食品メーカーの仕事内容とは?職種や消費者に届くまでの流れを紹介!
2023/07/18
目次
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はじめに
明治や日清食品など、多くの人気企業がそろう食品業界。
みなさんの中にも、食品メーカーで働きたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事のテーマは、食品メーカーの仕事内容です。
食品という私たちに身近なものを扱っている業界ではあるものの、具体的な仕事内容をイメージするのは簡単ではありません。
この記事では、食品メーカーの仕事内容を、役割別に解説します。
ぜひ仕事内容に対する理解を深め、自分の就職先を決める一助にしてください。
みなさんの中にも、食品メーカーで働きたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事のテーマは、食品メーカーの仕事内容です。
食品という私たちに身近なものを扱っている業界ではあるものの、具体的な仕事内容をイメージするのは簡単ではありません。
この記事では、食品メーカーの仕事内容を、役割別に解説します。
ぜひ仕事内容に対する理解を深め、自分の就職先を決める一助にしてください。
食品業界の構造とは?
まず、食品業界の構造について簡単に解説します。
食品業界は、「原料を生産する企業」と「加工食品を生産する企業」に分かれます。
食品業界は、「原料を生産する企業」と「加工食品を生産する企業」に分かれます。
原料メーカー
原料とは、砂糖や小麦粉といったものです。
原料メーカーは、サトウキビから砂糖を、小麦から小麦粉を生産する役割を担います。
この生産した商品を、加工食品メーカーや、小売店に販売することで利益をあげるとイメージしてください。
原料メーカーは、サトウキビから砂糖を、小麦から小麦粉を生産する役割を担います。
この生産した商品を、加工食品メーカーや、小売店に販売することで利益をあげるとイメージしてください。
加工食品メーカー
加工食品とは、「じゃがりこ」や「カップヌードル」など、原料をもとに加工した商品のことです。
この加工食品を扱う食品メーカーは、生産した商品を小売店に販売することで利益を得ています。
この加工食品を扱う食品メーカーは、生産した商品を小売店に販売することで利益を得ています。
原料・加工食品を生産する食品メーカーの代表例
皆さんがよく目にしたり耳にする企業は、加工食品生産企業がほとんどかもしれません。
しかし両者とも、原料や素材を加工することで付加価値を出し、利益をあげていることを覚えておきましょう。
より深く食品業界について知っておきたいという方は以下の記事を読んでみてください。
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食品業界の仕事内容について
ここまで食品業界の構造について説明しました。
どのように食品メーカーが利益を上げているのかイメージができたところで、本題の食品メーカーの仕事内容について見ていきましょう。
今回は加工食品メーカーの仕事に焦点を当てて紹介します。
どのように食品メーカーが利益を上げているのかイメージができたところで、本題の食品メーカーの仕事内容について見ていきましょう。
今回は加工食品メーカーの仕事に焦点を当てて紹介します。
①リサーチ
リサーチでは市場調査や競合商品の分析が行われます。
人々の好む味は時代と共に変化するものです。また、季節によっても消費者に受ける味は異なります。
そのため、新商品を出し時代のニーズを汲み取るとともに、既存の商品も改善し続けなければなりません。
そのため、新商品を出し時代のニーズを汲み取るとともに、既存の商品も改善し続けなければなりません。
リサーチはそのような消費者ニーズを把握する大切な役割を担います。
企業ではリサーチに特化した職種もあるようですが、基本的にマーケティング部門で行われる仕事のようです。
企業ではリサーチに特化した職種もあるようですが、基本的にマーケティング部門で行われる仕事のようです。
②商品開発
リサーチから得られた情報をもとに商品のコンセプトやプロモーション等を考えます。
そして、そのアイデアを形に落とし込むことが商品開発の仕事です。
そして、そのアイデアを形に落とし込むことが商品開発の仕事です。
商品開発では、理想の商品を作り上げるために原料の種類や組み合わせを何度も検討します。
そこでは技術系の社員とともに、新商品のテスト生産を繰り返し、理想の形に近づけていくのです。
そこでは技術系の社員とともに、新商品のテスト生産を繰り返し、理想の形に近づけていくのです。
企業のマーケティング職がこのような商品開発を行います。
