【ES例文付き】ガクチカでサークル活動をアピールするメリット3選
2023/07/18
目次
2.
ガクチカでサークル活動はアピールできる
ガクチカでサークル活動を選ぶと、周囲と被ってしまいアピールにならないのではないか?と心配している就活生も多いかもしれません。
しかし、ガクチカでサークル活動をアピールしても問題ないです。
本記事では、ガクチカでサークル活動のエピソードをアピールするメリットや方法について解説します!
ちなみに「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略語です。
ガクチカでは、学生時代に自分が力を注ぎ頑張ったと自信を持って言える内容を選べると良いです。
また、学生時代に力を入れたことなので、必ずしも大学内での内容である必要はありません。
アルバイトやインターンシップ、ボランティアや研究でも学生時代の内容であれば、選んでも問題ないです。
企業がガクチカを聞く理由
そもそも企業が採用活動の中でガクチカについて聞く理由をご存じでしょうか?
企業がガクチカを聞く理由には、以下3つのような理由があります。
①企業にマッチしているかを知るため
②どのような行動特性があるかを知るため
企業がガクチカを聞く理由を把握して、自分のガクチカが質問の答えになっているのか確認しましょう。
①企業にマッチしているかを知るため
企業はガクチカから、応募者が企業にマッチしているかを知ろうとしています。
ガクチカは企業の一員になれそうか、入社後活躍してくれそうかを判断する材料になるからです。
そのため、ガクチカのエピソードを知るというよりかは、ガクチカを通して発揮された、力や行動特性、性格などを見ています。
②どのような行動特性があるかを知るため
①でも簡単に説明しましたが、企業はガクチカを通してどのような行動特性があるか知りたいと考えています。
行動特性とは、学生がある状況に直面した際にとる行動の傾向です。
例えば、困難に直面したとき
仲間や周囲の人に協力を仰いで、解決するか
自分1人で解決するか
大きく分けて2つの行動に分けられるでしょう。
行動に正解があるわけではなく、企業が求める人物像と合致してるかどうかが重要です。
ガクチカでサークルをアピールするメリット3選
ガクチカでサークルをアピールすれば「就活は有利」というわけではありませんが、サークル活動ならではの就活におけるアピールポイントは沢山あります。
ガクチカを話す際にサークルのエピソードを選ぶメリットは以下の3つです。
①組織での役職や行動をアピールできる
②面接官がイメージしやすい
③マネジメント力をアピールしやすい
それぞれ1つずつ詳しく解説します!
①組織での役職や行動をアピールできる
サークルでの活動経験は、組織での役職や行動を企業側にアピールすることができます。
サークルは基本的に複数人で構成されているでしょう。
活動のなかで、無意識に自分の立ち位置や役割に立って行動していることが多いです。
そのため、サークルをエピソードとして取り上げると組織内での行動をアピールできます。
企業も組織なので、その中で活躍した経験を話すと入社後の活躍イメージが膨らませやすくなるでしょう。
②面接官がイメージしやすい
面接官も大学時代にサークルに入っていた、もしくはサークルや活動の様子を知っているケースは多く、状況をイメージしやすいです。
企業側に当時の状況をイメージしてもらえると、伝えたい内容や強調したいポイントが印象に残りやすくなります。
③マネジメント力をアピールしやすい
①と少し似ていますが、サークル活動での経験は企業側に対してマネジメント力があることをアピールできます。
サークルは基本複数人で構成されますが、複数人で何か1つのことをやろうとすれば当然、日程調整やスケジュール管理など合わせなければいけないことが多いです。
その中で、誰かに任せっきりではまた別ですが、合わせるために何か行動したことがあれば、マネジメント力としてアピールできるでしょう。
ガクチカでサークル活動のエピソードを伝える時の構成
ガクチカでサークル活動のエピソードを伝える時の、基本的な構成について紹介します。
ガクチカは以下のような流れで説明できると、分かりやすく伝えられます。
①サークルの概要や役割
②当時の状況や課題
③取り組んだこととその理由・目標
④施策
⑤苦労・結果
⑥経験を経て得た学び・今後に活かしたいこと
上記のような流れで説明できると良いです。
ただ、ESの場合であれば文字数制限があり、面接であればここまで長く情報量の多い内容を伝えることは難しいでしょう。
ガクチカの根幹となる「概要・課題・原因・施策・結果」をまず伝えることが大事です。
ESや書類では多くの場合、文字数が設けられるので以下で200字と300字の場合の構成について紹介します。
文字数が200字の時のES構成構成例
ガクチカの文字数が200字だった時の構成例を紹介します。
(サークルのエピソードに限らず使えるので是非ご参照ください)
・概要
・課題
・施策(概要のみ)
・結果
文字数が300字の時のES構成例
続いてガクチカの文字数が300字だった時の構成例を紹介します。
・概要
・動機
・課題
・原因
・施策(概要のみ)
・結果
【例文2選】ガクチカでサークル活動をアピールしたES
ガクチカでサークル活動のエピソードをアピールした時の、ES例文を2つ紹介します。
ESの例文ですが、面接でも使えるところはあるので、是非ご覧ください!
