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食品業界の現状や課題を伝える画像です。

食品業界の現状・課題と今後の動向

人々の食と健康を支える食品業界。味の素やカルビーなど、みなさんも一度は聞いたことがある人気企業が数多くあります。この記事では、そんな食品業界の現状や課題、そして今後の動向を解説。ぜひご一読いただき、食品業界への理解を深めてください。

2018.06.20

食品業界の現状や課題を伝える画像です。

【食品業界 目次】

‌第1章
‌食品業界の現状・課題と今後の動向←Now

‌第2章
第3章
第4章
第5章

‌はじめに

‌人々の食と健康を支える食品業界
味の素の「Cook Do」や日清食品の「カップヌードル」、明治の「きのこの山」など、みなさんの生活に馴染みが深い商品が多いのではないでしょうか?

この記事では、そんな食品業界の構造から現状、課題や今後の展望についてわかりやすく解説します。食品業界を受けるのであれば必ず知っておくべき知識ばかり。ぜひご一読いただき、業界への理解を深めてください。

‌そもそも食品業界とは?

「食品業界」と聞いて、みなさんは何をイメージするでしょうか?

例えば「きのこの山」や「たけのこの里」のように、コンビニで並ぶ商品をイメージする人は少なくないでしょう。しかし、食品業界が扱う商品はそれだけではありません。「きのこの山」や「たけのこの里」を作るためには砂糖や小麦粉、植物油など様々な原料が必要。食品業界はそのような原料を生産する企業も含みます

ここでは、食品業界に属する企業を原料を生産する企業、そして加工する企業の2つにわけて解説します。どのような種類の企業が食品業界に携わっているか、代表的な企業と合わせて確認してみてください。

‌原料に関連する企業

原料とはその名の通り、加工食品を作る材料になるものです。ここでは3つのタイプに分けて紹介します。

①農業系

農業系とは農家によって生産される野菜や果物のこと。ここでポイントとなるのはJAグループ(農業者の協同組合)です。JAグループは、生産物の出荷や生産資材の提供を通して、農家の生産を支援している組合です。

この他にも農薬や肥料、種苗、農機など、様々な商品を生産する企業が関わっています。最近では「オイシックス」など、野菜などの食材を定期宅配をするネット通販も話題に。気になる方はぜひ調べてみてください。

農業関連を扱う代表的な企業

JA、ホクト、フィード・ワン(肥料・飼料)、住友化学(農薬)、クボタ、オイシックス(宅配)

②水産系

漁業・水産系は魚介類をはじめとする水産物を扱う企業です。天然の水産物のほか、養殖でも生産が行われています。

水産物を扱う食品メーカーの代表的な企業

マルハニチロ、OUGホールディングス、日本水産

③製糖、製粉、製油系

砂糖、小麦粉、油などを生産することを製糖、製粉、製油と言います。砂糖はサトウキビ等、油は大豆や菜種、小麦粉は小麦を原料として生産されます。

製糖、製粉、製油を扱う食品メーカーの代表的な企業

三井製糖、日清製粉、日本製粉、日清オイリオ、不二製油

加工食品に関連する企業

加工食品とは原料を加工し、生産された商品のこと。ここでは加工食品の企業をを7つのタイプに分けて解説します。

①調味料

調味料とは、料理の調味に使う材料。例として上げられる食品メーカーの商品は、キユーピーの「マヨネーズ」や、味の素の「うま味調味料」、キッコーマンの「しょうゆ」です。

調味料を扱う代表的な食品メーカー

味の素、キユーピー、キッコーマン、ミツカン、ハウス食品、カゴメ、エスビー食品

②食肉製品

食肉製品とは肉を原料とする加工食品。例としてあげられる食品メーカーの商品は、日本ハムの「ロースハム」や「シャウエッセン」などです。

食肉製品を扱う代表的な食品メーカー

伊藤ハム米久HD、日本ハム、丸大食品、プリマハム

③水産加工品

水産加工食品とは魚介類などの水産物を加工した製品。例として挙げられるのは、ニッスイの「おさかなのソーセージ」や「海からサラダフレーク」などがあります。

水産加工品を扱う代表的な食品メーカー

マルハニチロ、日本水産、極洋

④冷凍食品

冷凍食品とは、調理した食品の冷凍させ長期保存できる形にしたもの。その例として挙げられる食品メーカーの商品は、ニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」です。食卓用おかずからお弁当用おかずまで幅広く展開がされています。

冷凍食品を扱う食品メーカーの代表的な企業

日本水産、ニチレイ

⑤即席麺

即席麺とは、いわゆる「カップ麺」や「袋麺」のこと。

‌即席麺の例として挙げられる食品メーカーの商品は、日清食品の「カップヌードル」、東洋水産の「マルちゃん」などがあります。

即席麺を扱う食品メーカーの代表的な企業

日清食品、東洋水産、サンヨー食品

⑥菓子

菓子の例として挙げられる食品メーカーの商品は、ロッテの「トッポ」などのチョコレート菓子や、カルビーの「じゃがりこ」などのスナック。亀田製菓の「柿の種」などの米菓やUHA味覚糖の「シゲキックス」などのあめ菓子が例として挙げられます。

