就活しないまま卒業する割合は?卒業後の選択肢、デメリットを紹介

2025/04/23
就活の悩み
就活がうまくいかない
目次
1.
就活しないまま卒業する大学生の割合
2.
就活しないまま卒業するメリット・デメリット
3.
就活しない場合の卒業後の選択肢
4.
就活しないまま正社員になる方法
5.
内定ゼロのままの卒業を避ける方法
6.
就活しないまま卒業を避けるならMatcher
7.
おわりに
‌「就活にマイナスイメージがある...」「企業で働きたくない...」と感じている学生の中には、就活をしないまま卒業するという選択肢が思いうかんだことのある人も多いでしょう。
では実際に就活しないまま卒業する学生はどのくらいいるのでしょうか?
また、就活しないまま卒業するとどうなるのでしょうか?

本記事では就活しないまま卒業する大学生の割合やメリット・デメリット、就活しないまま卒業した場合の選択肢についてご紹介します!

就活しないまま卒業する大学生の割合

文部科学省の「令和6年度学校基本調査」のうち、「大学(学部)卒業後の状況」から見た進路割合は以下の通りです

大学(学部)卒業後の状況から見た進路割合のグラフ。4分の3以上が就職を選んでいることがわかる。
▼大学(学部)卒業後の卒業進路の割合
就職:76.5%
進学:12.6%
研修医:1.7%
有期雇用労働(パートタイムなど):0.9%
臨時労働(アルバイト、フリーランス):0.6%
上記以外:7.7%

24卒当時、就職する学部生の割合は4分の3以上となっています。それ以外を「就職しない人」と仮定すると大学生の4人に1人は就職しないまま卒業する選択肢を取っていると言えます。

就活しないまま卒業するメリット・デメリット

では、就活しないまま卒業する場合はどうなるのでしょうか?ここでは就職しないまま卒業した場合のメリット・デメリットを紹介していきます。

就活しない場合のメリット

まず初めに、就活をしないまま卒業する場合のメリットについてご紹介します。
▼就活しないまま卒業する場合のメリット
・幅広い経験を積める可能性がある
・心身のリセットができる

幅広い経験を積める可能性がある

就職せずに卒業することで、特定の業界や職種に縛られず、幅広い働き方を試すことができます。自分の興味や適性を深く知るきっかけになり、将来のキャリア選択に活かせる可能性も高まります。

心身のリセットができる

ストレスや不安を抱えたまま社会人生活を始めると、精神面で長期的にマイナスになることもあります。あえて立ち止まり、心身のコンディションを整えることで、その後の人生を前向きにスタートできる基礎づくりが可能です。

就活しない場合のデメリット

続いて、就活をしないまま卒業する場合のデメリットについてご紹介します。
▼就活しないまま卒業する場合のデメリット
・既卒の就活は難易度が高い
・安定した収入を得るのが難しい
・キャリアの将来性が見えにくい
・社会的信用が得にくい

既卒の就活は難易度が高い

就活しないまま卒業すると、就職の難易度が高くなる可能性があります

厚生労働省は、3年以内既卒者は新卒枠で応募受付するよう企業に対して指導を行っていますが、すべての企業がこの方針に従っているとは限りません。就職しないまま卒業した場合、企業によっては新卒枠での応募が難しくなったり、書類選考の段階で不利になったりする可能性も考えられます。

さらに、卒業後すぐに就職しなかった経歴があると、「仕事への意欲が低いのではないか」「何か問題があるのではないか」と企業側にネガティブな印象を持たれてしまうリスクもあります。このように学生時代に行う就職活動と比べて、選考がより厳しくなる可能性があると言えるでしょう

安定した収入を得るのが難しい

フリーターやフリーランスで働く際には、月々の安定した収入が見込めない可能性があるでしょう

フリーターの場合、希望どおりのシフトに入れない場合が考えられます。フリーランスの場合は仕事を安定して獲得できるまでに時間がかかることがあります。フリーランスとして安定して獲得できるようになったとしても、その仕事を必ず続けられるとは限りません。

キャリアの将来性が見えにくい

新卒で就職した場合は、数年働いてから自分自身のキャリアを考えた際に、転職をするとことが可能でしょう。しかし、就活しないまま卒業し、フリーターとして働いていた際には長期的なキャリアプランが立てにくく、また専門性が必要な職業には転職しにくい場合があります。フリーターとして働く場合には、将来的にどのように働いていきたいのか、常に意識しておく必要があるでしょう。

社会的信用が得にくい

フリーターやフリーランスとして働く際には、安定した収入を得ることが難しいため、社会的信用が低下する場合があります
例えば収入の不安定さが原因で、クレジットカードの審査が通りにくかったり、不動産の審査に落ちてしまったりする可能性があります。

