【回答例あり】面接の「最後に一言」って?質問意図と好印象の残し方
2023/04/21
目次
4.
面接で「最後に一言ありますか?」と質問された・・・
「最後に一言、言いたいことはありますか?」
面接の終わりに、上記のような質問をされることは少なくありません。
「この質問って何のためにされているのだろう」
「何と答えるのが正解なんだろう」
「ここで挽回できること・落ちることってあるのだろうか・・・」
など、様々な疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そのような悩みを解決して、企業に好印象を持ってもらえる回答の仕方を紹介します。
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「最後に一言」面接官の質問意図
面接で伝える事柄で良い印象を持ってもらうためには、そもそもなぜ企業がその質問をするのかを把握していなければなりません。「最後に一言言いたいことはありますか?」という質問にはどんな意図があるのでしょうか?
企業が最後に言いたいことを求める理由は、大きく以下の3つです。
(1)最後にアピールチャンスを与えるため
就職時の面接となると、緊張して上手く話せなかった、アピールし切れなかったという経験があるのではないでしょうか。面接官はそんな就活生のために、改めてアピールチャンスを与えてくれる場合があります。
もしくは、面接を通して「合格」と思える決定打に欠ける時に、この質問を投げかけて判断しようとしている場合も考えられます。そのため、最後まで気を抜かずに自分自身をアピールすることが大切なのです。
(2)熱意を確かめるため
最後に一言聞かれたときは、回答すること自体に意味があります。つまり、自分をアピールしようという熱意を示すことが評価に繋がるということです。
「志望動機」や「自己PR」「ガクチカ」などは事前に準備して、面接に臨む人がほとんどだと思います。そのため、話慣れていたり、他の人と似た回答になっていたりする場合が多いです。
そのため、「最後に一言」を投げかけることによって、一人一人の独自性や思考力、積極性を見ているのです。
(3)ミスマッチを防ぐため
企業にとって、内定辞退や早期退職は避けたいことです。そのため、学生の不安や疑問をなるべく早めに解決させておきたいという想いもあります。
そのミスマッチを防ぐために、「質問も受け付けますよ」という意図で時間を設ける面接官もいるでしょう。この逆質問の内容によっては、熱意の高さをアピールすることにも繋がります。
「最後の一言」に盛り込むべきこと
企業がなぜ「最後に一言」を求めるのか解説してきました。
ここでは、具体的にどのような内容を伝えるべきか、紹介します。必ずしもこうである必要はありませんが、以下を参考にしながら、自分なりに準備してくだされば幸いです。
(1)意気込みとお礼
企業への熱意を伝えるという意味では、企業で活躍するという意思を伝えることも有効です。企業が人を採用するのは、自社事業を成長させるため。それに対して貢献したいという思いを伝えるようにしましょう。
意気込みの後には、締めとしてお礼を伝えてください。「本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。」といったようなシンプルなもので問題ありません。
(2)強みを伝える
面接でアピールしきれなかった、もしくは更に強調したい自身の強みを最後に伝えましょう。
さらに、その強みを入社してどの場面で活かせるか、まで伝えることができれば好印象を与えられるはずです。
【就活生に捧ぐ】ESや面接に役立つ自己PR例文集
(3)面接のフィードバックをもらう
面接を通じてフィードバックを求めることで、成長意欲があることをアピールすることができます。
また、次の面接に活かすことができるので、「差支えなければ、簡単に本日のフィードバックをお願いできますか?」などと投げかけてみましょう。
(4)逆質問をする
何か質問があれば、「最後に一言」のタイミングで質問してしまっても良いでしょう。逆質問ですべきおすすめの質問は、以下の記事を参考にしてください。
さらにこの逆質問から好印象を与えるためには、
②それに対して感じたこと
③企業に入社したいと強く思った
上記のような流れにすることです。入社への熱意に加えて、瞬時に対応できる力もアピールできます。
①以下は、逆質問で企業の配属制度について聞いたことを前提に書かれているものです。
御社の配属制度などを聞かせていただく中で、働く社員の意思を尊重されているのだなと感じ、より一層入社したいという思いが強くなりました。今まで培ってきたことを生かし、そしてこれから多くを学び、御社に貢献できる人間になりたいと考えています。本日はお時間をいただきまして、誠に有難うございました。
②
本日の面接を通して伝えたかった、私の一番の強みは粘り強さと行動力です。
例えば、
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「最後に一言」の回答例
今まで説明してきたことを踏まえて、「最後に一言言いたいことは?」と聞かれたときの回答例を紹介します。
①以下は、逆質問で企業の配属制度について聞いたことを前提に書かれているものです。
御社の配属制度などを聞かせていただく中で、働く社員の意思を尊重されているのだなと感じ、より一層入社したいという思いが強くなりました。今まで培ってきたことを生かし、そしてこれから多くを学び、御社に貢献できる人間になりたいと考えています。本日はお時間をいただきまして、誠に有難うございました。
②
本日の面接を通して伝えたかった、私の一番の強みは粘り強さと行動力です。
これを御社に入社した際には、御社の営業職として新規顧客獲得の場面で活かしていきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
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「最後に一言」のNG回答4選
最後に、これだけは避けて欲しい!という回答例を紹介します。
①「特にありません」
面接内で全て伝えきることができたと実感があったとしても、「特にありません。」という回答だけは避けてください。
企業側は最後のアピールタイムを作ってくれているので、面接時間を最大限に使ってアピールしてください。もし何も想い浮かばなければ、お礼だけでも伝えるようにしましょう。
②面接の回答と一貫性がない
最後に自己PRの補足をする場合、面接の中での回答や与えた印象と乖離がないように意識しましょう。
ただ、全く同じ回答をしてしまっては、「応用能力がない」と思われかねないので、注意が必要です。
③長く話し過ぎる
「最後の一言」という文字通り、長くても1分弱にまとめて発言することが大切です。
冗長になってしまうと、要点が伝わらず、面接官の印象に残らなかったり、整理能力がないと思われたりと、逆効果になってしまう場合があります。
④待遇面などの質問をする
待遇面など、企業ホームページを見ればわかることを最後に質問するより、その場でしか聞けないことを聞く方が有意義でしょう。
例えば、
・「どのような時にやりがいを感じますか」
・「入社までにやっておいた方がいいことはありますか」
・「●●が強みなのですが、どこで活かせますか」
最後までしっかりアピールしよう!
本記事では、面接で「最後に一言」を求められたときの回答方法について説明してきました。みなさんが面接本番で回答する際の参考になれば幸いです。
ただ、全ての面接官が「最後に一言」を聞いてくれるとは限りません。また、この質問が無かったからと言って不採用ということでもありません。
聞かれればチャンスだと捉え、自分の魅力や熱意を存分に伝えきりましょう!
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