履歴書の学歴欄の書き方|就活でぶつかるエントリーシートお悩み解決
2024/06/26
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皆さんは、履歴書やエントリーシートの正しい書き方を知っていますか?
「留年した経歴はどう書いたらいいんだろう…」
「職歴欄には何を書いたらいいのかな?」
と疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、履歴書の学歴・職歴欄の基本的な書き方・ルールに加えて、
記入の際に気を付けてほしいミスや、最後に確認すべき項目についてご紹介します!
皆さんが履歴書やESを作成する際の参考になれば幸いです。
新卒の学歴・職歴の一般的な書き方
最初に、基本的な学歴・職歴の書き方を紹介します。
(今回は際立たせるように緑字で書いていますが実際に記入する場合は黒字で記入してください。)
学歴・職歴欄の記入に際して、「学歴」と「職歴」は分けて記入します!
欄の中心の位置に「学歴」・「職歴」と記入し、それぞれの項目に関しての詳細を記載していきましょう。
①学歴の書き始めは中学卒業から
学歴は、中学の卒業から書き始めます。
小学校時代から記入してはいけないというわけではありませんが、義務教育が終了したことを示す中学校卒業以降で問題ありません。
中学校の都道府県名は不要
都道府県名を記載したほうが良いのか、迷われる方もいると思います。
結論として、都道府県名の記載は不要です。
〇〇市立△△中学校や、〇〇区立△△中学校のように学校の正式名称を記載しましょう!
しかし、記載してはいけないというルールもありません。
応募先企業の住所と出身中学校が離れている場合や、市区町村名だけでは都道府県名を想像できないかもと感じた場合は、都道府県名を記載してみてもいいと思います!
例えば東京の企業に応募をする場合、
「新宿区立〇〇中学校」と記載があれば、採用担当者の方は東京の学校であると判断することができますよね。
しかし、「伊達市立△△中学校」のように、同一の市町村名が全国にある場合や
どこの都道府県にある学校か伝えたい場合などは、記載しても問題ありません。
②西暦・和暦を統一
入学・卒業年の記載は、和暦でも、西暦でも問題ありません。
注意すべきポイントは、1つの履歴書の中で、和暦、もしくは西暦で統一することです。
採用担当の方が履歴書を見たときに、統一されていないと、見づらくなってしまいますよね。
読みやすい履歴書にするためにも、和暦・西暦の統一は重要なポイントです。
特に、履歴書上部の「〇年〇月〇日 現在」での記載と統一されていない場合があるため、書き終わった際に確認しましょう。
ただし、企業から形式の指定があった場合には、例外です。
学歴・職歴欄の「年・月」の記載が「西暦年・月」となっている場合や、履歴書提出にあたっての説明欄に「和暦で記入」などの記載があった場合は、その形式を守って記載するようにしましょう。
入学・卒業年の早見表
中学校・高校・大学の入学・卒業がいつだったか、不安な人は、以下の早見表で確認してみましょう。
ただし、早生まれの方は、1年前(1行下)の欄を参照してください。
③学校名は正式名称
中学校・高校・大学、全ての学校名は正式名称で記載をします。
学歴・職歴欄でやってしまいがちなミスとして、「○○中学」や「××高校」と記入してしまうことが挙げられます。
履歴書やESは、選考に用いる正式な書類です。
「中学校」や「高等学校」など、正式名称を用いなければなりません。
また、大学名なども正式名称で書くことを心がけてください。
正式名称は、各学校のHPで確認することが可能です。
公立・私立の記載方法
中学校・高校の記載の場合、公立・私立を明確に書き分けましょう。
公立学校の場合
「〇〇市立△△中学校」や「〇〇県立△△高等学校」のように記載します。
私立学校の場合
「私立 △△中学校」や「私立 △△高等学校」のように記載します。
大学名は
「〇〇国立△△大学」や「私立 △△大学」のように、公立・私立を記載する必要はありません。
「〇〇大学 △△学部 ◇◇学科」のように、
大学名、所属学部、学科まで記載をするようにしましょう。
④卒業見込み年月も記載
就活における履歴書やESでは、何年卒であるかが重要視されます。
「〇〇大学 △△学部 ◇◇学科 卒業見込み」
のように、「卒業見込み」という表現を用い、卒業する年度を分かりやすくしましょう。
また、「卒業見込み」とは、卒業に必要な単位が取得できており、会社が指定した入社日までに大学を卒業することが可能な状態のことです。
つまり、履歴書に記載の年月通りに卒業が可能であることを示しています。
「在学中」や「卒業予定」といった表記は、卒業の可能性が低いと誤解される可能性があるため、注意しましょう!
