【通信業界】OB・OG訪問ですべき7つの質問と注意点

2019/02/08
インフラ業界
通信業界
業界の仕事内容
OB訪問のマナー
目次
1.
OB・OGにはどんな質問をする?
2.
OB・OG訪問前に基本情報は把握しておこう
3.
通信業界で働く社会人にすべき7つの質問
4.
OB・OG訪問で質問をする際の注意点
5.
Matcherで気軽なOB・OG訪問を

OB・OGにはどんな質問をする?

この記事のテーマは、通信業界のOB・OG訪問ですべき7つの質問。各々の質問の意図や、OB・OG訪問をする際の注意点について説明します。
ひとくくりに「通信業界」と言っても、固定通信、携帯電話関連、ケーブルテレビなど様々な事業が存在します。通信業界の業務のやりがいや苦労がわからない方も、実際に働く社会人の方のお話を伺えば、想像することができるはず。

‌ぜひ積極的にOB・OG訪問を行い、通信業界に対する理解を深めてください。

OB・OG訪問前に基本情報は把握しておこう

OB・OG訪問をするにあたり前提として、社会人の方は忙しい合間を縫って時間を割いてくれているということを忘れてはなりません。よって、最低限の下調べをした上で、質問したいことは事前にしっかりと準備しておきましょう。

‌新卒採用サイト、企業ごとのホームページには目を通し、企業についての基本情報はきちんと調べておきましょう。

通信業界で働く社会人にすべき7つの質問

OB・OG訪問の事前準備について理解できたところで、本題のOB・OG訪問のときに聞いておくべき質問を7つ紹介していきます。

‌質問をただ覚えるのではなく、なぜその質問が有効なのかについても意識してみてください。

①現在の具体的な業務内容を教えてください。

まず最初に聞くべきなのは、社会人の方の業務内容についてです。採用サイトにも業務内容の紹介はありますが、その目的は学生に対して企業を魅力的に見せること。したがって、仕事の華やかな部分だけが取り上げられがちです。

‌とりわけ通信業界では1案件ごとに動くお金が大きく、少しの失敗も許されな場面が珍しくありません。それを支えるにあたっては泥臭い仕事も多く発生しています。OB・OG訪問では、社会人の生の声を聞けるチャンス。ぜひその方が経験してきた業務内容について地味で大変な部分まで深く聞いてみましょう。

②やりがいや苦労していることを教えてください。

「やりがい」や「苦労」は人それぞれ感じ方が異なります。この質問に対する社会人の回答に共感できるのであれば、その業務に対して相性が良いと判断することができるでしょう。

‌関連する質問として、これまでで一番達成感を感じた瞬間や、壁にあたったエピソードなども聞いてみることをおすすめします。

③どのような人が御社に向いているでしょうか?

採用サイトにおいて「求める人物像」はどこの企業でも掲載されているものです。この質問では、実際の業務と照らし合わせて、なぜそのような人物像が望ましいのかを理解できます。
また、その企業が大切にしている考え方や行動指針を知ることで、その後の選考において、的確なエピソードを用いて自分のこと伝える際に参考にできるでしょう。

通信業界で注意すべき点は、営業・企画などの事務系職種と、開発がメインの技術系職種で求められる力が異なる場合があるということ。自分が何をしたいのかを踏まえて、それぞれのお話を聞いてみてください。

④御社で実現したい夢や、将来の展望を教えてください。

通信業界の企業の多くは、通信を通じて人々の生活をより便利にすることを目指しています。「新しい技術で新しい価値を提供していく」というと聞こえは良いですが、その企業で働く方はどのような捉え方をしているのか、どのような「想い」を持って働いているのかを聞いてみましょう。その後志望動機を作成するにあたっても参考になります。

⑤御社にしかない強みについて教えてください。

通信業界の企業の事業内容は「回線を提供する通信キャリア事業」「情報通信技術を用いて企業の課題を解決する事業」「自社内で機械を開発する事業」…など幅広くなっています。

大きな特徴はNTTグループやKDDIグループといった大手企業はそれらすべてを扱っていること。それ故企業ごとの違いがわかりづらかったり、結局似通っていたりします。
「情報通信技術を用いて企業の課題を解決する事業」であれば、具体的にどこの業界の課題解決に強みを持っているのか、といったところまで聞いてみると良いでしょう。

⑥産休や育休の取得現状を教えてください。

産休や育休については女性の方が気にすることが多いと思いますが、その他にも企業によって色々な休暇制度が用意されています。休暇を取れるのかだけでなく、とりやすい雰囲気があるのか、休暇取得後復帰する人はどのくらいいるのかも聞いてみてください。

働き方に関しては、通信業界では事務系職種と技術系職種で異なることがあます。特に技術系職種では24時間体制で対応が必要でシフト制になっていたり、規定の時間だけ出社すればあとは個人の裁量で仕事を行うフレックス制を導入していたりします。気になる方は注意して聞いてみてください。

‌育休に関する質問の例

悪い例:
‌「育休はありますか?」

‌良い例:‌
‌「産休を取得してその後復帰し、長く働き続けたいと考えているのですが、そのような例はどのくらいあるでしょうか?」

⑦転勤はどのくらいの頻度であるのでしょうか。

どこの配属になるのか、どの程度で異動・転勤があるのかは気になる部分でしょう。
通信業界では都市部に大きな拠点を構えているため、初期配属は東京・名古屋・大阪などがメインにはなりますが、各地域に小さな支店も存在します。よってその後の異動は各企業の方針によるので、自分のキャリアを考えつつ、OB・OGの方に確認をしてみましょう。

育休や転勤に関する質問の例

悪い例:
‌「転勤はありますか?」
良い例:
‌「将来結婚したら、夫となる人の勤務地に合わせて働きたいと考えているのですが、配属の制度として考慮される部分はあるのでしょうか?」

OB・OG訪問で質問をする際の注意点

お仕事の合間にわざわざ時間を作ってくれているOB・OGの方に失礼のないよう、以下質問の際の注意点が2つあります。限られた時間の中で最大の収穫をするためにも、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析・自分の軸は決めておこう

どのようなことが知りたいのかはっきりさせた上で、漠然とした質問は避けましょう。
なぜ通信業界に興味を持ち、どのようなことを実現したいのか。OB・OGの方の経験だけを伺うのではなく、自分の想いを伝え、どのような形で実現できるのかアドバイスをいただくことも重要です。

軸の定まった質問例

「私は御社のスマートハウス事業に関わりたいのですが、初年度から配属された事例はあるでしょうか?」
「若いうちに幅広い業務に挑戦したいのですが、ジョブローテーションはどのように行われていますか?」

福利厚生を中心とする質問はマナー違反

給与や福利厚生等の待遇面は、その後納得して働き続けるために重要な判断基準になり得ます。しかし、これらの質問率先してすることは一般的にマナー違反とされています。
これらは募集要項を見ると記載されているため、事前に自分で調べて把握しておく必要があります。それでも疑問に思う場合は、しっかりと理由を添えて質問してみましょう。

Matcherで気軽なOB・OG訪問を

これまで、業界構造や仕事内容などいくつかに分けて通信業界について説明してきました。
インプットを終えたら次はアウトプット。通信業界関連記事を全て読み終えたあなたは、きっと就活準備万端なはずです。
入社後、「こんなはずではなかった…」そんなミスマッチが生まれないように、社員の方の生の声を伺い、有意義な時間にしましょう。

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