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国家公務員とは何かを伝える記事のイメージ図。

国家公務員とは?-仕事内容・職種・採用試験を理解しよう

就活生に人気の進路のひとつである公務員。この記事では、公務員の中でも国家公務員について解説していきます。「総合職」や「一般職」といった職種別の業務内容もご紹介。ぜひ最後まで読んで、国家公務員への理解を深めるのに役立ててください。

2018.04.13

国家公務員とは何かを伝える記事のイメージ図。

はじめに

事業の公共性の高さや安定性などで、就活生から人気を誇る公務員。一方で、その職種や行政機関の幅広さから、具体的なイメージが掴めていない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、公務員の中でも特に人気の高い国家公務員について詳しく解説していきます。公務員に少しでも興味があるなら、知っておくべき情報ばかりです。ぜひ記事を読んで、具体的なイメージを掴んでいきましょう。

そもそも公務員とは?

国家公務員についてご紹介する前に、そもそも公務員とはどのような人のことを指すのかお伝えします。

公務員とは、国及び地方自治体の公務を担当する人のこと。その中で、中央府省などの国家の行政機関で働くのが国家公務員、地方自治体などで働くのが地方公務員です。

また、公務員の職種や仕事内容は幅が広いことも特徴。政策立案や行政事務にかかわる事務職から、土木や建築などの技術職、さらには警察官や海上保安官といった公安職系統の職や公立中高の教職員まで、実に多岐に渡っています。

‌しかしいずれの職種であっても、利益を優先するというよりかは、公共のための仕事に従事しています。災害時など、国家の非常事態の際には何より仕事を優先させなければなりません。

‌安定していて福利厚生が良いという印象を持っている人は多いかもしれませんが、責任が大きい分、その責務を確実に全うするためのものだということを意識しておきましょう。

国家公務員の仕事内容

公務員とは何か説明したところで、本題の国家公務員の仕事内容についてお伝えします。

‌上記でも説明しましたが、国家公務員とは中央府省などの国の行政機関で働く公務員のことです。まず、国家公務員の区分の違いを理解していきましょう。

国家公務員の区分、「一般職」と「特別職」とは?

世の国家公務員の方々は、「一般職」と「特別職」に分けることができます。それぞれ特徴を見ていきましょう。

‌一般職

‌一般職の公務員には原則として国家公務員法が適用され、一括して競争試験によって採用される決まりになっています。各省庁などに勤務し、一般的な行政業務に従事する職員である給与法適用職員を始め、皇宮護衛官、航空管制官などの専門職、検察官のほか国立公文書館や国立印刷局などの行政執行法人の職員が一般職の国家公務員です。

行政執行法人や独立行政法人については、こちらの記事もご参照ください。

特別職

特別職の公務員には国家公務員法は適用されず、内閣総理大臣や国務大臣、裁判官や国会職員などが該当します。

就活市場で言われる「国家公務員」とは、ここでいう一般職の国家公務員のことを指します。そのため、この記事では中央府省など国の行政機関で事務や技術の仕事に従事する、一般職の職員の職務内容についてご紹介。その中でも、各省庁に属し、一般的な行政業務に従事する給与法適用職員について解説していきます。それでは、その職員の具体的な仕事内容について見ていきましょう。

「国家総合職」と「国家一般職」について理解しよう

先ほど説明した給与法適用職員は、採用された試験の方法によって職務内容が異なるため注意が必要です。給与法適用職員は「国家総合職」と「国家一般職」に分かれます。

国家総合職

国家総合職は、官庁の幹部候補生として採用されるため、早い段階から管理職に就いて行政を動かす中心的な役割を果たします。政策の企画・立案、法律の制定・改正、法律の適正な運用指導、予算編成事務、国会対応などが主な仕事内容です。

‌基本的に2年単位で部署異動があり、ジェネラリスト(スペシャリストの対義語、職種や部署の移動を多く行い、広く全般的な知識や技能を身につける人のこと)としてのキャリアを積むことが期待されます。
ちなみに、政策立案からその評価に到るまで、国家の政策決定に大きな影響力を持つ公務員である官僚は、主にこの国家総合職での採用職員のことです。

