面接で「気になるニュース」を聞かれたときの答え方

2023/03/30
面接でよくある質問
面接対策
目次
1.
面接で気になるニュースを聞かれたら
2.
‌企業が面接で気になるニュースを聞く目的
3.
‌ニュースを見つけるときのおすすめサービス
4.
気になるニュースを伝えるときの基本構成
5.
面接で気になるニュースを聞かれたときの回答例
6.
今のうちからニュースをチェックしておこう
7.
Matcherに登録して面接対策をしよう

面接で気になるニュースを聞かれたら

「あなたが最近気になっているニュースは何ですか?」
‌「なぜそのニュースに興味を持ったのでしょうか?」


‌面接でしばしば聞かれる気になるニュース。みなさんはどのようなことを意識して回答しますでしょうか?普段ニュースをチェックしない人は、回答に苦労することでしょう。

‌とはいえ、気になるニュースを聞かれたときの回答は、選考の結果を左右するもの。ポイントを押さえて、高い評価を受けられる回答をしたいところです。

‌この記事では、面接で気になるニュースを聞かれたときの回答法をお伝えします。みなさんが面接に臨む際に参考になれば幸いです。‌

‌企業が面接で気になるニュースを聞く目的

学生に今のニュースを聞いている画像面接で気になるニュースを聞かれたときの回答で高評価を得るためには、そもそも企業がどんな観点で回答を評価しているのか理解しなければなりません。ここでは、気になるニュースの回答で見られているポイントを説明します。

‌①日頃から情報収集する習慣があるか

‌社会人になれば、日々自分の業界に関連するニュースを確認することが必要不可欠。大手証券会社では、「朝の打ち合わせ」と銘打って、若手社員と先輩社員が日経新聞の読み合わせを行います。

‌学生のうちからニュースをチェックしている習慣があれば、社会に出てからも卒なく情報収集ができると判断されるのです。

②ニュースを深く理解しているか

ニュースを通して情報収集する習慣が評価されるとは言っても、内容が理解できていなければ全く意味がありません。ニュースの要旨を理解していることが伝われば、仕事に活かせる情報収集をしているのだと評価されるでしょう。

‌面接でニュースの要旨を理解していると判断してもらうためには、ニュースの背景や重要な論点を分かりやすく伝えることが重要。記事の後半で、気になるニュースを伝えるときに押さえるべき構成をお伝えします。

‌③収集した情報を咀嚼し、自分の考えを持てているか

‌仕事の現場では、収集した情報を元に自分の頭で考え、意思決定しなければなりません。面接にて、ニュースで言われていることをそのまま話すだけでは、与えられた情報を鵜呑みにすることしかできないと判断されかねません。

‌数あるニュースの中からそれを重要視して選んだ理由、そしてそのニュースを読んで何を考えたのか伝えられるようにしましょう。

ニュースを見つけるときのおすすめサービス

企業が面接で気になるニュースを聞く目的を説明してきました。ここからは、ニュースを調べる際におすすめのサイトを紹介します。今までニュースを確認する習慣がなかった人は、ぜひ確認してみてください。

NewsPicks

まず最初に紹介するのは、NewsPicks。NewsPicksは、ニュースと一緒に専門家や各界の著名人のコメントを見ることができるサービスです。今までニュースを見てこなかった人が陥りがちなのが、ニュースを読んでも何が重要なのかが分からないという事態。

‌NewsPicksでは、専門家がニュースに対して持っている意見を知るすることができます。これによってニュースの捉え方が分かり、どのような観点でニュースで取り上げられた論点を考えるべきなのかを理解することができます。

