【大学2,3年生必見】ガクチカない人が今からできること7選

2024/11/12
学生時代頑張ったこと
就活の悩み
目次
1.
ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)がないと思っている人にありがちな2つの誤解
2.
企業がガクチカを評価するときのポイント5選
3.
【大学2年生向け】今からガクチカを作る方法
4.
【大学3年生向け】短期間でガクチカを見つける方法
5.
強みが伝わるガクチカのエピソードの選び方
6.
ガクチカの書き方と例文
7.
ガクチカを書く時の注意点
8.
ガクチカ添削・就活対策ならMatcher(マッチャー)
9.
おわりに
ガクチカを書く時に、「学生時代に成し遂げたすごい経験なんてない...」と困っている学生はいませんか?

本記事では「ガクチカがない…」とお困りの学生に向けて、
・これからガクチカを作る方法
・今までの経験からガクチカを絞り出す方法
の2つをご紹介していきます。

ガクチカでは、「学生時代に頑張ったことの成果そのもの」ではなく「目標に向けて頑張った過程」が評価されています。
ぜひ本記事を参考にしながら、自分なりに頑張ったことを企業にアピールしてみてください。

ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)がないと思っている人にありがちな2つの誤解

就職活動の選考で必ずと言って良いほど聞かれる「学生時代頑張ったこと」。
選考中に学生時代頑張ったことしか聞かない企業もあるほど、重要視されている質問です。自分にこれといって頑張ったことがなく、どうしたら良いのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

‌頑張ったことがないと感じている人は、今まで経験したことが選考の中で伝えるに値しないと考えていることが多いです。
‌ここでは、「ガクチカがない」と思っている人にありがちな2つの誤解についてご紹介します。自分なりのガクチカが書けるように、これらの誤解を解いておきましょう。

‌【誤解①】学生時代頑張ったことは、「レアな経験」でなければならない

「私が学生時代に頑張ったことは、アメリカでのビジネスインターンです。」
‌「学生時代に力を入れたことは、NPO法人の立ち上げです。」
‌‌
‌就職活動で選考を受けていると、びっくりするような経験をしている学生に会うはず。このような話を聞くと、自分が話そうとしていたエピソードがありきたりに感じてしまい、一気に自信をなくしてしまいがちです。
‌たしかに上記で挙げたような海外インターンやNPO法人の立ち上げは、多くの学びをもたらすでしょう。
‌しかし、学びは特別な環境でしか得られないわけではありません。たとえアルバイトやサークルのような誰でも経験するようなことでも、自分のスタンスや取り組み次第で多くの学びを得ることができます。そして、伝え方を間違えなければ、採用担当者にもその学びは伝わるものです。‌

‌【誤解②】学生時代頑張ったことは「苦労話」でなければならない

「学生時代頑張ったこと」というと、大きな困難を乗り越えた話をしなければならないという固定観念を持っている人は少なくありません。たしかに課題をどのようなプロセスで解決したのかを伝えるのは大切。
‌しかし「困難」というと、精神的な苦痛を経験した「苦労話」でなければならないという思い込みを起こしてしまいがちです。そうなると、本当に一生懸命取り組んでいた趣味の話は、エピソードから除外されてしまいます。これは非常に勿体ないこと。
‌本当にみなさんの良さが出ているエピソードは、必ずしも苦労と感じたものではないはずです。学生時代頑張ったことのエピソードを選ぶときは、「苦労したか否か」を判断軸にするのはやめましょう。

企業がガクチカを評価するときのポイント5選

企業はガクチカでどのようなことを評価しているのでしょうか。
ここでは、企業がガクチカを評価するときのポイントを5つ紹介します。

▼企業がガクチカを評価するときのポイント
1|どんな事にモチベーションを感じるか
2|物事への取り組み方・行動指針
3|ガクチカから何を学び、どのような強みを発揮したか
4|人物像が自社とマッチしているか
5|わかりやすく伝える力があるか

どんな事にモチベーションを感じるか

企業は、入社後に高いモチベーションで仕事に取り組んでほしいと考えています。そのため、ガクチカを通じて学生がどんなことに意欲を見出す人物なのかを見極めようとしています。仕事に対して高いモチベーションを持つことができるかは、仕事を進める上でとても重要です。

