【例文付き】銀行や金融業界に受かる志望動機の書き方とポイント4選

2023/07/18
銀行
金融業界
志望動機の例文
志望動機の書き方
各業界の志望動機
目次
1.
‌【銀行業界】志望動機を考える時のポイント3選
2.
【例文】みずほ銀行(メガバンク)の志望動機
3.
【例文】地銀の志望動機の例文(群馬銀行)
4.
銀行業界の現状と動向3選
5.
【3大業務】銀行の仕事内容を理解しよう
6.
‌銀行、金融業界が求める人物像
7.
Matcherを使って銀行の志望動機を考えよう

‌【銀行業界】志望動機を考える時のポイント3選

‌就活生から人気の金融・銀行業界に採用されるためには、志望動機を工夫することが大切です。
ここで、志望動機を考える時のポイントについて、以下の4つをご紹介します。
①業界の現状や動向を把握する
②企業の特徴を抑える
③業界の現状や動向を把握する
志望動機の基礎的な書き方について、別の記事で詳しく紹介しているので、是非ご覧ください。

①金融業界のなかでなぜ銀行なのか明確にする

金融業界には銀行以外にも、保険や証券、信用金庫といった業種があります。
その中で、なぜ銀行なのかを明確にしましょう。

お金に関わり社会経済を支えているという点では共通していますが、方法や目的は業界内でも様々です。
よく銀行の志望動機で「社会経済を支えたい」「安心できる生活を提供したい」と書く人がいますが、それでは銀行を志望する理由にはなりません。
志望動機では「数ある銀行の中でなぜその企業なのか」が重要ですが、その前に「金融業界の中でなぜ銀行なのか」を明らかにさせる必要があります。

面接で聞かれることも多いので、対策しておきましょう。

②企業の特徴を抑える

志望動機の中心となる部分は「数ある企業のなかでもなぜ該当企業なのか」です。

志望動機はその会社でなければいけない理由なので、企業研究は徹底的に行いましょう
事業内容や業務は似ていても
・企業の業績
・ビジョンや企業理念
・求める人物像
・社風
など、様々な点で異なります。

IR情報から中期経営計画などを見た後は、実際に銀行で働く人に聞いてみることをおすすめします。

企業分析を1人でするのは難しく時間がかかりますが、実際に働く人に聞くことですぐに疑問を解消でき、効率的です。

③業界の現状や動向を把握する

業界の現状や動向について知っておかないと、銀行業界や企業に興味がないと思われてしまいます

特に銀行業界は、店舗を持たないネット銀行の参入により新たなサービスを始めるなど新しいことに挑戦する企業が多いです。

志望動機の中に、業界の現状や動向を盛り込めると、志望度が高いと評価されるでしょう。

本記事の後半で、銀行業界の現状や最新の動向について紹介しているので是非ご覧ください!

【例文】みずほ銀行(メガバンク)の志望動機

‌私の就職活動の軸は「様々な業界と関わること」、「人に寄り添うこと」である。
どの業界、どの企業も経済的な課題を抱えていると感じており、幅広い金融知識を身に着けてそれを還元することができる銀行業を志望している。また、様々な業界に関わることで物事を多面的にとらえる力が付き、お客様に適切な提案をできるようになると考える。経済的な課題だけでなく、今後の企業のことをどうしていくのかといった未来のことまでを見据えて、一人ひとりに寄り添うことでそのサポートや提案をしていきたいと考えている。
中でも御行(貴行)を志望している理由としては、OneMIZUHO戦略を通じて、一人ひとりが抱えている課題にもかかわることができ、、この人には何でも相談できると思われるような人になれると感じ、強く惹かれたからだ。また、ビジョンに信頼No.1のみずほを掲げていることからも、信頼に基づくサービスの提供ができると感じ、志望した。

【例文】地銀の志望動機の例文(群馬銀行)

御社を志望した理由は、2つあります。
一つ目は、今まで私を支えてくれた群馬に恩返しがしたいという思いがあるからです。群馬をふるさとに持ち、一番群馬のことを考えている御行ならば、県民のためになる金融サービスを提供出来ると考えました。

‌二つ目は、説明会に参加した際に行員の方がお客様と深く長くお付き合いができているというお話を嬉しそうにしていたことです。私もお客様と深くお付き合いをして、お客様の生活にあった金融サービスを提供したいと考え、志望致しました。  
出典:企業研究のやり方

銀行業界の現状と動向3選

‌志望動機を考える時のポイントでも解説した通り、志望動機を考える中で業界の動向や現状を把握しておくことは大切です。
ここで、銀行業界の現状と最新の動向(2023年)について解説します。

