例文あり|自己PR動画の作成手順、撮影のコツ・評価ポイントを解説

2025/09/12
面接対策
自己PRの書き方
自己PRの例文
目次
1.
自己PR動画の提出を求められやすい業界・企業
2.
企業が自己PR動画で企業が見ているポイント3選
3.
【手順】自己PR動画を撮影〜提出するまでの流れ
4.
【例文あり】制限時間別|自己PR動画で話す内容
5.
【話し方のコツ】自己PR動画で好印象を与えるポイント
6.
【撮影のコツ】自己PR動画の撮り方・準備するべきこと
7.
【最終確認】自己PR動画の完全攻略チェックリスト
8.
自己PR動画撮影に関するよくある疑問7選
9.
ES・面接対策するならMatcher
10.
まとめ
「企業から自己PR動画の撮影を求められるけど、どう撮ればいいか分からない…」と悩んでいる人はいませんか?

本記事では、自己PR動画にお悩みの就活生に向けて、動画内で話すべき内容やトークスクリプト例文などをご紹介しています。

自信を持って動画を撮るための参考になれば幸いです。

自己PR動画の提出を求められやすい業界・企業

就活生のうち、約3人に1人が提出を求められる自己PR動画。

マイナビの調査によると、24年卒では49.1%、25年卒では40.6%の学生が、動画ES・自己PR動画の提出を求められたことがあると回答しています。

ここでは、自己PR動画の提出を求められやすい業界・企業についてご紹介していきます。

‌【参考】株式会社マイナビ『2025年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況』

‌録画/動画選考を実施している業界・企業

動画/録画選考は幅広い業界や企業で実施されているため、特定の業界や企業で実施されているということはありません。
ただ共通して、お客さまとのコミュニケーション機会が多い営業職が主要職種の1つとしている企業・業界で実施されている傾向があります。‌
‌録画/動画選考を実施することが多い業界、またこれまで実施した企業について以下でまとめたので、ご覧ください。

【録画/動画選考を実施することが多い業界】
商社・コンサルティング・広告・不動産・金融
【録画/動画選考を実施している企業】
伊藤忠商事・住友商事・SBI新生銀行グループ・Works Human Intelligence・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムなど

‌選考対策するならMatcher

自己PR動画の撮り方、志望動機の書き方など、初めての就職活動でわからないことがたくさんあるかと思います。そんな学生にぜひ試していただきたいのが、国内最大級のOB・OG訪問サービス Matcherです。
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企業が自己PR動画で企業が見ているポイント3選

‌企業は自己PR動画から応募者のどんなところに注目しているのでしょう。
企業が自己PR動画で見ているポイントについて解説します。

自己PRで企業が見ているポイント3選
①人柄や雰囲気
②志望度・熱意
③コミュニケーション力

以下で詳しく解説していきます。

①人柄や雰囲気

良好な人間関係を築けることは、スムーズに業務を進めていく上で重要です。そのため、「応募者の人柄や雰囲気が企業の社風や雰囲気に合っているか」を選考過程で評価する企業は多いです。

実際に、就職みらい研究所が「新卒採用の採用基準で重視する項目」を調査した結果、なんと92.9%の企業が「人柄を重視する」と回答しました。

自己PR動画をはじめとする動画選考は、文面では伝わらないような人柄や雰囲気を、書類選考の段階から知るための手段として使われていると考えられます。「自分の人柄や雰囲気とは何か?」をイメージしながら、言葉選び、声のトーンなどを確認するようにしましょう。

人柄や雰囲気が評価されるポイント
・笑顔や表情が自然かどうか
・姿勢や身だしなみが整っているか
・緊張していても誠実さが伝わるか
・親しみやすさや協調性を感じられるか

②志望度・熱意

自己PRで話している内容に加え、実際に話す姿も評価しながら、企業への志望度や熱意を図る採用担当者も多いです。
エントリーシートでの志望動機は、既存のテンプレートに沿っているものや書き方、内容が似ているものが多く、志望度の高さや熱意の有無を図ることが難しいです。その点で動画選考では、表情やジェスチャーなどの非言語情報も確認できるため、よりみなさんの個性や感情が現れやすいです。

そのため、自己PR動画を撮影する際は、熱意や志望度の高さが伝わる動画になっているかを意識して撮影する必要があります。

志望度・熱意が評価されるポイント
・「御社だからこそ働きたい」という理由が明確か
・将来のビジョンと企業の方向性が合っているか
・汎用的な自己PRではなく、この会社に合わせて工夫しているか
・声のトーンや言葉、身振りから熱意が感じられるか