モチベーションの内容によっては、その企業の仕事で意欲を満たすことができない場合もあります。その学生が何にモチベーションを感じるかを理解し、自社との相性を確認することでミスマッチを防ぐことにつながるのです。

物事への取り組み方・行動指針

次に見ているポイントは物事に取り組むときにどう頑張るかという部分です。特に、課題解決に向けてどのように取り組んだのかを評価することが多いです。

学生時代に頑張ったことの具体例を聞くことで、入社後実際に課題にぶつかったときに、どんな方法で解決に向かって取り組むかをイメージしたいと考えています。

ガクチカから何を学び、どのような強みを発揮したか

学生がガクチカから得た学びや強みを知りたいと思っています。ガクチカを通してどのようなことに気づき、何を学び、その後の行動にどんな影響を与えたのかを伝えることが重要です。

内容を具体的に示すことで、企業担当者に自分の成長可能性や向上心の高さをアピールできます。

人物像が自社とマッチしているか

ガクチカから読み取れる学生の人物像が、企業の求める人物像と一致しているかも評価のポイントの1つです。ガクチカを通して、応募者の価値観や人間性、行動特性などを総合的に判断し、自社の企業文化や求める人物像と合致しているかを見極めます。

企業の求める人物像にマッチした自分の強みをアピールすることで、企業にマッチ度の高さを印象付けることが可能です。

わかりやすく伝える力があるか

最後に、わかりやすく伝える力があるかも評価されています。これはガクチカだけでなく、エントリーシートや面接全体で判断されています。

どんな仕事をするうえでも、「簡潔にわかりやすく物事を伝える力」は重要です。初対面の相手に対していかにわかりやすく伝えられるかを見て、学生の伝える力を図っているのです。

【大学2年生向け】今からガクチカを作る方法

まずは、今からガクチカを作る場合にオススメの方法を5つご紹介します。

最低でも3ヶ月以上取り組んでいると、ガクチカとしてこれらの経験をアピールしやすいです。なるべく長期間継続できるようなものを選んで、始めるようにしましょう。

▼長期的にガクチカを作る方法5選
①長期インターンを見つける
②サークルやボランティアなどの課外活動を行う
③志望業界・職種に関連するアルバイトを始める
④趣味や習慣に明確な目標を設定する
⑤志望業界にぴったりな資格を取得する

①長期インターンを見つける

長期インターン経験からは、「目標達成力」「入社後にも活かせる業務スキル」などをアピールすることができます。

インターンとして業務を行う場合、社員側から業務を行う上で目標となる指標を提示してもらえる場合が多いです。その目標を達成できるように行動した過程のエピソードをガクチカとして書くと、わかりやすく「目標達成力」をアピールすることができるでしょう。

また、長期インターンでは実務経験を積み、業務を遂行するのに必要なスキルを高めることができるため、採用担当者が入社後の活躍を想像しやすくなります。

3ヶ月以上の勤務を『長期』と指す場合が多いため、遅くても大学3年生の12月から始めれば本選考のガクチカには間に合うように経験できます。一方で、より深度のある内容を書くためには、半年以上程度の勤務を目安として考えると良さそうです。

長期インターンの探し方

長期インターン募集の掲載は、Wantedly、ゼロワンインターン、キャリアバイトなどの媒体から確認することができます。社員から定期的にフィードバックをもらえる機会があるなど、教育体制がしっかりしている企業を選ぶことがオススメです。

もしくはスカウト機能のあるMatcherOfferBoxiroots
などのサイトに登録しておくと、企業側から「インターンに参加してみてみませんか?」というスカウトが届く可能性があります。これらのサービスでは、スカウトを受け取れる確率を上げるために、プロフィール欄を充実させるようにしましょう。

長期インターンの探し方について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

②サークルやボランティアなどの課外活動を行う

授業外での活動を課外活動といい、学内でできるものだとサークルや委員会、部活、学外だとボランティアや習い事などがあります。

自主的に参加したい課外活動を見つけ、その中で得た学びや経験をガクチカに記載することで「主体性がある」「チャレンジ精神がある」「行動力がある」といった評価をもらいやすいです。

とはいえ入学してかなり時間が経っているのに今からサークルとか学生団体は入りにくいな…と思う人はいませんか?