是非、ご覧ください。

①貸倒引当金の戻し入れ益などで増収増益

貸倒引当金とは
貸倒損失によるリスクに備え、損失になるかもしれない金額を予想して、予め計上した引当金のことです。
(貸倒⇒取引先の倒産などの理由で債権(売掛金や受取手形など)を回収できなくなること)
2020年、コロナウイルスの感染拡大による国内の消費低迷で、決済や消費者金融(コンシューマファイナンス)分野が厳しい状況となりました。
またコロナによる経営悪化に備えた、貸倒引当金などの積み増しが収益の重しとなったのです。
しかし、2021年に銀行業界は前年に計上した貸倒引当金の戻し入れ益などを背景に、業績は回復しました。
メガバンク3行(みずほ・三井住友・三菱UFJ)は増収増益を記録し、三菱UFJは過去最高益を更新しています。

②ネットバンクの台頭

インターネットバンキングとは、インターネットを利用した銀行など店舗を持たない金融取引サービスです。
代表的なネットバンクは楽天銀行、PayPay銀行、オリックス銀行があげられます。
コロナやデジタル化、キャッシュレス化が追い風となり、2022年3月末の11行※の預金残高は合計で33.2兆円と5年で約2倍となりました。
※11行(楽天銀行、住信SBIネット銀行、大和ネクスト銀行、ソニー銀行、au自分銀行、オリックス銀行、PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行、セブン銀行、ローソン銀行)
ポイント付与などお得感の強いネット銀行を開設する人は、年々増加しています。

ネットバンクの台頭に対応するため、メガバンクもポイント制度やインターネット開設など、新サービス開始に動いているのです。

③DXの対応や新たな収益源の確保

低金利政策による収益悪化とネットバンクの台頭が進む銀行業界では、新たなビジネスモデルの構築も大きな課題です。
低金利政策の出口が見えない中で、従来の預貸中心のビジネスモデルに固執していては企業としての成長も見込めません。

こうした状況から、近年多くの銀行では、不動産の活用提案や人材紹介、クラウドファンディングの立ち上げ支援、M&Aの仲介など新たな事業に乗り出しています。

【3大業務】銀行の仕事内容を理解しよう

‌銀行の志望動機を書くためには、当然銀行の業務内容を理解しなければなりません。
ここで、銀行の主な業務内容を3つ解説します。

①預金業務

1つ目は、企業や個人からお金を預かる預金業務です。
‌銀行を利用している人にとってもっとも身近な業務ではないでしょうか。
‌主に一般職が携わる業務ですが、新卒で銀行に入行してから、一番最初に関わるケースがあります。

②貸付業務

貸付業務は、お金の融資先の調査・融資の可否検討・融資の実行などの業務です。
‌この業務は法人に対する業務と個人に対する業務に分かれています。
‌銀行はこの融資によって利益を得ることとなり、新卒で総合職で入社した多くの人が、この業務に携わっているのです。

③為替業務

為替業務とは、口座の送金や小切手や手形の受け取りをお客さんに依頼されることによって行う業務です。
‌身近な例としては、電気代や水道代の引き落としがあります。

銀行は、このような三大業務のほかにも、信託銀行のような金融商品の販売なども可能です。
‌ほかの金融機関と異なる点は、お金を融資するだけでなく、保険や証券など、お客様のニーズに沿って多様な提案ができます。

‌この点は、銀行の志望動機に大いに活用できるポイントなので、有効に活用してください。

‌銀行、金融業界が求める人物像

最後に、銀行が求める人物像を紹介します。
求める人物像は、企業によって異なりますが、どの企業にも共通する銀行の求める人物像について解説するので、是非ご覧ください。

①勉強を怠らない人

1つ目は勉強を怠らない人です。
銀行員は入行してからも、勉強をし続けることになります。
・配属となった担当部署の仕事にまつわる法令や知識の吸収
・求められる資格へのチャレンジ
・新しい金融商品への理解
・海外展開に伴う英語力の向上
など、勉強する量がとにかく多いため、社会人になっても勉強を怠らない人は求められます。

②責任感と誠実さ

顧客の大切な財産を預かることになる立場上、銀行員は強い責任感と誠実さが求められる職業です。
お客様との信頼関係を壊さないような、責任感と誠実さのある人は重宝されるでしょう。

③コミュニケーション力のある人

銀行員はお客様と長い間付き添いながら課題解決や要望に応え続ける必要があり、そのためにコミュニケーション力は必須です。
特に銀行員は顧客と会って会話する機会も多いため、相手に不快感を与えない人当たりの良さも大切になります。

Matcherを使って銀行の志望動機を考えよう

銀行の志望動機を考える時のポイントや銀行業界の現状や動向など、紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
志望動機は、自分では納得感のあるものに仕上げられたとしても、他人が見るとよくわからない、となることが多いです。

そのため、志望動機が完成したら必ず人に見てもらうようにしましょう。

友人やキャリアセンター、家族に見てもらうのも良いですが、自分の志望する企業や業界で働いている人に見てもらえると良いです。

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