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証券会社の仕事内容を説明する図です。

就活生が知っておくべき証券会社の仕事内容

学生から非常に人気のある証券会社。この記事では証券会社の仕事内容についてご紹介します。「リテール部門」や「リサーチ部門」、「インベストメントバンキング部門」といった部門ごとに業務を解説。ぜひ最後まで読んで、証券業界の研究に役立ててください。

2019.01.09

証券会社の仕事内容を説明する図です。

【証券業界 目次】

第1章
第2章
第3章
就活生が知っておくべき証券会社の仕事内容
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第4章
第5章

証券会社はどんな仕事をしている?

‌この記事のテーマは、証券会社の仕事内容。「リテール部門」、「リサーチ部門」、「インベストメントバンキング部門」といった部門別に、各々の仕事についてわかりやすく解説していきます。

‌「証券会社の営業部門って誰に何を売っているの?
‌「IB部門ってどんな仕事なの?

‌この記事を読めば、上記のような疑問が払拭されるでしょう。証券業界を志望するのであれば、知っておくべき情報ばかり。ぜひ最後まで目を通し、証券業界に対する理解を深めてください。

‌証券会社の職種を理解しよう

‌証券会社の仕事内容について理解を深めるために、まず証券会社の職種について把握しておきましょう。冒頭でも述べましたが、証券会社の部門は大きく3つに分けることができます。

①リテール
‌②リサーチ
‌③インベストメントバンキング(IB)


もちろん、みなさんを採用するための新卒採用部門や顧客情報の流出を防ぐセキュリティ部門等も存在しますが、証券会社特有の職種は上記の3つです。

‌証券会社では、エントリーの段階から採用の窓口が分かれていることが少なくありません。そのため漠然と証券会社に対する関心があるだけでは足りず、証券会社のどの部門に入りたいかまで、明確にイメージできている必要があるのです。

‌それでは、証券会社の各部門の仕事内容を見ていきましょう。

‌証券会社のリテール部門の仕事内容

まず紹介するのは、証券会社のリテール部門。「リテール」とは、小売のことで、個人を対象とした営業職のことを指します。

営業部門が存在しない会社は皆無と言っていいほど、どの会社にも必要な営業職。営業職の中でも特徴のあるリテール部門の仕事は、大きく分けて以下の2つです。

‌①口座開設の営業
‌②株式提案のコンサルティング営業


‌それでは順に特徴を見ていきましょう。

‌‌①口座開設の営業‌‌

新入社員として入社した場合、多くの証券会社ではまず、新規の獲得営業から仕事を始めます。これは、自社の証券会社口座を作ってもらうように開拓営業をすることです。「月に〇〇件、口座開設してもらうこと」といった具合にノルマが課せられます。

‌基本的に訪問する先は、資産を保有しているお金持ちの方たちがメイン。お金を持っている方の大半は、有名企業の元会社役員の方やご自身で会社を創業された方などになります。新入社員として営業に行く相手としては少し気が引けますが、営業ノルマを達成するために、どの社員も全力を尽くします。

②株式売買のコンサルティング営業

‌口座を開設していただいたら次に運用が始まります。この運用では、お客さんの資産を増やすことを目的として、今後株価が上がりそうな株をお客様に自ら提案。それと同時に早く売った方が良い株式についても説明します。

‌どのような会社の株を提案するかは、個人の営業マンに任せられるため、責任重大です。ただその分、株価が上がり感謝された際の嬉しさは計り知れないそうです。

‌証券業界のリテール部門の特徴

証券会社の営業職であるリテール部門。数多ある業界の営業職と比較して、リテール部門にはどのような特徴があるのでしょうか?

‌ここでは、証券会社のリテール部門の特徴となる点を3つご紹介します。‌‌

‌‌①商品差がほとんどない

証券会社が販売する商品は、主に有価証券。有価証券とは簡単に言えば、ある特定の会社の株式のこと。

‌正直にお伝えすれば、野村證券から有価証券を買おうが、大和証券から買おうが、ネット証券会社から買おうが、全く商品の差はありません。もちろん、株式購入の際の手数料等は各社変わってきますがそれを重要に感じない人もいるでしょう。

‌ここで重要になるのは、営業マン1人1人の人間的な魅力。商品差がほとんどないため、いかにプロフェッショナルとして信頼され、任せてもらえるか。営業マンの力量が求められます。

②販売できる商品数が膨大

‌販売できる商品数も幅が広いことも、リテール部門の仕事の特徴。基本的には、金融系の商品などは全てお客様に提供できるため、相続税対策の保険商品なども販売でき、商品のラインナップは多岐に及びます。‌

‌③株式売買に関する裁量が大きい

‌先ほども説明した、「株式売買のコンサルティング営業」では裁量を持って働くことができます。

‌日系大手金融と聞くとどうしても「言われた仕事をきちんとやるだけ」というイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、個人の裁量がかなりあるというのも特徴です。自分の力で、目の前の方の人生を明るくしていきたいという方に向いていると言えるかもしれません。

‌‌証券会社のリサーチ部門の仕事内容

‌証券会社のリサーチ部門は文字通り、リサーチすることが仕事。リサーチする内容は大きく分けて2つ。以下の通りになっています。

‌①金融経済に関するリサーチ
‌②株式に関するリサーチ


‌それでは順に各項目の詳細について確認していきましょう。

‌①金融経済に関するリサーチ

‌リサーチする内容は2つと説明しました。いずれのリサーチも、目的とするのは将来的に売れそうな株銘柄を予想すること。そもそも株価は経済状況によって変動することが多いため、国内外問わず経済状況や経済動向を調査・分析します。

