【例文】自己PRや長所で諦めないことをアピールするポイント
2024/11/29
目次
7.
「あなたの長所を教えてください。」
「あなたの強みは何ですか?」
就活の選考では、ESや面接をはじめ、あらゆるところで自分の強みについて質問をされます。何が自分の強みなのかがわからず、思いついたものを考えなしに答えてしまっていませんか?
本記事では、諦めないことを強みとした自己PR・長所を伝えるときのポイントについて説明します。自己PRや長所は、みなさんの選考の合否を決める際に最も重要な要素となっているといっても過言ではありません。本記事を参考に、選考を突破する自己PRを書き上げましょう。
長所「諦めないこと」は企業にどのように評価されるのか
「諦めない力」とは、「仕事やプライベートなどで難しい問題や困難な課題にぶつかった時に、あきらめず粘り強く立ち向かい、目的・目標を達成しようとする力」のことをいいます。諦めないことを長所として自己PRすることで、企業から「困難な状況に陥っても乗り越えられる」と捉えられ、高評価につながるでしょう。
仕事は楽しいことばかりではなく、様々な困難にぶつかるでしょう。そのため、自分なりに困難に立ち向かい、乗り越える方法を考え行動することが求められます。
さらに、入社後すぐは自分の実力よりも高いレベルの仕事を任されたり、よりハードルの高い仕事にチャレンジする機会が与えられたりすることが多いです。そんな時に、諦めない力がある人であれば、自分を律して努力できるため、「経験を積み重ねながら成長していける人材」として評価されるでしょう。
「仕事でどのように活きるか」と一緒にアピールする
自己PRでは、ただ諦めないことをアピールするのではなく、「仕事のどの場面で生かすことができるのか」を一緒にアピールするようにしましょう。
合否を決める上で企業が重視しているのは、企業に入社した後に活躍する見込みがあるかです。企業が人を採用するのは、自社の事業に貢献できる人を雇用し、利益を拡大するためです。従って、みなさんが企業に入社した後に求める活躍をしてくれる見込みがあるのかを判断しています。
新卒採用は中途採用と異なり、仕事の実績から活躍を予測することができません。そこで注目されるのが、今まで経験してきたことと、そこから得られた強みです。企業はみなさんが伝える自己PRや長所からどんな経験をしてきたのかを知り、それを元に合否を決めています。
そのため、「諦めない」ことをアピ―ルするときには、「仕事のどの場面で生かすことができるのか」を一緒に伝えるようにしましょう。
また、根拠となるエピソードを伝える際には、「どんな目的があったのか」「どんな事に取り組んだの」「どんな課題にぶつかったのか」など、諦めない力を発揮した状況や自分の考え方を詳しく伝えることも意識してみると良いでしょう。
「諦めないこと」をアピールするための自己PR(長所)構成
自己PRや長所は、伝える内容が同じでも、その伝え方によって印象が大きく変わります。ここでは、自分の強みを説得力を持って伝えるための構成を紹介します。
▼「諦めない」ことをアピールするための自己PR(長所)構成
①まずは「諦めない性格である」という結論から伝える
②「今まで諦めなかった」エピソードを整理して伝える
③「諦めない」長所をどう業務に役立てるかを伝える
以下で詳しく解説していきます。
①まずは「諦めない性格である」という結論から伝える
自己PRや長所に限らず、何か物事を伝えるときは結論から先に伝えてください。よく具体的な例から話し始めてしまう人が多いのですが、最後まで何が言いたいのかが分からないため、冗長な印象を与える恐れがあります。結論から先に伝えることで、その後に続く具体例が何を伝えるものなのか分かるため、内容を理解しやすくなるのです。
自己PRや長所の場合は「私の強み(長所)は最後までやり遂げるところです。」というように、強みとなる部分を最初に持ってくるようにしましょう。
②「今まで諦めなかった」エピソードを整理して伝える
始めに長所を伝えたら、それを裏付けるエピソードを伝えます。ただやみくもにあったことを話しても分かりづらいので、以下の4点に整理すると良いでしょう。
①強みが発揮された場面
②当時問題となっていた事柄
③問題に対して起こしたアクション
④アクションによってもたらされた結果
また面接の場合、自己PRや長所で伝えたエピソードについて追加で沢山の質問をされる場合があります。質問の内容は当時の心境や学んだことなど様々ですが、何を聞かれても問題ないよう、しっかりと振り返りをしておきましょう。
③「諦めない」長所をどう業務に役立てるかを具体的に伝える
何度も述べている通り、企業が自己PRや長所で強みを聞くのは、入社後に活躍するかを見極めるためです。強みとそれを裏付ける経験を伝えたら、締めにそれをどう役立てていくのかを伝えると良いでしょう。
