【徹底解説】営業職はきつい?種類や仕事内容、メリット3選を紹介

2023/10/11
職種研究
業界の仕事内容
営業職
目次
1.
営業職とは
2.
【対象顧客別】営業の種類
3.
 【形態別】営業の種類3つ
4.
【手法別】営業の11の種類
5.
【業界別】営業職の仕事内容
6.
営業職についてよくわかる本
7.
営業という仕事をより深く理解するために

営業職とは

営業職とは、自社のサービスや商品で、顧客の願望に答えたり課題解決したりすることをアピールして、購入や契約に繋げる仕事のことです。
営業は契約を取り付ける役割を果たしています。
契約を取り、商品やサービスを提供することで、売上が発生するため、企業にとって営業の存在は欠かせません。
「営業職=対面で客と関わる」というイメージがある人も多いでしょう。
しかし、営業職の中には電話やメールだけで契約に繋げる「インサイドセールス」など、提供する形態によって営業の種類は様々です。

‌本記事では、営業職について徹底解説します!

‌営業職がきついといわれる理由

営業を経験したことがない人の中には「営業職はきつい」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
「営業職がきつい」と言われる理由の多くは、営業職ならではの「ノルマ」です。

営業職には、チームや個人で月、年毎に契約数や売上金額など目標の数字が設定されます。目標として設定された数字を達成できなければ、過度なプレッシャーにさらされたり、仕事量と給与が見合わないと感じたりするでしょう。

そもそも営業職の特性と自分の性格がマッチしていなければ、アポ取りや飛び込み営業に高いハードルを感じたり、人と接すること自体が苦痛に感じたりすることもあります。

‌販売職との違い

販売職と営業職は「客にモノ・コトを売る」という点では共通していますが、客の購入意思が異なります。
・販売職
店に来た客の商品購入をサポートする仕事。
来店した時点で客はその店に興味がある状態なので、購入意思は高めといえるでしょう。

・営業職
自社の商品やサービスを知らない客に対して、営業活動をして購入や契約を促す仕事。
購入意思を高めるために、単に「売る」だけでなく、相手が抱える課題や疑問を解決できる提案をします。

【対象顧客別】営業の種類

営業職と聞いて思い浮かべるのは「新規営業」や「飛び込み営業」が多いかもしれません。
前述した通り、営業職は営業する相手によって方法が変わるため、「新規営業」や「飛び込み営業」だけではありません。
対象顧客別にした、営業の種類3つについて解説します。

①法人営業

法人営業とは、企業や団体を相手にモノやサービスを売る営業方法です。
BtoB(Business to Business)営業とも言われます。

扱う商材は
・有形商材(不動産・精密機械の部品・OA機器・洋服等)
・無形商材(人材サービス・コンサルティング・金融商品・ITシステム等)
などがあります。

法人を対象としているため、取引先企業の企業規模や決裁者、予算や決算月などさまざまな情報を把握しなければいけません。

②個人営業

個人営業とは、個人や個人経営のお店に対して営業を行う仕事のことを言います。
扱う商材は様々ですが
・保険
・ウォーターサーバー
・マンション(不動産)
・ウエディングのアドバイザー
・旅行のプランナー
などが代表的です。

対個人であるため、お客様一人ひとりに向き合わなければいけません。

コンシューマー

コンシューマ営業とは、主に代理店、大手家電量販店や大学生協などを中心とした営業です。
エリア内の店舗を定期的に訪問し、販売促進、販売台数や売上金額の確認および管理などを行います。
コンシューマー営業は、メーカーや携帯会社など自社で製品を開発・販売している企業に多いです。

 【形態別】営業の種類3つ

営業を営業形態によって分類すると
・メーカー営業
・商社営業
・代理店営業
の3つがあります。

それぞれ具体的に解説します!

①メーカー営業

メーカー営業の仕事は、自社で製品を作っているメーカーにおいて、自社の製品を売り込みます。
一般消費者に営業をする場合もありますが、多くのメーカーはBtoBビジネスで、営業相手のほとんどが法人です。

②商社営業

商社営業は、企業や個人へ営業を行い仕入れた商品を販売する仕事です。
既存の顧客への営業はもちろん、新規顧客の開拓や仕入先の確保、マーケットの分析など多岐にわたる業務を担当します。

③代理店営業

代理店営業は、自社製品を販売してくれる代理店の開拓やサポートをする仕事です。
自分では直接販売は行わず、代わりに販売してくれる代理店を増やし、彼らが多くの商品の売上を挙げられるようにサポートします。

【手法別】営業の11の種類

ひと口に「営業」といっても、その手法や顧客へのアプローチ方は多様です。
ここから営業の12種類の各特徴について、解説していきます!

