【マッチャーの使い方②】外資系製薬会社内定者
2022/07/01
目次
今回は東京にある公立大学の首都大学東京から外資系の製薬会社に内定された和田麟太郎さんにインタビューさせていただきました。就活生であった頃志望していた会社の人にお話を聞きに行きたいという思いがあり大学のキャリアセンターの利用を考えましたが、手間がかかることを体感し、マッチャーの利用を開始されました。今までお会いした人数は約15人。マッチャーを使い始めた経緯から具体的な利用のしかたまでありのままをお答えいただきました。
Q1 まずはマッチャーを使い始めた経緯をおしえてください
大学の友人に紹介されて始めました。紹介してくれた彼は外資系コンサルタントや総合商社志望で、OBとのコネが必要だったそうです。首都大にOBが在籍していないため、使用していたそうですが、そんな彼から私の内定先である外資系製薬会社(以下、内定先と表記する)の社員に会ってきたらと勧められて始めました。
Q2 内定先の社員の方にお会いするのは大学のキャリアセンターでは行えなかったのですか?
もちろん私も大学のキャリアセンターには足を運びました。ただそこで使いにくいなと感じました。具体的には、名簿を借りる際に署名と学生証の提示が必要で、時間の制限など手続きが煩雑でした。また社名からしか検索できないうえに、辞書と同じ引き方のため使用しづらいなと感じました。場合によっては、メールアドレスや電話番号に不備があり、名前はわかっても連絡する手段がないということまで様々。そもそも名前や部署、大学時代に在籍していた学部、卒業年度程度しか情報がなく、いまどんな仕事をどんな想いでされているのかが分かりませんし、そもそもどんな人物であるのかも想像がつきませんでした。結果としてキャリアセンターを使わないという意思決定をして、マッチャーを使うことに決めました。Q3 マッチャーを使い始める前に就活の課題はありましたか?
具体的に言えば3つあります。まず自分1人で「自己分析」を進めることに限界を感じたことです。当時は会社を選ぶ上での軸に納得感が持てず、内定をもらった企業の中での意思決定をできずにいました。また「キャリアビジョン」に関する、自分なりの解を持っていなかったことも課題の1つでしたし、大手、ベンチャーの働き方の違い、どんな仕事に対し、どんな想いを抱いて働いているのか知る機会もなく曖昧な印象を抱いていました。
Q4 マッチャーを使い始めてからその課題は解決しましたか?
「自己分析」に限界を感じていたことに関しては、自分自身の強み弱みの認識と、他者から映る自分の特性のズレを認識し、擦り合わせることができました。後に説明しますが初対面の方に自分がどう思われているのかお聞きするなどしました。また「キャリアビジョン」に関しては、企業選びの軸を徹底的に深堀した結果、アウトプットの質が高まり、面接に合格する可能性も上がりました。加えてキャリアに対する考え方を様々な視点から吸収し、粒度は低いが自分なりの価値観が形成されました。
Q5 次にマッチャーを使った目的を具体的に教えてください。
以下の4つが具体的な目的です。
・就職/転職の際の意思決定の軸を知る
・就職/転職の際の意思決定の軸を知る
・自己分析の壁打ち(初対面の自分が相手にどう映るか)
・会った社会人のビジョンとそれが形成された背景を探る
・会社や仕事への想い、実際の仕事内容を聞く
Q6 マッチャー上でマッチングしてから実際にお会いするまでの流れを教えてください。
マッチングされたら、先に自己紹介をしました。具体的には以下の通りです。
・大学名/名前
・大学名/名前
・なぜプランに応募したか/プロフィールのどんな点に惹かれたか(当日話を聞きたい内容を先に伝えるという意図があった。どんな点に興味を持ったかを伝えることで、相手も当日までに話を準備してくれるはず。)
・自分の就活状況
・抱える悩み
・日程の提示
(3つほど、時間帯を広く用意して投げる、社会人の方の都合のいい時間がわからないときは「終日」で提示。)
→返信を待って、日程の確定
→前日or当日の朝にリマインドの連絡
→直接お会いする
(事前に話したい内容を求められた際は、マッチャーで別途連絡していた)
(事前に話したい内容を求められた際は、マッチャーで別途連絡していた)
Q7 どういった社会人の方と会われていましたか?
もちろん、内定先の社員にもお会いしました。それ以外で言えば、転職回数の多い人や、フリーランスの方、新規事業立案経験のある人にもお話を聞きました。
Q8 社会人の方にお会いして価値観が代わっていく中で、なぜ‘外資系製薬会社‘に入社することを決めたのですか?
まず外資系企業に入社したのはたまたまです。特に外資にこだわりがあるということはありませんでした。一言で言えば、自分の選社軸に内定先がマッチしていたからです。 選社軸として、最も優先度高くしていたのが、「理念」と「人」でした。 会社の理念が外向き(社会、顧客志向)でその理念を社員が本気で体現している会社だったため入社を決めました。また小、中、高、大の野球の経験から、組織として1つのビジョンに向かっていて、周囲の人が高い当事者意識を持って自走している環境が最も頑張れると思っていました。結果として、成果主義、希望部署異動も実力次第ということは自分にとってはプラスかなと判断しました。
Q9 それでは最後に学生ユーザーにむけて何かひとことございますか?
就活における正解はなく、100人いたら100通りの答えがある。一方、それぞれの答えに早く辿り着くための「コツ」はあって、これは100人いたら100人に当てはまる。その1つが「社会人に聞く」。わからない点はさくっと聞いて、次につなげる方が1人でうじうじ悩むより圧倒的に早いと思う。マッチャーは大学に縛られず、素敵な社会人に確実に会える、神サービス。是非、1歩踏み出してほしい思います。