③コミュニケーション力

「人に物事を伝える能力」は、企業で活躍していくうえで欠かせない能力です。

動画選考では、応募者の話し方や態度などを見ながら、「コミュニケーション能力はあるか」「人と関わることに難がないか」などを確認していると予想できます。

カメラの向こうに採用担当者がいることを想像しながら、自分の伝えたい内容を相手に届けることを意識しましょう。

‌▼コミュニケーション力が評価されるポイント
・話の構成がわかりやすいか(結論→理由→具体例)
・声がはっきり聞き取りやすいか
・話すスピードが速すぎないか/遅すぎないか
・質問に答えるように端的にまとめられているか

【手順】自己PR動画を撮影〜提出するまでの流れ

‌まずは自己PRの動画選考の流れについて解説していきます。
‌自己PR動画の作成は、大きく分けると以下の5STEPで進んでいきます。
自己PR動画を作成する手順。5STEP。
ここからは各STEPの方法を説明していきます。各STEPでやるべきことを一つずつクリアして、本番の撮影を始めましょう!

STEP1:台本を作成する

動画の撮影となると、見栄えに意識が向いてしまいがちですが、企業の担当者はあなたが話す内容にも注目を向けています。
アピールの内容の説得力が欠けていたり、魅力を感じることができなければ、この後どんなに工夫を凝らしても担当者には響きません。
通常の面接と同じように、何も準備せずにいきなり自己PR動画を撮影するのは避け、しっかりと準備してから臨むようにしましょう。

本記事では自己PR動画の制限時間別にどんな事を話したらいいか、例文を用いて紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてみてください。

STEP2:撮影環境を整える

自己PR動画を作成する際に、真っ先に「どうやって撮影したら良いだろうか」と疑問を持つ人も多いと思います。動画の画質や画角、背景や明るさ等、撮影場所によって、印象は大きく異なります。

‌しかし、特別手間のかかる準備は必要ありません。以下の順番に沿って、撮影環境を整えていきましょう。

▼撮影環境の整え方
①撮影場所を決める
②必要な撮影器具を用意する
③タイマーを自分から見える位置に置く
④構図を調整する

以下で詳しく説明していきます。

①撮影場所を決める

まずは、撮影場所を決定しましょう。

基本的には自宅がおすすめです。時間を気にせずに、リラックスして撮影に望むことができるでしょう。集合住宅などで周囲の騒音が気になる場合には、ワークスペースやレンタルスペースの会議室等であれば、周囲の音を気にせずに撮影が可能です。

撮影場所を決める際は、以下の条件を確認しましょう。

《背景》
・画面に不要なものが映りこまない 
・白やベージュ等の明るい無地

《周辺環境》
・雑音がない
・安定した通信環境がある

《照明》
・被写体に影や逆光があたらない
・照明器具で明るさを調整できる

②必要な撮影器具を用意する

当たり前のことですが、動画を撮れるカメラを用意しましょう!スマートフォンでも問題はありません。普段ビデオ機能を使わない人は、問題なく撮影できるか確認しておきましょう。

また、撮影場所によっては、カメラ以外にも撮影器具が必要になるケースがあります。スマホを立てかける場所がない場合には、三脚やスマホスタンドが必要となります。顔色を良く見せたいという学生には、自撮り用ライトがおすすめです!

《自己PR動画撮影に必要な道具》
◯必ず必要なもの
 ・ビデオカメラ
◯必要によって用意するべきもの
 ・三脚
 ・スマホスタンド
 ・照明器具(自撮り用ライト)

③タイマーを自分から見える位置に置く

撮影をする際は、どのくらいの時間が経過しているかをすぐに確認できるように、タイマーが見える位置にあると良いでしょう。

自己PR動画は制限時間が設定されていることが多いです。常に目に入る場所にタイマーをおいておき、制限時間を超過しないよう話すようにしましょう。

④構図を調整する

必要な器具が用意できたら、実際にカメラで仮撮影をしてみましょう。
カメラを置く位置や自分が立つ、座る位置を確定させます。

構図は、以下の2つのどちらかに調整することをおすすめします。
バストショットとミディアムショットの違い。
バストショットは、頭から胸までが映る構図です。
上半身の動きや顔の表情がわかりやすく、よく利用される一般的な構図です。

