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【業界研究】出版業界の革命児?電子書籍を知ろう

出版業界において存在感を増しつつある電子書籍。この記事ではあまり知られていない電子書籍について分かりやすく解説します。電子書籍はこれから伸びていくと言われている分野。しっかりと把握して、出版業界への理解を深めましょう。

2018.03.07

電子書籍の画像です。

【出版業界 目次】

第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
【業界研究】出版業界の革命児?電子書籍を知ろう←Now

‌第6章
第7章

はじめに

多くの学生から人気を集める出版業界。前回は私たちにとって身近な存在である書店について説明しました。
今回の記事で扱うのは、紙媒体の刊行物の市場は縮小傾向にあるなかで市場を拡大している電子書籍です。
この記事では今注目が集まっている電子書籍について分かりやすく解説します。既存の出版物との違いを把握して、出版業界への理解を深めてください。

そもそも電子書籍とは?

電子書籍は、紙媒体ではなく、電子情報として書籍の内容を端末に配信するものです。目次やしおりなど、体裁は紙の書籍と同じ形をとることが多くなっています。
電子書籍の利点は、多くの書籍の情報を端末に保存できる点です。これにより、本を保管する場所を確保する必要がなく、大量の情報も簡単に持ち歩くことができます。印刷コストが発生しない分、紙媒体の約80%ほどの価格で手に入れることができるのも魅力の一つと言えるでしょう。

電子書籍の流通構造

電子書籍の流通構造を示す図です。‌電子書籍の流通は紙媒体の流通と異なる点がいくつかあります。基本的には上図のように3つの会社を介して読者の手元に電子書籍が届きますが、例外もあり、紙媒体よりも柔軟な流通構造になっていると言えるでしょう。

出版社

電子書籍は紙媒体同様、基本的には出版社から提供されます。現在、電子書籍のほとんどが紙媒体で発行されたものを電子化したものであり、電子書籍の発行は紙媒体の発行物と同じ出版社が多くなっているのが現状です。
紙媒体の売り上げが芳しくない中で、電子書籍のコンテンツ拡充に力を入れている会社や電子書店を直営している会社もあります。

‌出版社の代表企業

‌集英社、小学館、講談社

電子書籍取次

出版社と電子書店がやり取りする際に生じる売上管理や請求といった事務手続きのほか、データを納品する際に生じる諸業務の効率化を担っているのが電子書籍取次です。電子書籍取次が間に入ることで、出版社は取引会社が拡大しても、それに伴う負担増大が軽減され、書店も納品管理を効率化できます。
それ以外にも電子書籍取次によっては、販売状況を日ごとに追えるサービスを出版社に提供し、出版社をサポートしています。
ただし、紙媒体の出版取次とは異なり、物理的な在庫や物流機能の管理を行いません。また、紙媒体ではほとんどの書籍が取次を経由して流通しますが、電子書籍は電子書籍取次を介さず出版社や電子書店、あるいは著者と電子書店が直接やり取りする場合があります。

電子書籍の代表企業

‌メディアドゥ、モバイルブックジェーピー
  • 【業界研究】本の商社?出版取次の仕事を知ろう
  • 電子書店

    電子書籍を読者の手元に配信するのが、電子書店です。近年、コミックを中心に電子書店が急増しています。紙媒体では書籍の販売額が定められており(再販制度)、書店間での価格競争ができません。しかし、電子書籍には販売価格の限定といったルールは適用されず、電子書店は自由に販売することができます。各電子書籍店は定額読み放題や、セールなど独自の戦略を採っていますが、これが価格破壊を起こしてしまう可能性も言及されています。

    電子書店の代表企業

    Amazon(kindle)、楽天(楽天kobo)、パピレス(Renta)

    何が違う?電子書籍と紙媒体

    紙媒体の流通においては出版業界独特のルールが適用されています。それが再販制度(再販売価格維持制度)と委託販売制度です。電子書籍にはいずれのルールも適用されません。
    再販制度とは、出版社が書籍・雑誌の定価を決定し、書店などでで定価販売ができる制度です。この制度によりどの書店でも同じ価格で書籍が同じ価格で手に入る反面、書店は価格競争ができません。しかし、ルールが適用されない電子書店ではセールを行うなど、価格競争を行い他の電子書店と差別化を図ることができます。
    委託販売制度は、書店が売れ残りを一定期間後に出版社に返品できる制度です。この制度により、書店は在庫を気にすることなく多様な商品を取りそろえることができますが、電子書籍にはそもそも在庫が発生しないので、委託販売制度は必要ありません。

    今後どうなる?電子書籍の展望

    先述の通り、出版業界全体では縮小が続いていますが、電子書籍の市場は拡大が見込まれています。しかし、課題が全くないというわけではありません。現在、市場が拡大しつつあるとはいえ、規模は紙媒体の10%にも満たないのが現状です。また、電子書籍の売上の約77%がコミックによって占められており、分野に偏りがあるといえます。
    電子書籍の普及が進んでいるアメリカでも電子書籍の普及率は約20%で頭打ちとなっており、日本市場の動向にも注意が必要でしょう。

    さいごに

    ここまで電子書籍の説明をしてきました。電子書籍は今後の出版業界を考えるうえで非常に重要な要素です。電子書籍を含めて、出版業界について知るためには、業界に所属する人に話を聞くのが最も効果的な手段。
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    ‌ぜひ出版業界の社会人に会いに行き、業界への理解を深めてください。
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