他社の選考状況の答え方は?選考状況別の回答例文や注意点を解説!
2024/09/27
目次
9.
就活の面接時に他社の選考状況について聞かれた場合、どう答えるのが正しいでしょうか?
本記事では、他社の選考状況について質問されたときの答え方を、選考状況別にご紹介します。
面接官がこの質問をする意図や回答時の注意点も解説しますので、ぜひご一読ください。
面接で「他社の選考状況」が聞かれる理由
面接でなぜ『他社の選考状況』が聞かれるのでしょうか。
面接で他社の選考状況が聞かれる理由としては以下の4点が挙げられます。
▼他社の選考状況が聞かれる理由
①選考スケジュールを組むため
②企業・業界・軸に一貫性があるかを見るため
③他社の評価を知りたい
④志望度の高さを知るため
以下で詳しく解説していきます。
➀選考スケジュールを組むため
まず企業が他社の選考状況を聞く意図として考えられるのが「内定を承諾してもらえるように、選考スケジュールを組みたい」と考えているパターンです。
学生の皆さんは、1社から内定をもらったとしても、第一志望の会社でない限り、就職活動を続けるはずです。
企業もそのことを見越しており、そのために内定を出しただけでは終わらずに「内定承諾期限」を設けています。
企業側からすると、時間を掛けて内定を出した学生に辞退をされてしまっては、大きな損失です。
そのため、面接中に他社の選考状況を聞いた上で、その内容をもとに内定出しのタイミングを調整したいと考えているのです。
企業によっては「他社より先に内定を出して、学生とより多くの接点を持ちたい」という考えのもと、早めに内定を出す企業もあります。
➁企業・業界・軸に一貫性があるかを見るため
また「会社選びの軸の一貫性」を見るために、他社の選考状況を聞いているパターンもあります。
就活生の皆さんは、1つの業界に絞らず、様々な業界の選考を受けていると思います。
様々な業界を志望し選考を受けることは、もちろん悪いことではありません。
同様に企業側も「複数の業界を受けている=一貫性がない」と判断しているわけではありません。
ただし「しっかりとした就活の軸があり、その軸にマッチした業界を受けているか」は、企業側は非常に気にしています。
もし軸がしっかりしておらず、その軸とは異なる業界を受けている学生を採用してしまっては、内定辞退の可能性が高まります。
また仮に入社したとしても、望んで企業に入社した可能性が高くないため、会社へのロイヤリティが低くなり、早期退職のリスクが高まるでしょう。
企業は採用に多くのコストを掛けています。
そのコストを無駄にしないためにも、他社の選考状況を聞いているのです。
➂他社の評価を知りたい
その他には「他社の評価を知りたい」という意図のもと、他社の選考状況を聞いてくるパターンもあります。
企業は優秀な学生を採用したいと考えています。
そこで重要なのが「他社の評価」です。
選考が順調に進んでいる学生は、他社から高い評価を受けている優秀な学生であると考えられます。
「この学生は、他社からも高い評価を受ける優秀な学生なのだろうか・・・」という意図のもとに、他社の選考状況を聞いてくるのです。
➃志望度の高さを知るため
企業の面接官が気にしているのは、「内定を出したら本当に入社してくれるか」という点です。
就活生に選考状況を確認することで自社の志望順位を把握したいという意図があります。
企業は就活生一人を採用するまでに高いコストがかかっており、内定辞退を避けたいと考えています。
エントリーシートや面接を通して、自社に入社してくれる人かを見極める必要があり、そのための質問の1つとして他社の選考状況を聞いているのです。
「他社の選考状況」は、答え方によっては内定チャンスに!
多くの就活生が、「なぜ他社の情報まで答えなきゃいけないのだろう・・・」と他社の選考状況に関する質問に、マイナスイメージを持っています。
この気持ち、とても理解できます。
一方で「他社の選考状況」の質問は、実は自身をアピールするチャンスの質問とも言えるのです!
なぜなら、他社の選考状況は
・企業への志望度
・就活の軸の一貫性
・他社からの評価
の3つを同時に効率的にアピールできるからです!
「他社の選考状況を答えるのいやだなあ・・・」と感じている人は多いと思いますが、内定に近づくためにも、しっかりと対策しておきましょう。
【5分でわかる!】他社の選考状況を伝える時のポイント
続いては、他社の選考状況を伝える時のポイントについて紹介していきます。
「どうやって他社の選考状況を伝えたらよいか分からない・・・」とお悩みの方は、必見の内容です!