ミディアムショットは、頭から腰までが映る構図です。
上半身がすべて映る構図のため、身振り手振りが見えやすくなります。フリップ等の小道具を使う際も、顔が隠れない十分ンアスペースが確保可能です。

どちらのショットで撮る際も、カメラの高さは、顔の正面もしくは少し上に来るように調整しましょう。

‌以上で、撮影環境の用意は終わりです。

STEP3:繰り返し練習する

撮影の準備ができたら、カンペを覚えられるよう、繰り返し練習しましょう。

カメラの前で話をするのは、意外と緊張します。
何度も繰り返しカメラの前で練習を重ね、自然な表情で撮影できるようにしましょう。

STEP4:撮影をする

いよいよ、自己PR動画をパソコン、スマホで撮影します。
スマートフォンを手持ちで撮影する場合は、手ブレしないように注意しましょう。

また、顔が暗くならないようにする、背景が汚くない場所を選ぶ、といった点も重要です。
詳しくは、本記事後半で解説してあります。

STEP5:動画の確認をする

動画の撮影が完了したら、撮影した動画を確認していきます。

自分が暗く映ってしまっていないか、音声は十分に録音されているかを確認してください。
もしも、少し暗いなと感じたら、編集マークから明るさを調整しましょう。

また、動画ファイルのサイズが、企業の指定を超えていないかも確認しましょう。
もし超えてしまっていた場合は、表情が確認できる程度に解像度を下げたり、圧縮ツールを活用してみましょう。

【例文あり】制限時間別|自己PR動画で話す内容

自己PR動画で話す内容は、企業が設けた制限時間に合わせて組み立ていくのがおすすめです。

制限時間あたりの文字数目安
・30秒:約150字
・1分:約300字
・2分:約600字
・3分:約1000字

音読する前に、まずは文字に起こしてみて「指定された時間でも話しきれるか」を文字数から確認するのがおすすめです。自己PR動画は、ゆっくり話し過ぎても、早口になりすぎてもいけません。無理のない文字数で、自身をアピール出来るようにしましょう。

話す内容の参考として、以下では【30秒間】と【1分間】の制限時間を設けられた際の時間配分とトークスクリプト例文をご紹介していきます。

30秒間の自己PR動画を求められた場合

ここでは、【30秒間】の自己PR動画を求められた場合の時間配分とトークスクリプト例文をご紹介します。

話す内容の時間配分

30秒間の自己PR動画の場合は、150文字程度の文章で構成するのがオススメです。

制限時間が30秒だと、かなり時間が限られます。
‌「自分の強みを裏付けるエピソード」を分かりやすく簡潔に伝えることが重要です。客観的な指標などを盛り込むようにしながら、短くてもインパクトの強いトークができるように意識しましょう。

30秒動画の時間配分例
挨拶と自己紹介:5秒
自己PRとなる強みを一言で:5秒
強みの裏付けとなるエピソード:10秒
強みをどう活かすか:5秒
挨拶:5秒

トークスクリプト例文

(挨拶と自己紹介)
‌はじめまして、〇〇大学の田中抹茶と申します。

(自己PRとなる強みを一言で)
‌私の強みは、課題解決力です。

(強みの裏付けとなるエピソード)
‌長期インターンシップの業務で商談獲得率を30%から70%まで改善した際に、この強みが発揮されました。具体的には、1本あたりの架電時間短縮と、トークスクリプトのマニュアル改善を行い、社内に展開しました。

(強みの裏付けとなるエピソード)
‌貴社への入社後も、課題を見極めた上で適切な打ち手を考え、実行する力をさらに伸ばしていきたいと考えています。

1分間の自己PRを求められた場合

ここでは、【1分間】の自己PR動画を求められた場合の時間配分とトークスクリプト例文をご紹介します。

話す内容の時間配分

1分間の自己PR動画の場合は、300文字程度の文章で構成するのがオススメです。

自己PRとその強みを表すエピソードは、一番大切なので時間を多く取るようにします。
挨拶や自己紹介は簡潔にすると、自己PRの時間が長く取れるでしょう。

1分動画の時間配分例
挨拶と自己紹介:10秒
自己PRとなる強みを一言で:5秒
強みの裏付けとなるエピソード:20秒
強みをどう活かすか:15秒
挨拶:10秒

トークスクリプト例文

(挨拶と自己紹介)
‌はじめまして、〇〇大学の田中抹茶と申します。

(自己PRとなる強みを一言で)
‌私の強みは、リーダーシップ力です。

(強みの裏付けとなるエピソード)
‌この強みは大学での野球部でキャプテンを勤めていた際に発揮されました。所属する野球部は、私たちの代で2部リーグに降格してしまい、それに伴い部員のモチベーションも下がってしまいました。そこで私はキャプテンとして、週に1度のミーティングを開催して部員の本音をぶつけ合うこと、些細なプレーでも褒め合うこと、という2つの施策を行いました。その結果、部員たちの士気が高まり、1部リーグに戻ることができました。

