【保存版】自己PRで「冷静さ」は長所になる!言い換え・例文3選
自己PRにおいての「冷静さ」とは?
自分をアピールする時に使う「冷静さ」とは、「客観的に物事を見ることができる」
「予想外なことに落ち着いて対応することができる」
といったような印象ではないでしょうか?
しかし、人によっては「冷たい」というような印象を受けることがあると思います。
実際に私自身もそうであるからこそ、「冷たい」と思われてしまう人の気持ち、とてもわかります。
本当はそんなことないのに、そう伝わってしまうのは悲しいですよね。
「冷静さ」は素晴らしい強みの1つです。
伝え方を間違えずに、最大限にあなたの強みをアピールしましょう!
「冷静さは長所だと思えない…」「自分に長所がなくて自己PRが書けない」
こんな悩みのお持ちの方へ、試してほしい3つの解決策について書かれた以下の記事をぜひご覧ください。
【就活】長所がないと考えている人に試して欲しい3つの解決策
「冷静さ」が長所になるのはなぜ?
先ほどお伝えしたように「冷静さ」は長所です。
その理由は以下の3つです。
①客観的に考えられる
②落ち着きがある
③慎重に物事を考える
ただし、上記の3つのうち、どれが自分に当てはまるのかは人によってそれぞれです。
自分はどの系統の冷静さを一番の強みとして持っているのか、しっかりと把握した上で自己PRとしてアピールしていきましょう。
①客観的に考えられる
日本人の特徴として、周りの意見に合わせることが正義だという風潮があるのはみなさんも体験したことがあると思います。
しかし、みんなが周囲の意見に合わせているだけでは間違った方向へと進んでいることがあるかもしれません。
そういった時に、自分や組織を修正していけるような冷静さを兼ね備えた人物がこのタイプです。
周囲に流されず、自分の意見と状況を冷静に分析し、対応することができます。
また、周囲に流されることがあまりないため、自分の立てた目標などを自分のペースで進めていくことができる。その結果として仕事の面でも信頼されることが多いでしょう。
しかし、周囲に流されないという面はいきすぎると「頑固」というイメージに直結してしまいます。
自分の意見を持ちつつ、周囲の意見も受け入れて判断できるような人物になると、優秀な人材としてみんなから慕われるのがこのタイプでしょう。
②落ち着きがある
想定外の事態や、誰かのミスで被害が大きくなりそうなことに対して、落ち着いて対処することができる人材は、企業に対して大きな力となるでしょう。
こういうタイプの人は、常に想定外のことを想定していたり、ミスが起きそうなことを予想しており、周りをよくみている人が多いと思われます。
普段から気を使うことが上手なタイプだと言えますね!
経験を積んでいくうちにどんどん言語化ができる様になり、周囲にそれを伝えていくことで影響を与えることができていくのが特徴でしょう。
③慎重に物事を考える
個人として将来を考えたり、組織として今後どうしていきたいかを決める際に、リスクなどを考え慎重に丁寧に進めていくことができるのがこのタイプになります。
きちんとリスクを把握し、対処を考えた上で進めていくのと、予測していなかったが故にリスクに対応しきれなかったのでは大きな差が生まれてしまいます。
慎重に物事を考えて行動ができる人は大きな失敗をしていないことがあります。
また、大きな失敗をしたからこそ慎重になっている人もいるかもしれません。
感情的に判断をしないため、常に落ち着いているといった印象を持たれることが多く、周囲に信頼されることが多いです。
仕事を正確にこなすことができるため、企業にとってもかけがえのない人材になっている事でしょう。
「冷静さ」の言い換え集
「冷静さ」の言い換えとして下記の様なものがあります。
これが全てではないため、自分に合った言い換えを選択していきましょう。
慎重 ・ 注意深い ・ 落ち着きがある ・ 丁寧 ・ 冷静沈着 ・ 周りをよく見る
などといった言葉があるでしょう。
冷静さの幅を深め、自己PRをうまく進めていくためにも複数の言い換え用語を用いていきましょう。
「冷静さ」が悪く伝わるケース
「冷静さ」という長所は、「冷たい人」「頑固」などといった短所と表裏一体の関係になっています。
協調性がないと捉えられるケース
「今の状況が悪い方向へと向かっているということを冷静に分析した結果、私はチームのみんなの意見を聞かずに進めていきました。
結果としてチームの平均成績よりもはるかに高い成績を残す事ができました。」
といった場合、結果は出せたけど協調性はないのかもといった印象を受けてしまいますね。
慎重すぎると捉えられるケース
「私は学生時代にデリバリーのアルバイトをしておりました。
住所を間違えて配達をするわけにはいかないので、配達先の家のまえで確認し、インターホンを押す前に再度確認をすることを心がけました。
その結果2年間の間にミスをしたことはなく、アルバイトリーダーにもなる事ができました。」
この場合、家のまえで一度慎重に確認しているのならば、インターホンのまえで確認するという行為は、効率が悪い行動であるとも考えられます。
こういったように、正確というのは仕事の上で重要な要素であるのですが、慎重すぎるといった短所も見えてきてしまう事があります。
「冷静さ」をアピールする自己PRの例文3選!