①<役職あり>学園祭運営サークル活動をアピールした例文
私が学生時代に注力した事は、広報の責任者を務めた学園祭運営サークルでの活動です。(経験の概要・役割)
当時、学園祭の入場者数が頭打ちになっており、他大学に入場者数で追い抜かれるという状況がありました。(課題)
「日本で一番動員数の多い学園祭にしたい」と考えた私は、学園祭に関するアンケートを実施したところ、「そもそも学園祭の日程を知らない」という理由から参加出来ていない方が多いと判明しました。(取り組んだ理由・目標・原因)
そこで人々の目に触れる回数の多い、Webメディアコンテンツの拡充を提案。大学名を検索しただけでSERPs上に上位表示されるようなSEO対策を徹底しました。また、SNSでの運用頻度も前年度の8倍の回数運用することで、目に触れる機会を創出しました。(施策)
記事作成やSNS投稿という作業が地味なため、班員が消極的になる場面もありました。しかし、「小さな成果が出たら必ず褒める」「目標設定を共有する」「常に班員に意見を求め、貢献している実感を湧かせる」ことを意識した結果、学園祭当日までにPV数は2倍、認知度では昨年度より30%増加を達成しました。そして、総入場者数では日本一の集客に成功しました。(苦労・結果)
この経験から、班員の潜在能力を引き出すためには、一つ一つの行動を観察し、コミュニケーションを取ることが重要だということに気が付きました。(学び)
②<役職なし>異文化交流サークルで発揮したコミュニケーション能力をアピールする例文
私が学生時代に最も力を入れていたのは、異文化を学び交流するサークルでの活動です。(取り組んだ理由・目標・原因)
もともと海外や日本とは異なる文化に興味がありましたが、学部・学科内に海外の方がおらず、もっと日常的に海外の方と触れ合える場を持ちたいと思ったのが入部のきっかけです。(課題)
私がサークル活動で心掛けていたのは、言葉に頼らないコミュニケーションです。正しい文法で会話することも大切ですが、そこに固執していると会話の糸口すら掴めずコミュニケーションが図れないと感じました。(取り組んだ理由・目標・原因)
そこで、会話の中に表情やボディランゲージを積極的に取り入れつつ、熱意を持って気持ちを伝えた結果、思っていた以上に打ち明けることができたのです。(施策・結果)
この経験から様々な場面に対応するコミュニケーション方法について学ぶことができました。こうしたコミュニケーションは、様々な場面で応用ができると考えていますので、是非貴社での仕事にも活かしていきたいです。(学び)
ガクチカでサークル活動をアピールする時の注意点2つ
ガクチカでサークル活動をアピールする際に気を付けてほしいことを2つ紹介します。
アピール方法によっては、マイナスなイメージを与えてしまうからです。
是非、注意点を把握してミスのないようにしましょう。
①どのサークルに所属していたかは重要ではない
サークルによっては、歴史があったり、名前が有名だったり、人数が100名規模というサークルもあります。
ただ採用担当者は、どのサークルに入っていたかはあまり気にしていないです。
そのため、所属していたサークル名のアピールが強いと「ただ有名なサークルに入っただけの人」とマイナスな印象を与えます。
所属しているサークルだけでなく、その中で自分は何をしたのかをアピールできるようにしましょう。
②自分の役割が不明瞭
ガクチカは応募者自身が何をしたのかを聞いており、サークルで何をしたのかは聞いていません。
そのため、サークル内で自分がどういう立ち位置で何をしたのかを明確に話す必要があるのです。
必ず役職に就かなければいけない、というわけではありませんが、自分がサークル活動の中で、何をして何に貢献をしたのか、役割は明確にしておきましょう。
ガクチカでサークルのエピソードを伝える時によくある質問3選
就活生がガクチカの内容にサークル活動を選ぶ中で、就活生が悩むことはあるかと思います。
ガクチカでサークルの経験を選ぶ際に、よく出てくる質問を3つピックアップしました。
①役職がなくても問題ないか?
②やめたサークルの話でもいいのか?
③よくあるようなエピソードでもいいのか?
是非、ご覧ください。
①役職がなくても問題ないか
役職に就いてなくても問題ありません。
ただ、ガクチカはあくまで応募者がサークル活動の中で何をして、どんな経験をしたのかを明確にする必要があります。
そのため
・自分が担った役割はなにか
・自分がやったことで、サークルにどのような影響をもたらしたか
・サークルでの経験から得たことはなにか
をはっきりさせるようにしましょう。
②やめたサークルの話でもいいのか?
たとえ1、2年のみの活動でも、自分なりに頑張ったことや力を入れた経験であれば、それをガクチカに選んでも全く問題ありません。
最後までやり通すのももちろん大切ですが、長く活動していれば良いということでもないです。
先述した通り、ガクチカの大事な点は「その活動を通じて何を学び、今後の仕事にどう活かすか」にあります。
ただし、面接の際に「なぜやめたのか」と聞かれる可能性があるので、事前に回答を用意しておきましょう。
③よくあるようなエピソードでも問題ないか
ガクチカでサークル活動の経験を選ぶ就活生は多いため、エピソードがよくある内容で印象を残せないのではないかと心配する人もいるかもしれません。
よくあるようなエピソードでも、頑張ったことや力を入れた経験であれば問題ないです。
ただし「そのエピソードは本当か?」と疑われて多く質問をされる可能性があります。
そのため、どんな質問が来ても回答できるように、エピソードの整理はしておきましょう。
Matcherを使ってガクチカの添削やフィードバックをもらおう
ガクチカはどんな内容、エピソードでも自信を持って話すことが大切です。
ただ、伝え方や書き方が悪いと、当然相手には伝わらず、良い評価は得られません。
そうならないためにも事前に、人に見てもらうことが重要です。
Matcherでは、自分が志望する企業や業界で働く人と繋がることができます。
是非Mactcherを使って就活を進めてみてください。
Matcherとは...
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