▼他社の選考状況を答えるときのポイント
①業界・業種が同じ場合は、一貫性をアピールする
②業種・職種が異なる場合は「軸」が大切
③一貫性のない内容に注意する
④「落ちた他社」は伝える必要なし
⑤時期ごとに伝える内容を工夫する
⑥第一志望であることを伝える
上記の6ポイントについて、1つずつ具体的に見ていきます。
①業界・業種が同じ場合は、一貫性をアピールする
1つ目のポイントが「業界・業種が同じ企業を他社として伝える場合は、一貫性をアピールすること」です。
例えば、広告代理店の面接で他社の選考状況を聞かれるとします。
その際に他社の選考状況として、競合他社にあたる他の広告代理店を答えた場合は、一貫性をアピールするのが良いということです。
同じ業界の競合他社の名前を挙げることで、面接官にも「この子はうちの業界に興味があるんだな」という印象を与えやすくなります。
もちろん同じ業界を必ず答えなければならない、という訳ではありません。
しかし同じ業界を受けている場合は、素直に伝えることで、より一貫性をアピールすることができるでしょう。
②業種・職種が異なる場合は「軸」が大切
多くの皆さんが、複数の業界・職種を受けているはずです。
そのような場合、面接を受けている業界とは異なる業界の企業を「他社の選考状況」として伝えなければならないこともあるでしょう。
その場合大事なのが「軸とマッチしていること」を伝えることです。
軸とマッチしていれば、異なる業界の会社を「他社」として挙げても全く問題ありません。
例えば「法人営業に携わりたい」という軸であれば、それは広告やコンサルティング、人材など、幅広い業界に共通します。
ただ異なる業界の会社を「他社の選考状況」と伝える場合でも、「○○という理由で、御社が第一志望です」とはっきり伝えることが重要です。
③一貫性のない内容に注意する
一方で、定めている軸とは異なる業界を受けるといった、一貫性のない内容を伝えるのは避けましょう。
就活の軸を受ける業界ごとに変えるというのも1つの手段ですが、面接ごとに新しい軸を伝えていると、どうしても浅くなってしまいます。
基本的には
⑴自己分析をしっかりと行う
⑵自己分析をもとに「軸」を決定する
⑶軸をもとに、受ける企業を決める
という順番で就職活動に臨むのがよいでしょう。
そうすることで、企業側に一貫性のある選考状況であることを伝えられます。
④「落ちた他社」は伝える必要なし
他社の選考状況を聞かれ答える場合、選考に落ちてしまった他社は伝える必要はありません。
もし仮に「御社の競合である△△社の2次選考で落ちました」と伝えると、面接官に「この子を採用して大丈夫かな・・・」と、不安を抱かせてしまいます。
選考に落ちている他社の状況を伝える場合は「△△社は2次選考に参加していて、ただいま選考結果待ちです」くらいの表現にとどめましょう。
⑤時期ごとに伝える内容を工夫する
また「就職活動の時期ごとに伝える内容を変更すること」も、他社の選考状況を聞かれた場合重要です。
例えば、就職活動が一段落する大学4年生の7月に「他社の内定が1社もありません!」と正直に答えてしまうと、面接官から「この子を採用して大丈夫かな」と懸念を抱かれてしまう可能性が高くなります。
就活後期でも内定がない、という事態を避けるためにも、まずは就活スケジュールをしっかりと立てて、早めに選考を受けましょう。
それでも「就活後期に内定がない」という状況に陥ってしまったら「来週○○株式会社と△△社の最終面接があります」と答えるのがよいでしょう。
就職活動では、面接官からの懸念をいかに払拭できるかが重要です。
ネガティブイメージを持たれない答え方を意識しましょう。
⑥第一志望であることを伝える
他社の選考状況聞く際に、面接官が気にしているのが「自社に対する志望度」です。
他社の選考状況を聞かれたら、基本的には「御社が第一志望です」と伝えるのがよいでしょう。
その際に、なぜ同業界の会社ではなく第一志望なのか、しっかりと理由を明確にして伝えるのがポイントです。
他社との差別化ポイントを伝える場合は、福利厚生や年収などの待遇面や売上の大きさを伝えるより
・自分のこれまでの経験とそれに対するマッチ度
・今後の事業方針に対する共感
・カルチャーへのマッチ度
など「その企業特有の強み、特徴」に訴求するとよいでしょう。
そうすることで、早期退職や内定辞退の不安を払拭することができます。
【3ステップ】他社の選考状況に関する質問の答え方
他社の選考状況に関する質問は、とても重要だと紹介しました。
ではどのように答えていけばよいのでしょうか。
ここでは「他社の選考状況に関する質問への答え方」について3STEPでまとめました。
▼他社の選考状況に関する質問の答え方3STEP
STEP1:結論を述べる
STEP2:詳細を伝える
STEP3:志望動機とともに第一志望であることを伝える