国家一般職

国家一般職は、総合職で採用された職員が定めた政策を施行するために必要な事務処理への従事が主な仕事です。基本的に3~5年単位で部署異動があり、総合職採用の職員と比べてより腰を据えて政策に向き合い、専門性を磨きやすい環境にあると言えるでしょう。特定のポストのスペシャリストとしての成長を期待されます。

国家公務員が働く場所

国家公務員は、内閣の下にある1府(内閣府)と12省庁で働きます。12省庁の内訳は、主に総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、国家公安委員会(警察庁)です。このほかに、内閣から独立した機関として会計検査院、人事院があります。

さらに、上記の組織以外にも、国の行政機関には公正取引委員会や文化庁、特許庁、気象庁など「外局」と呼ばれる組織も数多く存在。ここで全てを紹介することはできませんが、公的機関ならではの職種や業務内容の幅広さは国家公務員の魅力のひとつです。自分のやりたいことや興味関心にマッチする府省を、ぜひ進んで調べてみてください。

国家公務員のやりがい

国や自治体から発生する税金をもとに、国を代表して公共のために仕事をする国家公務員。その最大のやりがいは、自分たちの仕事が国を作り、日本を動かすというスケールの大きさにあると言えるでしょう。

‌日本中に影響を与えるその影響力の大きさ故に責任は重大ですが、国家公務員は国際会議には日本を代表して出席するなど、日本の顔になる仕事も行うことができます。また、社会貢献性の高さや、利益のためではなく純粋に国民のために仕事ができる点に魅力を感じる人は少なくありません。一度決めた法律や施策は数十年後も有効という息の長い仕事であることもやりがいにつながるでしょう。
一方で、国家公務員は国民との距離が遠いため、自分の関わった仕事に対する反響が直接実感として得られにくいというデメリットも。積極的に現場に赴き、国民との距離を縮める努力をすることが求められます。

国家公務員に採用されるには?

国家公務員になるには、人事院が実施する国家公務員試験に合格することが必要です。試験の対策法としては、予備校か通信講座か独学の中から選び取ることになります。

試験の種類は総合職試験、一般職試験、専門職試験、民間企業経験者の採用である経験者採用試験の4種類。今回はその中でも採用数と受験者数の多い、国家総合職試験と国家一般職試験について詳細に説明していきます。

国家総合職試験

試験区分は院卒者試験と大卒者試験に分かれます。それぞれ、春季に一次試験が行われる区分は以下の通りです。

【院卒者試験】
‌‌行政/人間科学/工学/数理科学・物理・地球科学/化学・生物・薬学/農業科学・水産/農業農村工学/森林・自然環境

【大卒程度試験】 
‌政治・国際/経済/人間科学/工学/数理科学・物理・地球科学/化学・生物・薬学/農業科学・水産/農業農村工学/森林・自然環境

このほか、秋季に一次試験が実施される区分として、院卒者試験の法務区分と大卒程度試験の教養区分があります。法務区分は司法試験の合格者が対象となっており、教養区分は大学3年生から受験ができる制度であることが特徴です。

一次試験

院卒者試験、大卒程度試験ともに択一式の基礎能力試験と専門試験が課せられます。
基礎能力試験は一般知能分野(文章理解、判断・数的推理、資料解釈)と一般知識分野(自然科学、人文社会、社会科学、時事問題)で構成されているため、各分野ごとの対策が必要です。専門試験は区分ごとに出題科目や出題数が異なるので、人事院が運営する国家公務員採用NAVIなどで必ず区分ごとにチェックをするようにしましょう。

二次試験

院卒者試験、大卒程度試験ともに専門記述式試験と、個別面接である人物試験が課せられます。院卒者試験ではそれに加え政策課題討議試験、大卒程度試験では政策論文試験が設けられていることにも注意が必要です。

