【就活】長所がないと考えている人に試して欲しい3つの解決策

2023/07/21
就活で伝える長所
就活の悩み
目次
1.
就活で伝える長所がないと考えている方へ
2.
長所を聞く意図とは?
3.
‌長所がないと考えている人に試して欲しい3つの解決策
4.
‌長所を「エピソード」から見つけ出す3つのステップ
5.
面接で使える長所と回答例5選
6.
長所を選ぶ際に気を付けるべきこと
7.
‌まとめ
8.
Matcherで就活対策をしよう

就活で伝える長所がないと考えている方へ

長所がないと悩んでいる画像

「あなたの長所を教えてください」


就活の選考の中で一度は聞かれるこの質問。しかし、毎年多くの就活生が自分の長所を見出すことができずに悩んでいます。


自分の長所について悩む傾向がある人には、このような特徴があります。

長所がないと思っている人に当てはまりがちな特徴


自分の長所について普段から考えている人は多くありません。就活で急に聞かれても、答えに困ってしまいますよね。自分が納得できる長所を見つけ、自信をもって伝えるためには、適切なアプローチをとることが必要不可欠です。

この記事では、自分でも納得感を持って伝えることができる自分の長所の見つけ方を説明します。ここで説明する長所の見つけ方は、「自己PR」や「学生時代頑張ったこと」を考えることにも役立つもの。

ぜひ最後まで読んで、みなさんの就活の糧としてください

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長所を聞く意図とは?

‌「自己紹介、自己PR」「学生時代に打ち込んだこと」「志望理由」という定番の質問に続き、面接において4番目によく聞かれる質問です。



面接においてよく聞かれた質問

【参考】マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況


それではなぜ就職活動をする上で、自分の長所をアピールする必要があるのでしょうか?


‌企業がみなさんの長所を聞く理由。それは、入社後にみなさんがどれくらい活躍しそうなのか判断したいからです。


新卒採用は、中途採用と異なり、今までの仕事の成果で活躍を予測することができません。判断できるのは、今まで経験したことと、そこから得られた長所だけ。


だからこそ、企業はエントリーシートや面接で長所を聞き、その長所を持つようになった経験についてたくさんの質問をすることでみなさんの資質や能力を測ろうとしているのです。


‌企業が長所を聞く目的が入社後の活躍するポテンシャルを把握することである以上、長所は入社後に活躍するために生かせるものでなければなりません。

‌「私の長所は穏やかなところです。」

‌「私の長所は、笑顔が素敵なところです。」

‌就活の選考の場では、上記のような長所をしばしば聞きます。確かに、「穏やか」や「笑顔」といった言葉からは、どこか接しやすく良い印象を持ってもらえそうな気がします。が、企業で力を発揮し、成果を出せることを想起できるものではありません。


結果として選考突破の決め手となるような強みを感じてもらうことができず、うまくいかないといった事態が起こってしまいまいます。長所を考えるときは、「それを企業に伝えたときに活躍しそうだと思ってもらえるか」という軸で検討してみてください

‌長所がないと考えている人に試して欲しい3つの解決策

解決策を提案している画像

「自分には長所がない」と悩んでいると、どんどん暗い気持ちになってしまいますよね。


そんな時はぜひ、以下の4つの解決策を試してみてください。

長所を見つける4つの方法

‌①短所を長所に変換する

長所は全然見つけられないけど、自分の短所ならいくらでも挙げられるという方もいるのではないでしょうか。

‌そんな時は『短所を長所に変換する』という方法を使ってみると良いです。

‌例えばこのような短所が思いついたとします。

・すぐに諦めてしまいがち
・周囲に流されやすい
‌・ネガティブ思考
‌・人とコミュニケーションを取ることが苦手
‌・自己中心的で、自分のことばかり考えてしまう

これらは、以下のような長所へと変換することができます。

・すぐに諦めてしまいがち

判断力がある/挑戦心がある/好奇心旺盛

・周囲に流されやすい

協調性がある/チームワークが得意/他者を尊重できる

・ネガティブ思考

慎重/責任感が強い/上昇志向がある

・人とコミュニケーションを取ることが苦手

洞察力がある/真面目/思いやりがある

・自己中心的で、自分のことばかり考えてしまう

向上心が強い/素直/主体性がある

いかがですか?捉え方によって、特徴は短所にも長所にもなり得ることがわかります。

もし自分の短所をどのように長所へと変換すれば良いのかわからない場合は、「すぐに諦めがち 長所」と検索してみてください。

‌②他の人に自分の長所を聞いてみる

自分の短所も長所も特に思い浮かばないという人は、周りの人に自分の長所を聞いてみると良いです。大学の友人、サークルの先輩・後輩、家族、教授など、聞く相手は誰でも大丈夫です!

