【就活】リーダーシップを発揮した経験を効果的に伝えるポイント3選

2023/03/13
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目次
1.
面接でリーダーシップ経験はどう伝える?
2.
リーダーシップ経験を問う2つの意図とは?
3.
リーダーシップの経験は高校時代でも大丈夫?
4.
リーダーシップ経験を面接やESで効果的に伝える時のポイント3選
5.
就活でリーダーシップ経験を伝える時の注意点
6.
企業が求めるリーダーシップ4選
7.
【例文】「リーダーシップを発揮した経験」を聞かれたときの回答
8.
リーダーシップの経験は自信をもって話すことが重要

面接でリーダーシップ経験はどう伝える?

「あなたがリーダーシップを発揮した経験について教えてください」と、面接やESなどで聞かれることはとても多いです。
‌しかし、就活で伝えるような「リーダーシップ経験がない」と不安な学生も多いのではないでしょうか?
‌コロナ世代と言われる学生は、団体行動に制限がかけられ、リーダーシップを発揮できるような場面が少なかったかと思います。

‌ただ「リーダーシップを発揮した経験」では組織や内容の規模は関係なく、企業が聞いたことに対して答えられているかが重要です。企業がリーダーシップの経験から何を知りたいのか、しっかり理解しておきましょう。

そもそもリーダーシップとは?

リーダーシップという言葉は明確な定義はないため、意味が広いです。
‌しかし、企業が面接やESで聞くリーダーシップとは
‌・目標達成をするために仲間と協力していけるか
‌・企業へ貢献するための行動ができるか
‌・周りに働きかける力を持っているか
‌など、仕事をしていく上で必要となる能力のことを指します。
‌そのため、回答するエピソードとしては目標達成した経験や仲間と協力してきた経験が中心となるでしょう。

リーダーシップ経験を問う2つの意図とは?

そもそもなぜ企業は「リーダーシップを発揮した経験」を聞くのでしょうか?企業がリーダーシップを発揮した経験を聞く意図としては下記の2つが考えられます。
①応募者の人柄を知るため
②組織へ貢献してくれる人材禍見極めるため企業が問う意図を理解し、意図に沿ったエピソードや内容を選ぶと考えれば、ハードルも下がるのではないでしょうか?それぞれ、詳しく解説します!

①応募者の人柄を知るため

「応募者がどのような人柄であるか」を引き出すためです。
企業は適正のある人材を採用したいと考えているため、面接のなかで応募者の素質を探ります。
そのため、面接ではリーダーシップを発揮したという表面的な部分だけでなく
・どうしてそのような行動をとったか
・結果なにを学ぶことができたのか
など自分の人柄や思考性が伝わるようにしましょう。
リーダーという役割を担ったことがないという方も、リーダーシップをオーナーシップと置き換えてみるのも良いです。

②組織へ貢献してくれる人材か見極めるため

「組織へ貢献するための思考や行動ができる人材か」を見極めるためです。
企業へ入社後は他の社員とともに、目標に向けて仕事に取り組まなければなりません。
その際、リーダーシップがあればメンバーに働きかけ、目標達成の原動力になります。

リーダーシップの経験を通して物事にどう取り組み、向かい合うのかを判断しているのです。

このような企業の意図に沿うためには、経験を話した後に「入社後どう活かし、どのように貢献したいか」をアピールすると良いでしょう。

リーダーシップの経験は高校時代でも大丈夫?