そのような方にはNPOやNGOでのインターンがおすすめです。社会貢献性が高いため参加意義をガクチカで記載しやすく、また日数も企業の長期インターンより少なくても大丈夫なところが多いです。

課外活動の探し方

インターンとして参加できるNPOはactivoなどのサイトで調べることができます。
‌具体的に学生のインターンが多いNPO団体としては、カタリバドットジェーピーなどが挙げられるでしょう。

「せっかくなら誰かのためになることがしたい」「物事のあらゆる側面を慎重に考えながら行動していきたい」といった方には、このような課外活動が良いかもしれません!

③志望業界・職種に関連するアルバイトを始める

「まだアルバイトをしていない」「お金もしっかりと稼ぎたい」という方は、志望業界や職種に関連するアルバイトを始めることがオススメです!

例えばアパレル業界志望の場合は、店舗スタッフの経験を持っていると業界への志望度や現場経験を評価してもらいやすいでしょう。他にも、営業職に応募したい場合は、レストランや居酒屋などでの接客経験から、対応力やコミュニケーション能力をアピールすることができます。

また、長期インターンでは最低賃金で時給が設定されていることが多いですが、このようなアルバイトではより高い時給で働ける可能性が高いです。

志望業界・職種に関連するアルバイトの探し方

ガクチカ向きのアルバイトは、indeedで探すことがオススメです。

一般的なアルバイト募集掲載媒体では、居酒屋やコールセンター以外のアルバイトを探すことが難しいと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。indeedは企業側の求人投稿が無料なので、一般的な課金制のアルバイト募集掲載媒体よりも幅広い職種や業界のアルバイトを探しやすいです。

例えば「アパレル 東京都」「映像 アルバイト」「エンジニア 未経験」など、自分の志望職種や業界のKWを入れて検索してみてください。

④趣味や習慣に明確な目標を設定する

様々な事情によって、今までご紹介したようなことができない方もいると思います。

そのような場合には「自分が今まで継続的にやってきた趣味や習慣に明確な目標を設定する」という方法によってガクチカを作ることが可能です。
‌趣味や習慣の目標設定方法
ガクチカとして趣味や習慣を挙げるためには、「なぜそれをやったのか」という理由を明確に提示する必要があります。

例えばテレビ業界志望であれば、「通学時間中にスマホを触るのではなく読書をする」という習慣から、「ドラマ企画にできる原作の情報収集を目的に、半年に小説10冊と漫画40作品を読む目標を達成した」というガクチカを作ることができます。

「コンテンツの企画立案が得意そう」というような自分の好きなことと一致したイメージ作りができるため、希望職種に就くためのアピールにも繋がるでしょう。

⑤志望業界にぴったりな資格を取得する

外資系の企業に就職したいと考えている場合、英語をはじめとする外国語の勉強は必要不可欠ですよね。

このように志望業界にぴったりな資格取得のための勉強を、ガクチカとして使うこともできます。

「英語が公用語となる企業への就職を目標に毎日30語を覚え、TOEICのスコアを500から750点まで上げることができた」というのは立派な学生時代に頑張ったことですよね。
‌資格を取得する、という客観的な指標を持ってガクチカを書くことができるため、採用担当者も評価がしやすいです。

将来的に役立つことを勉強しながら、就職活動にも活かすことができるためオススメです。

‌志望業界に合った資格の探し方

外資系企業や、海外との関わりが強い企業に応募する場合は、英語などの外国語関連の資格取得を目指すとよいでしょう。

他にも、不動産であれば「宅地建物取引士」の資格、金融や保険であれば「FP技能検定」の資格、経理や財務の職種志望であれば「日商簿記」の資格があると評価されやすいです。

「〇〇業界 資格」「〇〇職 資格」というように検索してみると、取得しておくとよい資格を探すことができます。

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【大学3年生向け】短期間でガクチカを見つける方法

早い場合には大学3年の春にはインターン応募のためのガクチカが必要になりますよね。「明日にでもガクチカが必要!」という焦りをもった方でもできるガクチカの作り方をここではご紹介します。
‌▼短期間でガクチカを見つける方法
‌①今までの経験を箇条書きにして洗い出す
‌②短期間で<使えるガクチカ>を作る

①今までの経験を箇条書きにして洗い出す

アルバイトでも、サークルでも、大学のゼミや特別授業でも、何かしらに取り組んだことがある場合は、まず「自分がどのような経験をしたのか」を箇条書きにしていきましょう。

