【例文あり】面接で自分の性格について聞かれたときの答え方
2023/03/30
目次
5.
面接で自分の性格について聞かれたら
「自分自身はどのような性格だとお考えですか?」「あなたの性格を一言で表すと?」
就活の選考の中では、しばしば自分の性格を聞かれることがあります。もし自分の性格について聞かれたら、みなさんはどのように答えますでしょうか?
選考の場であるため、できるだけ自分を評価してもらえるようなことを言いたい。とはいえわざとらしく思われたら嫌だ。このように迷ってしまう人は少なくないでしょう。
自分の性格について聞く質問には、それを聞かれている意図を理解した上で回答することが重要です。この記事では、企業が面接で性格について質問する意図と、それを踏まえた適切な答え方について説明します。みなさんが面接を受ける際に役立てば幸いです。
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性格を聞くことで企業が見ているポイント
なぜ企業はみなさんの性格を聞こうとするのか。大きく分けて以下の2つが挙げられます。①みなさんが企業で活躍するポテンシャルを持っているか
1つは、みなさんが企業で活躍するポテンシャルを持っているか。中途採用と違い、新卒採用では仕事の経験から能力を見極めることができません。
見極めることができるのは、現時点の能力ではなく、将来的に活躍が期待できる資質を持っているか否か。みなさんの性格からその資質が伝われば、評価してもらえる可能性が高まります。自己PRや長所を聞かれているのと同じだと考えると分かりやすいかもしれません。
②それを裏付ける根拠があるか
もう1つは、性格を裏付ける根拠があるか。つまり、性格の根拠とするエピソードにどれだけ説得力があるからです。企業に性格を伝えるときは、その伝え方が非常に重要。説明が漠然としたり、あまりに主観に寄り過ぎた説明をしたりすると、納得感が落ちてしまいます。こうなると、強みとなる資質を持っていることの納得感が薄れ、良い印象を与えません。
エピソードを伝えるときのコツは、エピソードを具体的に伝えること。自分の性格が現れた行動や、行動によってもたらされた結果を具体的に表現すると、自分の性格とエピソードに一貫性が生まれます。エピソードに説得力があればあるほど、自分の性格にも説得力が出るのです。
以上が面接でみなさんに性格を聞く意図となります。これらを踏まえると、以下の2点が企業に魅力を感じてもらうために必要な条件と言えるでしょう。
①自分の活躍を期待できるような資質を伝えられていること
②エピソードを具体的にし、自分が主張する性格に納得感を出せていること
性格を聞く質問は「変化球」に注意
企業がみなさんの性格について聞く方法は、冒頭で挙げた「あなたの性格を一言で表すと?」のように、直接的に聞いてくれるものばかりではありません。
例えば、「友人にはよくどういう人だと言われますか?」といったように、切り口を変えた質問の仕方をすることがあります。聞き方は違うものの、質問している意図は一緒。しかし、この意図が分からず、「よくぼーっとしてると言われます。」などと回答したらどうなるでしょうか?おそらく、その面接を突破することはできないでしょう。
面接では、就活生の意表を突く質問をすることで素を見ようとすることがあります。性格を聞く際もこの例に漏れません。一つ一つの質問に対して、どんな意図で聞いているのか考えながら回答するようにしてください。
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自分の性格を伝えるときの基本構成
企業がみなさんの性格を聞く意図が分かったところで、企業に自分の性格を適切に伝える構成について紹介します。
自分の性格を伝えるときは、結論(私は〇〇な性格です)→具体的なエピソードという順序で伝えるようにしてください。結論から先に伝えるのは、性格を伝えるときに限りません。
結論から入ることで、その後に続くエピソードが何を示しているのか分かりやすくなります。結果的に簡潔な印象を与えられるはずです。面接での受け答えや社会に出た後のコミュニケーションでも共通して言えることなので、これを気に覚えてしまいましょう。
自分の性格を裏付けるエピソードを説明するときは、以下の流れで説明するのがおすすめ。
①自分の性格が出た場面
②場面の詳細な状況
③自分が取った行動
④それによってもたらされた結果
みなさんが置かれた状況に対してどのようなアクションをとったのかを整理して伝えることができます。
自分の性格を伝える例文
今まで説明したことを踏まえて、性格を聞かれたときの回答例を紹介します。みなさんが面接で性格を伝えるときの参考になれば幸いです。
私は冷静な性格です。
学生時代、演劇のサークルで代表を務めていました。夏と冬の2度大きな公演があるのですが、今年の冬発表会で、例年よりもチケットが配れていないことがありました。サークルのメンバーは特に問題に感じていなかったようですが、これでは集客が不十分なまま当日を迎えることになってしまうという危機感を持ちました。そこで、チケットを配る目標人数と期限を定め、メンバーに共有しました。また、メンバー1人1人と密にコミュニケーションを取り、モチベーションを落とさないよう意識しました。
これらの取り組みが実を結び、無事発表会当日には、目標としていた人数のお客様にお越しいただくことができました。
このように、私は回りの空気感に流されず、冷静に物事を判断することができます。
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