ダイレクトリクルーティングで学生を惹きつける面談のお作法

ダイレクトリクルーティングで面談をするときのポイントを解説。ダイレクトリクルーティングの初回面談は採用の成否を決める非常に重要なものです。面談をする上での要点を押さえ、学生の自社に対する興味を喚起しましょう。

はじめに

ダイレクトリクルーティングで最も重要と言っても過言ではない、学生との初回接触。初めて学生と出会う場で、企業に興味を持ってもらえなければ、選考を受けてもらうことはできません。 学生が自社にフィットするか見立てることは重要ですが、それと同じくらい学生企業に興味を持ってもらえるようコミュニケーションをとることも大切です。 ここでは、学生に興味を持ってもらうために押さえるべき、面談のポイントをお伝えします。 実際に学生と面談をする際にお役立てください。

面談に臨む前に欠かせない準備とは?

ダイレクトリクルーティングでの面談に限ったことではありませんが、面談に来る学生のプロフィールは必ず読んでおくようにしましょう。 ダイレクトリクルーティングは、企業から学生にアプローチし、足を運んでもらう採用手法。つまり、学生に対して興味を持っているという前提で面談がセッティングされます。 企業がお願いして実現している面談で、学生のことについて把握していないというのは極めて不自然。学生に不信感を与えかねません。 学生のプロフィールと送信したスカウトの文章は面談前に必ず確認し、魅力を感じたポイントや話したい内容をイメージしておくようにしましょう。 面談の担当者がダイレクトリクルーティングを運用する採用担当者ではない場合も、学生について事前に把握できるよう準備を進めてください。

ダイレクトリクルーティングは学生に対する「提案型営業」

ここからお伝えするのは、学生との面談の具体的な進め方です。 ダイレクトリクルーティングの面談に臨む際のスタンスとしておすすめなのは、「学生に対する自社の営業活動」と捉えること。 「営業」と言っても、自社のことをなりふり構わず売り込むといった意味ではありません。学生の意向やなりたい自己像を聞き、自社でどのように実現できるのかを提案するのです。 以下で説明する面談の流れはあくまで一例ですが、上記の意識を持って面談に臨むと、学生が自社に対して不信感を抱くことを

【序盤】スカウトを送った理由を伝える

プロフィールの〇〇に魅力を感じて、ぜひ会いたいと思っていた。承認してもらって会うことができて嬉しい。 面談の序盤では上記のように、スカウトを送った理由を伝えるようにしましょう。これによって、「適当に送られスカウトではないのだ」と思ってもらうことができます。 自分に興味を持ってくれている上で面談に臨んでいるのだと理解してもらえれば、企業に対する興味を高めることができるでしょう。 スカウトの送信者と面談の担当者が異なる場合は、「スカウトを送信した弊社の〇〇から、あなたのことを聞いています。」のようなかたちで、しっかりと情報が共有されていることを伝えてください。

【中盤】学生の志向性を理解する

面談の中盤では、学生が自社にフィットしているのか見立てることになるでしょう。とは言え、学生を一問一答形式で質問してしまえば、学生は警戒心を抱きます。会話の中から、学生の資質を見立てられるよう意識をしてください。 とりわけダイレクトリクルーティングの面談では、学生が将来やりたいことや歩みたいキャリアを理解することが重要です。やりたいことをやりたいと思うようになった経緯や将来の夢を対話形式で 引き出してください。 これを把握することで、企業の説明をするときにどこを強調すべきか判断することができます。 学生自身が自分の志向性を理解できていない場合は、キャリアに対する解像度を高められるよう一緒に考えているスタンスをとることも有効です。話していることに矛盾があれば指摘するようにしましょう。゙学生に新たな気づきを与えることで、信頼関係が生まれます。

【終盤】選考を受けてほしい旨を伝える

面談を通して〇〇な部分に魅力を感じた。ぜひ選考を受けてほしい。△△の部分でやりたいことが実現できると思う。 面談を通して良いと思った学生には、選考を受けてほしい旨を伝えてましょう。この際には、学生に魅力を感じた部分と学生が自社にフィットすると判断した理由を的確に説明してください。 これは、学生が選考に進んだ後にも非常に効果を発揮します。 学生が企業の内定を承諾する上で最も重要な要素の 1 つに「納得感」があります。すなわち、自分のどの部分が評価され、内定に至ったのかというのが理解で きている状態です。 この納得感があると、しっかりと自分のことを見てくれた上で評価してくれたのだという安心感に繋がり、内定辞退を抑制する効果を生みます。 選考を受ける承諾がとれたら、その場で日程調整までしてしまうのがおすすめです。学生は非常に多忙な中で就職活動に取り組んでいます。 調整に時間と手間がかかるほど、企業に対する熱量は薄れる可能性は否定できません。ダイレクトリクルーティングに限ったことではありませんが、選考フローのオペレーションを円滑にし、離脱が起こらないよう注意を払いましょう。

面談ではなくイベントに呼ぶのはアリ?

ダイレクトリクルーティングでの初回面談の基本的な流れを説明してきました。 しかし、採用担当者の中には、個別に学生と面談を取る時間がなく、説明会や座談会に集客したいと考えている方もいるでしょう。ダイレクトリクルーティングでは、上記のようなイベントへの集客目的でも活用することはできるのでしょうか? 結論を述べると、イベントの集客に利用することはできます。ただし、スカウトを送信した際の返信率や、その後選考に乗ってくれる学生の比率は下がる可能性が高くなることは認識しておかなければなりません。 イベントは個別面談と比較して、「自分だからスカウトがもらえたのだ」という特別感を醸成することはできません。学生が感じる特別感が小さくなれば、返信率の低下に繋がってしまうのです。 また、面談のように1 to 1のコミュニケーションができるわけではないため、個人に対して最適化した訴求をすることはできません。

上の表は、学生を個別面談に呼んだときとイベントに呼んだときの違いを比較したものです。 それぞれのメリットやデメリットを勘案した上で、どちらに呼ぶか決めてください。

さいごに

ダイレクトリクルーティングの面談で押させるべきポイントをお伝えしてきました。 冒頭でも述べた通り、初回接触はダイレクトリクルーティングの成否をわける極めて重要なもの。自社に対する興味を喚起するためにはどうコミュニケーションをとるべきか考え、上述したことを実践してみてくだい。