なお、このほかに国家総合職試験では、TOEFL(iBT),TOEIC,IELTS,英検の一定基準以上のスコアを取得している場合、15~25点の加算が行われます。国家総合職試験の本番までに時間がある方は、ぜひ資格試験の受験をすると良いでしょう。

国家一般職試験

国家一般職試験には院卒者試験は無く、大卒程度試験、高卒者試験、社会人試験があります。試験区分は、行政/電気・電子・情報/機械/土木/建築/物理/化学/農学/農業農村工学/林学です。

一次試験

基礎能力試験の内容は、一般知能分野(文章理解、判断・数的推理、資料解釈)と一般知識分野(自然科学、人文社会、社会科学、時事問題)です。国家総合職試験とほぼ同じ構成ですが、軽微な違いとして国家総合職試験より文章理解のうち問題数がやや少ないと行った特徴があります。
なお、専門試験は行政区分の場合のみ、16科目の中から8科目を選択回答し一般論文試験が課され、行政以外の区分では専門記述試験が課されるので注意が必要です。

二次試験

国家一般職試験では、二次試験でグループワークなどの試験は無く、人物試験として個別試験が課されるのみとなっています。

国家公務員試験の最後の関門、「官庁訪問」

国家公務員試験は、試験に合格したらそれで終わりではありません。国家総合職試験、及び国家一般職試験の合格者の最後の関門が官庁訪問です。

‌実質的な採用面接である官庁訪問は、受験生にとっては最終的な自己PRの場でもあります。官庁訪問は期間が非常に短く、最大で3つの省庁しか回ることができないため、志望度の高い省庁から優先して訪問することが重要です。なお、国家総合職、国家一般職では受験段階では採用官庁が限定されておらず、官庁訪問の段階で志望官庁を絞り込んでいくプロセスになります。

さいごに

今回は、公務員の中でも国家公務員についてご紹介しました。このほかにも、国家公務員は公共事業に携わる者としての誠実さや、組織として動くための協調性が強く求められます。世の中の動向に関心を持つことはもちろん、人事院主催のセミナーや説明会に参加したり、省庁のインターンに参加したりなどして、自分のやりたい仕事がどの府省にあるのかをしっかりと見極めることが大事でしょう。

‌なお、特に近年は国家公務員で女性を積極採用する機運が高まっているため、女性にとっては追い風と言えます。

‌次回は、どの府省を選んだら良いか、そして選んだ府省に対する志望動機の伝え方について詳しく解説していきます。引き続き、公共の立場から日本社会を支える国家公務員業界について理解を深めていきましょう。

国家公務員の仕事についてもっと知りたい方へ

国家公務員の職種の区分など、概要についてお伝えしてきました。しかし、実際に国家公務員試験に臨む際には、各省庁の仕事についてや、やりがいを理解しておく必要があります。

‌このようなときにおすすめなのが、OB・OG訪問のマッチングサービス、Matcher(マッチャー)。
国家公務員を訪問するならMatcher
経済産業省や国土交通省といった中央省庁に所属されている国家公務員の方をはじめ、多くの社会人が就活相談にのってくださっています。

‌【利用者の声(一部)】
‌1時間ほどの中で、様々なお話をしていただきました。
官庁に興味のある方、国を動かす、未来を作るといった所に興味がある方は特に興味深いお話ができるかと思います。
様々な視点や角度からのお話を伺う事が出来て、物事の考え方に広がりが出来そうです。
ありがとうございました!

‌国家公務員志望の方はもちろん、これからの日本の将来を担う全ての人に一度お話を聞いてみて欲しいと思える方でした。知識量はもちろんですが、様々なご経験をされてきたからこそ持ってらっしゃる考え方に感銘を受けました。
また、私の経験の中から良い部分を見つけていただきこれからの就活に役に立つアドバイスもいただけました。
繰り返しにはなりますが、是非多くの人にお話を聞いてみてほしいと思います!

‌気軽に国家公務員の人に話を聞きに行けるのは、学生である今だけ。ぜひ話を聞きに行き、自身の将来を考える一助としてください。
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