「リーダーシップを発揮した経験」が、高校時代の経験でも面接官が聞く意図に沿っていれば問題ありません
高校時代でも経験したことであるに変わりないからです。

ただし、大学時代と限定される可能性があるので、何かしらの準備はしておきましょう。

【重要】高校時代のリーダーシップ経験を大学で活かせたかを伝える

高校時代の経験から学んだことを、大学時代に活かせたのかを伝えることが重要です。
学生時代とはいえ、高校時代は大学時代と比較すると古い過去であり、高校時代の話だけされると「大学4年間何してたの?」となる可能性があります。

高校時代にリーダーシップを発揮した経験を通して学んだことが、大学時代にどう活きたのかをしっかり伝えられるようにしましょう。

高校時代の経験を選んだ理由を先に伝えておくのも良いです。
ただし高校時代の経験を選んだ理由が「大学時代はコロナで〜」だと言い訳をしているように聞こえるので注意してください。

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リーダーシップを発揮した経験を面接で話す際にどうしても、自信がなく上手く話すことができないと不安な方も多いのではないでしょうか。
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リーダーシップ経験を面接やESで効果的に伝える時のポイント3選

‌リーダーシップ経験を面接やESで、効果的に伝える時のポイント3つをご紹介します。
①リーダーシップ経験を自分で定義する
②論理的に説明する
③その経験を今後どのように活かすのか
以上3つを抑えて、準備をしていきましょう!

①リーダーシップを自分で定義する

まずは「リーダーシップとはどのようなものか」という自分なりの定義を述べましょう。
自分で定義することで
・意味が広いリーダーシップという言葉を明確にできる
・企業に合った人物像かどうかがわかる
といった効果があり、企業側に伝わりやすくなります。

質問への回答として「私にとってのリーダーシップとは○○ということです」と自分のリーダーシップに対する意見を述べ、そこから経験したエピソードを説明しましょう。
そうすることで、面接官との間で「リーダーシップ」に対する認識の差を埋められます。

②型を用いて論理的に説明する

以下の画像のように、型を用いた説明を考えてみると、論理的な説明がしやすいでしょう。
自分なりにリーダーシップを定義したら、裏付けとしてリーダーシップを発揮した経験をエピソードを踏まえて伝えます。
有効に行うためのフレームワークが「S・T・A・R(スター)」+定義づけです。
1. Situation(当時の状況)
‌2. Task(当時持っていた問題意識・目標)
‌3. Action(問題・目標に対して取った行動)
‌4. Result(行動の結果・学び)
「S・T・A・R」は上記4つの言葉の頭文字をとったものです。
リーダーシップを発揮した経験においては、定義づけも加えます。

どのテーマでも使えるものなので、是非覚えておきましょう。

③その経験を今後どのように活かすのか

②でも紹介していますが、企業はその経験を聞くことで入社後に活躍できそうかイメージしています。
リーダーシップを発揮した経験を通して学んだことを、入社後にどう活かすか伝えることで、企業もイメージしやすいです。

このテーマに限ったことではありませんが、どうしても「経験したこと」を中心に伝えすぎて、肝心な学んだことを忘れる傾向にあります。
一番重要な部分と捉えて、考えてみましょう。

就活でリーダーシップ経験を伝える時の注意点

就活でリーダーシップを発揮した経験について注意しなければいけない点について以下の3つをご紹介します。
①役職だけを答えてしまう
②自己PRの内容と一貫性がない
③自信がない
各注意点について、詳しく解説していきます!

①役職だけを答えてしまう

企業が知りたいのは、どのような役職に就いていたのかではありません。
そのため、役職の説明に時間をかけるのはやめましょう。

例えば、チームリーダーになった経験を話す際に
・リーダーはどんなことをするのか
・リーダーになった経緯
を中心に話してしまうなどです。
具体的なエピソードを話し、どのようなリーダーシップを発揮してどう貢献したかを伝えましょう。

②自己PRの内容と一貫性がない

自己PRで話した内容とリーダーシップの経験談には、一貫性を持たせるようにしましょう。
一貫性がないと、企業に内定をもらうために合わせているように見えます。
そうなると、本当の人物像がわからないので、採りたいとは思いません。

③自信がない

リーダーシップを発揮した経験を、自信がなさそうに話していると、印象は悪く、経験して得たことを活かせるのか疑いを持たれます。
リーダーシップを発揮した経験で、大きな規模感でなければいけないことはありません。

他人と比較するのは辞めて、自信を持って話すようにしましょう。

企業が求めるリーダーシップ4選

企業が求めるリーダーシップは、どんな人のことなのか、イメージがつかない人も多いのではないでしょうか?