「ゼミ生と教授のコミュニケーションがうまく噛み合っていなかったところを、自分がパイプ役として働きかけた」というような経験は、意外と本人は忘れてしまいがちです。日記を書いている場合は読み返しながら、今までの大学生活の詳細を振り返ってみて、ガクチカに使えそうな経験を探してみましょう。

もし本当に何も思いつかない場合は、日々の習慣や自分で決めて守っているルールを発見してみると良いかもしれません。「言語交流アプリを使っている」「Twitterでバズった経験がある」といった日々の経験からもガクチカを見つけることができるかもしれません!

②短期間で<使えるガクチカ>を作る

短期間でも集中して物事に取り組めば、それはれっきとした「学生時代に力を入れたこと」です。

例えば「ヒッチハイクで東日本を横断」「友人を集めて1ヶ月間で映画制作」「アーティストを集めてグループ展を開催」など、短期集中型で労力をかけ、達成できることはたくさんあります!

一方で、就職活動の準備をしながらこのようなことに取り組むのはなかなか大変です。現実的にこのようなことに取り組むのが難しそうな場合は、中途半端に始めるよりも、今までの経験から絞り出して考えたほうが魅力的な文章が書けるかもしれません。

強みが伝わるガクチカのエピソードの選び方

多くの就活生がガクチカのエピソード選びでやってしまいがちなのが、一番キャッチーな経験を選ぼうとすること。例えば、強みが一番発揮されていたのはアルバイトの経験であるにも関わらず、1ヶ月行った海外経験を話してしまうといったケースです。
‌海外に行った経験があることをアピールしたいがあまり、自分の強みが伝わらなければ本末転倒です。
このような事態を避けるために意識するべき、強みが伝わるガクチカのエピソードを選ぶポイントをご紹介します。

▼強みが伝わるガクチカのエピソードの選び方
‌①入社後に必要になると考えられる資質を洗い出す‌
‌‌②自分の経験したことから説明できる資質を選び、伝わりやすいよう言語化する

‌①入社後に必要になると考えられる資質を洗い出す‌

まず、企業に入社した後に活躍するためにどのような資質が必要なのか考えて、思いつくだけ書き出します。このときに重要なのが、できるだけ能力ベースに落とし込むこと。例えば、「負けず嫌い」や「向上心があること」といった言葉を挙げると、どのように仕事に活きるのか具体的にイメージできず、そこで思考が停止してしまいます。
‌「負けず嫌い」を「達成することが困難な目標でも、できる方法を考え行動を起こせること」と具体的な表現にすると、仕事で必要になるイメージもわきやすくなります。さらに、自分の経験と照らし合わせたときに適切なエピソードを思いつきやすくなるのでおすすめです。

‌②自分の経験したことから説明できる資質を選び、伝わりやすいよう言語化する

入社後に必要な資質を洗い出したら、自分の経験から‌説明できるものを選びます。訴求する資質を決め、そこからそれを説明できるエピソードを選ぶことで、自分がアピールしたいことを適切なかたちで伝えることができるのです。

‌エピソードを学生時代頑張ったこととしてまとめるときの書き方や例文を下の「ガクチカの書き方と例文」でご紹介します。

ガクチカの書き方と例文

ここからはガクチカの書き方と例文をご紹介いたします。

ガクチカはエピソード選びもそうですが、書き方・文章構成がとても大事になってきます。アピールポイントに対して不安を持っている人は書き方・文章構成の部分に力を入れていきましょう。

ガクチカの書き方・文章構成

まずは、ガクチカの書き方についてです。
以下のポイントを意識することで、採用担当者に自分の強みが伝わりやすくなります。

▼ガクチカの構成
‌(1)学生時代頑張ったことは、〇〇です。(結論)
‌(2)その中でもとりわけ△△に力を入れていました。(詳細)
‌(3)当時は☓☓といった課題があり、(課題)
‌(4)自分は□□を行いました(強みが生かされた行動)
‌(5)その結果、▼▼という成果が得られました。(結果)
学生時代頑張ったことは、伝えたことを踏まえて沢山の質問をされることが想定されます。上記の流れを分かりやすく伝えることも大切ですが、あらゆる質問に対して的確に回答できるよう、当時の状況やそのとき抱いていた思いを振り返り、説明できるようにしておいてください。

ガクチカがない人でも通る例文7選

ここからは、ガクチカがないと困っている人に向けて、強烈なインパクトがあるわけではないけれど、ガクチカとして記載できるエピソードを活用して考えた例文をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!

