証券業界のOB・OG訪問で聞きたい質問7選

2023/07/18
証券業界
OB訪問のマナー
金融業界
目次
1.
証券会社のOBに会う前に
2.
証券業界のOB・OG訪問が必要な理由とは?
3.
‌証券会社の社員の方にすべき質問(営業部門)
4.
‌証券会社の社員の方にすべき質問(投資部門)
5.
‌聞かない方が良い質問とは?
6.
‌証券会社のOBに会ってみよう

証券会社のOBに会う前に

‌この記事のテーマは、証券会社に勤める社会人にOB・OG訪問ですべき質問。証券会社に勤める営業部門、投資部門で働かれている社員さんに対してどういった質問をした方が良いのか、実際の質問例をもとに解説していきます。

‌OB・OG訪問は、現場で働かれている社員さんの生の声を聞ける絶好のチャンス。紹介する質問例を参考にし、OB・OG訪問の時間を有意義なものにしてください。

証券業界のOB・OG訪問が必要な理由とは?

‌WEB上で多くの情報を集めることができる昨今、なぜOB・OG訪問をする必要があるのでしょうか?目的は以下の2つです。

①WEB上で得られない情報が得られるため
‌②志望度の高さをアピールするため

‌それぞれ詳しく見ていきましょう。

①WEB上で得られない情報が得られるため

WEB上にある情報は、簡単に収集できるものの、自分が本当に聞きたい情報が書いてあるとは限りません。実際に証券会社で勤める社会人の方に自分の聞きたいことを聞くことで、就職する企業を選択する際に、大いに役立つでしょう。

‌また、WEBに書かれている情報が必ずしも信憑性の高いものであるとは限らないということも、意識しておくべきポイントです。
会社の評判を下げるために嘘が書かれていることもしばしば。

‌WEB上の情報を鵜呑みにせず、気になったところは直接社会人の方に質問することをおすすめします。

‌②志望度の高さをアピールするため

‌志望度の高さをアピールするためにうってつけなのがOB・OG訪問。

‌「私は〇〇という理由から、証券業界を志望致します。その中でも、”挑戦や変化を柔軟に受け入れる”という企業風土とマッチしていると感じたので御社を志望致しました。

上記のような社風を志望動機にする人は少なくありません。このような志望動機を述べたとき、人事担当者はどの部分で自社の社風を感じたのかを聞くはずです。このときの回答として、以下のどちらの回答に説得力がありますでしょうか?

‌「御社の採用ページにそう書かれていたためです。

‌「御社の△△さんに、新卒3年目のころ、自身が提案した〇〇に挑戦させてもらったという経験を伺いました。会社の風土として挑戦を受け入れると言う文化が根づいていると感じたためです。

‌多くの方が、後者に説得力を感じることでしょう。
社会人の方のもとに足を運び、そこで聞いたことを盛り込む。こうすることで、面接官に企業に対する熱意を示すことができます。みなさんの志望度の高さを感じ取ってもらえるため、選考を通過する可能性は高くなるでしょう。

‌証券会社の社員の方にすべき質問(営業部門)

OB・OG訪問の重要性を説明してきました。ここからは本題。証券会社の社会人の方にOB・OG訪問をする際にすべき質問をお伝えします。

‌まずは、営業部門で働く社会人の方に聞くべき質問をご紹介。質問例をもとに、実際に質問を準備していきましょう。

‌「証券会社の中には数多くの企業がありますが、どういった理由で御社に入社を決められたのですか?」

社会人の方に就活時代の志望動機を聞く質問。ご自身の志望動機づくりを円滑に進める上で、非常に役に立つ質問になります。

‌もちろん面接やエントリーシートで必ずと言ってよいほど志望動機は質問されます。自分の志望動機をブラッシュアップするようなイメージで聞いてみると良いでしょう。

志望動機を質問する際は、返ってきた答えに対して追加で質問するのがおすすめ。例えば、志望動機として、以下のような回答があったとしましょう。

‌「立場に関係なく、自由に意見を言い合える文化‌があったから

‌この場合、以下のように追加で質問をしてみてください。

‌「その文化は入社された後も感じていますか?ー具体的なエピソードもあれば教えてください

このように深いレベルでお話を聞くことで企業の本質的な部分が見えて、企業を選ぶ上でも役に立ちます。

‌‌「他の証券会社と比較してどういった強みや特徴があるとお考えですか?」‌

‌‌‌証券会社の面接を受ける上で、「〇〇証券と弊社の違いは?」と質問されることは珍しくありません。そういった際にパンフレットに書かれている情報だけではなくて、実際の社員さんに聞いたことを答えれば、一歩踏み込んだ回答をすることができるでしょう。

