【就活】自己PRとは何か-企業に評価される作り方
2019/02/08
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選考を通過する自己PRとは?
就活の中で必ずと言って良いほど聞かれる自己PR。どう答えたら企業に好印象を持ってもらえるのか、試行錯誤をしている人もいることでしょう。ところで、そもそも自己PRとは何を伝えるべきものなのか考えたことはありますでしょうか?自分の強みとして当てはまりそうなものを、なんとなく選考で伝えている人が多いように感じます。自己PRは選考の合否に大きな影響を与える重要なもの。自己PRを企業が魅力を感じるものにできなければ、それだけで選考を通過できる可能性が狭まってしまいます。ポイントを押さえて、企業が評価する自己PRを伝えたいところです。
この記事では、自己PRとは何をアピールすべきものなのかを説明するとともに、企業が魅力を感じる自己PRの作り方も詳細に伝えます。ぜひ最後まで読んで、みなさんの就活に役立ててください。
企業が自己PRを聞く目的
企業が評価する自己PRとは、一体どのようなものなのでしょうか?これを理解するためには、企業がどんな目的でみなさんに自己PRを聞くのか把握しなければなりません。企業が自己PRを聞く目的。それはずばり、企業で活躍できる可能性を測ることです。企業が新しく人を採用するのにはお金がかかるもの。さらに、雇用し続けるのにも決して安くない費用が発生します。これらを賄うためには、企業に対して相応の貢献をしてもらわなければなりません。
新卒採用では中途採用のように、前職の実績を元に活躍を推測することは不可能。知ることができるのは、今まで経験してきたことだけです。企業の採用担当者は、みなさんが経験してきたことと、そこで得られた強みは何なのかを聞くことで、どれくらい活躍する可能性があるのか確かめています。
自己PRは今までの経験とそこで培った強みを聞くことで、活躍の可能性を確認するもの。自己PRを通して、みなさんが企業で活躍するイメージを持ってもらわなければなりません。特に何も考えずに自己PRを伝えている就活生が多いですが、これだと企業の意図に沿わないものになってしまいかねません。どうしたら企業の評価に繋がる強みを伝えられるか考えて、選考で伝える自己PRを作っていきましょう。
魅力的な自己PRを作る4つのステップ
企業がみなさんに自己PRを聞く目的について学んできました。ここからは、企業が魅力を感じる自己PRの作り方を説明していきます。踏むべきステップは以下の4つ。少し面倒に思えるかもしれませんが、良い自己PRを作るにはいずれも欠かすことはできません。ぜひ実践して、魅力的な自己PRを作ってください。①企業について理解を深める
当たり前のことですが、自己PRは選考を受ける企業に対して行うも。企業の事業や仕事内容を知らなければ、適切な自己PRを作ることはできません。企業研究を通して、企業で発生する業務やそこで働いている人について理解する必要があるのです。企業研究のなかでも特におすすめなのが、OB・OG訪問。OB・OG訪問では、現場の仕事のやりがいや苦労といったリアルな部分を詳しく聞くことができます。説明会では詳しく説明されないようなところまで知ることができるので、どんな強みをアピールするか考える際に役に立つはずです。
OB・OG訪問のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
②仕事で活躍するために必要な資質を考える
企業研究を通して業務について理解できたら、そこで必要だと考えられる強みを考えていきます。コツは、できるだけ具体的な資質に落とし込むこと。例えば、営業の仕事で必要な資質を考えたときに、「営業力がある」ことを挙げてもあまり意味がありません。
・相手が求めているものをコミュニケーションから理解し、提案できる。
・上手くいかなかったときに、なぜ上手くいかなかったか考え、改善できる。
上記のようなレベルまで落とし込むと、自分が経験してきたことと紐付けやすくなります。必要になる資質は、できるだけたくさん挙げて、自分の経験とすり合わせられるようにしておきましょう。
③自分の経験からアピールできる資質を考える
