【期間・内容別】インターンシップで得られることとは?

2019/02/08
就活準備
企業研究のやり方
目次
1.
インターンシップの選び方で失敗しないために‌
2.
【‌期間・内容別】インターンシップの種類を把握しよう
3.
それぞれのインターンから得られる成果とは?
4.
さいごに
5.
より効率的なインターンの選考対策をするために

インターンシップの選び方で失敗しないために‌

長期休暇が終わり、インターンシップに参加したという人が増えてきました。まだ参加できておらず、焦りを抱えている人は多いのではないでしょうか?

‌インターンシップに申し込む上で最も大変なのは、自分に合ったインターンを選ぶこと。大手就活サイト、リクナビで参加可能なインターンシップを検索すると、5866社のインターンシップがヒットします。(2017年10月4日現在)これでは選択肢が多すぎるあまり、どれに参加すれば良いか悩んでしまうでしょう。

‌しかし、だからと言ってインターンシップを軽視して良いわけではありません。インターンシップは企業に自分自身について知ってもらい、就活を有利に進めるための貴重な機会。インターンシップをいかに上手く活用できる否かが、就活の成否に大きく影響を及ぼします
この記事では、期間・内容別のインターンシップの種類、及びそれぞれの種類で得られることについて説明します。みなさんのインターンシップ選びに役立てば幸いです。

‌期間・内容別】インターンシップの種類を把握しよう

インターンの説明を見ている様子
冒頭で述べた通り、就活生に向けて、本当に沢山の企業がインターンシップを開催しています。しかしこれらのインターンシップは、いくつかのタイプに分類することが可能です。この分類を頭に入れられれば、インターンシップを選ぶのが非常に楽になるでしょう。ここでは、「期間」と「内容」という軸から、インターンシップの種類を分類します。

インターンシップの期間

インターンシップの期間は一般的に大きく以下の2つに分けることができます。

短期型(1日〜1ヶ月)

短期型のインターンシップは、日本のインターンシップの大半を占めるタイプのもの。日程の選択肢が多く、忙しい学校生活の隙間の時間を利用して参加することが可能です。参加にあたり選考不要のインターンシップも数多くあり、気軽に業界や会社について知ることができます。

長期型(1ヶ月~)

長期型のインターンシップでは、1ヶ月以上の長期間にわたって、同一の企業の実務、プロジェクトに携わります。社員の方と同等の業務を担い、成果を出す経験ができるとともに、給与をもらえるケースが少なくありません。

インターンシップの内容

次に、インターンシップの内容です。筆者の経験から大きく4つに分類しました。

(1)会社説明会型

会社説明会型のインターンシップでは、主に会社説明、事業部の説明、業務内容など、会社についてや働き方についての説明がメインテーマとなります。現場の社員の方との座談会や社長直々の講演なども用意されたりすることもしばしば。1日から2日の期間で開催されることが多いです。インターンシップの参加に選考が課せられることはほとんどないと考えて良いでしょう。

‌よくあるインターンシップの例
・社長登壇!成長率〇〇%ベンチャーの裏側を知る1dayセミナー
・〇〇グループ合同企業説明会

(2)ワークショップ型

ワークショップ型では、会社概要の説明等インプットの上、グループに分かれて課題に取り組みます。最終的にプレゼン等のアウトプットをするのも特徴です。業務内容をより理解するためのワークや新規事業立案のワークなど、ビジネスの擬似体験をし、その会社で働くイメージを鮮明にする機会となるでしょう。期間は1~5日ほどで、選考により参加者を絞って行うのが一般的です。
よくあるインターンシップの例
・商社ビジネスの理解と新規事業のプランニング(総合商社5days)
・クライアント企業の売上を2倍にするための事業計画書作成(ITベンチャー2days)

(3)職場体験型

職場体験型のインターンシップは、期間は1週間〜1ヶ月の期間で行われます。職場で社員と同じように働き、実際の職場の雰囲気を理解することができるのが特徴です。

‌よくあるインターンシップの例
・エンジニアの基礎を学ぶ&実務を経験(システム受託・開発)
・就活生目線で採用活動を計画する人事インターン(大手人材系企業2~3週間)