これは証券業界に限った話ではありませんが、金融業界は応募者も多く、人事担当者も多くの学生と面接をしています。どんなに魅力的な答えをしても他の学生と同じだなと感じられたら、覚えてもらうことはできません。他の多くの学生と差別化するためにも社員さんの返答をヒントにして深みのある回答ができるようにしておきましょう。

「働く際のモチベーションは何ですか?」

‌「営業が取れずノルマがクリアできなかった」
‌「お客様に怒られてしまった」


‌証券会社の営業マンとして働く上手、辛い経験をされることはもちろんあるでしょう。そういった際にモチベーションがないと仕事は続きません。

‌「お客様から感謝の言葉をいただきたい」
‌「営業成績が評価されて表彰台に立ちたい」


‌様々なモチベーションがあると思いますが、自己分析で洗い出したご自身のモチベーションと照らし合わせて、一致している部分があるのか確認しましょう。

注意すべきは、モチベーションの源泉は、社員の方によって異なるということ。社員さんの数だけ答えのバリエーションがあるといっても過言ではありません。そのため、社員さん1人だけに聞くのではなく、多くの社員さんにお聞きしてみるのも良いでしょう。‌

‌「資産を多くお持ちの高齢者の方などがお客様になると思いますが、気をつけていらっしゃることはございますか?」

証券会社は基本的に「お金を持っている人」がお客様になります。金融業界の中でも、銀行、生命保険、損害保険など様々な仕事がある中で、証券会社ならではの特徴です。

‌こういったケースは珍しいので、他の金融業界の営業との違いを理解しておくと良いでしょう。

‌証券会社の社員の方にすべき質問(投資部門)

営業部門の社員の方にすべき質問が理解できたところで、リサーチや、アナリストといった投資部門の方たちに聞いておきたい質問を3つ紹介します。

‌「外資系銀行の投資部門などと比較して御社の投資部門の強みはどういった部分であるとお考えですか?」

‌日本には数多くの外資系銀行や外資系証券会社が進出しています。ハイスペックな人材を抱え、知識や経験も豊富な外資系企業に対して、日系企業はどういった強みがあり、クライアントの信頼を勝ち得ていくのでしょうか?

‌「他の日系企業とのつながりが強いから」、「日本の投資家とのコネクションが強いから」など様々な答えが返ってくると思いますが、現場の生の声を聞くことで企業への理解度を深めていきましょう。

「一日のタイムスケジュールを教えてください」

投資部門になると、1日のタイムスケジュールは複雑です。世界各国の株式市場を確認している場合は、深夜に仕事が入る場合もありますし、毎朝、日経平均株価の動向や変動理由などを調査することもあるでしょう。

‌そういったスケジュールをお聞きすることで、平均的な勤務時間や労働環境などがわかるはず。直接的に「労働環境悪いですか/良いですか?」と聞いても「悪い」と答える方はあまりいらっしゃらないでしょう。特に労働環境などが気になっている方はぜひこの質問をしてみてください。

「新卒に求められる知識やスキルはございますか?」

証券会社の投資部門は少数精鋭。そのため倍率も高く、狭き門と言えるでしょう。また専門性が高いため、選考の時点でも経済的な知識や数学的なスキルが求められる場合もあります。そのため、選考が始まるまでに対策できるところはしっかりと対策をして選考を有利に進めていきましょう。

‌聞かない方が良い質問とは?

証券会社に勤める社会人へのOB・OG訪問ですべき質問を紹介してきました。一方で、OB・OG訪問ですべきでない質問も存在します。

‌ここでは聞くことを避けた方が良い質問を2つ紹介します。

「転勤はありますか?」

金融機関に転勤はつきもの。特に証券会社などは営業部門の場合だと、お客様と社員の癒着が起こる可能性をなくすために、転勤制度を導入しています。年次にもよりますが、基本的にな3~5年単位で転勤するそうです。答えを聞いても「あります。」と返ってくる場合が多いので、基本的に聞くことは避けた方が良いでしょう。

‌「お給料はどれくらいですか?」

社会人にお給料を聞くのはマナー違反。口コミサイトやQ&Aサイトにデータが載っていますので、そちらをチェックするようにしましょう。また新卒1年目の給料に関しては、新卒採用ページやパンフレットに初任給等の記載がありますので、事前に確認していくと良いです。

‌証券会社のOBに会ってみよう

実際に働かれている社員さんにお会いしてみるとわかると思いますが、証券会社の営業マンはパワフルな方が多いです。そのため、挨拶や声の大きさを調整し、明るさ・元気さをアピールしていくと良いでしょう。

‌また、先ほども説明した通り、営業部門の方のお客様は資産がある富裕層の方などが大半。社員の方々は、服装言葉遣いといったマナーには日常から細心の注意を払っていることになります。そのため、学生のみなさんの服装や言葉遣いにも目がいってしまいます。当然のことではありますが、そういったマナー面でミスがないように心がけていきましょう。

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