①新規開拓営業

新規開拓営業は、既存の顧客ではなく新たな顧客に対して営業活動を行います。
企業が売上を伸ばしてさらに成長していくためには、既存の顧客だけではなく、新たな顧客を増やしていかなければなりません。

新規の顧客を獲得するために、初対面の相手と一から信頼関係を構築する必要があるため、営業活動のなかでも高度な営業方法が必要です。

②ルート営業

ルート営業とは、既に取引実績のある顧客に営業をしていく仕事です。
顧客のところへ行き、
「使っていただいている商品やサービスの調子はどうか」
「不具合はないか」
などを確認や、必要に応じて新作の提案を行います。

相手の都合に合わせて取引をしていくので、取引先によっては商談をするのは夜や休日になることもあるでしょう。

③訪問・テレアポ営業

訪問・テレアポ営業は、見込み客・新規顧客に対して直接電話をかけ(もしくは訪問する)商談や訪問などのアポイントを取得する営業方法です。
訪問・テレアポ営業では、商品やサービスの説明は不要で「もっと詳しく聞いてみたい」ときっかけを与えます。

テレアポは現代でも多くの企業で採用されていて、特に営業会社などでは、新人に任せる仕事はテレアポからという企業もあるくらいです。

④飛び込み営業

飛び込み営業は、訪問営業の一種で、事前にアポイントメントをとらず、飛び込みで訪問する新規営業開拓の方法のひとつです。
突然訪問するため、相手は準備ができなかったり、そもそも商品やサービスのニーズがなかったりで営業を拒否されることが多々あります。

⑤テレコール営業

テレコールとは、営業担当者が電話を用いて消費者や顧客に対して商品説明や販売を行う営業手法のことです。
電話勧誘営業などと呼ばれることもあります。

先ほど紹介した、テレアポ営業とは違って、電話でのやり取りのみでクロージング(受注)までを行う営業です。

⑥インサイドセールス

インサイドセールスは、見込み客(リード)に対して非対面で行う営業活動のことです。
「内勤営業」や「リモートセールス」とも呼ばれます。
インサイドセールスの手法には、電話やメール、SNS、Web会議システムなどが用いられ、リモートワークが定着した昨今に増加しました。

会社にいながら営業活動を行えるため、スピード感のあるアプローチや効率的な営業活動ができる点が大きな強みです。

⑦反響営業

反響営業は、自社から出した広告やメディアへの問い合わせに対応しながら商談につなげていく営業方法です。
商品やサービスのターゲットを事前にリサーチして、広告戦略と連動させることで高い効果が期待できます。

⑧深耕営業

深耕営業は、継続的なアプローチを既存顧客に行い、自社に対する信頼を厚くする営業です。
深耕営業の目的は、収益の向上よりも安定化や信頼関係の構築などが中心になってきます。

⑨カウンターセールス

カウンターセールスとは、その名の通りカウンターにおいてセールス業務を行う仕事のことです。
来店した顧客に対して、営業活動を行うため、営業場所は基本的に実店舗で行います。
保険代理店や旅行代理店の窓口、住宅展示場、携帯電話の店舗販売などが挙げられるでしょう。

⑩海外営業

海外営業とは、海外の市場を開拓し、海外の企業または個人に対して自社の製品やサービスを提案・販売する仕事です。
ひと口に海外営業といっても、働き方は主に
・基本が国内勤務で必要に応じ海外へ出張する
・海外に駐在する
の2つがあります。

一般的にはターゲットとなる海外の現地に拠点を設けて活動しますが、現地の販売代理店などを通して、国内から提案や販売活動を行うことも少なくありません。

⑪医薬営業

医薬営業とは、病院やクリニックなどの医療機関や調剤薬局などを訪問する、医薬品を専門とした営業のことです。
医薬営業には、「MR(医薬情報担当者)」と「MS(医薬品卸販売担当者)」があります。
MR(医薬情報担当者:Medical Representative)とは、主に製薬企業の営業部門に所属する営業職です。
医療機関を訪問して、自社の医薬品の品質や有効性などの特徴や、適正な使用方法を伝えています。