‌‌一部オリジナルコンテンツは有料ですが、基本的には無料で利用することが可能。ぜひ活用してみてください。

東洋経済オンライン

東洋経済オンラインは、日本最大級のビジネスニュースサイト。就活生に馴染みのある「四季報シリーズ」を出版している、東洋経済新報社が運営しているメディアです。

‌‌ビジネスや政治経済、キャリアに至るまで、幅広いテーマで取り上げられているのが特徴。みなさんの興味のある分野も見つかることでしょう。各々の記事に執筆者紹介のURLが掲載されており、それをクリックするとその人が書いた記事の一覧が表示されます。

‌特定の分野の専門家なので、1つの分野を深く掘り下げたいときは、そのライターの記事を遡って読んでいくと良いでしょう。

業界特化型のニュースサイト

みなさんが選考を受ける業界のニュースサイトも、読んでおいて損はないでしょう。

‌当然といえば当然ですが、選考を受ける企業に属する業界に興味があるはずなのに、気になるニュースで取り上げるニュースが全く異なる業界のニュースであれば、違和感を持たれるはずです。その業界で、今どんなことが注目されているのか知ることは、業界研究の観点でも有益と言えるでしょう。

‌‌とはいえ、受けている企業ピンポイントに関連したニュースを選ぶ必要もありません。例えば、大手自動車メーカーA社の面談で、A社が今後5年で日本にある工場の半分を東南アジアに移転するというニュースなどを無理に取り上げてしまうのは危険。面接官はそのニュースに関して精通しているため、話す内容によっては致命的なマイナス評価になる恐れがあります。

気になるニュースを伝えるときの基本構成

面接で伝えるニュースを見つけられるサイトを紹介してきました。ここからは本題。企業から高評価を受ける、気になるニュースの伝え方を紹介します。気になるニュースを伝えるときは、以下の構成で伝えるのがおすすめです。

‌①結論(私が気になっているニュースは〇〇です。)
‌②ニュースが気になった理由
‌③ニュースの概要
‌④ニュースに対する考察

最も意識してほしいのは、結論から伝えることです。「ニュースを伝える」という動作では、前提となる知識やニュースの詳細、ニュースに基づいて考えたことなど、多くの情報を盛り込まなければなりません。

‌結論を述べて順を追って説明しなければ、到底理解してもらうことはできないでしょう。上記の流れを意識して、丁寧に伝えることを心がけてください。

面接で気になるニュースを聞かれたときの回答例

ニュースを聞かれている画像
今まで説明してきたことを踏まえて、面接で気になるニュースを聞かれたときの回答例を紹介します。これは以下の回答は、大手旅行代理店の面接を想定して作成されたものです。ぜひ面接に臨む際に参考にしてください。

私が気になったニュースは、南国グアムで日本人観光客が大幅に減ったにも関わらず、グアム全体の来客数は過去最高であったというニュースです。結論としては韓国人観光客数が大幅に増えたため、全体としても増加したということでした。(結論)

‌私がこのニュースを気になった理由は、最もグアムに観光に訪れている日本人が減ってしまったら、全体としての観光客数も減るのではないかと予想していたためです。自身の予想と反していたため、興味を持ちました。(理由)

‌そのニュースでは、日本人観光客が減った理由はグアムにもミサイルの脅威があると報道されたからではないかと推測されていました。一方、韓国ではその脅威をあまり感じないのではとも推測されていました。同じアジアに属しているにもかかわらず、日本人と韓国人の安全に対する感じ方が異なり、それが観光業にも影響を与えるということが書かれていました。‌(ニュースの概要)

‌‌東日本大震災の際も風評被害問題が大きな社会問題となりました。日本人は、自分の暮らしに「安全・安心」を求める傾向が強い民族なのではないかと、このニュースを見て改めて考えました。(考察)

今のうちからニュースをチェックしておこう

面接で気になるニュースを聞かれたときの答え方を説明してきました。みなさんが面接本番で回答するときに参考になれば幸いです。

‌ニュースの確認は億劫な作業に感じられるかもしれませんが、社会に出たら欠かせないものになります。ぜひこれをチャンスと捉え、チャレンジしてみてください。
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