【テンプレート付き】企業研究のやり方|調べる項目や方法を徹底解説

2025/02/28
企業研究のやり方
目次
1.
‌企業研究とは
2.
‌企業研究の目的
3.
‌【テンプレあり】企業研究の手順
4.
‌企業研究で調べておきたい項目
5.
‌企業研究に役立つ情報を調べる方法
6.
企業研究をするときの注意点
7.
企業研究を志望動機に落とし込む方法
8.
企業研究をした後に活用する3つの方法
9.
OB・OG訪問を上手く利用して企業研究をしよう
10.
さいごに
就活を成功させるためには、企業研究は欠かせません。しかし、就活を始めたばかりで、企業研究のやり方が分からない方は多いでしょう。

‌本記事では、企業研究のやり方が分からない方に向けて、企業研究の目的や調べる項目・調べる方法を徹底解説します。ぜひ本記事を参考にして、企業研究のやり方をマスターしましょう!

‌企業研究とは

企業研究とは、企業の基本情報や将来性、社内文化、事業戦略などを多角的に分析し、自分の価値観やキャリアビジョンに合っているかどうかを判断する作業です。ただ企業のデータを集めるだけでなく、「その企業で自分がどのように活躍できるのか」「企業の方針や環境が自分の理想と合っているか」を判断するための重要な作業となります。

自己分析や業界研究と同様に、しっかりとした企業研究を行うことで、より納得のいく就職先選びができるでしょう。

企業研究と業界研究の違い

企業研究と業界研究の違いが分からず、混同してしまう人が多いと思います。
▼企業研究と業界研究の違い
企業研究:「1つの企業」に対して調べ上げること
‌業界研究:「1つの業界」について理解を深めること

‌業界研究をしてから、企業研究をしていくのが一般的な流れで、志望業界を絞って就活を効率的に進めることができます。

‌企業研究の目的

企業研究をする前に、まずは企業研究の目的を明確にしましょう。企業研究の主な目的は以下の3つです。

▼企業研究の目的
(1)面接対策をするため
(2)志望動機を作るため
(3)適性を判断するため

それぞれ解説していきます。

(1)面接対策をするため

企業研究を十分に行うことで、その企業への志望意欲を示し、第一志望であることをアピールできます。面接官は人事のプロであり、企業研究の深さはすぐに見抜かれてしまいます。そのため、企業研究を抜かりなく行うことで、「この学生は志望意欲が高い」と面接官に好印象を与えることができるでしょう。

(2)志望動機を作るため

企業研究は納得感のある志望動機を作るために必要なプロセスです。エントリーシートや面接で志望動機を問われたとき、十分に企業研究が行われていないと、その人らしさや熱意が伝わる志望動機を作ることができません。
反対に、実際に企業を訪問して現場の雰囲気を感じたり、社員の話を聞いたりすることで、事業内容や社風を深く理解できます。実体験をもとに自分の言葉で志望動機が作成できれば、「自社のカルチャーに合った人材」と評価される可能性が高まるでしょう。

(3)自分の適性を判断するため

企業研究は、入社後のミスマッチを未然に防ぐためにも重要です。採用ページや会社説明会では企業の魅力が強調される傾向がありますが、必ずしも企業の全体像を把握できるわけではありません。

企業研究を通じて、企業の良い面だけでなく、課題や実情にも目を向けることで、自分に合った職場環境かどうかをしっかりと判断することができ、入社後に後悔するリスクを減らすことにつながります。

‌また、面接の前に適性を見極めることで、自分に合わない企業への応募を避けられるため、無駄な面接を減らして時間を効率的に使うことができます。自分に合った企業に集中して選考を進められるため、就職活動全体の負担を軽減することにもなるでしょう。