⑤職歴にバイトやインターン経験は含まない
学歴と同様に欄中央に「職歴」と記載したのち、古い順に職歴を記載していきます。
しかし、就活における職歴欄は、正社員や契約社員としての勤務経験を問われているため、
新卒の方の場合、職歴欄は『なし』と書くのが一般的です。
アルバイトやインターンシップの経験は職歴に含まないため、注意しましょう!
⑥最後に右寄せで『以上』
学歴・職歴を全て書き終わったら、一行あけて右端に『以上』と記載します。
『以上』の記載は、「この先は記載していません」ということを示す役割と、
採用担当の方に書き漏れがないことを明示する役割があります。
『以上』の記載をした後に、学歴や職歴を書くことはルール違反となります。
学歴・職歴を書く際に注意すべき5パターン
学歴・職歴欄を書く上での基本を学んだところで、学歴の記入方法で注意すべき5パターンを紹介します。
①留学した場合
まずは、留学したときの学歴・職歴欄の書き方です。
留学した場合は、留学の期間によって書き方が異なります。
留学期間が1年未満
滞在期間が1年未満の場合は、基本的には学歴・職歴欄には記入しないという決まりがあります。
そのため語学力や海外滞在経験をアピールしたいと考えている方は自己PR欄・自由記入欄に記載するようにしてください。
とはいえ、企業によっては3か月以上の滞在は留学と認めるという注意書きがされている場合がありますので、そういった場合は応募企業の指示に従いましょう。
留学期間が1年以上
1年以上の留学をしている場合は以下のように、「留学期間・国名・留学先の大学」の順番で記入します。
1年未満の留学経験と同様に、留学の詳細や経験のアピールをしたいと考えている方は、自己PR欄・自由記入欄に記載しましょう。
②休学した場合
2つ目は休学した場合です。
休学をしたときは、その旨を記載しなければなりません。
明記しない場合は浪人や留年をしたのではないかと疑われる可能性があります。
そのため、休学理由が言えないものでもない限りは以下のように必ず記入するようにしてください。
③転校した場合
3つ目は、転校した場合です。
転校した場合は「転入学」と記載しましょう。
転校する前の「私立××高等学校 入学」の直下に「私立〇〇高等学校 転入学」と記載してください。
④学部・学科を変更した場合
4つ目は、学部・学科を変更した場合です。
学部・学科を変更した場合は「編入学」と記載しましょう。
記述する位置は転校した場合と同じです。
⑤中途退学した場合の履歴書の書き方
最後に、中途退学した場合です。
休学の場合と同様に、可能であれば中途退学の理由を明記しましょう。
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【Q&A】記入時のお困りごと解決
ここからは、履歴書を書く上で、よくあるお困りごとを解決していきます。
Q1.学校を記入するスペースが小さい
学校名を一行に書ききることが出来なくなってしまった場合は、
はじめに、文字のサイズを小さくして、1行に収めることができないか確認しましょう。
パソコンで履歴書を作成している場合、履歴書の文字サイズは10.5〜11ptが基本となっています。
これよりも大きい場合は、文字サイズを小さくして、学校名や学科・専攻名が1行に収まるように調整してみてください。
また、手書きで履歴書を作成している場合、枠に対して8割程度の大きさまでであれば、小さくしても問題ありません。
採用担当の方が読みやすい文字サイズで1行にまとめられるよう、調整してみましょう。
それでも、収まりきらない場合は、キリのいい部分で2つに分けて記入しましょう。
Q2.予備校に通っていた経歴の書き方が分からない
予備校は学校教育法第一条で定められている正式な学校として認められていません。
そのため、履歴書に予備校を記載することはできません。
Q3.浪人・留年の場合の学歴欄への書き方が分からない
浪人・留年をした場合、学歴欄に記載をする必要はありません。
高校卒業から大学入学まで期間があった場合、採用担当の方は「浪人生として活動していたのだな」と理解することができます。
留年の場合も同様に、在学期間から判断可能です。
履歴書に記載する必要はありませんが、
「浪人期間中はどのように過ごしていましたか?」などと、面接時に質問されることもあるため、回答を準備しておきましょう。
Q4.中高一貫校はどのように記載する?
中高一貫校の書き方は2パターンあります。
一つ目は、中学校と高校を分けて記載する方法です。
基本的な学歴欄の記入方法と同様に記載して問題ありません。
二つ目は、中学校を前期課程として、高等学校を後期課程として記載する方法です。
2019年3月 私立〇〇中等教育学校 前期課程 卒業
2019年4月 私立〇〇中等教育学校 後期課程 入学
2022年3月 私立〇〇中等教育学校 後期課程 卒業
のように記載します。
どちらの記載方法でも問題ありません。
Q5.【〇〇年~◇◇年】の書き方が分からない
会社指定のフォーマットで履歴書の提出をする際、在学期間の記入を求められたことはありませんか?