菓子を扱う食品メーカーの代表的な企業

明治、ロッテ、江崎グリコ、森永製菓、不二家、ブルボン、カルビー、おやつカンパニー、亀田製菓、UHA味覚糖、カンロ

⑦パン

パンの例として上げられるのは食品メーカーは山崎パン。代表的な商品は「ロイヤルブレッド」「超芳醇」などです。ほかにも「ポケモンパン」で有名な第一屋製パンなどは知っている人が多いでしょう。

パンを扱う食品メーカーの代表的な企業

山崎製パン、フジパングループ、第一屋製パン、敷島製パン

食品業界のビジネスモデル

ここまで、食品業界における食品の種類について説明してきました。ここからは、食品業界に属するがどのように収益を上げているのかを解説します。ここでは例として、コンビニに並ぶパンのメーカーを例に考えてみましょう。

①原料の調達

パンのメーカーがパンを作るためには、当然ながら材料を調達しなければなりません。パンの主な材料は、小麦粉。パンのメーカーは原料メーカーから、小麦粉をはじめとする原料を購入します。

‌原料メーカーは、この例のように加工メーカーや一般消費者に原料を購入してもらうことで収益を上げているのです。

②原料の加工

原料メーカーから小麦粉をはじめとする原料を仕入れたパンメーカー。次は仕入れた原料を加工し、パンを作っていきます。

③小売店へ販売

パンメーカーで作られたパンは、原料の費用に付加価値分の価格を上乗せし、小売店(スーパーやコンビニなど)に販売します。ここでパンメーカーは収益を上げることができるのです。

④消費者の元へ

パンメーカーからパンを仕入れた小売店は、仕入れ値に上乗せをした価格で私たち消費者に販売します。

上記が、食品に関わる企業それぞれの関わりと収益の上げ方です。食品に関わる様々な関係者が、その都度、自社の介在価値を発揮することで、収益を上げています。

食品業界の現状と課題-今後の展望 は?

ここまで、食品業界で扱われる商品の解説を行いました。ここからは食品業界の現状と課題について説明を行います。食品業界が置かれている状況を客観的に把握し、キャリア選択の参考にしてください。

人口減少による市場縮小

みなさんご存知の通り、日本は現在少子高齢化が進み、人口が年々減少しています。今後も人口減少の動きが止まることはないでしょう。

‌人口が減少するとはすなわち、食べ物を消費する人が減るということ。食品業界の売上に良い影響をもたらさないことは、容易にイメージができるでしょう。
食品業界の現状に課題があることがわかるグラフです。出典:農林水産省 「食料消費と食品産業の動向」(参照日:2018年4月16日)

‌さらに、食料を消費する人の数が減っているだけでなく、一人あたりが消費する食費も伸び悩んでいます。国内市場が頭打ちになっている点は、食品業界にとって重要な課題です。人口が増加し、食品の需要も増加する海外、特に新興国へ事業を展開していく動きが活発なると考えられています。

‌中食の消費拡大、内食の停滞

食品業界の動向として顕著な中食市場の拡大‌出典:一般社団法人日本惣菜協会「2017年版惣菜白書-ダイジェスト版-」(参照日:2018年4月16日)

‌上記の図からわかるように、中食(惣菜)の市場規模が拡大しています。なお家庭調理を意味する内食は停滞、外食はゆるやかに拡大。原料を加工する重要性がますます増していることが読み取れるでしょう

日本の食品メーカーの低い利益率

日本の食品メーカーは、海外の食品メーカーと比較して利益率が低いことが課題です。味の素は2016年度連結業績は利益率が8.8%、、明治は6.8%となっています。一方で「オレオ」で有名なモンデリーズ・インターナショナルが利益率30%、「キットカット」で有名なネスレが15%の利益率を誇っています。この点を考慮すると日本の食品メーカーの利益率は低く、課題と言えるでしょう。
‌出典:
味の素「味の素グループ統合報告書」(参照日:2018年4月16日)
明治「2016年度 決算説明資料」(参照日:2018年4月16日)

環境変動リスク

食品メーカーは製造コストが大きく変動することがあり、収益が不安定な傾向があります。原因は為替や相場などに影響されるから。そのため、原価を低減させることや、商品の要領や価格などを状況に合わせて変更させることが求められています。

さいごに

ここまで、食品業界の現状と課題をお伝えしてきました。みなさんの食品業界についての理解が深まっていれば幸いです。ぜひ自分の気になる企業については、より深く調べてみてください。

‌次の記事では、食品メーカーの具体的な仕事内容についてお伝えしていきます。
‌食品メーカーを志望している人は、ぜひ読んでみてください。
  • 食品メーカーの仕事内容を理解しよう
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    ‌【利用者の声】
    ‌・食品メーカーが気になっていることもあり、食品メーカーのイメージなど教えてもらいました。就活の話もたくさん教えてくれたので、私にとってとてもプラスな話ばかりでした。何でも丁寧に答えてくれて嬉しかったです。ありがとうございました。

    ‌・私が食品企業を志望していることもあり、経験談も兼ねて選考のこと、企業の特徴などと具体的なことについて教えて頂きとても参考になりました。

    ‌・食品業界の営業、優秀な社会人像など多岐に渡るお話を聞かせて頂きました。特に就職活動で大切な事に関して、もっと自分も取り組んでいこうと思いました。

    ‌食品業界や企業についての理解が深いため、適切なアドバイスをくださることでしょう。ぜひ話を聞きに行き、みなさんの就活の糧としてください。
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