‌【テンプレあり】企業研究の手順

ここではテンプレート付きで企業研究の手順をご紹介します。企業研究は以下の手順に沿って進めることで企業理解を深め、自分に合った企業を見極めることができるでしょう。

▼企業研究の手順
【ステップ1】企業研究シートを準備する
【ステップ2】情報を集める
【ステップ3】自己分析と照合して適性や志望動機を考える

それぞれ解説していきます。

【ステップ1】企業研究シートを準備する

企業研究シートのテンプレ
まず、企業の情報を整理するための「企業研究シート」を準備しましょう。企業研究シートを作成することで、複数の企業を比較しやすくなり、自分にとって最適な企業を選ぶ判断材料になります。

企業研究シートは手書きの他、WordやExcel、Notionなどのツールを活用する方法もあります。デジタルツールを使うことで情報を整理しやすくなり、更新や比較がスムーズに行えるようになります。上記のテンプレを参考に、自分が必要な項目を追加して企業研究シートを完成させましょう。

‌【ステップ2】情報を集める

次に、企業に関する情報を幅広く収集します。企業の公式サイトやOB・OG訪問などを利用して、企業の理念や事業内容、社風、成長性などを把握しましょう。公式情報だけでなく、社員のリアルな声や業界全体の動向も踏まえることで、より詳細な企業情報を集めることができます。

また、集めた情報を整理しながら、自分がその企業で働くイメージを持てるかどうかを考えてみてください。職場環境や求められるスキル、自分のキャリアプランとの相性などを確認することで、企業との適性をより正確に判断できます。

具体的な企業研究の方法は後ほど詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

‌【ステップ3】自己分析と照合して適性や志望動機を考える

最後に、収集した企業情報と自己分析を照らし合わせ、自分がその企業で活躍できるか、また志望動機に説得力を持たせられるかを考えます。企業の求める人物像と自分の強みが一致しているか、社風や働き方が自分に合っているかなどを確認し、適性を判断しましょう。
その上で志望動機を作成する際は、企業理念や事業内容に共感できる点や、企業の強みと自分の経験を結びつける方法を整理します。そして、その企業で働きたい理由を具体的なエピソードとともに説明できるようにしましょう。

‌志望動機の作成方法については多くの人が悩むところです。記事後部で詳しくやり方を解説しているためぜひ参考にしてみてください。

‌企業研究で調べておきたい項目

企業研究の主な目的は「面接対策」「志望動機の作成」「適性の判断」の3点でした。これらの目的を達成するために調べておきたい項目は以下の通りです。

▼企業研究で調べておきたい項目
(1)基本情報
(2)競合との差別化ポイント
(3)社風や働き方

それぞれ解説していきます。

(1)基本情報

企業の基本情報を調べることで、その企業の成り立ちや方向性、成長性を理解し、自分の価値観やキャリアプランと合致するかを判断できます。基本情報を押さえることで、企業研究の土台ができ、志望動機にも説得力を持たせることができます。

▼基本情報として調べておきたい項目
1.企業情報
2.事業内容
3.採用情報

それぞれ解説していきます。

1.企業情報

就職活動では、企業の基本情報について知ることが重要です。
企業の基本情報には、企業名、代表者、設立年、所在地、事業内容、売上高、従業員数、企業理念などがあります。ただ、設立年や所在地、従業員数などを暗記する必要はありません。あくまでこれらの情報は、「東京で働き続けたい」「少人数の会社で裁量大きく働きたい」など、就活の軸と企業を比較する時の情報として役立てるものです。

企業理念や代表からのメッセージを見ることで、企業の方向性やどのような人材を求めているのか知る手がかりになります。

2.事業内容

企業の基本情報だけでなく、事業内容についても理解しましょう。
企業研究における事業内容をしらべるうえで「誰に」「何を」「どうやって」の3つを理解することが重要であることを示した図
‌事業内容を把握するためには、「誰に」「何を(どんなサービス・商品)」「どうやって」を理解しておくことが大切です。

・「誰に」は、企業がターゲットとしている顧客層
・「何を」は、企業が提供しているサービスや商品
・「どうやって」は、企業がどのようにしてサービスを提供したり、商品を販売したりしているのか