(強みをどう活かすか)
‌貴社の仕事でも、私のリーダーシップ力を生かして、積極的に施策を提案し、クライアントから信頼される社員になりたいと考えています。

(挨拶)
‌ありがとうございました。

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【話し方のコツ】自己PR動画で好印象を与えるポイント

では、自己PR動画の選考を突破するには、どのようを意識して受ければよいのでしょうか。
具体的には以下の6つのポイントを意識しましょう。

‌▼自己PR動画で好印象を与えるポイント
①動画の「出だし」と「締め」は元気よく!
②笑顔と明るさを絶やさない
③カメラのレンズを見て話す
④背筋を伸ばす
⑤台本は完璧に覚えてから臨む
⑥結論を最初に話す

1つずつ具体的に見ていきます。

‌①動画の「出だし」と「締め」は元気よく!

動画選考でも、通常の選考と同じように「第一印象」が大切です。
必ず動画選考の最初に「こんにちは!」「はじめまして!」と元気よく挨拶をしましょう。

また選考終了時には「ありがとうございました!」といった、お礼を忘れずに言うようにしましょう。
自己PR動画の撮影時には、相手の顔は見えませんが、必ず人の目を通して合否が決定します。

人の目に触れる以上、第一印象と感謝の気持ちは非常に重要なのです。

‌②笑顔と明るさを絶やさない

笑顔と明るさを絶やさず、元気よく話すというのも自己PR動画では非常に重要です。

企業がESだけでなく、動画選考を実施する意図として「書面からは見えてこない、その人の人柄・雰囲気を知りたい」といったものがあります。笑顔で元気よく明るさを絶やすことなく話せれば、企業に「明るく印象の良い学生」という印象を残すことができます。

動画という性質上、印象が伝わりやすいので、内容以前の人柄面でマイナス評価を受けないように、注意しましょう。

③カメラのレンズを見て話す

カメラのレンズを見て話す、というのも動画選考では非常に重要です。

特にインカメラで撮影すると、多くの人が自分の顔を見てしまい、カメラのある場所よりも目線が下になりがちです。自分の顔ではなく、スマートフォンやパソコンのレンズをみて話すと、カメラ目線になります。

‌カメラから目線がそれてしまうと「明るい印象」が薄まってしまう可能性もあるので、チェックが必要です。カメラの向こうに面接官がいることを想像しながら撮影しましょう。

④背筋を伸ばす

動画を撮影する場合は、必ず背筋を伸ばすようにしましょう。

猫背になっているだけで「暗い印象」を与えてしまう可能性もあります。
背筋を伸ばし元気よく話すことで「明るい印象」を残せるようにしましょう。

⑤台本は完璧に覚えてから臨む

自己PR動画を撮影する場合は、台本を完璧に覚えてから本番に臨むようにしましょう。

企業によっては、動画の撮り直しができないケースがあります。そのようなケースでも、慌てず自己PR動画の撮影が行えるように、作成した台本はなるべく覚えてから動画撮影に臨むようにしましょう。

また、話す内容を覚えていないと、思い出すことに気を取られ、話し方に自信がなくなり、目線も定まらなってしまうことがあります。そのような事態を防ぐためにも、台本はなるべく覚えてから選考に臨むようにしましょう。

⑥結論を最初に話す

通常の選考と同様に「結論から最初に話す」のも非常に重要です。

自己PR動画の撮影時も、まずは「私の強みは○○です」というように、結論から話すようにしましょう。

結論から伝えることで、合否判定者の頭が整理され、後続の内容を評価しやすくなります。‌

【撮影のコツ】自己PR動画の撮り方・準備するべきこと

ここでは、自己PR動画撮影で好印象を与えるために、撮影前に準備することをご紹介していきます。
具体的には、以下の3つを行うのがおすすめです。

‌▼動画撮影前に準備すること
①清潔感のある見た目を意識する
②服装や小道具を使ってアピールを行う
③ライトと三脚を使用する

①清潔感のある見た目を意識する

清潔感があるほうが、面接官から好印象を受けやすいです。
‌最低でも以下の項目は、自己PR動画を撮影する前にチェックしておきましょう。

‌【清潔感のために確認しておくべき項目】
・服にしわがないか
・髪の毛は整っているか(長い人は結ぶ、目にかからないようにする)
・動画の背景はきれいか、整理整頓されているか
・ひげはそれているか、メイクは濃すぎないか