この人はリーダーシップの素質があると感じてもらうためにも、事前に確認しておきましょう。
ただ、自分に当てはまらないと悲観的になる必要もありません。
参考程度にご覧ください。

①目標を決めて実行できる人

企業の一員として行う仕事は、ただこなすだけでは成果をだすことはできません。
その時の企業や周囲の状況に合わせて自ら目標・目的を決めて実行することが必要です。

また企業に就職することは組織の一員として加わることでもあります。
全体像を見渡し、チームのメンバーと協力しながら、自ら行動を起こす力があるかが重要です。

そのため、企業は目標を決めて実行できるかどうかチェックしています。

②決断力がある人

決断する力は、チームをゴールに導くために必要不可欠です。
仕事を進めていく上で、決断を迫られる場面は多くあるでしょう。
その際に、決断力があることで企業の前進に貢献することができます。

リーダーシップの経験からは、決断力を図りやすいためアピールしてみても良いです。

③困難を乗り越えることができる人

何かトラブルが起こった時に、冷静に問題に向き合い、解決することができるかどうかという点もポイントです。
毎日の業務のなかで、必ず何かしらの問題が起こります。
問題が起きた状況の中で、問題の原因を探し改善策を考えられる力はとても大切です。

リーダーシップの経験からは、責任を持って困難な状況から逃げ出さなかったか見ることができます。

④周囲の人と関係を築ける人

企業に就職する以上、必ず他人と協力しなければなりません。
特にダイバーシティの考え方が重要視される昨今、偏見や強い固定概念を持って差別してしまう人や人に強い言葉であたってしまう人を、企業は恐れています。

リーダーシップの経験から、周囲との付き合い方の部分を見ているのでしょう。

【例文】「リーダーシップを発揮した経験」を聞かれたときの回答

リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時の回答方法を例文でご紹介します。
あくまで参考程度にご覧ください。
無理に合わせると、一貫性に欠けたり掘り下げた質問に対応できなかったりします。

アルバイト

私にとってリーダーシップとは、強い当事者意識を持つこと、そしてチームのメンバーにそれを持つように促すことです。(定義づけ
私は大学2年時から現在にかけて、カフェでアルバイトをしています。そこで自分のリーダーシップを発揮できるよう意識していました。(Situation
私が3年生の時、勤務しているカフェの近くに競合となる新しいカフェがオープンし、新しいカフェへお客様が流れてしまいました。
その時、アルバイトのメンバーは以前まであった意欲を失い、それが接客の態度に現れつつありました。
この状況に問題意識を持った私は(Task)、店長にアルバイトメンバー内で話し合いの場を設けるべきだと進言しました。
実際に話し合いの場を設け、どんな状況でも最高の接客をこころがけ、競合店ができたことに対し悲観的になるのではなく、私たちに何ができるかを考えることが必要不可欠であることを伝えました。(Action
その後私たちは、改めて接客を見直し、加えてカフェの外観を変更しました。
その結果、お客様アンケートでは接客に対して好評をいただき、競合店ができてから沈んでいた売上を競合店ができる前の売上に戻すことができました。(Result
私はこの経験を通して、現状に満足せず周囲を巻き込んで取り組む力を身に着けました。仕事でも全員が同じ目的に向かえるように私なりにリーダーシップを大切にしていきたいと思っています。

リーダーシップの経験は自信をもって話すことが重要

リーダーシップを発揮した経験を聞かれた際の、伝え方や例文を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
リーダーシップの経験に限った話ではありませんが、自信を持って話すことが大切です。
自信をもって話すことで、貴重な経験だと捉え次に活かしてくれそうな印象があります。

是非、話す際には自信を持って話すようにしましょう。

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