これらの3つの要素を理解することで、企業の事業内容を大まかに知ることができます。

‌3.採用情報

企業の採用情報を調べることで、自分がその企業で求められる人材像と合致しているか、選考プロセスに適切に備えられるかを判断する材料になります。いくら企業の事業内容や社風に魅力を感じても、自分のスキルや価値観と合わなければ、採用される可能性は低くなり、たとえ内定を得ても長く働き続けることが難しくなるかもしれません。

そのため、企業の採用情報を詳しく調べ、自分に適した企業かどうかを見極めることが大切です。採用情報を把握するためには、「募集職種と仕事内容」「求める人物像」「選考プロセス」の3つの視点で理解しておくことが重要です。

・「募集職種と仕事内容」 は、企業がどの職種で人材を求めているか、どのような業務内容が求められるかを把握する要素。自分がやりたい仕事と一致しているかを確認できます。

・「求める人物像」 は、企業がどのようなスキルや経験、価値観を持つ人材を求めているのかを知るための要素。自分の強みが企業のニーズと合っているかを判断することが重要です。

・「選考プロセス」 は、エントリーシートの提出から面接、筆記試験、グループディスカッションなど、採用までの流れを理解するための要素。適切な準備をするために不可欠な情報です。

これらの3つの視点を理解することで、企業が求める人材と自分の適性が一致しているかを見極め、選考で効果的にアピールする準備ができます。

‌(2)競合との差別化ポイント

企業の競争力や独自性を把握することで、その企業が業界内でどのような立ち位置にあるのかを理解できます。競争の激しい市場では、企業ごとに異なる強みを持っており、それが成長性や安定性に直結します。同じ業界の他の企業と比較することで、その企業が自分にとって魅力的かどうかを判断できるでしょう。

▼競合との差別化ポイントとして調べておきたい項目
1.製品・サービスの特徴
2.経営戦略
3.企業の強み・弱み

それぞれ解説していきます。

1.製品・サービスの特徴

企業の提供する製品やサービスが、競合他社とどのように違うのかを把握することは重要です。特に、技術力・ブランド力・価格競争力・サービスの独自性といった要素が差別化のポイントになります。

主力製品やサービスの市場シェア、競合製品・サービスとの違い(価格、品質、機能、顧客満足度など)、顧客層と市場でのポジションなどに注目するとよいでしょう。

‌2.経営戦略

企業の成長戦略を理解することで、その企業が今後どのように発展していくのかを把握できます。経営戦略には、新規事業展開、海外進出、デジタル化の推進、M&A(企業買収・統合)などがあります。

中長期的な経営方針(どの分野に投資しているか)、海外展開や新規事業の有無、競争優位性を維持するための施策などに注目するとよいでしょう。

3.企業の強み・弱み

企業の強みを知ることはもちろん、競争においてどのような課題を抱えているのかも把握することが重要です。強みが自分のキャリアにとってプラスになるか、弱みがリスクとして大きすぎないかを見極めることで、より納得感のある企業選びができます。

他社と比較した際の強み(独自のビジネスモデル、リピーター率の高さなど)や業績の安定性(利益率、売上成長率、負債比率など)、企業の抱える課題(過去の不祥事、人材不足、業績低迷など)などに注目しておくとよいでしょう。

‌(3)社風や働き方

社風や働き方についても調べておきましょう。

企業の社風や働き方を調べることで、自分に合った働き方ができる環境かどうかを判断する材料になります。どれだけ魅力的な事業内容や社風があっても、働く環境が自分に合わなければ入社後のギャップにつながり、早期離職のリスクが高まる可能性があります。

そのため、企業の社内制度を詳しく調べ、自分に適した環境かどうかを見極めることが大切です。

▼社風や働き方として調べておきたい項目
1.企業文化
2.ワークライフバランス
3.キャリアパス・成長環境

それぞれ解説していきます。

‌1.企業文化

企業の文化や職場の雰囲気は、日々の働きやすさに大きく影響します。風通しの良い職場か、意思決定のスピードが速い環境か、チームワークを重視する社風かなど、企業の価値観を理解することが重要です。