まずは一言「〇社選考途中で、〇社内定を保持しています」と結論を伝えましょう。
この際、選考を受けているすべての企業を伝える必要はなく、2〜3社の名前を挙げて伝えれば十分です。
続いて「○○株式会社は、2次選考の結果待ちで、△△株式会社の内定を保持しています」などと、詳細を伝えましょう。
その上で「他社の選考を受けていますが、○○という理由で御社が第一志望です」と伝えるのがおすすめです。
【面接】「他社の選考状況」の質問への答え方例文
他社の選考状況の質問への答え方の例文をご紹介します。
◆面接官
現在弊社以外に選考を受けている会社はありますか。また弊社は第一志望でしょうか。
◆回答例
はい、ございます。△△株式会社と○○株式会社を受けており、△△株式会社は次回最終選考です。その中でも御社が第一志望です。理由としては、御社が今後拡大していくとされている□□産業に携わりたいと考えているからです。私は学生時代に□□産業の研究をしてきました。その知識を活かして、御社の□□産業の分野で貢献していきたいと考えており、御社を第一志望としております。
【ES】「他社の選考状況」の書き方
ここからは、エントリーシートで他社の選考状況を聞かれた際の答え方、書き方をご紹介します。
エントリーシートで選考状況を書く際はなるだけ簡潔に記すようにしましょう。
選考に参加している企業全てを書く必要はありません。
2~4社程度記載するようにしましょう。
また、落ちてしまった企業は書く必要はありません。
▼記載例
〇〇株式会社 1次選考通過
〇〇株式会社 次回最終面接
〇〇株式会社 最終面接結果待ち
〇〇株式会社 内定
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他社の選考状況の欄だけでなく、エントリーシートを書いたあとは、第三者に添削をしてもらいましょう。
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【選考状況別】「他社の選考状況」の質問への答え方例文6選
ここでは、他の企業で選考がない場合の答え方について解説していきます。
▼選考状況別回答例文6選
➀応募企業が一社のみの場合(御社のみ)
➁複数企業で選考中の場合
③既に内定を所持している場合
➃エントリーをしているが選考が始まっていない場合
➄エントリーした企業が全落ちの場合
⑥就職以外の進路を考えている場合
以下で例文を紹介していきます。
➀応募企業が一社のみの場合(御社のみ)
1つ目のケースは、応募している企業が、面接を受ける企業のみの場合です。
他社の選考を受けていない場合は、その旨を正直に伝えたうえで理由を説明するようにしましょう。
例えば「御社だけを志望しているため」という理由であればそれを正直に伝えて問題ありません。
▼例文
企業研究を進める中で、入社したいと思えた企業が御社だったため、他社の選考には参加しておりません。
➁複数企業で選考中の場合
複数の企業で選考中の場合は、他社の選考段階を正直に伝え、面接中の企業への入社意欲を伝えるようにしましょう。
複数企業選考に参加している場合には、なぜその企業群を選び選考に参加しているのかを伝えると、説得力が生まれます。
▼例文
現在、他にも〇〇業界の企業で選考を進めています。△社は最終面接まで進み、○社は現在2次選考を終え結果を待っているところです。
③既に内定を所持している場合
3つ目のケースは、既に内定を所持している場合もありますよね。
内定を1社から貰っている人材は、企業によってはむしろ好印象になります。
「内定を貰っている企業よりも志望度が高いから選考に参加している」と伝えることができれば、志望度の高さをアピールできるでしょう。
他社の選考状況がないケースで、最も積極的にアピールできる状況です。
▼例文
御社以外には4社の選考を受けており、〇〇株式会社と△△株式会社から内定をいただいています。ただし、御社を第一志望と考えているため、御社の選考が終わるまでは内定承諾をお待ちいただいています。
➃エントリーをしているが選考が始まっていない場合
4つ目は、他社でエントリーをしているけど、選考が始まっていない場合です。
就活序盤の就活生は、他社で書類選考や面接選考まだ始まっておらず、選考がない状況もあるかと思います。
そんな時は、嘘をつかず素直に状況を説明しましょう。
就活序盤と伝えると、「志望度が低いのでは?」と思われてしまう可能性もあるため、志望度が高い企業の時は「第1志望です」と伝えるといいでしょう。
▼例文
エントリーしている企業はありますが、選考が始まっているのは御社のみです。
➄エントリーした企業が全落ちの場合
5つ目のケースは、今まで受けていた企業の選考に全て落ちてしまった場合です。