▼ガクチカのエピソード
1|家庭環境
2|趣味・特技・情熱を注いだこと
3|友人関係
4|健康管理・体力づくり 

1|家庭環境

◎例文1
私が学生時代頑張ったことは、弟の成績を向上させるために試行錯誤したことです。弟は勉強に対するモチベーションが低く、机に向かわせることが困難でした。そこで私は弟が少しでも勉強に興味を持てるよう、まずは彼の好きなことを学習内容に関連付ける工夫をしました。
例えば、歴史が苦手だった弟には、彼が好きなゲームの登場人物を交えながら、興味を引くストーリーとして伝えることで、少しずつ関心を持たせました。
さらに、結果が出たときには一緒に喜び合い、小さな達成感を積み重ねることで、弟のモチベーションを徐々に高めることができました。この経験を通じて、相手の気持ちや個性を尊重しながら根気強く向き合う大切さを学び、結果として弟の成績も向上させることができたことに大きな達成感を感じました。(334)

◎例文2
大学時代、家族全員が健康的な生活を送れるよう、毎週末に食事の準備と掃除を担当していました。特に料理については、健康を意識して栄養バランスを考えるだけでなく、家族が飽きない工夫も行いました。たとえば、季節の食材を取り入れて彩りを工夫したり、和洋中さまざまなジャンルのメニューを交互に取り入れるなど、バリエーション豊かな献立を心がけました。
また、栄養を損なわないように、野菜を蒸すなど調理方法も工夫し、食材の選定から調理まで計画的に準備しました。掃除においても、効率的に進められるよう家事リストを作成し、順序を決めて行動することで、毎回無理なく実行できるようにしていました。
このように、工夫と計画を重ねた結果、ここ3年間、家族は誰一人体調を崩すことなく生活を続けられました。この経験を通じて、私は計画性や効率的な作業の進め方を身に付けることができ、御社の業務にも活かせると考えています。(391)

2|趣味・特技・情熱を注いだこと

◎例文1
学生時代頑張ったことは、写真撮影です。趣味である写真撮影に熱中し、自主的にフォトコンテストに応募しました。当時は撮影技術がないことや作品のクオリティが低いことが課題でした。私は撮影技術を磨くために、自己学習を行い、さまざまな撮影スタイルを試しました。具体的には、構図や光の使い方を学ぶために、早朝や夕方の「ゴールデンアワー」を利用して、自然光を生かした温かみのある写真を撮る練習をしたり、夜間撮影では長時間露光を使って、車のライトが描く光の軌跡を表現したりしました。
また、フォトコンテストに応募することで、フィードバックを受け取り改善を重ねました。その結果、複数のコンテストで入賞し、作品がギャラリーで展示されるという成果を得ました。この経験を通じて、クリエイティブな視点や継続的な努力の重要性を学びました。(354)

◎例文2
学生時代頑張ったことは、アマチュアバンドの結成と活動です。その中でもとりわけ自ら曲を作り、バンドメンバーと協力して練習を重ねることに力を入れていました。
ライブを行った際、思うように観客が反応してくれず悩みました。そこで、観客の心を引き付けるために、曲の構成を見直したり、パフォーマンスに工夫を加えたりするなど、演出面にも注力しました。具体的には、曲の中に観客と一緒に盛り上がれる手拍子の部分を取り入れたり、イントロを工夫して印象に残るようにしたりと、細部まで考え抜きました。このような試行錯誤の末にライブのパフォーマンスが徐々に改善し、観客と一体感を感じられる瞬間が増えたとき、大きな達成感を得ることができました。この経験から、努力を重ねて改善していくことの大切さを学びました。(263)