▼調べておきたい項目
・企業理念・ミッション・ビジョン(企業が大切にしている価値観)
・経営者の考え方
・社員さんの人柄
・組織の意思決定の仕組み(トップダウン型かボトムアップ型か)
・社員の平均年齢や男女比(職場の雰囲気を判断する材料)
・社内コミュニケーションの取り方(チームワーク型か個人プレー重視か)

2.ワークライフバランス

働きやすさは、仕事の充実度だけでなく、プライベートの時間をどれだけ確保できるかにも関わります。過度な残業や休日の少なさは、長期的な働きやすさを損なう要因となるため、事前に確認しておくことが重要です。

▼調べておきたい項目
・平均残業時間や休日取得率
・有給休暇の取得率
・フレックスタイムやリモートワーク制度の有無
・育児・介護支援制度の充実度

‌3.キャリアパス・成長環境

企業でどのように成長できるか、将来どのようなキャリアを描けるかを知ることで、長期的な視点で自分に合った企業を選ぶことができます。昇進・昇格の仕組みやスキルアップの支援制度を確認し、自分が望むキャリアが築ける環境かを見極めましょう。

▼調べておきたい項目
・昇進・昇格の基準(年功序列か実力主義か)
・研修制度や資格取得支援の有無(スキルアップの機会があるか)
・社内異動/海外勤務の可能性(多様なキャリアを積めるか)

‌企業研究に役立つ情報を調べる方法

続いては、上記でご紹介した情報を調べる方法を解説していきます。

(A) 基本情報を調べる方法

就職活動では、企業の基本情報を正しく理解することが重要です。そのために活用できる主な情報源は以下の3つです。

▼基本情報を調べる方法
1.企業ホームページ
2.就活サイト(リクナビ・マイナビ)
3.会社説明会

それぞれ解説していきます。

1.企業ホームページ

企業の公式ホームページは、最も正確で信頼できる情報源です。会社概要ページ には、企業名、代表者、設立年、所在地、事業内容、売上高、従業員数、企業理念などの基本情報が掲載されています

2.就活サイト(リクナビ・マイナビ)

リクナビ・マイナビなどの就活サイトでは、企業の採用情報や基本情報を効率よく収集できます。特に、事業内容、求める人物像、選考プロセスなどが整理されているため、異なる企業を比較しやすいのがメリットです。

さらに、就活サイト限定のインターン情報や社員インタビューなども掲載されていることがあり、企業の雰囲気を知るのにも役立ちます。

‌3.会社説明会

会社説明会は、企業の事業内容や働く環境を深く理解するための重要な機会です。企業がどのような顧客に、どのような商品・サービスを提供しているのかを、具体的な事例を交えて説明してくれるため、ビジネスモデルをより明確に把握できるでしょう。

また、説明会では 市場での立ち位置、競合との差別化、企業の強みなど、公式サイトには載っていない情報も得られます。さらに、社員との座談会がある場合は、業務の進め方や職場の雰囲気、やりがいについて直接話を聞けるため、入社後の働くイメージをつかむことができます。

企業理解を深めるためには、事前に情報を調べ、質問を準備して参加することがポイントです。

‌(B)競合との差別化ポイントを調べる方法

ここでは、競合との差別化ポイントを調べる方法をご紹介していきます。

▼競合との差別化ポイントを調べる方法
1.業界レポート・IR情報
2.新聞・ニュースメディア
3.業界動向サーチ
4.企業が運営するSNS
5.企業の口コミサイト(OPENWORK・転職会議)

それぞれ解説していきます。

1.業界レポート・IR情報

企業の公式サイトに掲載されているIR情報(投資家向け情報)や、業界レポートは、企業の経営戦略や中長期的な成長方針を理解するために欠かせません。IR情報では、企業がどの分野に投資しているのか、新規事業の展開や海外進出の計画があるのかなど、経営層の意思決定が示されています。

また、決算説明資料を読むことで、企業の業績や利益率、競争優位性を維持するための具体的な施策について知ることができます。特に、競合企業のIR情報と比較すると、それぞれの企業の強みと弱みを把握できるでしょう。

