Webテスト代行はバレる?リスクや就活への影響について解説

2023/10/12
WEBテスト対策
目次
1.
Webテスト代行の実態とは
2.
Webテスト代行を利用するリスク5つ
3.
Webテスト代行の利用がバレたらどうなるのか
4.
Matcherを利用して就活に対する疑問を解決しよう
5.
Webテスト代行がバレた事例
6.
Webテスト代行がバレる理由
7.
Webテスト代行よりも対策をしっかりとするべき
8.
Matcherを利用して就活相談をする
9.
終わりに
Webテスト代行は犯罪行為です。しかし、SNS上にはWebテスト代行業者がいるのも事実です。この記事では、Webテスト代行を利用するリスクと就活への影響について解説します!

Webテスト代行の実態とは

Webテスト代行とは、採用試験で要求されるWebテストを代わりに受験してもらうことです。
以前のWebテスト代行といえば、友人に協力してもらうケースが多かったですが、
最近はWebテスト代行をサービスとする業者が出てきています。
Webテストは、本人確認が厳重ではなく、事前にIDとURLを伝えておくことで、誰でも簡単に替え玉受験をすることが可能です。そのため、代行業者が横行しているのです。

代行業者を利用するためには、オンライン上で申し込むのが一般的です。SNSなどで依頼者を募集しているものも多く存在しています。

Webテストの内容

Webテストとは、新卒を中心とした採用活動において多くの企業で行われているオンラインの適性検査のことを指します。内容は能力検査と性格検査が一般的です。

Webテスト代行では性格検査ではなく、能力検査を代行するのが主流となっています。
現在、大手企業の約8割がWebテストを利用していると言われています。

実際に利用したことのある就活生の割合はどれくらい?

Webテスト代行業者の存在を知っている就活生は多いです。
しかし、実際に利用したことのある就活生は少ないのが現状です。

日研トータルソーシングが調査した、就活生と新卒2年目までの元就活生100名を対象としたアンケートでは、就活生のWebテスト代行への考え方が読み取れます。

Webテスト代行サービスを使ったことはありますか?
・使ったことがある・使おうと思っている:6%
・使いたいと思ったけど使わなかった:20%
・使おうとも思わなかった:74%
‌採用試験でWebテスト代行を利用したことのある人は全体の6%です。
「使いたいと思ったけど使わなかった」と回答した人を含めると全体の26%がWebテスト代行に対して高い関心を持っているといえます。
しかし、74%の人が「使おうと思わなかった」と回答していることから、Webテスト代行を実際に利用する就活生はごく少数であるといえるでしょう。

Webテスト代行を利用するリスク5つ

Webテスト代行は犯罪行為です。
そのためWebテスト代行を利用することで、就活生は多くのリスクを伴います。

①代行業者の信頼度が低く、合格できるとは限らない

Webテスト代行業者を利用しても、必ず選考に合格できるわけではありません。
たとえ絶対合格!合格率90%以上!と謳う業者であっても通過できない可能性は十分にあります。

また、Webテストの結果は受験者にのみ知らされます。
‌そのため、業者が本当に90%以上の合格者を出しているという証拠はありません。

また、不合格になった場合でも代行業者が責任をとってくれることは基本的にありません。
自分で受験する方が、自分の実力を発揮し、納得のできる結果になるのではないでしょうか。

②代行の利用が企業にバレる可能性がある

Webテストはパソコンで完結するため、受験時にWebテスト代行を利用したことがバレる可能性は低いです。
しかし面接時に、採用担当者にバレる可能性はあります。
・性格テストと面接での発言や人柄が一致しない
・面接時と解答内容があまりにも異なる
上記の場合、Webテスト代行を疑われてしまうでしょう。
また面接の際に、Webテストの結果について質問される可能性もあります。解答内容の不一致や説明に詰まってしまった場合は代行の利用がバレてしまうかもしれません。

③代行を利用するのに費用がかかる

Webテスト代行を利用するには、費用がかかります。
‌事業者によっては1万円〜1万5000円程度の高額の費用を請求される場合もあります。

Webテスト代行では合格の保証はありませんが、不合格の場合でも費用は請求されます。
追加オプションなどを利用して、結果として数十万円を請求されてしまったケースもあります。
自分で勉強して受験に挑んだ方が安いのではないでしょうか?

④内定取り消しのリスクがある

Webテストの代行を利用し、バレてしまった場合、内定取り消しの可能性があります。
代行を利用した企業が失格になるだけでなく、Webテスト代行を利用したという情報が企業間で共有されて就職自体がができなくなってしまうかもしれません。

一度の不正だとしても取り返しのつかない事態を引き起こしてしまうこともあり得ます。
Webテスト代行は犯罪行為であるとしっかりと理解し、必ず自分で受験するようにしましょう。

⑤自信を持って入社できなくなる

Webテスト代行を利用して選考を通過し、内定を獲得できる可能性はもちろんあります。
しかし、不正をしたという罪悪感や後ろめたさから悩みを抱えてしまう人もいるでしょう。