‌時たま新聞などで、アナリストリサーチというものが掲載されていることがありますが、この金融経済に関するリサーチがそれにあたります。

‌基本的にこのリサーチ結果は、社内外問わず発信されることが大半。そのため自分が調査・分析した結果で世の中に強い影響を与えることがあります。責任重大ですが、そういったやりがいを感じる人は適していると言えるでしょう。

‌②株式に関するリサーチ

‌‌各国の経済動向を確認したあとは、株式に関してのリサーチが必要。あくまでリサーチの目的は、将来的に値段が上がりそうな株の予想をすること。会社の業績結果や金融経済に関するリサーチの結果をもとに、株価予想をします。イメージとしては以下の図の通り。

証券会社の株式リサーチの仕事内容
‌1週間後の株価予想だけではなく、1年後の株価を予想することもあるそうです。緻密に分析をして、論理的に予想を展開する、そういった能力が求められます。

‌この株価予想の情報は主に社内に向けて発信されます。先ほど登場した、リテールの営業マンは、このリサーチ結果を参考にしながら、お客様に株式提案を行なっていきます。目の前のお客様に触れる機会は少ない仕事ですが、より多くの人に影響を与えられるでしょう。

‌どの職種も責務重大で、その分ハードです。ただ特にこの株価予想のリサーチに関しては、予想を外し続けるとお客様が他の証券会社に移ってしまう可能性があるため、責任の思い仕事です。

‌‌証券会社のインベストメントバンキング部門の仕事内容

‌最後に紹介するのは、インベストメントバンキング部門(以下IBと表記)です。

‌日本語訳をすると、投資銀行業務と訳されます。お客様となるのは、法人企業。そのため、大学生が日々生活している中で接することはないでしょう。そのため噂が先行していますが、この記事で事実をしっかりと捉え、入社後にミスマッチがないようにしましょう。細かい部分に関しては、以下の3つの業務に分かれます。

①M&Aのサポート
‌②IPOのサポート
③資金調達のサポート


‌この3つに分けて業務内容を細かく解説していきます。‌もちろんM&Aとは何か、IPOとは何かもあわせて説明するのでご心配なく。

①M&Aのサポート

‌‌M&Aとは、merger and acquisition(合併と買収)の略。簡単に説明すると、A企業とB企業が合体して1つの会社になることが合併で、A企業がB企業を買い取り、自社の一部にすることが買収になります。

‌合併、買収どちらにせよ、これを行う企業にとってその影響力は莫大。社運をかけてM&Aをしています。ただ「合併した際に売上に良い影響が出るのか、買収したらどんなデメリットがあるのか、どこの企業を買収するべきなのか」など検討事項は様々。

‌もちろんクライアント企業が自分たちだけで考えるのは限界がありますから、証券会社のIB部門がこれをサポートします。市場動向や業績結果から買収した方が良いのか、合併した方が良いのかなどの分析を行いアドバイスをします。

‌メガバンクをはじめとした銀行でもM&A取引を行なっていますが、銀行のM&Aと証券会社のM&Aの違いは、その取引によって動く金額の違いにあります。銀行と比較して、証券会社の扱える金額の方が大きいです。そのため、金額の大きなM&A取引に関わりたいという方はぜひ証券会社のIB部門を受けてみると良いでしょう。

‌②IPOのサポート

‌IPOとは株式公開のこと。証券取引所に上場することです。もちろん今まで未公開であった株式を公開をすることで、上場した企業は様々な恩恵を受けます。一番のメリットは資金調達が容易になること。何か新しい事業を行いたい、海外進出をして工場を作りたいなどと考えた際にはお金が必要です。

‌そういった際に上場して、自社の株式を公開させれば、一般の方でも株を買えるようになり、企業は株と引き換えに現金を取得できます。その株式公開のサポートをするのが証券会社のIB部門になります。

‌③資金調達のサポート

‌‌もちろん、IPOする以外にも資金調達の方法は様々あります。一部の事業を譲渡したり、会社が保有している資産を売却したりなど多岐に渡ります。こうした一連の判断も社運を大きく揺るがすもの。そういった悩みを抱えている企業に対して専門的なサポートをしていきます。

‌これらのサポートに共通していることは、クライアント企業がビジネスで成功するために仕事をすること、またそのサポートはクライアント企業の社運をかけた出来事であることです。

‌専門的な知識を活かしてサポートするのがIB部門の役割。お客様となる企業の先には、その会社で働く社員さん、その方達のご家族など、多くの方の人生がかかっています。自分の判断、決断1つで、多くの人の人生を動かすことになります。そこにやりがいを感じる方はぜひ受けてみると良いでしょう。

証券会社の仕事内容を知れたら

証券会社の仕事内容を部門別に見てきました。

‌やはり人間の生活の礎を築くお金。今まで見て来た通り、証券会社はこのお金を預かって商売をしてます。営業マンにとっては、目の前のお客様、IB部門にとってはM&Aをした会社の社員、その社員のご家族等、ものすごく多くの人の人生を背負っているわけです。責任感が強くなければ成り立たない仕事でしょう。

‌ただ、その責任を背負う分、お客様の株式投資が成功したとき、M&Aが成功し双方の会社にシナジー(相乗効果)が生まれたとき、その喜びは計り知れないでしょう。ぜひここで理解できた情報を元に、証券会社の仕事についてより詳しく調べてみてください。

‌次の記事では、証券業界の選考を受ける際に伝える志望動機の書き方についてお伝えします。選考を突破するためには、説得力のある志望動機を伝えることが不可欠。ぜひポイントを押さえて、熱意が伝わる志望動機を作成してください。

  • 【証券業界】志望動機で押さえるべき要点

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