2.新聞・ニュースメディア

新聞やニュースサイトを活用することで、企業の最新の取り組みや経営方針、市場での評価を知ることができます。企業の新規事業の展開やM&A(企業買収・合併)、業績の推移、経営者の発言などが取り上げられることが多く、これらの情報をもとに「企業がどの方向に進んでいるのか」「競争優位性をどのように維持しようとしているのか」といった視点で分析できます。

また、企業単体の情報だけでなく、業界全体の動向を知るのにも役立ちます。同じ業界内の複数の企業のニュースを比較することで、各企業の立ち位置や戦略の違いが見えてきます。特に、競合との比較は企業研究の精度を高めるうえで重要です。たとえば、A社がデジタル分野に積極投資しているのに対し、B社は海外展開に力を入れているといった違いを知ることで、どの企業が自分の志向に合っているのかを判断しやすくなります。

新聞やニュースを活用する際には、単なる情報収集にとどまらず、「このニュースから企業の戦略や業界全体の流れをどう読み取れるか?」という視点を持つことが大切です。また、特定の企業に関するニュースが出た際には、その背景を調べたり、関連する企業の動向と比較したりすることで、より深い理解につなげることができます。

‌3.業界動向サーチ

業界動向サーチとは、各業界の動向や、市場規模、売上比較などが見れるサイトです。データがグラフ化、ランキング化されていて簡単に企業研究ができます。

気になっている業界や企業を検索して調べると企業研究ができますが、今成長している業界や、主な業界のシェアも見ることができるので、是非活用してみてください。
‌【参考】株式会社デジタル&ワークス『業界動向サーチ: 業界の動向やランキング、シェアなどを分析』

4.企業が運営するSNS

企業の公式SNS(X(旧Twitter)、LinkedIn、Instagram、YouTubeなど)は、最新の製品・サービス情報やブランディング戦略を知るための有力な情報源です。企業は、新製品のリリース情報やキャンペーン、技術開発の進捗などを積極的に発信しており、競合との差別化ポイントも見えてきます。

特に、どの製品やサービスを主力としているのか、どのような特徴を持っているのかを把握することで、市場でのポジションを明確にできます。また、フォロワーやコメント欄の反応を見ると、消費者の評価や満足度も確認でき、企業の強みや課題を読み取ることができるでしょう。

5.企業の口コミサイト(OPENWORK・転職会議)

企業の実態を知るには、OPENWORKや転職会議などの企業口コミサイトも有効です。公式サイトでは伝えられない職場環境や働き方のリアルな声を知ることができ、企業の強みや弱みをより具体的に把握できます。

例えば、実際に働いている人が自社の強みをどう捉えているのか、業績が安定しているか、過去にどのような課題を抱えていたのかといった情報が見えてきます。また、企業文化や人間関係、働きやすさに関する投稿も多く、企業が公式に発信する情報とは異なる視点で分析することが可能です。

ただし、口コミはあくまで個人の主観に基づいた情報であるため、極端な意見に振り回されず、複数の投稿を比較して傾向をつかむことが大切です。

【参考】就活会議
【参考】OpenWork

(C)社風や働き方を調べる方法

残業時間や有給休暇の取得率などは、これまでにご紹介した各企業の公式HPや就職サイト、口コミサイトなどでも確認することができます。

これまでにご紹介した方法を使わず、社風や働き方を調べる方法は以下の通りです。

▼社風や働き方を調べる方法
1.OB・OG訪問
2.インターンシップ
それぞれ解説していきます。

1.OB・OG訪問

OB・OG訪問は、実際にその企業で働く人の生の声を聞ける貴重な機会です。企業の公式情報や口コミサイトでは分からない、職場の雰囲気や働き方のリアルな実態 を知ることができます。

例えば、組織の意思決定の仕組みがトップダウンなのかボトムアップなのか、社内のコミュニケーションの取り方はどうなっているのかなど、実際に働いている人だからこそ話せる内容があります。

