営業って、「物を売る人」というイメージが強いですが、実際はもっとドラマチックな仕事です。
たとえば、夏の炎天下。スーツはサウナスーツに早変わり、汗はスポーツドリンク並みに流れ落ちます。
「この商品、本当にいいんです!」と力説しても、お客さまに「うーん、また今度でいいかな」と言われます。
その「また今度」は、だいたい来ません。
それでも笑顔で「またよろしくお願いします!」と言うのが、営業です。
冬は冬で、凍える手でドアノブを握りしめます。
外は氷点下でも、心の中はポジティブ全開です。
なぜなら、いつか「じゃあ、買います!」のひと言で、すべてが報われるからです。
あの瞬間は、宝くじが当たったような、プロポーズが成功したような、そんな高揚感があります。
結局、営業とは「モノを売る」仕事ではありません。
「断られても立ち上がる」忍耐力と、「どんな相手とも仲良くなれる」コミュニケーション力と、
「自分を信じ続ける」根性の三種の神器をフル装備して戦う、現代の冒険者なのです。
つまり営業は――
雨の日も、風の日も、心の天気予報を毎日更新しながら、
「いつか晴れる!」を信じて歩き続ける仕事なのです。