一方、MS(医薬品卸販売担当者:Marketing Specialist)とは、医薬品販売会社の営業部門に所属する営業職です。
医薬品や医療材料、医療機器など、医療に関わる様々な企業から仕入れた商品を医療機関や調剤薬局などに販売します。

‌Matcherを使って営業職を理解しよう

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‌営業職のメリット3選

営業職に対して、悪い印象を持っている人や「営業職に配属されたらどうしよう」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
ここで営業職ならではのメリットについて以下の3つをご紹介します。
‌①顧客との距離が近い
②キャリアップに繋げられる

①顧客との距離が近い

営業職は日々顧客に会って、悩みやニーズなどを聞き出し、商材の売り込みや顧客の課題解決に寄り添うことが主な仕事です。
そのため、顧客との距離が近い分密接なやり取りができます。

顧客も様々なタイプの人がいるため、色々な人と接することでコミュニケーション能力を高めることも可能です。

②キャリアアップに繋げられる

営業職は、成績が売上という金額や数字で具体的に表されます。
そのため、他の職種よりも評価の基準が明確になりやすく、実績を挙げれば社歴や年齢に関係なく評価してもらいやすいです。
売上目標を達成すれば、昇給や昇進に繋げられる点は、営業職の大きな特徴と言えるでしょう。

③課題解決能力が身につく

営業職の仕事の目的、ミッションは、顧客が抱える課題を的確に認識・分析し、その課題を解決に導く最も効果的な方法を提案することです。
そのため、より正確な情報を引き出すヒアリング力やコミュニケーション能力、物事の本質を見極める論理的思考能力などが求められます。

これらの重要なスキルは営業を行う中で、努力次第では身につくので、課題を解決に導くために必要なあらゆるスキルを磨けるでしょう。

【業界別】営業職の仕事内容

それでは、営業職の具体的な仕事内容がイメージできるように、業界別で紹介します。
営業の仕事がいまいちイメージできない方は、是非参考にしてください!

①ホテルの営業の仕事内容(新規開拓)

ホテルは華やかな職場で営業とは無縁のイメージがあるかもしれませんが、他の会社のように営業職があります。
ホテルの営業職の仕事、とりわけ新規開拓の仕事は
旅行会社に対して旅行のプランに自分のホテルの宿泊を組み込むことを提案
・見込み客のビジネスマンが多い会社に、出張や社員旅行の際に自分のホテルを利用してもらうための提案
などです。

②広告代理店の営業の仕事内容

広告営業の主な仕事は
・クライアントの情報管理
・広告企画や提案
・実施のスケジュール
・予算管理
などです。

クライアントの担当窓口として、企業の広告・宣伝部門や広報などと密にコミュニケーションをとり、受注したり、コンペ案件の情報収集したりします。

広告営業は、クライアントにスケジュールを合わせる必要があるため大変ですが、クリエイティブな要素がある点は魅力的です。

営業職についてよくわかる本

最後に、営業職についてよくわかる本を2冊ご紹介します!

①知識ゼロからの営業入門

一つ目は、知識ゼロからの営業入門です!

‌営業という仕事の成長は、すべて「お客様とあなたとの間にある」。
‌まず、営業の第一歩は「アポイント」を取ること。アポ取りの電話が憂鬱で仕方がないときや、お客様から罵倒されたり、ガチャ切りされてしまったらどうすればよいのか。営業結果を出したければ、1人でも多くのお客様に1回でも多く会うこと。チェックリストで今のあなたの営業力がわかる!わかりやすく、すべてのビジネスパーソン必読の一冊。
出典:amazon

②「営業の仕事」についてきれいごと抜きでお話します


‌「売るテクニック」よりも大事なこと。そのサブタイトルに偽りなしの素晴らしい内容で営業に携わる私にとってとても参考になりました。この類いのビジネス本はその業界でしか通用しないような偏った内容になる傾向が少なくありませんがこの本にはどの業界でも通用する原理原則が込められています。 
出典:amazon

営業という仕事をより深く理解するために

営業の仕事内容について説明してきました。
‌「営業職」といっても仕事内容は様々。自分の行きたい会社の営業職がどんな仕事内容なのか、選考を受ける前に必ず知っておくようにしてください。

‌おすすめなのは、実際にその企業に勤めている社会人に話を聞きに行くことです。そのOB・OG訪問におすすめなのが、弊社が提供するOB訪問アプリ「Matcher(マッチャー)」です。
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