OB・OG訪問をする際は、ただ話を聞くだけでなく、「残業時間や休日の取得率はどうか?」「キャリアアップのチャンスはあるか?」といった具体的な質問を準備しておくと、より実践的な情報を得られるでしょう。

OB・OG訪問をする際にぜひ利用していただきたいのが、Matcherです。
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‌2.インターンシップ

インターンシップは、実際の業務を体験しながら、企業の働き方や文化を肌で感じることができる貴重な機会です。ワークライフバランスやキャリアパスの実態を知るうえでも有効で、公式な情報や口コミでは分からない、職場のリアルな空気感を感じ取ることができます。

例えば、実際にオフィスに行き、社員がどのようにコミュニケーションを取っているのか、リモートワークやフレックスタイム制度がどの程度活用されているのかといった、実際の働き方の実態も知ることができます。

インターン期間中に社員と交流する機会があれば、直接社員の方に気になる点を確認することもできるでしょう。

企業研究をするときの注意点

ここでは、企業研究をするときの注意点をご紹介していきます。

▼企業研究をするときの注意点
(1)信用性が高く、最新の情報を入手する
(2)知っている情報と知らない情報を明確に
(3)すべてを詳しく調べる必要はない

それぞれ解説していきます。

(1)信用性が高く、最新の情報を入手する

公式サイトやコーポレートサイトなどを活用するのは信用性が高いです。メディアで発信されている情報などは、再度信用性が高いのか調べるなど、信憑性を確かめてから活用しましょう!

また、企業も社会に合わせて変化し続けます。情報の真偽に加え、情報の鮮度も確認しましょう。誤った情報を入手してしまうと選考時に不利になったり、自分が企業とマッチしていないと勘違いを引き起こしてエントリーを避けてしまう事態になることもあります。

信用度が高く、最新の情報が入手できる媒体とは?

・公式サイト、コーポレートサイト
・新聞の情報
・会社の公式SNSアカウント

(2)知っている情報と知らない情報を明確に

知っている情報と知らない情報を明確にしておくことで情報を効率よく網羅できます。
たくさん情報を集めて、「十分企業研究ができた」と思い込んでしまいますが、いざまとめ上げると、「あれここの情報足りないな。」「この情報あんまり必要なかったな。」などと不足や無駄な情報が出てくる可能性があります。

必要な情報をちゃんと網羅できるようにまずは、ノートに必要な情報を書き上げてそれを基に深堀していくことで必要な情報をしっかりとキャッチできます。

(3)すべてを詳しく調べる必要はない

企業のことを徹底的に知ろうと思えば、膨大な時間がかかります。1社に多くの時間を割いてしまえば、他の企業に費やす時間がなくなってしまいます。

そのため、自分の興味のある事業を1社につき1、2つ調べて話せるようになれば十分です。

企業研究を志望動機に落とし込む方法

企業研究を志望動機に落とし込む方法は以下の通りです。

▼企業研究を志望動機に落とし込む方法
1.企業の魅力を簡潔に伝える
2.入社後自分がどのように活躍できるか伝える

それぞれ解説していきます。

1.企業の魅力を簡潔に伝える

志望動機を作成する際は、「自分の就活の軸」と企業の特徴が一致していることを伝える ことがポイントです。これまでに調べた企業の情報をもとに、企業の強みや独自性に触れることで、「なぜ他の会社ではなくこの企業なのか」を明確にできます。

例えば、「グローバルに展開している企業で活躍したい」という軸を持っている場合、企業の海外事業の展開や、グローバル戦略について触れることで、説得力のある志望動機になります。

企業の特徴をただ羅列するのではなく、自分の価値観や目指す姿と結びつけて伝えることで、面接官にも「だからこの企業を志望しているのか」と納得してもらいやすくなるでしょう。

2.入社後自分がどのように活躍できるか伝える

企業の魅力を伝えた後は、「この企業で自分はどのように貢献できるのか」を具体的に伝えることが重要です。企業が求める人物像や事業内容に沿った形で、自分の強みやスキルをどう活かせるのかを示すことで、より説得力のある志望動機になります。