Matcherに登録してES対策をしよう
自己PRを書き上げることができたら、友人や家族など、第三者に添削をお願いしましょう。自分のアピールしたい内容が伝わる文章になっているかを確認してもらうことで、より魅力的なESにすることができるでしょう。
友人や家族に添削をしてもらうことに抵抗がある人は、OB・OG訪問でES添削をしてもらいましょう。OB・OG訪問をする時にぜひ活用してほしいのが、OB・OG訪問アプリのMatcherです。
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「諦めないこと」をアピールする自己PR・長所の例文3選
今まで説明してきたことを踏まえて、諦めないことをアピールする自己PRの例文を取り上げます。みなさんが自身の強みを伝える際の参考になれば幸いです。
例文①サークル編
私の強みは、私の強みは、困難な状況に置かれても諦めることなく、現状を打開できる手段を取れることです。
私は学生時代、フリーペーパーを作成するサークルで代表をしていました。代表となって一番初めに刊行しようとしていたフリーペーパーで、広告の出稿主が集まらずに刊行が危ぶまれたことがありました。せっかく制作したものをなんとしても発行したいという思いから、どうしたら企業が広告を出稿したいと考えてもらえるかを徹底的に考えました。そしてフリーペーパーの読み手と企業の商品の親和性を訴求することが大切だという結論に至り、提案の方法を抜本的に変更しました。
その結果、目標としていた広告主の数を達成することができ、無事フリーペーパーを配布することができました。
仕事の現場では困難のなかでも乗り越えなければならない場面にたくさん直面するでしょう。そのようなときでも諦めることなく、乗り越える方法を徹底的に考えたいと思っています。
例文②部活編
私の長所は、たとえ悔しいことがあったとしても、目標を達成するまで諦めずにやり遂げるところです。
私が所属する体育会サッカー部には部員が155名在籍しており、週に5日ある練習をこなしながら全国大会優勝に向けてトレーニングしています。私はレギュラーに選抜されることを目標として練習していましたが、大学2年次の春に前十字靭帯を断裂してしまいました。チームメンバーがスキルアップしていく中、自分だけが取り残されていくことに対して強い悔しさを覚え、退部を考えた時期もありました。しかし、どうしてもレギュラー選抜という目標を達成したいと思い、リハビリに励みました。他にも、データ分析を行いながら練習メニューを決めるなど、身体への負荷を最小限にしてスキルをアップするための方法を考え、実行しました。
その結果、大学3年次の全国大会でレギュラーに選抜され、チームの優勝に貢献することができました。
このような最後まで諦めずにやり遂げる長所を生かして、仕事においても、会社が目標とすることに対して粘り強く努力を続けていきたいです。
例文③勉強編
私の長所は、周りを巻き込みながら目標達成に向けて努力をし、最後まで諦めないところです。
合格率が15〜17%といわれる宅地建物取引士資格を取得するために、大学の友人たちと勉強を始めました。始めの2ヶ月間は全員で間違えやすい問題を共有したりなどモチベーション高く取り組んでいましたが、その後勉強会があまり開催されなくなるというように諦めていく人が増えていきました。そこで私は難易度が高く、つまずきやすい問題をリストアップし、週に2回グループチャットにクイズを出すことを3ヶ月間続けました。
次第に周りの意識も高まっていき、最終的には5人中3人が宅地建物取引士資格を取得でき、現在は残りの2人の勉強を支えています。
業務においても私の長所である最後まで諦めないところを生かし、周りも巻き込みながら目標を達成するために動いていこうと思います。
「諦めない」長所を言い換えてアピールしよう
諦めないといっても、その中身を見てみるとたくさんの表現があります。数多の表現の中から、自分の特徴により合った表現を選んでアピールしましょう。
自分の魅力を的確に伝えるための表現の選び方をご紹介します。
自分の経験・エピソードに合った言葉を選択する
諦めないことを言い換える際には、自分の強みを的確に表現できるかどうかを意識して言葉を選ぶことが大切です。強みとエピソードがずれている場合、「自分のことを理解していない」「自己分析を十分にできていない」などと判断されることがあります。
また、自分の強みを裏付けるエピソードを伝えることができないと、根拠や説得力がないと判断されてしまう可能性もあります。