‌他の人に自分の長所を聞いてみると、以下のようなメリットがあります。

・無意識のうちに出ていた自分の良い部分について知ることができる

・自分では過小評価していたエピソードを見つけることができる

・すっかり忘れていた経験を思い出すことができる


他の人から自分の長所を聞くことによって自信が高まり、就活へのモチベーションアップにも繋がる可能性が高いです。


他人に長所を聞く時は、「長所だと思うようになったきっかけとなる出来事」まで聞いておくと良いでしょう。そのエピソードを活用して話すことができます。

OB・OG訪問をして自分の長所を見つけよう!

Matcherを紹介する画像

「普段会話している人に改めて自分の長所を聞くのは恥ずかしい…」という人も少なくないと思います。そんな人にオススメしたい方法が、OB・OG訪問です。


OB・OG訪問の相手は、就職活動経験者です。大学時代にやっていたサークルや部活のこと、昔から続けている習い事について、今ある就活についての悩みなど、ざっくばらんに色々な話を聞き出してくれます。その中で、自分では見つけられなかった長所を見つけてもらうことができます。


‌「とはいえ、OB・OG訪問もメールやらなんやらハードルが高いよな…」と感じている方にオススメしたいのが、所属大学関係なくOB・OG訪問ができるサービス Matcherです。


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③自己分析アプリやサイトを活用する

「自分なりに考えたり、他人に聞いてもピンとこない」という人におススメなのは、自己分析アプリやサイトです。

‌例えば、Offer Boxが提供している適性診断「AnalyzeU+」という自己分析ツール。これまで蓄積した約100万人の診断結果をもとに、自分の強みや弱みなどを客観的に分析してくれます。

‌その強みが発揮されたエピソードはないか、過去の経験を思い出してみましょう。

④今までのエピソードから見つけ出す

アルバイトやサークル、部活動、ゼミなどでの活動を振り返りながら、今まで何をしてきたのか、自分自身で書き出してみる方法もあります。


何かを工夫したり、頑張った、あるいは他人に褒めてもらった経験やエピソードがあれば、そこから自分の長所を見つけ出すことができます


とはいえ、どうやってエピソードから長所を見つければ良いのかわからないという方もいるかと思います。


ここからは、長所を「エピソード」から見つけ出す方法について、3つのステップで解説していきます。


‌長所を「エピソード」から見つけ出す3つのステップ

企業に活躍してくれそうだと思ってもらえる長所。


このように言われると、長所を見つけることのハードルが非常に高く感じられるかもしれません。しかし考え方さえ身に着けてしまえば、自分の長所を見つけることはそれほど難しいことではありません。


以下のステップに合わせて一緒に考えていきましょう。

長所を「エピソード」から見つけ出す3つのステップ

①学生生活の中で取り組んで来たことを書き出す

長所は、何かに取り組んでいるときに初めて長所として現れるものです。

そのため、まずは自分が学生生活で取り組んできたことを列挙してみましょう。海外留学やリーダー経験といった何かすごいことをしている必要はありません。アルバイトやサークルなどでも全く問題ないので、思いつくものは全て書き出してみてください

‌②取り組んできたことの深掘りを行う

取り組んできたことを書き出せたら、次は当時の状況を詳細に振り返ります。

・なぜそれに取り組んだのか
‌・どんなことを意識して取り組んでいたか
‌・当時感じていた課題は何か
・課題に対して何かアクションは起こしたか
‌・アクションの結果はどうだったか


‌上記のような切り口で当時のエピソードを深掘ってください。

③思考や行動を「長所」として言語化する

①と②を行うと、今までに取り組んできたことと、課題意識に対して起こしたアクション、そして得られた結果が全て可視化された状態になります。

アクションを起こし、それに対して結果が出るということは、そこに自分の強みが生かされたということに他なりません

列挙した中で、最も入社後に生きそうなエピソードを選び、それを長所として伝えるようにしましょう!