②服装や小道具を使ってアピールを行う

企業から服装や動画の撮影方法について指定がない場合は「服装や小道具」に工夫を加えて、自身をアピールするのがおすすめです。
‌例えば以下の方法を使うと、自身を効果的にアピールできます。
‌ただ小道具を使う場合でも、企業に対して失礼な印象を与えないように注意しておきましょう。

‌【小道具や服装を活用したアピール例】
・紙を使って、自身のアピールポイントを目立たせる
・自己PRで話したエピソードと関連のある服を着用する
・自己PRに沿って、紙芝居形式で自身をアピールする
・自己PRと関連のある本や道具が、動画で映るようにする

‌③ライトと三脚を使用する

動画内で自身の印象を良くするためには、「ライト」と「三脚」を使うことがオススメです。

‌「部屋が暗い」「夜に撮影する」といった場合には、明るさの影響で「暗いひと」というイメージがついてしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、ライトを使って、顔を照らし、明るい印象を持ってもらうようにしましょう。

‌また、「動画がブレないようにする」というのも重要です。動画がブレてしまうと、面接官の注目が「自己PRの内容」よりも「動画がブレていること」にいってしまいかねません。ブレを防止するためにも、スマホ用の三脚などを使いながら、カメラが安定した状態で撮影するようにしましょう。

【最終確認】自己PR動画の完全攻略チェックリスト

以下は、自己PR動画の完全攻略チェックリストです。すべての項目の確認が出来たら、自己PR動画の撮影をしていきましょう。
【STEP 1:台本を作成する】
文字数の目安を確認した?
 ・30秒:約150字
 ・1分:約300字
 ・2分:約600字
 ・3分:約1000字
トークスクリプトを作成した?
 ・挨拶と自己紹介
 ・自己PRとなる強みを一言で
 ・強みの裏付けとなるエピソード
 ・強みをどう活かすか
 ・挨拶
結論が最初に来ている?

【STEP 2:撮影環境を整える】
撮影場所を決めた?
 ・画面に不要なものが映り込んでいない
 ・壁は白やベージュ等の明るい無地である
 ・雑音がない
 ・安定した通信環境がある
 ・被写体に影や逆光が当たらず、暗くならない
 ・暗い場合、照明器具で調整できる
撮影器具を用意した?
 ・ビデオカメラ(スマホ・パソコンも可)
 ・三脚(必要であれば)
 ・スマホスタンド(必要であれば)
 ・照明器具/自撮り用ライト(必要であれば)
見える位置にタイマーを用意した?
構図を調整した?
 ・ミディアムショット/バストショットに画角を調整した
 ・カメラの高さを顔の正面もしくは少し上に来るように調整した

【STEP 3:繰り返し練習する】
台本を完璧に覚えた?
自然な表情で話せるようになった?
(必要であれば)小道具の用意をした?
清潔感のある見た目である?
 ・服にしわはない
 ・髪の毛を整えた(長い人は結ぶ、目にかからないようにする)
 ・動画の背景を整理整頓した
 ・髭を剃った
 ・メイクは濃すぎない

【STEP 4:撮影をする】
動画の「出だし」と「締め」は元気よくできている?
常に笑顔で明るく話せている?
カメラのレンズを見て話ができている?
姿勢よく話ができている?

【STEP 5:動画の確認をする】
制限時間を超過していない?
適切な明るさになっている?
声が鮮明に聞こえる?
動画のファイルサイズが指定範囲内である?
動画がぶれていない?

自己PR動画撮影に関するよくある疑問7選

ここでは1問1答形式で、よくある動画面接の疑問に答えていきます。

‌▼自己PR動画の撮影に関するよくある疑問
‌①カンペを見ながら話してもいいの?
‌②動画の撮影は複数回できる?
③動画の編集・加工は必須?
④服装はスーツで撮るべき?私服でもいいの?
⑤撮影はスマホ?パソコン?
⑥画用紙など小道具は使ってもいい?
⑦自己PR動画は面白い方がいいの?
⑧内容は「自由でOK」と言われたら?

①カンペを見ながら話してもいいの?