落ちた会社は伝える?という箇所で説明しましたが、不採用になった選考に関しては企業側にも不安を与えることになるため、伝えるのは避けましょう。
他社の選考に全て落ちた場合でも、「御社が第一志望」や「現在は御社のみ」というように、できるだけポジティブに表現しましょう。
▼例文
御社を含めて、3社の選考に進んでいます。第一志望は御社とさせていただいております。
⑥就職以外の進路を考えている場合
6つ目のケースは、大学院の進学や、就職以外の進路を考えている場合です。
このような状況の人は、一旦興味のある企業を受けてみて、受からなかった場合は、就職以外の進路に進むパターンです。
この場合は、慎重に答える必要があります。
「就職できなければ大学院に進学します」とだけ伝えてしまうと、就職を軽く考えていて熱意が伝わらず、マイナスな印象を持たれてしまいます。
そのため、就職以外の道があることは伝えつつ、志望度の高い企業を受けていると回答しましょう。
▼例文
御社を含めて5社の選考に進んでいます。〇〇分野で活躍したいと考えているのですが、私自身まだまだ△△力が身についていないことを危惧しているため、大学院への進学も検討しています。
「他社の選考状況」の質問に答えるときの注意点|NG例文とともにご紹介
次に、他社の選考状況の質問に答えるときの注意点について解説します。
NG例文も一緒に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
▼他社の選考状況の質問に答えるときの注意点
①就活の軸をはっきりさせる
②不採用になったことを伝えない
③明らかな嘘をつかない
④選考中の他社の内部情報を漏らさない
以下で詳しく解説していきます。
➀就活の軸をはっきりさせる
就活の軸が見えない回答は、採用担当者に悪印象を与えます。
「やりたいことがない」「適当に企業を選んでいる」と判断される可能性があるためです。
選考状況を聞かれた際は一貫性のある回答を意識することが重要です。
一貫性や軸が見えない場合、入社後に何を実現したいのかがわからず、入社後に高いパフォーマンスを発揮してくれるか不安に感じてしまいます。
様々な業界・職種の選考を受けていても、就活の軸を意識した答え方を心がけましょう。
NG例文➀|軸が見えない
私は金融業界、人材業界とサービス業界を受けています。
金融業界においてはA社を受けており、二次面接の結果待ちです。
人材業界においてはB社を受けており、最終面接まで進み、
サービス業界においてはCとD社を受けており、A社と同じく二次面接の結果待ちです。
➁不採用になったことを伝えない
他の会社で不採用になったという情報は採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまいます。
マイナスな情報は企業に深掘りされやすく、採用するのに問題があるのかもしれないという考えを持たせてしまうため、避けるようにしましょう。
NG例文➁|不採用
私はIT業界を中心に受けています。
IT業界のA社、B社そしてC社を受けました。
B社は最終面接の結果待ちですが、A社とC社は両方とも一次選考で落ちました。
➂明らかな嘘をつかない
自分を良く見せようと嘘をついてしまいたくなることもありますよね。
しかし、その嘘がばれてしまった場合、最悪の場合内定取り消しになる可能性があります。
働く上で信用はとても大切です。
企業はリスクを少しでも減らすために嘘をつくような人材を採用したいとは思いません。
嘘は絶対につかないようにしましょう。
NG例文|明らかな嘘
現在、30社の選考を受け、5社最終面接、20社内定をいただいています。
➃他社の情報漏洩
他社の内部情報を漏らすような発言はしてはいけません。
理由としては他社の規約を破っている可能性が高いためです。
内部情報を漏らしていることが判明した場合、選考に落とされてしまう可能性が高いです。
また、選考中の企業からの信頼を失ってしまう可能性もあります。
この人は会社の情報を外部に漏らしてしまう人であると判断され、情報漏洩のリスクを避けるため、採用しない判断をすることも考えられます。
信頼を失わないためにも、他社の内部情報を漏らさないようにしましょう。
NG例文|他社の情報を漏らす
私は現在3社の選考に参加しています。〇〇株式会社から内定をいただきました。その会社では現在までに20人の内定者がおり、追加で8名採用したいとの情報がありました。
他社の選考状況に関する就活生のよくある質問
ここでは他社の選考状況に関して、就活生の皆さんのよくある疑問・質問について、1問1答形式で答えました。
質問内容としては以下の通りです。
①落ちた会社は伝える?
②他社の会社名は言っても良い?
③他社の選考状況は何社伝えるべき?
③他社の選考状況は何社伝えるべき?
①落ちた会社は伝える?
