【例文】面接で「周りからどう思われている?」と聞かれた時の答え方
2023/04/06
目次
面接で「周りからどう思われているか」を聞かれたら?
「あなたは周りからどのように思われていますか?」面接では周りからの評価をよく聞かれます。
「そもそもどうやって答えればいいのかわからない」
「言っていいこととそうでないことの区別がつかない」
「高評価につなげるにはどう回答したらいいのだろう」
上記のような不安を抱えている人は多いのかもしれません。
たしかに、突然周りからの評価を問われても、どのように回答すればいいのか判断することは難しいでしょう。しかし、実は面接の合否に関わる非常に重要な質問なのです。
そこで今回の記事では、「周りからどう思われているか」という質問に対する回答のポイントやNG事例についてお伝えします。
面接官の意図を理解して、適切に回答できるよう準備をしていきましょう!
面接官が「周りからどう思われているか」を聞く3つの意図とは?
まず選考を突破するには面接官の「質問の意図」を理解することが大切です。そこで、面接官が「周りからどう思われているか」を質問する3つの意図をお伝えしていきます。
面接官の立場になって考え、どんどん面接を攻略していきましょう!
①候補者の性格と自社の社風がどれほど合致しているか
1つ目は、候補者の性格と自社の社風がどれほど合致しているのか、見極めるためです。企業は採用後に新入社員とミスマッチが生じることを避けたいと考えています。
ミスマッチが生じると、働きづらさや本来の能力が発揮できなくなるという問題が発生し、早期退職にもつながりやすくなるため、どちらにとってもよくありません。
こうした事態を避けるため、候補者の性格と自社の社風がマッチしているかを判断する指標として、周囲からどのように評価されているかを聞きます。
そのため、面接前に企業HPやOBOG訪問を通してどのような社風であるかを調べ、自分と合致しているところはどこか言語化しておくといいでしょう。
②仕事への向き合い方はどうか
2つ目は、候補者の人柄を知ることによって、その人が入社後にどう働き、どう仕事と向き合うのかをチェックするためです。しかし、就活生が入社後どのように働くのか知りたくても、実際に一人ひとり仕事をやってもらうわけにはいきません。
そのため、面接時、自分が入社することによって「○○の強みがあるから△△で貢献できる」と、働いたときの再現性が高められるようにアピールする必要があります。
どんな人と言われているか聞くことで「ものごとをどのように捉えるのか」「どんな考え方で仕事と向き合うのか」を想像し、入社後に高いモチベーションで働いてくれるかをイメージします。
「どのような働き方をしたいのか」「自分がモチベーションを発揮しやすい場面はどこか」を考えておくとよいでしょう。
③周囲との認識のずれがないか
3つ目は、自己評価と周りからの評価にずれが生じていないか確認するためです。なぜなら、自己評価だけをもとに判断してしまうと、誤った合否判定を下してしまう恐れがあるからです。
業務は自分1人ではなく、仲間と協働して進める場面が多くあります。
そこで、周りからの評価を知ることにより、より適切かつ客観的に候補者の人柄を判断します。
そのため、面接前に親しい友人や自分をよく知る人に対して「自分がどのような人柄であるのか」聞いてみることをおすすめします。
「周りからどう思われているか」へ回答するときの3つのポイント
①企業の理念・社風に即した強みをアピールする
②人柄が伝わるエピソードを盛り込む
③「周りからの評価」整理する
①企業の理念・社風に即した強みをアピールする
企業の理念や社風に即した強みをアピールしましょう。なぜなら、企業が求めている人物像とかけ離れた強みをいうことで、企業とマッチしていないとみなされる可能性があるからです。
面接を通して嘘をつく必要はありませんが、自分の強みと企業が求める人物像に合致するところを整理し、その合致した強みをアピールすることをおすすめします。
まず、企業HPや会社説明会などから情報を取得し、企業が求める人物像を把握しましょう。
②人柄が伝わるエピソードを盛り込む
2つ目は、人柄が伝わる具体的なエピソードを盛り込むことです。「私には行動力があります。」と言われても、「他を圧倒するほどの練習量を積む行動力」があるのか、「新しいことにも臆せずチャレンジする行動力」があるのかなど解釈はさまざまです。
そのため、自分が押し出したい強みを具体化し、話すエピソードの納得度を高めましょう!