A. できるだけカンペ(=台本)は見ないほうがよいです

多くの面接官は、皆さんの目線・話し方で台本、カンペに気付きます。カンペを読むために目線が定まらなかったり、単調な話し方になってしまうと、印象が大切な自己PR動画ではマイナスの評価を受けてしまいます。

カンペ・台本を使って練習すること自体はよいのですが、本番の撮影時にはなるべく見ないようにしましょう。

②動画の撮影は複数回できる?

A. 企業によって異なります。撮り直しが可能かどうか事前に確認しましょう

動画の撮影が複数回できるかは、企業によって異なります。

採用ホームページや選考案内メールなどで自己PR動画の撮り直しが可能なのか、事前に確認しておきましょう。

③動画の編集・加工は必須?

A. 過剰な編集・加工は控え、シンプルな動画を提出しましょう

自己PR動画の提出を求められた場合は、基本的に撮影したままの状態で提出することがおすすめです。

例えば「話す内容を思い出している間合いをカットして繋げる」といった編集をした場合、「十分な練習をしないで撮影したのかな?」とマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。

自己PR動画の選考基準は、みなさんの編集力・加工力ではなく、話している内容や印象です。余計な編集・加工を行なってしまうと、みなさんが本来持っている魅力を削いでしまうリスクがあります。

ただ、録画ボタンを押す尺のカットや、明るさの調整など、最低限の加工は問題ありません。

④服装はスーツで撮るべき?私服でもいいの?

A. スーツが無難です

企業側が「服装自由」と表記している場合は私服で受けても問題ありませんが、何も記載がない場合はスーツで撮影することが基本です。髪型も整え、清潔感を出しましょう。

もし私服で撮影する場合は、オフィスカジュアルを意識し、スウェットや派手な服装は避けてください。ピアスやアクセサリーも外し、シンプルな装いにすると、幅広いタイプの面接官に好印象を持ってもらいやすいです。

⑤撮影はスマホ?パソコン?

A. 動画がブレなければ、どちらでも構いません

自己PR動画は、カメラを横向きにして撮影します。安定した土台のうえで撮影できるのであれば、スマホでもパソコンでも、どちらでも構いません。

もしスマホで撮影する場合は、三脚などを使ってしっかりと固定することがオススメです。また、なるべく高画質になるように外カメラで撮影できるとさらに良いです。

⑥画用紙など小道具は使ってもいい?

A. 許可されている場合が多いですが、応募先企業の使用可否を確認しましょう

小道具の使用を許可している企業は多いですが、念のため、自己PR動画の選考案内を確認しておきましょう。

よく使用されるのは画用紙に強調したい言葉や、イラストなどを描いて、紙芝居式に見せるやり方です。ほかにも、ポートフォリオや作品群がある場合は、実物を見せてもよいでしょう。

ただし、小道具はあくまでも自己PRの内容を補強するためのツールです。「小道具で顔が隠れる」「小道具を意識しすぎて内容がもたつく」と本末転倒なので、注意しましょう。

⑦自己PR動画は面白い方がいいの?

A. 印象に残るユニークな動画だと良いです

面白い自己PR動画の方が、他の学生との差別化を図り採用担当者に覚えてもらうためにも効果的といえます。

ただし、ここでいう「面白い自己PR動画」とは自己PR動画の中でどれだけ面白い工夫ができているかということです。バラエティ番組のような”笑える”動画にする必要はありません。

「この学生についてもっとよく知りたい」「ぜひ会ってみたい」と思われるような、ユニークなエピソードを話すように意識してみましょう。

⑧内容は「自由でOK」と言われたら?

A. 自分の強みや志望動機などを含めながら、自分らしさを伝えましょう

自己PR動画の内容を「自由」と指定する企業には、「就活生の個性を知りたい」という意図があります。小道具や編集、撮影する場所などを工夫しながら、「自分らしさ」が伝わる動画を作成しましょう。

ただし、採用選考のための動画であることを忘れてはいけません。自分の強みやガクチカ、志望動機などを含めながら、企業の雰囲気とマッチする動画になるよう工夫してみてください。

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まとめ

今回は、自己PR動画の撮影方法・注意点について見てきました。

自己PR動画は、書類選考や通常の面接と比べると、少し異質な選考ではありますが、押さえるべきポイントを押さえておけば、選考を突破するのは難しいことではありません。

もし1人で作成するのが不安なら、MatcherでOB訪問をして、社会人・内定者にアドバイスをもらいましょう!

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