ここまで説明してきたポイントを踏まえ、冷静さをアピールする自己PRの例文を紹介します。
みなさんが自分の自己PRを考えるときの参考になれば幸いです。
注目して欲しいのが、冷静さ単体を強みとしてアピールしていないところ。
冷静であるというのは一種の性格であるため、それ自体に強みとしての価値があるわけではありません。
冷静であることで何ができるのかをアピールすることで、企業が魅力を感じる強みとしてアピールすることができます。
冷静さをアピールするときは、冷静であることで何ができるのかを意識して伝えるようにしてください。
①サークルのエピソード
私の長所は置かれている状況から、冷静にすべきことを判断できることです。(強み)
私は学生時代、ミュージカルのサークルで代表を務めていました。
春と秋の年に2度大きな発表の場があるのですが、去年の春の発表会で、例年よりもチケットが配れていないことがありました。
このままだとお客様を十分に集められないまま当日を迎えることになってしまうという危機感を持ちました。
そこで、チケットを配る目標人数と期限を定め、メンバーに共有しました。
また、メンバー1人1人と密にコミュニケーションを取り、モチベーションを落とさないよう意識しました。
これらの取り組みが実を結び、無事発表会当日には、目標としていた人数のお客様にお越しいただくことができました。(強みを発揮した経験)
仕事の現場では、変化の激しい環境で物事を判断しなければならないことが多々あるかと思います。
今までの経験を生かして、置かれている状況から何をすべきなのか考え、行動したいと考えています。(強みの生かし方)
②ゼミのエピソード
私の強みは、困難な状況でも落ち着いて判断できることです。(強み)
私が所属するゼミでビジネスコンテストに出場する機会があり、自身の成長のために立候補して参加メンバーになりました。
しかし審査員は大手企業の取締役がほとんどで、初出場の私たちの中には緊張のあまり体調が悪くなる人もいました。
私自身、全国の有名校が出場する中で勝てるのか自信がありませんでした。
しかし、緊張を理由に負けたくないという思いから、徹底的に他校の分析を行った上で、メンバーの特性に合った指示出しを行うことができました。
例えば緊張しきったメンバーには積極的にコミュニケーションをとり、当日も手を動かす作業を依頼することで緊張が和らぐようにしました
これらの取り組みにより、緊張に飲まれずチームで全力を出しきることができ、初出場にも関わらず50組の中から3位に選ばれることができました。(強みを発揮した経験)
この能力を活かし、業務上のミスで困難な状況に置かれても、私が周りの緊張を和らげるよう働きかけ、問題解決に向かわせたいです。(強みの生かし方)
③アルバイトのエピソード
私はどんな状況でも冷静に対応し、問題解決をすることができます。(強み)
この能力は、レストランでアルバイトをしていた際に、お客様のトラブルに対処する過程で身につきました。
お客様の注文の品を運ぶ際、新人のアルバイトの子がグラスを倒してドリンクをこぼしてしまいました。
そのお客様は常連で、大事な商談の場としてご来店くださったため、そのバイトの子は動揺し適切な対応ができない状況だったのです。
その場に居合わせた私はすぐに謝罪し、即座にバイトの子へタオルの用意と他のバイト仲間への情報共有を指示しました。
お召し物が汚れていないかコミュニケーションを取りつつ、店長の許可をとって飲み物のサービスを提案し、場を収めるよう努めました。
その結果、お客様に最後のお食事まで楽しんでいただくことができ、次回ご来店のご予約もいただくことができたのです。(強みを発揮した経験)
この経験から私はトラブルの際もその場で状況を理解して、適切な対応をとる力があることに気づきました。
この能力を活かして、どのような問題が起きたときでも誰よりも落ち着いて原因を探り、解決していきたいです。(強みの生かし方)
そもそもなんで自己PRを聞かれるの?
自己PRを聞かれる理由としては、大きく分けて2つあります。
①自己理解力があるか
②採用基準を満たす、能力/適性があるか
これについては、自己PRを制する攻略ページがあるので、ぜひ読んでみてください!
どうしたら評価は上がる?
企業が自己PRを聞くのには上記のような意図があります。
この意図を理解して伝えられるか否かで企業の評価は大きく変わるはずです。
自分の「冷静さ」という長所を、企業が求める意図と重ね合わせていくことで評価を上げていくことは可能になると思います。
ESに自己PRを書くときのポイント
選考で伝える強みは、仕事をする上で発揮できるものでなければならないことを学びました。
ここからは本題。
自己PRで冷静であることを伝えるときのポイントについて説明します。まずは、自分の強みを効果的に伝えるためのポイントを押さえておきましょう。
①結論を先に持ってくる
自分の強みを伝えるときは、結論を先に伝えることが大切。
具体的な話から入ってしまうと、最後まで何が伝えたいのか分かりません。
結果的に話が冗長になり、物事を伝えるのが上手でないと判断されます。
「私の強み(長所)は〇〇です」というかたちで、何が強みなのかが端的に伝わるように意識してください。
②強みを発揮したエピソードを具体的に伝える
自分の強みを伝えるときに最も重要なのが、エピソードを通してどれだけ強みに説得力を持たせることができるか。
自分がどんな経験をし、そこでどのようなアクションを起こしたのか具体的に伝えられるようにしてください。
以下の4点にまとめると、ストーリーが整理されて伝わるのでおすすめです。
①強みを発揮した場面
②抱えていた課題/目標としていたゴール
③課題解決・目標達成のために取ったアクション
④それによって得られた結果
③強みの生かし方について伝える
上で述べている通り、企業が強みを聞く意図は、仕事で活躍する見込みがあるか否かを知ること。
自分が伝える強みが入社後にどのように発揮されるのかについても言及するようにしましょう。
入社後のことについてもしっかりと考えていることが伝わるので、良い印象を持ってもらえるはずです。
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