面接で使える長所と回答例5選

長所をイメージさせる画像
ここまで長所の見つけ方について詳しく解説してきました。
最後に、よくある長所とそれを補足するエピソードの例を5つ紹介します。長所についての回答を作成する助けになれば幸いです。

①向上心

私の長所は、目標に向かって努力し続けられる向上心です。

大学入学時、英語を話せるようになることを目標に掲げていたため、英語の授業を積極的に履修しました。当時は英語が苦手だったので挫折しそうになことるもありましたが、
授業後は欠かさず復習時間を設け、アルバイトで貯めたお金でオンライン英会話も始めました。

その結果、最近受験したTOEICでは850点を獲得し、英語に対する苦手意識をなくすことができました。

②素直さ

私の長所は、他人からの指摘を真摯に受け止めてすぐに改善できる素直さです。

大学時代、ゼミで発表をする機会がありました。しかし、「論理展開が分かりづらい」との指摘を教授からいただき、悔しい思いをしました。私は、その後すぐに教授の元へ行き、
「具体的にどのような部分が足りないのか」を詳しく聞き、文章を新たに書き直しました。その結果、書き直した文章を読んだ教授から「よく直した。分かりやすくなった。」と評価していただきました。

③計画性

私の長所は、ゴールから逆算し、すべきことを的確にこなせる計画性です。

大学時代、学祭の企画運営を行うサークルに所属していました。私はその中で、ある企画担当のリーダーとして10名をまとめていました。2ヶ月先の本番に向けて、タスクをすべて書き出し、スプレッドシートに「いつまでに各タスクを終わらせなければならないか」をまとめました。そして、チームメンバーの特性や能力を見ながらタスクを割り振っていき、結果的に担当企画を成功させることができました。

御社でもこの長所を活かし、まずは個人で目標を立てて着実に一つ一つの仕事に向き合っていきたいです。

④チャレンジ精神

私の長所は、未経験なものも積極的に挑戦して結果に繋げることができるチャレンジ精神です。

私は、高校生になってから陸上部に入部して陸上をはじめました。全くの未経験でしたが、何かに一生懸命になりたいと考え、挑戦することにしたのです。
入部当初は、他の部員に比べて走るのが遅く、記録も思うように伸びませんでした。しかし、諦めることなく、弱点克服のためにフォームの改善や筋力トレーニングに取り組みました。また、積極的に先輩や同級生にアドバイスをもらい、練習に励みました。
そのかいあって、3年生の夏には県大会に出場することができ、決勝で自己ベストを更新することができました。

⑤リーダーシップ

私は、目標達成に向けてメンバーのモチベーションを引き上げるリーダ―シップがあります。

私がアルバイトをしていたカフェでは、毎年夏にイベントとして、2日間限定のビアガーデンを開催していました。私はそのイベントのチームリーダーとして、メンバー10人を統括していました。

チームには、アルバイトの学生やパートのアルバイトなど、様々な人がおり、ぞれが違う経験やスキルを持っていました。私は、彼らの力を最大限に引き出すために、チームビルディングに力を入れました。①まず、チームメンバー全員と顔を合わせ、自己紹介をしてもらいました。②チームの目標や役割分担について話し合い、チームメンバーのモチベーションを高めました。イベント当日、チームメンバーは、それぞれが自分の役割を果たし、イベントを成功させることができました。イベントは、大盛況で、お客様から多くの感謝の言葉をいただきました。

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長所を選ぶ際に気を付けるべきこと

注意を喚起する画像
多くの就活生が起こしてしまうミスに、長所を「エピソード基準」で選んでしまうというものがあります。

‌例えば、海外インターンの経験と日本でのアルバイトの2つの経験をしてきた就活生。
本当は日本でのアルバイトを一生懸命頑張って、たくさんの長所が発揮されているにも関わらず、エピソードの華やかさから、海外インターンを題材にした長所を選んでしまうような事態です。

華やかな経験をしてきたことをアピールしたいという気持ちも分かりますが、大切なのはあくまで「どのような長所があり、どういう場面で発揮できるのか伝えること」です。

華やかさにとらわれず、最も自分の強みが出ているエピソードを選ぶようにしてください

‌まとめ

本記事では、長所の見つけ方や長所を聞かれた時の回答例文を紹介しました。「語れるようなエピソードがない・・・」などの悩みを解決する助けになっていれば幸いです。

就職活動中ほど自分自身にしっかりと向き合うことができる時間はありません。これまでのさまざまな経験を振り返って自己理解を深め、ご自身の長所を企業にアピールしてください!

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