3|友人関係

◎例文1
学生時代頑張ったことは、大学の授業でグループプロジェクトを担当したことです。その中でもとりわけメンバー全員が協力できるように役割分担を明確にし、定期的なミーティングを設定することを意識していました。当時は、メンバー全員が異なるスケジュールや意見を持っているため、プロジェクトの進行がスムーズにいかないという課題がありました。私は、まず役割分担を明確にし、それぞれのメンバーの強みを活かすようにしました。また、週に一度定期的なミーティングを設定し、進捗状況を共有し、問題点を解決する場を設けました。その結果、プロジェクトは予定通りに進行し、クラス全体で高評価を得ることができました。この経験を通じて、リーダーシップやチームワークの重要性を学びました。(324)

4|健康管理・体力づくり

◎例文1
学生時代頑張ったことは、大学の課題とアルバイトの両立をしながら健康管理に取り組んだことです。その中でもとりわけ毎日30分のランニングを習慣にすることに力を入れていました。当時は、大学の課題とアルバイトの両立で多忙を極めており、体力や精神的なリフレッシュが必要でした。私は、忙しい中でも健康を維持するために、毎日30分のランニングを習慣にしました。早朝や夜間の時間を活用し、ランニングの時間を確保しました。また、自己管理の一環として、ランニング日記をつけることでモチベーションを維持しました。その結果、体力が向上し、精神的にもリフレッシュでき、学業やアルバイトに対する集中力が増しました。この経験を通じて、自己管理の大切さを学び、目標達成の喜びを感じることができました。(334)

◎例文2
学生時代頑張ったことは、一人暮らしの生活でも、健康的な食生活を意識して自炊を始めたことです。週末に計画的に食材を購入し、栄養バランスを考えた食事を作ることを意識しました。当時は、偏った食生活や外食が多く、体調管理が課題でした。私は、まず健康的な食生活を送るために、自炊を始めることに決めました。週末に計画的に食材を購入し、栄養バランスを考えたメニューを立てて料理をしました。特に、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取できるよう工夫し、料理のレパートリーを増やすために新しいレシピにも挑戦しました。また、食事の記録をつけることで、自分の食生活を客観的に見直し、改善点を見つけるようにしました。その結果、体調が改善され、学習効率も向上しました。具体的には、以前よりも集中力が持続しやすくなり、疲れにくくなりました。この経験を通じて、計画性と自己管理の重要性を学びました。(383)

ガクチカを書く時の注意点

‌ガクチカを書く時に注意すべきポイントを3つ解説します。
‌▼ガクチカを書く時に注意すべきポイント
①頑張ったことの具体的なエピソードを書く
②ほかの人を下げて自分の評価を上げるような表現は避ける
③作ったものは添削してもらう

①頑張ったことの具体的なエピソードを書く

学生時代に頑張ったことについて企業が評価しているポイントは、頑張ったことの結論ではなく、そこまでの過程です。
背景やそこから得た学び等、相手に具体的なイメージを持ってもらうためのエピソード、説明を必ず書きましょう。

また、ここで書くエピソードが自己PR や強みで記載したものとは異なることが望ましいです。
「学生時代頑張ったこと」は経験について、「自己PR」や「強み」は能力や性格について話すといったように、切り分けて考え、エピソードも別のものを用意しておきましょう。

②ほかの人を下げて自分の評価を上げるような表現は避ける

誰かと比較して自分の能力や結果をアピールする表現は避けましょう。

「100人中3位」といった全体に対しての立ち位置を示す表現は問題ありません。
しかし、「Aさんはやらなかったけど、私はやった」等のように、特定の人物やチームの良くないところを引き合いに出して自分ができたことを協調するのはNGです。

意図していなくてもそういった表現が含まれている場合があるので、書き終えたら再度確認してみましょう。

③作ったものは添削してもらう

3つ目は、作成した文章は必ず添削してもらうことです。
自分が作成した文章を自分で読み返しても、違和感を感じにくい事があります。

そのため、自分が作った文章は必ず誰かに読んでもらい、添削をお願いしましょう。
家族や友人、もし可能であればOB訪問で接点を持った社会人の方に読んでもらうのが良いでしょう。

友人や親に見せるのに抵抗がある方は、手軽に見てもらえる大学のキャリアセンターや就活エージェント等を活用することがオススメです。

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おわりに

学生時代頑張ったことの考え方・伝え方は理解できましたでしょうか?
学生時代頑張ったことのエピソードに派手さは必要ありません。今まで自分が経験したことから、強みを伝えきることが大切です。
‌ぜひ説明したポイントを押さえて、みなさんの就職活動に生かしてください。



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