(4)就業・実務型

就業・実務型のインターンシップでは、1ヶ月以上の期間、報酬をもらいながら実際の業務に携わります。社会人としてのビジネス経験を積むことができると同時に、成果を出すためのスキル・マインドを磨く経験となるでしょう。一般に、採用要件が厳しく、内定をもらうための志望動機や覚悟を強く深く持つ必要があります。

‌よくあるインターンシップの例
・人材ビジネスを体感できる営業インターン(人材系ベンチャー企業6ヶ月)
・Webマーケティングインターン(インターネット広告の代理店)

それぞれのインターンから得られる成果とは?

インターンの成果を表した画像です
上では、インターンシップの種類について解説してきました。次にみなさんに考えて欲しいのが、インターンシップに参加する理由です。インターンシップに参加することの目的を自分のなかで明確にしなければ、得られるものが少なくなってしまうでしょう。

‌筆者は、就活の時期に内定がないことへの不安や焦りから、手当たり次第にインターンシップに応募してしまいました。その結果過密なスケジュールをこなすののに精一杯になり、就活に生きる経験とすることができませんでした。

‌このようなことにならないためには、自分の目的に合わせてインターンを選んでいく必要があります。以下には、それぞれのインターンシップの種類ごとに得られる経験を紹介します。自分がインターンを通して何を得たいのか考えながら読んでみてください。

①業界・企業・仕事内容の理解 → (1)会社説明会型

説明会においての成果は、業界・企業・仕事内容の理解。ただし、ホームページやパンフレットを見ればわかる情報しか得られないのであれば、わざわざ参加する必要はありません。インターンシップに参加する前に、何を知りたいのかを明確にし、分からない点を質問にまとめるなど、下調べと準備を入念に行いましょう。
質問の時間に積極的に発言することで、ホームページでは知り得ない情報を引き出すだけでなく、人事担当者へのアピールにも繋がります。

②選考を有利にしたい!内定に繋げたい! → (2)ワークショップ型(3)職場体験型

企業は多大な労力と予算をかけてインターンシップを運営しています。その背景にあるのは、素敵で優秀な学生を採用したいという意図。つまり、インターンシップ参加のための選考、晴れて参加が決まったインターンシップの期間中全て、選考の対象になり得るということです。

‌人事は人を見極めるプロ。この学生が自社の求めている資質を持っているのか、風土にマッチしているのか、真剣に見極めています。選考を有利に進めて内定を獲るため、まずは就職したい企業のインターンシップにエントリーしましょう。そして、そこで成果を残すことを意識して取り組んでください。

③自分を成長させたい!社会人に負けないビジネススキルをつけたい!→(4)就業・実務型

自分のビジネススキルを高め、他の就活生との差をつけたいという方にぴったりなのが、就業・実務型のインターンシップ。実際の仕事に従事して、成果を出すためにPDCAを回し続ける。他の社員の方と同等の成果を求められるという経験は他のインターンシップやアルバイトではできないでしょう。

‌実際、3ヶ月以上の長期インターンシップを経験している就活生は全体の3%、100人中3人です。実務に取り組んでいた経験を持つことで、他の就活生との差別化を容易に図ることができます。
実際、筆者も人材系のスタートアップで半年間営業に取り組んだ成果が後の就活に大いに役立ちました。(ノルマにおわれ、上司に詰められたのもいい経験です笑)

さいごに

‌今回はインターンの種類について詳しく見てきました。
上でも述べた通り、インターンを選ぶときは、インターンに参加する目的を明確にすることが大切です。目的が合って初めて、自分に合うインターンが何なのか判断することができます。この記事がこれからのインターンシップ選択の一助になれば幸いです。

より効率的なインターンの選考対策をするために

就活は分からないことだらけ。

‌インターンシップを意識する段階ではほとんどの人がこのような状態なのではないでしょうか?

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