例えば、「新しい価値を生み出す仕事をしたい」という志向があるなら、その企業の研究開発や新規事業の取り組みと絡めて、「企画力や発想力を活かして、新たなサービスの開発に貢献したい」と具体的なビジョンを伝えることができます。

事前に企業研究を深め、どんな人材が求められているのかを把握した上で、自分の強みと結びつけることがポイントです。

志望動機の例文

私は、日本の食品をグローバルに展開する企業で働きたいと考えています。アメリカ留学中、日本食を知らない人々にその魅力を伝える機会が多くありました。特に、現地のスーパーで手に入る日本食が限られていることや、食文化の違いから誤解されることも多く、「正しく魅力を伝え、もっと多くの人に届けたい」と強く感じるようになりました。貴社は業界トップクラスの海外展開を進め、現地企業と連携しながら市場ニーズに即した製品開発を行っており、私の「日本食品の価値を世界に広める」という想いと合致しています。またOB・OG訪問を通じて、貴社では 単なる輸出ではなく消費者ニーズの正確な把握と文化理解が不可欠であることを学び、私の経験を活かせると確信しました。私は、アメリカ留学中、多国籍の仲間と交流しながら日本食のイベントを企画し、現地の嗜好に合わせたメニューを考案するなど、日本食品を普及させるための試行錯誤を重ねました。この経験を活かし、貴社のアジア市場でのブランド確立や新規市場開拓に貢献したいと考えています。

企業研究をした後に活用する3つの方法

企業研究をした後に次はどう動けばよいのかわからない方に3つの方法を伝授します。

‌‌▼企業研究をした後に活用する3つの方法
(1)競合と比較して明確に企業について知る
(2)自己分析とセットで企業分析を見比べる
(3)収集した情報を自分用にまとめる

それぞれ解説していきます。

(1)競合と比較して明確に企業について知る

志望企業の企業分析を元に丸暗記するだけでは、説得力が乏しく様々な角度で切り込まれる質問に答えるのが難しくなります。そのため、企業分析をしてそのあとに他社と比較することが重要です。

その企業でなければならないことを明確にすることで説得力が増します。

(2)自己分析とセットで企業分析を見比べる

企業分析で最も大切な目的は、入社後も「ここに来てよかった。」と思える企業に出会うことです。自分が活躍できる可能性があるところに行かなければなりません。

そのため、企業分析と「自分がどんな環境が働きやすいのか」をマッチさせることが大事ですね!「残業時間は少ない方がいい」「地方転勤はない方がいい」など、自己分析と企業分析を見比べながら自分の理想ができるだけ叶う企業を探しましょう。

(3)収集した情報を自分用にまとめる

収集した複数の情報から共通することを抽出しましょう。
例えば「チャレンジ精神を重視する企業が多い→新しいことに挑戦したい」「グローバル展開をしている企業が多い→海外志向がある」のように、自分では気づけなかった軸を発見できます。
この軸を基に再度、企業研究を行うことで新たな視点が得られるかもしれません。

OB・OG訪問を上手く利用して企業研究をしよう

ここまで企業研究のやりかたをご紹介してきましたが、その中でも特にOB・OG訪問をすることをオススメします。

OB・OG訪問を活用することで、企業の内側についてリアルな情報を得ることができます。社外からでは見えにくい職場の雰囲気や働き方、実際の業務内容について、社員さんの経験談を直接聞くことで、公式の情報だけではわからない「本当の姿」に触れられるのが大きなメリットです。

OB・OG訪問をする際にぜひ利用していただきたいのが、Matcherです。Matcherであれば、OB・OG訪問を進めながら、マッチ度の高い企業からのスカウトを受けることができ、効率的に就職活動を進めることができるでしょう。

Matcher(マッチャ―)とは

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さいごに

いかがでしたか?
‌ぜひ本記事の内容を参考にしながら、企業研究を通じて自分に合った企業を見つけ、面接に向けた準備を着実に進めていきましょう。

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