【例文あり】自分の強みの見つけ方-面接ではどう答える?

2020/02/06
面接でよくある質問
面接対策
目次
1.
自分の強みを上手に伝えるために
2.
面接官は強みを通して何を見ているのか
3.
‌‌自分の強みを知る4つの方法
4.
‌自分の強みを伝える例文
5.
Matcherに登録して自己分析をしよう

自分の強みを上手に伝えるために

「あなたの強みは何ですか?」

‌面接で度々聞かれる自分の強み。みなさんはどのように回答しますでしょうか?どのように回答したら面接官の評価が上がるのか分からず、困っている人は少なくないでしょう。

‌みなさんが伝える自分の強みは、面接の合否に直結する重要なもの。しっかりと対策をして、企業が魅力を感じるような強みをアピールしたいところです。

‌この記事では、面接で伝える自分の強みの見つけ方、及びその伝え方について説明します。みなさんが面接に臨む際に役立てば幸いです。

面接官は強みを通して何を見ているのか

企業が魅力を感じる強みを伝えるためには、企業がみなさんの強みを通して何を見ているのかを把握しなければなりません。

‌企業が見ていること。それはずばり、みなさんが自社に入社したときに活躍できるか否かです。雇用して給与を払うからには、それに見合った成果を出してもらう必要があります。仕事で成果を出せるか否かを判断する基準になるのが、みなさんの強みなのです。

‌企業に成果を出せそうだと判断される強みをアピールするためには、以下の3つのポイントを押さえておかなければなりません。

‌(1)企業理解に基づいた強みを伝えること

1つは、企業理解に基づいた強みを伝えること。事業内容や仕事内容、社内で活躍している人の持つ資質を調べ、どのような強みが必要になるか考えてみましょう。

‌そして、その強みの中から自分が当てはまるものを選び、自分の強みとしてアピールしてください。企業で生きる強みを伝えることで、自ずと評価が高まるはずです。企業理解を深めるための方法は、以下の記事を参考にしてください。


‌(2)再現性のある強みを伝えること

もう1つは、再現性のある強みを伝えること。自分の強みを伝えるときにありがちな失敗として、実績のみを語ってしまうというものがあります。

‌「私は、甲子園で優勝したことがあります!」
‌「インターン先で成績がTOPでした!!」


‌確かにに華々しい実績ですが、これだけではどんな強みを持っているのか把握することができません。実績だけでなく、その結果に至るまでの思考のプロセスや、実際に取り組んだことについても言及するようにしてください。

‌これらを伝えることで、成果を出したときのように仕事に取り組んでくれるだろうと判断されます。

‌(3)嘘はつかない

自分の強みを伝える際に、嘘をつくのはご法度。面接官は、皆さんが説明した強みについて深く質問をします。エピソードに嘘があるとボロが出て、上手く回答することができません。

‌面接は誠実さが命。嘘をついているのが明るみに出れば、まず選考を通過することができないでしょう。信頼を失うことがないよう、自分を誇大に表現することは控えてください。

‌自分の強みを知る4つの方法

面接官が強みを聞く意図と押さえるべきポイントについて説明してきました。ここからは、面接で伝える強みを見つけるための方法を説明します。‌方法は、以下の4つです。

‌(1)自分史から発揮した強みを探す

自己分析で使える自分史‌自分史は、自己分析を深めるのに役立つ手法の1つです。上の図のように「勉強」、「部活」、「趣味」といったカテゴリーに分け、その時々で経験したことを書いていきます。自分の経験を書き出していく中で、以下のようなことが見えて来るはずです。

‌・自分が当時掲げていた目標
‌・目標を達成するために努力したこと
‌・それによってもたらされた結果


‌上記のようなことを振り返ることで、自分が発揮した強みを把握することができます。異なる領域や異なる時期にも同じ強みが発揮されている場合、それは再現性のある強みだと言えるでしょう。また、エピソードを踏まえて強みを説明できるため、説得力が出ます。

(2)他己分析をお願いする

他己分析とは、他者に自分のことについて聞き、自分の強みや弱みを把握する手法のことです。

他己分析に役立つジョハリの窓上に示した図は、「ジョハリの窓」。人には、自分も他人も知っている領域(開放の窓)、自分は知っているが他人は知らない領域(秘密の窓)、自分は知らないが他人は知っている領域(盲点の窓)、自分も他人も知らない領域(未知の窓)の4つがあることを示しています。