「新商品開発に携わりたい」と感じる方はマーケティング部門を志望しておくようにしましょう。
「新商品開発に携わりたい」と感じる方はマーケティング部門を志望しておくようにしましょう。
③調達
調達の仕事は、原料メーカーや商社から必要な原料を確保し、製品の開発を支えることです。
食品メーカーでは営業やマーケティング職に目が行きがちですが、このような職種があることも理解しておきましょう。
食品メーカーでは営業やマーケティング職に目が行きがちですが、このような職種があることも理解しておきましょう。
④製造
製造では、製造をする際に必要な資材の受発注を管理し、計画的に商品が製造されるようにすることが役割です。
一見、技術職の方が担当するイメージが強いですが、文系出身者もこの製造過程に関わり、経理や労務などを担当することがあります。
⑤物流
物流では、需要と供給のバランスを見極め、製品のニーズに合った生産量を管理する役割を担います。
また、天候や臨時のイベント等を考慮した上で需要供給を予測し、納品を行うための車両手配から工場間の在庫異動なども行います。
⑥営業
加工食品の場合、メインの営業では小売店にアプローチをします。
小売店のバイヤーと商談を行い、自社製品を扱ってもらえるよう説得するのが役目です。
しかし、単に商品の特徴や価格交渉を行うわけではありません。
小売店が抱えている課題を把握し、自社製品を用いて課題解決のためのアイデア考案を行います。また、販売を促進するための商品棚の構成から、商品を扱ったイベントの開催なども行います。
小売店のバイヤーと商談を行い、自社製品を扱ってもらえるよう説得するのが役目です。
しかし、単に商品の特徴や価格交渉を行うわけではありません。
小売店が抱えている課題を把握し、自社製品を用いて課題解決のためのアイデア考案を行います。また、販売を促進するための商品棚の構成から、商品を扱ったイベントの開催なども行います。
このように、小売店の関係者を巻き込み、自社と小売店双方に利益が上がるような営業が求められているのです。
今回は、加工食品メーカーが小売店に営業する例を紹介しましたが、この他にも卸売に営業する場合があります。
また、原料メーカーは加工食品メーカーに対しても営業かけており、様々な種類の営業があることを覚えてきましょう。
続いては食品メーカー業界の職種についてです。
食品メーカー業界には、大きく分けて総合職と技術職の2つがあります。
今回は、加工食品メーカーが小売店に営業する例を紹介しましたが、この他にも卸売に営業する場合があります。
また、原料メーカーは加工食品メーカーに対しても営業かけており、様々な種類の営業があることを覚えてきましょう。
【職種別】食品メーカー業界の職種と仕事内容を紹介
続いては食品メーカー業界の職種についてです。
食品メーカー業界には、大きく分けて総合職と技術職の2つがあります。
ここでは、総合職と技術職2つの職種について紹介します。
総合職(事務職)
食品メーカーにおける総合職には、主に企画・マーケティング職や営業・販売職などがあります。それぞれの仕事内容を知り、自分に向いている職種を見つけましょう。
企画・マーケティング職
企画・マーケティング職は、新商品開発のために市場動向の分析や消費者がどのようなニーズを持っているのかの調査をします。
上記で調べたデータをもとに新商品の企画や新たな食品のコンセプトを手掛けるのが仕事です。
例えどれだけ自社でこだわった商品を開発しても、市場や消費者のニーズにマッチしていなければ商品は売れないので利益につながりません。
そのため、市場や消費者からどのような商品が求められているのかを探ることは商品開発においてとても重要だと言えます。
営業・販売職
食品メーカーの営業部では、量販店や食品商社、コンビニエンスストア、飲食店などが主要顧客です。
そのため、これらの顧客にできるだけ多くの自社製品を取り扱ってもらうために、製品の魅力や特徴を伝え、提案しながら販売促進を行います。
販売部は、自社製品を幅広いお客様に効果的に販売するために、メディアの活用や計画立案、広告製作までを手がけます。
管理職(総務・経理)
総務部では主に来客対応、オフィスの備品や建物の管理、社内行事の企画運営、防災防犯対策などを行い、企業全体に関する業務に幅広く対応します。
経理部では、主に利益、資産、経費といった企業のお金の流れの管理を行います。
技術職
食品メーカーにおける技術職には、主に研究開発職、生産・品質管理職があり、どの職種も食品メーカーにとってはとても重要な仕事です。
下記では、それぞれの職種がどのような働きをしているのか確認していきましょう。
研究開発職
研究開発職は、メーカーが新商品を生み出すのに必要不可欠な職種です。