このような場合は、以下のように記入します。
2019年4月~2022年3月 私立〇〇高等学校
2022年4月~2026年3月 ☆☆大学◇学部〇学科 (卒業見込み)
記載にあたって、
・西暦・和暦が統一されているか
・学校名が正式名称であるか
を確認しましょう。
を確認しましょう。
Q6.学歴・職歴欄の行数が足りなくなってしまった
学歴・職歴を書いていて、行数が足りなくなってしまった場合、以下のように対応してみましょう。
まず、履歴書の形式が決まっていない場合は、学歴・職歴欄の大きいフォーマットへ変更しましょう。
規定の履歴書に記載する場合は、1~2行の不足であれば、
・学歴の最後の行から空白の行を作らずに「職歴」と記載する
・「以上」を最後の行の右端に一緒に記載する
などの対応が可能です。
それでも行数が足りない場合は、採用担当の方に相談してみましょう!
Q7.学歴のみ記載が求められている際に「学歴」と記載する必要はある?
基本的には「学歴」の記載を行いましょう。
ただし、行数が少なく学歴を全て書き切ることができない場合は、記載を省略しても問題ありません。
学歴欄で企業は何を見ているのか
企業によって、学歴欄で何を重視しているかは異なります。
一般的には、
・どの学校でどんな事を学んできたのか
・何を専攻していて、希望職種との関連はあるか
・学んできたことを業務でどのように活かせるか
専門的な職種の場合には、
・専攻分野と一致しているか
などを考慮していると考えられます。
学歴フィルターは存在する?
企業が履歴書で学歴欄を書かせるのは、就活生がどのような教育を受けてきたのかを知るためです。
「学歴の記載を求められる」=「学歴によって学生を選別したい」というわけではありません。
「学歴の記載を求められる」=「学歴によって学生を選別したい」というわけではありません。
しかし、企業によっては、いわゆる学歴フィルターをかけて学生を選定することもあると言われています。
学歴フィルターが存在する理由としては、
・志望者が多いため、効率よく選考を進めようとしている
・今までの採用実績から、自社に合う傾向のある大学や学部を見つけたい
といった背景が挙げられます。
学歴フィルターの有無が心配な方は、志望する企業の採用実績大学を見て、自分の所属大学から入社した人がいるかを確かめてみてもよいでしょう。
ミスなく提出するために
履歴書の提出は企業に自分をアピールする最初の機会です。
ミスのない履歴書で、企業に良いあい一印象を抱いてもらいましょう!
よくあるミス3選
履歴書を書いていくうえでよくあるミスを3つご紹介します。
①書き損じを修正テープや二重線で直す
書き間違いをしてしまったとき、修正テープを使ったり、二重線と訂正印で修正したりしている人はいませんか?
これはNG行為です!
履歴書の作成でミスをしてしまった際は、少し大変ですが、新しい履歴書を用意して、書き直しをしましょう。
②消えるボールペンで記載する
間違えても書き直すことができる、とても便利な消せるボールペンですが、履歴書を書く際の使用は、NG行為です。
持ち込んだり、送付したりする過程で、せっかく書いた内容が消えてしまったら、悲しいですよね。
筆者のおすすめは、油性ボールペンです!
履歴書を郵送する際、もし雨で少し濡れてしまっても字が歪むことなく、見ていただけます。
万が一のリスクに備えて、油性のボールペンを使用しましょう。
③印鑑や写真を忘れる
履歴書には、押印欄(ない場合は氏名の右側)に捺印を、
写真貼付欄に写真を貼り付けることが基本ルールとなっています。
「印鑑は最後に押そう!」「写真は後で切って貼ろう!」と考え、忘れてしまっていませんか?
一番良い方法は後回しにせず、気付いたタイミングで、即行動することです。
もし、その場での写真の貼り付けや捺印が難しい場合には、最後に確認を確実に行い、忘れないようにしましょう!
最後に確認したいチェックリスト
提出前の最終チェックで、ミスのない履歴書を提出しましょう!
・黒色のペンで記入できている
・楷書で丁寧な字で書かれている
・語尾が統一されている
・誤字・脱字がない
・空欄なく記入している
・学校名、会社名、資格名などは正式名称で記入できている
・入学・卒業年度に誤りがない
・質問内容に合った回答ができている
・写真の裏に名前を記載し、貼り付けている
・印鑑をまっすぐ捺印している
履歴書の提出は最初に自分をアピールする機会です。
よりよい第一印象を企業に抱いてもらうためにも、履歴書を提出する前には必ず最終確認をしましょう。
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