銀行と信託銀行の違いとは?
2019/02/08
目次
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銀行と信託銀行の違いは?
みなさんのなかには金融業界を志望している方は多いと思います。ただ、一口に金融と言っても、その幅は非常に広く、行う業務も多種多様。それゆえ、それぞれの違いをしっかりとしている人はあまり多いのではないでしょうか?今回説明する信託銀行と銀行の違いもその1つです。この違いをしっかりと理解しなければ、説得力のある志望動機を伝えることができません。記事を読んで正しく把握してください。
信託銀行の「信託」ってなに?
銀行と信託銀行の違いを説明するために、そもそも信託銀行の「信託」とは何なのか説明したいと思います。信託は資産の管理を任せたい人(委託者)と、資産の管理を請け負う人(受託者)によって成り立ちます。委託者が財産の名義を受託者に移し、目的に沿って資産を管理してもらいます。ここでいう資産とは、金銭や有価証券、動産・不動産など多岐に渡ります。運用して発生した利益を受益者に還元します。
信託銀行はここでいう受託者となって、お客様の資産を管理し、利益を生み出すことが仕事となるのです。
信託銀行=銀行業務+信託業務+併営業務
さて、信託銀行の信託の仕組みについて説明しました。本題となる銀行と信託銀行の違いですが、信託銀行では、銀行が行う三大業務(預金業務・貸付業務・為替業務)に加えて、先ほど説明した信託業務を行います。
銀行が「融資」に注力しているのに対し、信託銀行では「資産運用」に注力しています。大きな規模の資産を運用したり、お客様の利益を最大化させたいと考える人は信託銀行が向いているでしょう。
境界があいまいになりつつある銀行と信託銀行
ここまで読んできた方の中には、「銀行でも資産運用お願いできたよね?」と、考える人がいるかもしれません。
確かにその通り、銀行でも信託銀行ほど幅広くはないですが、資産運用を任せることができます。もともとは法規制の関係で信託銀行と銀行は別々の組織として運営されていなければなりませんでした。
しかし規制が緩和され、銀行も幅広いニーズに応えるために、資産運用の業務も行うようになりました。それが現在銀行と信託銀行の違いがわかりづらくなっている要因ですが、力を入れている部分が異なるということを覚えておいてください。
信託銀行と証券会社の違いは?
銀行と信託銀行の違いと同様に、信託銀行と証券会社の違いもわかりづらいと言われることが多くあります。どちらも資産運用を扱っていることが大きな理由でしょう。結論から言うと、証券会社は直接的に株の売買をすることができますが、信託銀行はそれができません。その代わり、信託銀行では、いくつかの証券がまとめられた金融商品を購入することとなります。同じ証券を扱っていても、その取引の方法に違いがあるのです。
信託銀行と銀行の違いを知ることができたら
この記事では銀行と信託銀行の違いについて解説してきました。一口に金融といっても、多くの会社や仕事があり複雑と言える金融業界。
金融業界を志望している方はしっかりと業界研究を行い、抜かり無い対策をしておくと良いでしょう。以下の記事では「証券会社」の業務について解説しています。併せて確認をしておくことをおすすめします。
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