すでに選考に落ちている企業名に関しては、わざわざ答える必要はないでしょう。
もし「御社と同業界の○○株式会社の選考を受けましたが、落ちました」と伝えると、面接官に「この子を採用して大丈夫かな」という疑問を抱かせてしまう恐れがあります。
②他社の会社名は言っても良い?
「他社の名前は絶対に言いたくない!」という場合を除いて、他社名は言った方がよいでしょう。
具体的な企業名を出すことにより、面接官に「この子は本当にうちの業界に興味を持っているんだな」と感じてもらいやすくなります。
他社名を挙げる時は、選考を受けている会社と同業界の会社を伝えるのがよいでしょう。
もし別業界の会社名を伝える場合は、選考を受けている理由とセットで伝えることをおすすめします。
③他社の選考状況は何社伝えるべき?
面接で答える場合は、2〜3社答えればよいでしょう。
10社20社伝えると、回答が長くなり印象が悪くなります。
他社の選考状況に関連した面接質問例5選
ここでは、他社の選考状況に関連する深掘り質問と、その答え方を5つご紹介します。
▼他社の選考状況に関連した質問例5選
①「第一志望はどこですか?」
②「なぜ、弊社とその企業を受けているのですか?」
③「弊社とその企業は、業務内容が大きく異なりますが?」
④「もし内定をお出しした場合、いつ頃お返事が可能ですか?」
⑤「内定を複数もらった場合、どんな基準で就職先を決めますか?」
以下で詳しく解説していきます。
①「第一志望はどこですか?」
第一志望の企業を聞かれた場合は、面接中の企業を第一志望と回答することをおすすめします。
企業はコストをかけて採用活動を行っているため、少しでも志望度の高い人を採用したいと考えています。
入社するかどうかは内定をもらった後に決めることが可能です。
選考に落とされることを防ぐためにも、第一志望を聞かれた際には「御社が第一志望です」と回答するのが無難でしょう。
②「なぜ、弊社とその企業を受けているのですか?」
企業の選考状況を答えた後に「なぜ弊社とその企業を受けたのか」について詳しく聞かれることがあります。
この質問は「企業選びの軸」について知りたいという意図もあります。
そのため、他社の選考状況に一貫性があるかを意識して伝えましょう。
自分の企業選びの軸をアピールすることで、理由が明確になります。
③「弊社とその企業は、業務内容が大きく異なりますが?」
「弊社とその企業は、業務内容が大きく異なりますが?」と質問されることもあります。
この場合も、自分の企業選びの軸を伝えるようにしましょう。
自分の就活軸は、それぞれですが、一貫性があることが伝われば、面接官も納得してくれるはずです。
自分の就活軸は、それぞれですが、一貫性があることが伝われば、面接官も納得してくれるはずです。
また、志望動機の内容と絡めた理由をいうことで、さらに一貫性があり、好印象に繋がります。
④「もし内定をお出しした場合、いつ頃お返事が可能ですか?」
最終選考に近づくにつれて、「もし内定をお出しした場合、いつ頃お返事ができそうですか?」と質問される場合があります。
これは他社の選考状況を聞いた中で、自社の志望度を図りたいという意図があります。
第一志望である場合は、「すぐに回答いたします」と伝えましょう。
第一志望ではない場合や、まだ志望度が定まっていない場合は「御社の業務内容や企業理念に魅力を感じていますが、他社の選考を受けた上で最終的に決めていきたいです。」と答えても問題ありません。
上記のような答え方をするときは、どんな点に魅力を感じているのか詳しく伝えること、また回答を待ってもらえるように伝えましょう。
⑤「内定を複数もらった場合、どんな基準で就職先を決めますか?」
就職先を決める基準を聞かれた場合は、自分の就活の軸を説明し、その軸に沿って決めると伝えましょう。
軸を満たせるかどうかを基準とすると伝えることで、どの会社でも良いわけではないと信頼してもらうことができます。
軸をもっている人は、目標達成に向けて努力し、入社後の活躍がイメージしやすいためです。
そのうえで面接中の企業はその就活の軸を満たすため第一志望であるということを伝えられるとより良いでしょう。
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・ホームページには掲載されていない、その会社の本当の姿を知ることができる
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さいごに
ここまで、他社の選考状況を聞かれた際の答え方について解説してきました。
選考状況の質問は、単なる状況確認としての側面だけでなく、入社意欲や就活の軸に一貫性があるか等を確認しています。
しっかりと回答を用意することで採用担当者に熱意を伝えられるチャンスでもあります。
この記事を参考に、自分の状況にあった回答ができるようになりましょう。