③「周りからの評価」を整理する
実際に周囲の人から自分に対する印象を聞くことで、客観的な意見を話すことができます。もし、複数人から聞くことができた場合には、情報を整理して共通点を探し出すなどしましょう。
整理することで、面接で聞かれた際に回答に信ぴょう性を持たせることができます。
整理することで、面接で聞かれた際に回答に信ぴょう性を持たせることができます。
周りの人からの評価を集める際に、ただ漠然と「自分ってどんな人だと思う?」と聞くと、あまり求めるような回答は得られないでしょう。
自分自身がどんな人かという特性を、いくつか出して、自分は当てはまっているか聞いてみてください。
社会人に会いに行く(無料)Matcherを使って対策をしよう
「周りからどんな人と言われるか」の回答によって、あまり人柄が伝わらなかったり、その人柄と会社の人柄が合わないと思われたりする可能性があります。Matcherは、大学・学部・学年関係なく、志望している業界・企業で働く人にOB・OG訪問を通して、面接対策や就活相談を依頼することが可能です。
是非Matcherを使って就活を進めてみてください!
【例文付き】面接やESで「周りからどんな人と言われるか」と聞かれた時の回答
上記では回答する時のポイントについて解説をしました。これから、実際に面接やESで聞かれた際の回答の例文を紹介します。
①おだやか
私は周りから「おだやかな人」と言われます。私は野球部に所属しており、試合に負けた後の部活内でのミーティングの際に、暗い空気の中で冷静にミーティングの進行を担い、普段通りの雰囲気を作ることに努めたからだと思います。チームとして優秀な成績を収めていたわけではありませんが、チームが明るい気持ちで前に進めるようにメンバーとして貢献できたと考えています。
今後は、周りの状況を良くするだけでなく、もっと主体的に自分の意見を発信するなどして、チームに貢献していきたいです。
②親しみやすい
私は周りから「親しみやすい性格」と言われることがあります。私は壁を作らずに色々な人と話してみたいという想いが強いため、人と話す時にはなるべく近い距離感で話すことを心掛けています。そのため、親しみやすい性格と言われることが多いと考えています。人懐っこく親しみやすい特徴は、よい人間関係を構築していく上で欠かせないものですので、お客様はもちろんのこと職場でもよい関係を築きたいと思います。
③真面目
私は周りの人から「真面目な性格」と言われることが多いです。大学時代に所属していたサッカー部で、使う道具の出し入れがしやすいように配置を変えたり、メンバーの良い動きがあればメモをしてミーティングで報告をしたり積極的に行っていました。そこで担当顧問やメンバーから「他の人がやらないことを真面目に、積極的にやってくれるおかげで、サッカー部が成り立っている」と言っていただけました。これからも、どんなことでも真面目に向き合い周囲に貢献していきたいです。
「周りからどんな人と言われるか」と聞かれた時に注意点3つ
周りからどんな人か聞かれた時の注意点について、以下の3つを紹介します。
①一貫性がない
②過剰な良評価
③マイナス評価にしかならない話をしている
面接では1つ1つの質問に対する回答が、採用に繋がる大きな評価です。
NGな発言には気を付けましょう。
①一貫性がない
自己PRや自分の長所と、「周りからどんな人と言われるか」の回答に一貫性がないことです。
例えば、自己PRでは自身の強みについて「行動力があること」と回答しているのに対し、周りからは「おだやかだと言われる」と回答すると、結局どんな人かが見えてきません。
この例はあまりにも極端ですが、一貫性がないと自身の人物像について疑われてしまい、マイナス評価に繋がるでしょう。
自己PRや長所と、周りからどんな人と言われるかの回答を全く同じにする必要はありません。
回答に一貫性を持たせることを意識しましょう。
②過剰な良評価
「周りからどんな人だと言われるか」という質問の回答で、いくら自分の良さをアピールしたいと思って、過剰な良い評価を受けたことを話すのは、かえって印象が悪くなるので注意してください。
③マイナス評価にしかならない話をしている
3つ目は、②とは反対でマイナス評価にしかならない話をすることです。
たとえ自分の人柄を正確に表現していたとしても、周りからの評価として、社会人生活を送るにあたって重大な障害になると思われる欠点を挙げることは避けましょう。
企業は学生の採用に際して、自社の求める人物像に当てはまる以前に、社会人として他者と関わるのに必要なソーシャルスキルを備えていることを大前提にしています。
もし実際そのような欠点を周りから指摘されている場合は、「自分に甘い→マイペース」などと、言い方を変えて伝えるようにしましょう。
Matcherを使って面接対策をしよう
今回は面接やESで聞かれる「周りからどんな人と思われているか」「周りからどんな人と言われるか」の質問に対する回答例やポイントについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
これらの人間性を問う質問なので、自分がどんな人であるかを伝えることが重要です。
ご自身の人間性が伝わるように、対策していきましょう。
Matcherでは、志望する企業・業界で働く社会人に対して、OB・OG訪問ができるサービスです。
是非OB・OG訪問を利用して、自分の人柄が相手に伝わるのかどうか対策してみてください。
Matcherとは..
OB訪問機能とスカウト機能を兼ね備えた就活プラットフォーム。所属大学に関係なくOB訪問を行えるほか、プロフィールを充実させるだけでスカウトをもらうことができます。就活対策にご利用ください。Matcherに登録する(無料)