学歴フィルターの実情-就活の選考を勝ち抜くためには?

2023/03/16
就活の悩み
目次
1.
はじめに
2.
そもそも学歴フィルターは存在する?
3.
学歴のビハインドを克服する方法
4.
さいごに

はじめに

「学歴フィルター」

‌自分の学歴にコンプレックスを持っている人にとっては耳の痛い言葉です。ES(エントリーシート)や履歴書で落ちてしまうと、学歴フィルターが原因なのではないかと考える人は少なくないでしょう。しかし、不満に思うだけでは状況を打開することはできません。この記事では、そもそも学歴フィルターは存在するのか、そして選考を突破するためにはどのような対策を講じるべきなのかについて説明します。みなさんが選考に対して前向きに取り組めるようになれば幸いです。

そもそも学歴フィルターは存在する?

学歴フィルターを表現しています
書類選考の時期に特に気になる「学歴フィルター」の存在。そもそも学歴フィルターは実際に存在するものなのでしょうか?結論から述べると、学歴フィルターは残念ながら存在します。なぜ企業は学歴で学生を絞り込んでしまうのか。不満に思う人は少なくないでしょう。しかし、企業は嫌がらせで学歴フィルターを設けているわけではありません。企業がどのような考えを持って学歴フィルターを設けているのか。以下で順を追って説明します。

‌①学歴が努力ができる人間である指標になる

仕事で成果を出す上で、「努力」は決して欠かすことができません。努力ができなければ、仕事のスキルを高めることができないからです。学歴は、努力ができることの分かりやすい指標になります。高学歴の大学に所属している時点で、高校時代に入学するために受験勉強を頑張ったということを証明できるのです。厳しい受験戦争を勝ち抜いてきたという実績は、企業に分かりやすい判断材料となるのです。

③現実的に応募者全員と会うのは不可能である

企業の採用選考には多くの学生が応募をしています。大手有名企業の採用応募になると1年間で約1万人以上の学生が応募が集まることも珍しくありません。企業も応募者全員と面接を実施することは時間と労力の面から現実的に不可能です。
では、どのようにして実際に会う学生を選んでいくのか。そこで有効になるのが学歴です。上の文で、学歴が努力ができることの指標になると述べました。それに伴って、企業は優秀な学生がいる割合は学歴の高い大学になるにつれて多くなると考えているのです。

‌企業の採用担当者も、学歴が良くなくても優秀な人がいることを理解しています。しかし、全員と会うことができない以上、優秀な学生がたくさんいる「可能性の高い」高学歴の学生に絞って選考をせざるを得ないというのが現状なのです。

学歴のビハインドを克服する方法

学歴フィルターに屈していない学生の様子
学歴は採用活動を効率化するために設けられるもの。学歴は選考に少なからず影響を与えると考えるべきです。では、学歴に不安を感じている人は、どのように就活に臨めば良いのでしょうか?以下に具体的な方法を2つ紹介します。

①努力をし、実績を残す経験をする

企業が学歴を重要視するのは、努力ができる人間であることの指標になるためだと説明しました。裏を返せば、学歴でない他の領域で努力をし実績を作ることができれば、学歴と同じように評価される可能性があるということです。

‌就活が本格化するまでまだ時間がある場合は 1つのことに注力し、実績を残せるよう取り組んでみてください。注力する対象は、長期インターンシップでも、体育会の部活動でも構いません。以下の3点をしっかりと説明できるような経験ができれば、就活の選考にも必ず生きてくるはずです。

‌①自分が掲げていた目標
‌②目標を達成するための努力
‌③努力によって得られた結果


‌上記の3つを伝えることによって、入社後に活躍するイメージを持ってもらうことができます。目標を達成するための思考のプロセスとそれによって得られた結果を伝えることで、仕事の現場でも同じように思考し、成果を出すために打ち込める人間だと判断してもらえるでしょう。

②情報の「インプット」と「アウトプット」を徹底する

書籍やセミナーから情報をインプット

就活は情報戦」という言葉があるように、就活では質の良い情報を多く持つことで、選考を有利に進められることが多々あります。例えば、自己分析のやり方1つ取っても、正しい情報を知っていれば就活の準備に効果を発揮しますが、やり方を間違えば得られるものは小さくなります。‌残念ながら、就活に関する情報は高学歴の大学に集まりがち。自分で情報を取りにいかなければ置いていかれるという意識で情報収集をすることをおすすめします。

‌では、就活に役立つ情報はどのように収集すれば良いのか。おすすめなのは、就活に関する書籍や就活セミナーを通した情報のインプットです。これらのメリットは、情報を体系的に理解することができること。就活の選考対策でありがちなのが、その都度必要な情報をインターネットで調べること。就活の全体像や重要なポイントが把握できないまま情報収集をすることになり、効率はあまり良くありません。一方、書籍やセミナーは、就活の情報について重要な点に絞って分かりやすく解説してくれるので、何が重要なのかを容易に理解することができます。多少お金を掛けてでも、質の良い情報を効率よくインプットし、学んだことを本番に生かすための対策に時間を割くべきでしょう。

‌2.学んだことをアウトプット

良い情報をインプットしたからと言って、すぐに成果を出せるわけではありません。学んだことをアウトプットし、選考本番に生きるよう対策しなければならないのです。
‌このようなときにおすすめなのが、OB・OG訪問です。OB・OG訪問と言うと、企業の理解を深めるために話を聞きに行ったり、人事を紹介してもらったりすることをイメージする人も多いでしょう。たしかに、これらはOB・OG訪問の効用の1つですが、これらにとどまることはありません。
‌・自己分析の深掘り
‌・ES/履歴書の添削
‌・面接対策

上記のような、就活に必要になるあらゆる就活対策を社会人にお願いすることができるのです。
‌自分1人で就活の対策をしようと思っても、克服すべき課題に気づくことができません。企業で活躍する社会人からアドバイスをもらうことによって、自分の課題を自覚し、改善することができます。

‌とはいえ、就活の相談をできる社会人が周りにいない人も多いのではないでしょうか?そのようなときにおすすめなのが、就活相談プラットフォームのMatcher(マッチャー)です。
学歴に関係なく就活相談できるMatcher
Matcherは、所属大学や学年に関係なく、就活相談をお願いできるサービスです。約5000人もの社会人が、みなさんの就活相談にのってくださっています。学歴に関する悩みを解決してくれる人も少なくありません。
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‌・就活相談にのるので、学歴を言い訳にした妥協就活はやめましょう
‌・就活相談にのるので、学歴が不安な人来てください。

‌見返りなく社会人に相談できるのは、学生である今だけ。ぜひ話を聞きに行き、みなさんの就活の糧にしてください。
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さいごに

学歴フィルターの現状と、その克服方法について説明してきました。
就活では学歴が選考の合否に影響することは否めません。しかし、学歴のビハインドを克服するためにできることはたくさんあります。ぜひ就活を前向きに捉えて、できる対策をとって、選考本番に備えてください。みなさんが少しでも就活に対して前向きになっていたら幸いです。

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