まずは、何かに取り組むにあたって諦めなかった経験やエピソードを伝え、どのような言葉が自分の強みに合っているかを考えることが大切です。ただし、「諦めない力」という表現が最も自分にフィットすると感じた場合には、言い換えをせずにそのままアピールしましょう。
「諦めないこと」の言い換え表現一覧表
繰り返しになりますが、諦めないことの言い換えをする際には自分の強みがしっかりと伝わるような表現であるかを意識して選ぶようにしましょう。ここでは、「諦めないこと」の言い換え表現の例をご紹介します。
▼「諦めないこと」の言い換え表現一覧
・忍耐力がある
・粘り強い
・継続力がある
・課題解決能力がある
・目標達成能力がある
・打たれ強い
・我慢強い
・根気強い
・最後までやり抜く
・信念を貫く
・つらい状況でも前向きに考えられる
・困難に負けず、立ち向かっていける
以下では言い換え表現の一覧の中から具体的な使い方の例を詳しく紹介していきます。
忍耐力がある
忍耐力は、「つらいことや苦しいことを耐え忍ぶ力」のことをいいます。目標達成が求められる営業などの仕事の場合は、「つらい状況であっても目標に向かって努力できる忍耐力」があることが役立つでしょう。
エピソードとして、勉強や部活動の目標達成のために、つらいことを乗り越えてきた経験がある人は「忍耐力」と言い換えてアピールしてみましょう。
粘り強い
粘り強さは「根気強く最後までやり通そうとする力」のことをいいます。研究開発やエンジニアの仕事では、自分が思ったような結果が出せないこともよくあるため、このように粘り強く取り組み続ける力が求められます。
エピソードとして、ゼミの研究活動などで失敗が続いても成果に向けて努力しながら結果を追い求めた経験がある人は「粘り強い」と言い換えてアピールしてみましょう。
継続力がある
継続力は「長期的にある状態や行動を続けることで成果を目指す力」のことをいいます。日々継続して、高い質でコツコツと取り組むことが求められる事務職などの職種で役立つ力であると言えます。
エピソードとして、勉強や部活動に取り組む中で、目標達成のために計画立てて毎日何かに取り組み続けたり、創意工夫を凝らしたりした経験がある人は「継続力」と言い換えてアピールしてみましょう。
課題解決能力がある
課題解決能力は「目標の達成に向けて行動する中で生じる課題を解決していく能力」のことをいいます。コンサルティング職などの、顧客のニーズに答えたり、課題解決の提案を行う職種で必要になる力です。
エピソードとして、アルバイトやサークル活動などで、問題や課題に向き合い、解決方法を模索しながら行動し、成果を出した経験がある人は「課題解決能力」と言い換えてアピールしてみましょう。
「諦めない」長所を短所に言い換える
長所を聞かれた際、多くの場合は短所も同時に聞かれるものです。面接やエントリーシートで一貫性のある回答をするために、長所を短所に言い換えて表現するようにしましょう。「諦めない」長所を短所に言い換えたときの表現を一覧でご紹介します。
「諦めない」長所を短所に言い換えた時の表現一覧
・見切りをつけるのが遅い
・頑固である
・融通がきかない
・柔軟性がない
・意固地である
・無理をしすぎること
・自分を追い詰める性格
・頑張りすぎて空回りすることがある
・完璧主義的な思考
・折り合いをつけられない
短所を伝えるときに気を付けるべきポイントと例文
ただ単に短所を伝えるのではなく、どのように対処しようと努力しているのかについてを伝えるようにすることが大切です。
「諦めないこと」を言い換えた短所を伝えるときには、「諦めるべきところとそうでないことを見極められるように工夫をしている」旨を伝えるようにしましょう。以下では、「見切りをつけるのが遅い」という短所を例にどのように伝えるべきかをご紹介します。
▼短所「見切りをつけるのが遅い」を伝えるときの例文
私の短所は、見切りをつけるのが遅いところです。
一度決めたことに対して、最後まで全力を尽くそうとするあまり、引き際を見誤ることがありました。しかしその経験を通じて、物事の優先順位や成果の見込みを冷静に判断することの重要性に気づき、改善に努めています。
現在では、途中経過を定期的に振り返り、諦めるべきところとそうでないところを見極めるために、目標達成の指標を具体的に設定するよう工夫しています。
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さいごに
本記事では「諦めないこと」を長所としてアピールする際のポイントや例文について詳しく解説しました。自分の経験やエピソードを振り返り、「結論→エピソード→仕事への活かし方」という構成を意識することで、説得力のある自己PRを作成することができます。
本記事を参考に、自信を持って自分の強みをアピールし、就職活動を成功させましょう!