企業の仕事で求められる資質が一通り洗い出せたら、自分の経験を根拠とできそうな強みを選びます。このエピソードは、自己PRの根幹となるものなので、慎重に選ぶようにしてください。また、伝えようとしている強みと自分が根拠にしようとしている経験が一貫しているかには注意が必要。ここに乖離があると、一気に強みがぼやけてしまうので、意識するようにしましょう。
エピソードは、自分がどのようなプロセスを経て強みを発揮したのか伝えることが重要。
(1)強みを発揮した場面
(2)解決すべき課題/達成すべきゴール
(3)それに対してとった行動
(4)行動によってもたらされた結果
このような流れで伝えることで、みなさんが何を考えて行動するに至ったのかが理解してもらいやすくなります。また、自己PRの中で伝えるエピソードは、後からより突っ込んだ質問をされることがあります。どんなことを聞かれても問題がないよう、振り返りをしておくことをおすすめします。
④伝える構成を整える
アピールする強み、そしてその根拠となるエピソードが決まったら、後は分かりやすく伝わるよう構成を整えるだけです。自己PRは、以下のような3部構成にすることをおすすめします。
(1)結論(私の強みは〇〇です)
(2)強みの根拠となるエピソード
(3)強みを入社後にどう生かすか
自己PRの例文
企業が魅力を感じる自己PRの作り方を説明してきました。ここからは、アピールする強みごとに自己PRの例文を説明します。以下の例文に取り上げられていないものに関しては、以下の記事から自分に該当するものはないか確かめてみてください。協調性
私はチームのパフォーマンス向上に必要なことを考え、行動に移せる人間です。紳士服のお店で販売員のアルバイトをしていたときのことです。スーツには様々な型や価格帯があるため、商品知識を正確に把握することがとても困難でした。そのため接客に苦手意識をもつ従業員が多く、お客様の対応が十分にできていないことが課題でした。これを解決するため、商品の知識を分かりやすく網羅的にノートにまとめ他の従業員と共有したり、定期的な接客の指導をしたりしました。その結果、昨年度と比較してお店全体の売り上げを7%のばすことに貢献できました。
この自分の強みを生かし、社会に出た後も組織のパフォーマンス向上のために何ができるか考え、力を尽くしていきたいと考えています。
コミュニケーション能力
私は、会話の中から相手の求めていることを引き出し、それに対して適切な対応を取ることができる人間です。私はアルバイトで靴屋の販売員をしておりました。最初はお客様に求められた靴を案内していただけで、それがなければお買い上げいただくことができませんでした。どうすればお買上げいただけるか考えた結果、お客様がお求めになっていた靴がなくても欲しい靴の条件を伺い、その条件に合う靴を提案するようにしました。その結果たくさんのお客様に靴を購入していただけるようになり、1ヶ月で80万円相当の靴を販売できるようになりました。社会に出たら、今までの経験を生かし、お客様から課題をヒヤリングし、最適なものを届けるような人になりたいと考えています。
集中力
私の強みは集中力があることです。私は、学生時代にWEBメディアを運営する会社で長期のインターンをしていました。毎月10本以上のインタビュー記事を公開しなければならず、本当に忙しく業務に励んでいました。限られた時間の中で良いインタビュー記事が作れるよう、様々な工夫をしていました。具体的には、同時に複数のタスクに取り組むことを避け、1つのタスクに集中して取り組むようにしました。また、ダラダラと仕事をすることがないよう、1つ1つのタスクに制限時間を設けました。
この経験を通して、忙しい中でも高い生産性を維持して仕事ができるようになったと感じています。社会に出て仕事をするようになれば、インターンでの仕事以上にすべきことが多くなるでしょう。今まで培った仕事のやり方を生かし、高い集中力を持って業務に取り組みたいと考えています。
さいごに
自己PRとは何か、そして企業が評価する自己PRはどのように作れば良いのかについて説明してきました。みなさんが選考で自己PRを作るときに参考になれば幸いです。冒頭でも述べた通り、自己PRは選考の結果を左右する非常に重要なもの。自己PRが評価されるものにできるよう、しっかりと準備をしてください。
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