研究結果をもとに独自の技術を駆使しながら、原材料の選定、栄養計算、試作品作成を行い、試食会を重ね、計画したコスト内で製品が生産できるかを検討します。
そのため、研究開発職では高度な理系の知識(農学、生物学、栄養学、化学など)が必要とされます。
生産・品質管理職
生産管理職は、生産工場内で働く人員配置や生産現場の管理・調整などを行い、スケジュール通り納期に間に合うようにマネジメントします。
製造や営業と連携することが多いため、データや情報を見て的確な判断をしながら、物事を調整できる能力が求められるでしょう。
品質管理職は、製造した食品の安全性チェックなどを行います。
安全・安心な製品を流通させるため、細菌検査や衛生指導、製品が基準通りに作られているか、味は正確か、作業手順は間違っていないかなど、自社製品の品質に関わる内容の管理・確認が重要です。
【きついって本当?】食品メーカーでの働き方について
皆さん一度は「食品メーカーで働くのはしんどい」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
恐らく皆さんが「しんどい」とイメージを持っている仕事は、工場での製品加工や組み立て、仕分け、包装などかと思います。
しかし、上記でも紹介しているように食品メーカーには食品製造業務の他にも企画・マーケティングや営業・販売等様々な業務があります。
そのため、一概に「食品メーカーで働く=しんどい」とは言い難いです。
例えば食品製造業務の場合、「1日中同じ作業を繰り返して行わなくてはならない」ことが「しんどい」と言われる最大の要因かと思います。
そのため、単純作業が苦手な方や、コミュニケーションを取りながら仕事をしたい方には、かなりしんどい仕事だと感じるでしょう。
しかし、1人で黙々と仕事を行いたい方や単純作業が好きな方には、食品製造の仕事がかなり魅力的に感じるでしょう。
「食品メーカー=しんどい」と思い込むのではなく、一度食品メーカーでの働き方を理解することが重要です。
【業界分析!】食品メーカーへの理解を深めるためにMatcherがオススメ
食品メーカーの仕事や事業についてもっと知りたいという方におすすめなのが就活相談プラットフォームのMatcher(マッチャー)です。
Matcherは所属大学や学年に関係なく、社会人に就活相談ができるプラットフォームです。「就活相談にのるので、〇〇してくれませんか?」という社会人のプランに応じる形で、簡単に就活相談ができます。
【社会人の所属企業一覧(食品業界一部)】
味の素、ニチレイフーズ、住商フーズ、日清食品HD、明治、ネスレ日本、オイシックスドット大地、日本ハム、敷島製パン、亀田製菓、ハウス食品、など
【利用者の声】
・食品メーカーが気になっていることもあり、食品メーカーのイメージなど教えてもらいました。就活の話もたくさん教えてくれたので、私にとってとてもプラスな話ばかりでした。何でも丁寧に答えてくれて嬉しかったです。ありがとうございました。
食品業界や企業についての理解が深いため、適切なアドバイスをくださることでしょう。ぜひ話を聞きに行き、みなさんの就活の糧としてください。
Matcherに登録する(無料)
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終わりに
食品業界における、食品メーカーの仕事内容を解説してきました。
様々な職種が存在することを理解していただけたでしょうか?
食品メーカーを志望している人は、自分が具体的にどんな仕事をしたいかイメージしておくと、企業の選考の際に具体的な話をすることができるでしょう。
この記事で知ったことを元に、ぜひ詳しく各食品メーカーについて調べてみてください。
次の記事では、食品メーカーと商社のつながりについてお伝えします。商社にも食品メーカーにも興味を持っている人は多いはず。
具体的にどのように両者が関わっているのかを解説するので、ぜひ読んでみてください。
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食品業界における商社の役割とは?
様々な職種が存在することを理解していただけたでしょうか?
食品メーカーを志望している人は、自分が具体的にどんな仕事をしたいかイメージしておくと、企業の選考の際に具体的な話をすることができるでしょう。
この記事で知ったことを元に、ぜひ詳しく各食品メーカーについて調べてみてください。
次の記事では、食品メーカーと商社のつながりについてお伝えします。商社にも食品メーカーにも興味を持っている人は多いはず。
具体的にどのように両者が関わっているのかを解説するので、ぜひ読んでみてください。
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