‌他己分析は、自分が知らず、他人は知っている盲点の窓の部分を知ることができる手法なのです。

‌自分の強みについて聞く対象は、友達だけではなく、ご両親やアルバイト先の上司、サークルの先輩など、自分のことを客観的に評価できるような人にすると良いでしょう。また、他己分析をするときは、客観性が大切です。家族から1人、アルバイト先から1人、ゼミから1人といったように、自分が属するコミュニティの中で聞く人が被らないようにしてください。

‌異なるコミュニティに属する人に話を聞きながらも、共通して言われる資質があるはず。それがまさしくみなさんの強みです。面接で伝えることができるよう、どのように強みを発揮したのか、エピソードも一緒に聞くようにしてください。属している組織に関係なく発揮できる強みならば、再現性のある強みとして入社後も発揮できる可能性が高いでしょう。

(3)書籍を活用する

みなさんは、「ストレングスファインダー」をご存知でしょうか?『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』という書籍についている性格診断テスト。

‌少々値段は高いですが、WEB上で自己分析テストを受けることが可能になります。この結果を元に、「共感性」「分析力」等、34の資質のうち自分に合致した強みベスト5を確認することができるのです。

‌このように自分の強みを一言で示されるので、面接官に簡潔に強みを伝えることができます。またその強みを持ったあなたに適した職業も紹介してくれるので、天職を知りたい人にもおすすめです。

(5)自分の弱みに強みを見出す

自分の強みが見つからない人の中には、自分の弱みにしか目が行かない人が少なくありません。しかし、みなさんが弱みだと考えている資質も、見方を変えれば強みになることがあります

‌例えば、みなさんが頑固であることを弱みだと考えているとしましょう。確かに「頑固」と言ってしまうとマイナスの印象を受けますが、責任感が強く、求められていることを最後までやり通せる資質を持っているかもしれません。

‌自覚している弱みがあるのであれば、それが強みとなることはないか考えてみましょう。


自分の強みを伝える例文

強みを文章にしている様子
自分の強みを知る方法を学んだところで、それを上手に伝える方法を紹介します。まずは、以下の例文を御覧ください。

私の強みは、目標を達成するために必要なことを整理し、それを周りに発信できることです。

‌体育会サッカー部の一員として、上位リーグに昇格するため練習に励んでおりました。しかし、1つ1つの練習に目的意識を持たず、日々のルーティンをこなすだけとなっていました。これでは上位のリーグに昇格することができないと感じた私は、競合となる同じリーグのチームを分析。チームとして強化すべきポイントを考え、コーチとチームメンバーに練習メニューの改善を提言しました。私の提言は練習メニューに組み込まれ、重点的に取り組まれるようになりました。チームの課題が克服された結果、20年ぶりにチームを上位リーグへ昇格することができました。

‌ビジネスの現場では、常に高い目標に向かって仕事をしなければなりません。部活で培った自分の強みを生かし、目標を達成するためにはどうするべきなのか日々考えながら励んでいきたいと考えています。


上記の例文で注目すべきポイントは以下の3つです。

‌(1)強みを具体的に表現すること

上の例文では、強みを「目標を達成するために必要なことを整理し、それを周りに発信できること」と表現しています。

‌もしこれが「コミュニケーション力がある」の一言でまとめられてしまったら、強みが抽象的になり、能力ベースで何ができるのかが分かりづらくなってしまうでしょう。

‌「協調性」や「チャレンジ精神」といった抽象的な言葉は使いやすい一方で凡庸なものになってしまいがち。自分の強みを伝えるときは、一歩踏み込んで「何ができるのか」というところまで具体的に説明すると良いでしょう。

‌(2)思考と行動のプロセスにも言及すること

上でも述べた通り、「20年ぶりに上位のリーグに昇格させた」という実績だけでは、自分の強みを理解してもらうことはできません。おすすめなのは、以下の3点を意識してエピソードを説明すること。

‌・自分が持っていた問題意識
‌・それに対して自分が取ったアクション
‌・自分が取ったアクションによってもたらされた結果


これにより、面接官は、みなさんが強みを発揮するための思考を確認することができます。結果を出すための思考が確認できれば、再現性のある強みだと判断してもらえるはず。ぜひ実績だけでなく、その過程についても詳細に話せるよう準備をしてください。

‌(3)自分の強みをどう生かすのか述べること

自分の強みの締めには、自分の強みをどのように生かしていくのか伝えるようにしましょう。

‌これによって、面接官がみなさんの活躍を想起しやすくなり、結果として好印象を持ってもらうことができます。

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