのスカウトを受けることができ、効率的に就職活動を進めることが可能です。
Matcherをおすすめする5つの理由
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ポイントを押さえてエントリーシートを使いまわすことには、様々なメリットがあります。
▼ESを使いまわすメリット
①時間を短縮できる
②ESの質が安定する
③面接での伝達力が上がる
それぞれ解説していきます!
①時間を短縮できる
エントリーシートを使いまわすとエントリーシートの作成時間を大幅に短縮できます。
そのため
・多くの企業にエントリーする時間的余裕ができる
・面接対策や企業研究など、他の就活活動に時間を割くことができる
・幅広い業種・企業を受けられる可能性が広がる
というようなメリットがあるでしょう。
②ESの質が安定する
一度完成度の高い内容を作成してうまく使いまわすことでどの企業のエントリーにしても一定の質を確保できます。
そのため
・自己PRやガクチカなど、自分の強みを効果的に伝える内容を一貫して使用できる
・企業の求める人物像に合わせた内容を維持しやすい
・誤字脱字などのミスを減らすことができる
ことになり、ESの質が安定するでしょう。
③面接での伝達力が上がる
エントリーシートで記載したエピソードを使いまわすことで、面接で同じエピソードを繰り返し話すことになります。その結果、エピソードの細部や言い回しが自分の中で整理され、面接時にスムーズで説得力のある説明ができるようになるでしょう。
また、練習を重ねることで、自信を持って回答できるようになり、採用担当者にポジティブな印象を与えやすくなります。
ESを使いまわしたときに生じるリスク
企業ごとにカスタマイズせずにESを使いまわしてしまうと、下記のようなリスクが生じてしまいます。
▼ESを使いまわしたときに生じるリスク
①書類面接で落とされる
②面接で答えられない
③就職活動の改善点がわからない
それぞれ解説します。
①書類選考で落とされる
エントリーシートの使いまわしは採用担当者に見抜かれる可能性があり、書類選考の段階で不合格になるリスクがあります。実際に採用担当者の7割以上がESの自己PRや志望動機のコピペを見抜いているという調査結果もあります。
この調査によれば、
・文体の言い回しや使用している単語などが全体の文体とマッチしていない
・会社名や業界を入れ替えても意味が通じる文章である
・面接で話していても本人の言葉でないような違和感がある
などが違和感につながるようです。こうした違和感を与えないように、本記事でご紹介した使いまわし方を参考にして万全の準備をしましょう。
②面接で答えられない
他人のESを使い回した場合、面接で深掘りされたときに実体験がないのでうまく回答できません。それにより面接官に「嘘をついている」と見抜かれ、落とされてしまう可能性が高いです。
③就職活動の改善点がわからない
ESを使いまわすことで就活の改善点を見つけにくくなる可能性もあります。なにも考えずに使いまわすことで、自己分析や企業研究が十分にできていないまま就活を進めてしまったり、自分の適性に合わない企業に応募し続けたりするリスクがあります。
エントリーシートを使いまわすときにはこれらのリスクに気を付けて、効果的に使いまわしをしましょう。
OB・OG訪問をして面接対策をしよう
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おわりに
本記事では、使い回せるエントリーシートの書き方についてご紹介してきました。
エントリーシートの使い回し方がわかった後は、ぜひOB・OG訪問を通じてさらにブラッシュアップして、自信をもって面接に臨みましょう!