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就活しない場合の卒業後の選択肢

「就活をしない場合、卒業後にどうなるんだろう…?」
そんな不安や疑問を持っている方のために、就職活動をしないまま卒業した場合の選択肢についてご紹介します。
▼就活しない場合の卒業後の選択肢
①就職浪人・就職留年
②進学・留学
③フリーター
④ニート
⑤起業
⑥フリーランス

①就職浪人・就職留年

卒業後に就活に専念する「就職浪人」や、卒業を延期してもう1年就職活動を行う「就職留年」が考えられます。時間に余裕ができる分、自己分析やOB・OG訪問など就活にしっかり取り組むことができ、納得のいく就職先を目指すことが可能です。

②進学・留学

学部卒で就職せず、大学院進学や海外留学を選ぶ人も増えています。
研究を深めたり、語学力や専門性を高めたりして、将来のキャリアに備えることができます。学び直しやキャリアチェンジのチャンスとしても有効です。

③フリーター

アルバイトやパートなど、定職に就かずに働く「フリーター」という選択もあります。自由度が高く社会経験を積む期間として活用できる一方、将来的な安定性やキャリア形成の観点では慎重に考える必要があります。

④ニート

働かず、進学もしない、いわゆる「ニート状態」になる人もいます。長期的には収入面でも精神面でも負担が大きくなるため、短期間の自由時間や自己分析期間にとどめるのが理想です。

⑤起業

会社に就職せず、自分でビジネスを始める「起業」という選択肢も存在します。近年は学生起業も珍しくなく、アイデアと行動力があれば可能性は十分あります。ただし、同時にリスクも大きいため、しっかりとした準備が必要です。

⑥フリーランス

特定の企業に属さず、スキルや経験を活かして自由に働くフリーランスという選択もあります。ライター、デザイナー、エンジニアなど、専門性があれば新卒でも挑戦可能です。

就活しないまま正社員になる方法

就活しないと正社員になれない…と思われがちですが、就活以外のルートでも正社員を狙うのは可能です。ここでは、就活しないまま正社員になる方法をご紹介します。
▼就活しないまま正社員になる方法
・インターンシップ経由で就職する
・アルバイトから正社員登用を目指す
・知人から職を紹介してもらう

インターンシップ経由で就職する

スタートアップ企業では、契約社員やインターンシップから正社員登用を行っている場合も多いです。この方法では最初に契約社員やインターン生として働き、その後正社員として登用されるチャンスがあるため、就活をせずに正社員になれる可能性があります。

アルバイトから正社員登用を目指す

就職活動をせずに卒業しても、アルバイトから正社員を目指すルートも存在します。飲食、販売、物流、介護などの業界では、意欲や働きぶりが評価され、正社員登用制度を活用してキャリアアップする例も少なくありません。

知人から職を紹介してもらう

人脈を作り、企業と直接つながることで正社員として採用されるチャンスがあります。自分が働きたい企業やポジションがあれば、積極的に直接アプローチする方法も検討してみましょう。

内定ゼロのままの卒業を避ける方法

「このままだと内定ゼロのまま卒業してしまう…」そのような事態を避けるための対策を紹介していきます!
▼内定ゼロのままの卒業を避ける方法
・就活を始めてみる
・資格を取得する
・進学を考える
・公務員試験を受ける

就活を始めてみる

新卒はポテンシャル採用のため、既卒就活よりも難易度が下がります。「OB・OG訪問」「スカウトサービスへの登録」など、まずは小さなことから始めてみましょう。

資格を取得する

就活に役立つ資格(TOEIC、日商簿記、ITパスポートなど)を取得することで、自分の強みを増やすことができます。もし内定が取れなかった場合でも、資格があれば卒業後の選択肢が広がります

進学を考える

大学院や専門学校、あるいは海外大学への進学も視野に入ります。研究職や専門職を目指したい人には特におすすめです。また、進学中にスキルや経験を積んで就活に再チャレンジすることも可能です。

公務員試験を受ける

民間企業への就職とは別の選択肢として、公務員への就職が考えられます。試験対策には時間が必要ですが、就活せず安定した職を目指したい人にはおすすめのルートです。

就活しないまま卒業を避けるならMatcher

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おわりに

いかがでしたか?

本記事では、就活しないまま卒業する人の割合から、メリット・デメリット、就活しないまま卒業した後の選択肢について紹介しました!

就活しないまま卒業する場合、デメリットや卒業後の選択肢・可能性を理解する必要があります。この記事を参考に、今後の皆さんの選択について考えてみましょう!

またMatcherではOB・OG訪問に加え、スカウト機能も使用することができます。Matcherを就活しないまま卒業する前にぜひ利用してみてください!

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