自信を持って入社するためにも、Webテストは自分で受験するべきです。

Webテスト代行の利用がバレたらどうなるのか

‌もし、Webテスト代行の利用がバレた場合、どうなるのでしょうか。

その時点で失格になる

不正がバレた時点で、選考は失格になります。バレなくても、不正が疑われた時点で選考を通過するのは難しいでしょう。
代行を利用したという事実は、どんなに面接での評価が得られたとしても企業からの信頼を失うことになります。

同じ企業の選考に参加できなくなる

1度不正がバレてしまったら、同じ企業の選考に参加できなくなります。その企業の履歴に残ってしまい、転職での入社も難しいでしょう。どうしても入社したいと考えている企業であれば、自分の力で受験するのが良いでしょう。

同じ大学の先輩後輩に影響が出る

Webテスト代行がバレてしまった場合、自分自身だけでなく、同じ大学の先輩後輩などに影響が出る可能性があります。
選考先企業の大学のOBは「不正した就活生と同じ大学」だと言われてしまいます。
また将来就活を控えている後輩は、同じ大学の学生というだけで採用の機会を失ってしまうかもしれません。
不正は周りの人に多大な影響を与えてしまうことを理解しておきましょう。

Matcherを利用して就活に対する疑問を解決しよう

就活で困った疑問があれば、実際に就活を経験したことのあるOB・OGに相談してみましょう。
そんな時におすすめなのが、OB・OG訪問のマッチングサービス、Matcher(マッチャー)。
Matcherでは、所属大学や学年に関係なく、社会人の方にお話を聞きに行くことができます。知りたい疑問などを気軽に相談することができます。

Webテスト代行がバレた事例

過去にはWebテスト代行を利用して、バレた事例があります。

Webテスト代行で過去には逮捕された人も

Webテスト代行業者と就活生が逮捕された事例です。

2022年11月、Web代行をした男が私電磁的記録不正作出・同供用(刑法161条の2第1項・3項)の疑いで逮捕され、初公判で懲役2年6ヶ月が求刑されました。依頼した就活生3人も共犯容疑で書類送検されています。
代行業者の男は、SNSを利用して、依頼を募集していました。

Webテスト代行は犯罪である

上記の事例で、代行業者の男はネット検索で摘発事例がなかったため、逮捕されないと考えていたようです。

Webテスト代行の摘発事例は少ないですが、立派な犯罪行為です。
Webテスト代行は、「電磁的記録不正作出及び供用罪(刑法161条の2第1項・3項)」という法律に違反し、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に科せられます。

Webテスト代行がバレる理由

Webテスト代行を利用してバレる理由は次の3つ考えられます。
・試験内容に関する質問に答えられない
・性格診断と実際の人物像が全く異なる
・Webテスト代行業者が摘発された

試験内容に関する質問に答えられない

一般的な面接においてWebテストの内容を深く聞かれることはあまりありません。
しかし、Webテスト代行を利用した疑いがある場合、聞かれる可能性はあります。

多くの就活生と面接を行ってきた面接官は、就活生の態度や行動で嘘をついているとひと目でわかるでしょう。そのため、選考を落とされてしまう可能性があります。

性格診断と実際の人物像が全く異なる

Webテスト代行業者を利用したことで、実際の人物像と全く異なる性格診断の結果になっているかもしれません。
面接時に、Webテストの結果と実際の人物像に大きな差があった時、面接官はWebテスト代行の利用を疑う可能性が高いでしょう。
リスクを避けるためにも、Webテストは自分で受験するようにしてください。

Webテスト代行業者が摘発された

Webテスト代行業者が摘発された場合、芋づる式に不正がバレてしまう可能性があります。
代行が摘発される可能性は十分にあるため、自分も罪に問われてしまうのだと考えましょう。

Webテスト代行よりも対策をしっかりとするべき

これまで、Webテスト代行を利用するリスクについて解説してきました。
Webテスト代行を利用するのではなく、自分自身でWebテストの対策をすることが大切です。
おすすめの対策には次のようなものがあります。
・Webテスト対策本やサイトを利用する
・就活支援サービスを利用する

Webテスト対策本やサイトを利用する

Webテストは決して難しいものではありません。
対策をすることで、十分に対応できるものです。
問題の傾向に慣れるために、対策本を何度もやり込むことがおすすめです。
Webテストでは、問題数や時間配分が重要になるため、問題を繰り返し解くことで対策が可能です。

以下の記事では、Webテストの対策について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
【参考】

就活支援サービスを利用する

Webテスト対策に、就活支援サービスを利用するのも良いでしょう。
就活支援サービスとは、就活全般に対するアドバイスを受けることができるサービスです。
Webテスト対策だけでなく、企業別の対策や情報提供などのサポートもしてくれます。
就職活動について、何か相談したい時は利用することをおすすめします。

Matcherを利用して就活相談をする

就活全般において何か相談したいことがあれば、Matcher(マッチャー)を利用するのがおすすめです。

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終わりに

これまで、Webテスト代行の利用について解説してきました。
利用するリスクや実際に逮捕された事例などを理解いただけたでしょうか。
Webテスト代行は犯罪行為であるため、Webテストの受験は自分自身で行いましょう。

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