既存の枠にはまらない!? ゲーム関連企業の事業と仕事内容
2023/07/18
ゲーム"関連"ってどういうこと?
ゲーム"関連"企業と聞いてピンとくる方の方が少ないのではないでしょうか?本稿での定義は既存のゲームパブリッシャーやデベロッパー、スマホゲームメーカーに当てはまらない企業・事業です。
したがって、ゲーム産業に関わる多くの企業が該当することになりますが、今回はその中でも注目度の高い事業をいくつか紹介したいと思います。
ゲーム業界に関心のある方は既存のメーカーだけでなく、視野を広げて就活を進めていってください。
代表的なゲーム関連事業
ゲーム関連の事業の中で、既存の商流からは外れている、もしくは既存のメーカーの事業であっても前回までにカバーしきれなかった毛色の違う事業をピックアップしてみました。
eスポーツといった新時代の潮流を掴んだ事業も数多くあります。ゲーム業界への就活を考えている方はぜひ検討してみてください。
ゲームメディア
攻略情報を提供するのがゲームメディアの主な機能です。かつては攻略本が主流でしたが、今では攻略情報をインターネットを用いて記事をリリースしています。
近年は家庭用ゲーム機の攻略情報のみならず、スマホの高性能化に伴って高度化したスマホ向けアプリゲームの攻略情報のニーズも高まってきました。
これらの攻略情報提供サイトの広告やタイアップ記事などが収益源です。しかし近年ではゲームメーカーが自社メディアなどを通じてゲームメディアを介さずにゲームユーザーにリーチするようになりました。
そのためゲームメディアも単なる攻略情報に頼らず事業を多角展開し始めています。例えばゲームのレビューをつけるサービスであったり、プロゲーマーと契約してプレイ動画を投稿するといった事業です。
プレイ動画はいまや一大コンテンツとなっており、eスポーツの広がりとともに大きな人気を博しています。また、プロが作成した良質な攻略情報記事を提供するなど情報サイトとしての側面も強化しています。
代表的な企業
Game With ファミ通リビルド
聞きなれないかもしれませんが、Re(再び)-build(作る、建てる)と英語で書くと分かりやすいかもしれません。つまり、ゲームを作り直すということです。具体的に言えば、すでに流通しているゲームの版権を買い取り、作り変えたうえで流通させるという新たなビジネスです。ゲーム業界においてどういったコンテンツが売れるのかヒットするのかという予測が非常に難しく、売上が芳しくないというタイトルも決して少なくありません。しかし、それらが売れなかったのは時流であったり僅かな差が原因ということも考えられ、わずかな違いでヒットする可能性を秘めています。
それらを買い取り、独自の付加価値を与える、いわばゲームの再生工場。それがリビルド事業と言えるでしょう。
代表的な企業
マイネットメディアミックス
メディアミックスとは、アニメ、映画など複数のメディアを組み合わせることで各メディア間の補完と相乗効果によって認知度を高め購買意欲を高める販売施策のことです。
ゲーム業界でも積極的にメディアミックスは行われており、ゲーム発のコンテンツが映画やアニメに展開されて認知を拡大していった事例があります。
これはゲームメーカーが行っていることが多いですが、いわゆるゲームの企画・開発・販売とは別種の仕事と言えるでしょう。ゲームに関わる事業として考慮に入れておいてください。
代表的なコンテンツと企業
ポケットモンスター(ポケモン、任天堂、ゲームフリーク)、バイオハザード(カプコン)、アイドルマスター(バンダイナムコ)
ゲーム関連企業の仕事内容
以上で紹介したゲーム関連事業のうち、これまでに紹介できなかったゲームメディアとリビルド企業の仕事内容について解説していきたいと思います。ゲームメディアの仕事内容
ゲームメディアの仕事内容としては、エンジニアやUI、UXデザイナーが挙げられます。掲示板を保守点検したり、より使いやすく設計しなおしたりするのが仕事です。
また攻略メディアのディレクターやライター、そしてeスポーツに事業を展開している企業はイベントの企画・運営を担う仕事もあります。
ゲームを開発するわけではありませんが、ゲームを楽しむ喜びを広げ、高めるゲーム好きには有意義な仕事と言えそうです。
リビルド企業の仕事内容
リビルド企業の職種は基本的にゲームメーカーにある職種と大きな差はありません。プランナーやエンジニア、デザイナーで構成されるチームでゲームを創り上げ、その後の運営も行っていきます。
デジタルマーケティングの担当者を新卒で募集している企業もあるので興味がある方は要チェックです。
ゲーム業界への関心が高まった方へ
ゲーム業界の主な企業群や事業、そして今後の展望を確認して、働かれている社会人の方にお話を聞きたいと思った方も多いのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのが、OB・OG訪問のマッチングサービス、Matcher(マッチャー)。
Matcherでは、所属大学や学年に関係なく、ゲーム業界で働く社会人に会いに行くことができます。カジュアルな形でOB・OG訪問できるため、ゲーム業界の細かい仕事内容や、やりがいについて質問することも可能です。
【社会人の所属企業一覧(一部)】
任天堂、SONY、バンダイナムコ、セガ、コナミ、DeNA、グリー、サイバーエージェント、コロプラ、アカツキ、Klab、マイネットなど
気軽に社会人が相談にのってくれるのは大学生の特権。ぜひゲーム業界の話を聞きに行き、みなさんの将来を考えるヒントにしてください。
ゲーム業界の社会人に会いに行く
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